カテゴリー「音楽」の482件の記事

2017年5月21日 (日)

【演奏会感想】第599回札幌交響楽団定期演奏会(2017年5月20日)〜ラトヴィア放送合唱団の天上の声!

2ヶ月ぶりに、札幌交響楽団定期演奏会に行きました。
(前回は第597回。→【演奏会感想】第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)〜エリシュカ指揮のブラームス:交響曲第1番は凄演!!!
第599回 札幌交響楽団定期演奏会
2017年5月20日、札幌コンサートホールKitaraにて。マチネーです。
札幌に所用で来ていた私の両親に、
初めてKitara大ホールの響きを聴かせることができたのは嬉しかったです。
(もちろん妻も一緒にいました。)

指揮はオーボエ奏者として知られるハインツ・ホリガー。
(オーボエ奏者としてはスーパースターですが、
指揮者としてはあまり知りませんでした・・・)
ゲストはラトヴィア放送合唱団(Latvian Radio Choir)。

プログラムは、
(前半)
1.シューマン:ミサ・サクラOp.147
(休憩)
(後半)
2.マーラー:アダージェット(交響曲第5番第4楽章)
3.夕映えのなかで〜無伴奏合唱のための
(交響曲第5番よりアダージェット 編:C.ゴットヴァルト 詞:J.v.アイヒェンドルフ)
(transcription:Clytus Gottwald(1925-),
text:Joseph von Eichendorff(edition:Carus))
4.ドビュッシー:海〜3つの交響的素描
(アンコール:なし)

今日のメイン・メインプログラムは、1曲あたりの長さでいえば、
シューマンの「ミサ・サクラ」、
オーケストラの響きとしては、ドビュッシーの「海」ですが、
私にとってのこのコンサートの白眉は、
3曲目の「夕映えの中で」でした。
これは後で述べます。

1曲目の「ミサ・サクラ」。
シューマンが宗教曲を作っていた、程度の知識はありましたが、
「シューマンの宗教曲」というカテゴリ自体、あまり興味がなかったので、
この「ミサ・サクラ」は初めて聴くものでした。
ラトヴィア放送合唱団の美しさ
(特にソプラノ独唱の方!→イヴェタ・ロマンツァーネさん、とのこと)は光りましたが、
部分部分は耳当たりがいいものの、心に残るメロディに欠ける感じでした。
演奏がどうこう、というよりは、作品そのもののイマイチさなのでしょうね・・・
かなりの回数、睡魔に襲われました・・・

後半のプログラム、マーラーの「アダージェット」なので、
弦パートとハープだけの編成がステージ上にありました。
なかなかの演奏でした。
オケの「アダージェット」が終わると同時に、オケは鳴りを潜め、
ラトヴィア放送合唱団の美質が全開しました!
ア・カペラで、マーラーの「アダージェット」のメロディ、和声を、
テキスト付の16声で響かせました!
札響の先程の「アダージェット」が全く霞んでしまうほど、
ラトヴィア放送合唱団の声は信じられないほど美しかったです!
もはや「天上の声」のよう・・・
テキストに関係なく、響きだけでも美しすぎ・・・
これだけ美しい合唱は、実に久しぶりに聴きました。
(スウェーデン放送合唱団と、バッハ・コレギウム・ジャパンも美しかったなぁ・・・)

実は、合唱のテキストに使われているのは、
R・シュトラウスの「4つの最後の歌」の終曲「夕映えの中で」と全く同じです。
(参考→歌曲対訳「四つの最後の歌」(ブログ名:ワーグナー聴けば聴くほど)

テキストの表現、というところだけを考えると、
R・シュトラウスの「4つの最後の歌」に軍配をあげますが、
テキストに関係なく響きだけでいえば、
今回の「夕映えのなかで」も素晴らしいと思いました。

プログラム最後の曲「海」は、
「Ⅰ 海の上の夜明けから真昼まで」が最も素晴らしい響きでした。
曲の終盤では、煌々と輝く陽光が見えてくるようでした・・・
「Ⅲ 風と海との対話」は、豪快に響きましたが、
少しだけ息切れ状態のような印象も受けました。
とはいえ、実演で聴くのは初めてだったので、
響きを堪能することができました。
実演で聴けて幸せ!

ちょうど、ドビュッシーの「海」を好きになってきているので、
そのうち聴き比べ記事を書きたいな、と考えています。
今のところの「海」のオススメ盤は、
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団による演奏(DVD)と、
ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団によるものです。
(ブーレーズはクリーヴランド管弦楽団を指揮した新盤もありますが、
旧盤の方がすばらしいです。)

ブーレーズ盤(旧盤、SONYの方)

オーマンディ盤(DVD)

2017年5月16日 (火)

NHKEテレ・クラシック音楽館「N響第1857回定期公演」(2017年5月14日放送)〜絶品のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲!!!

期待に違わない、最高級の演奏でした!
2017年5月14日放送、NHKEテレの「クラシック音楽館」。
諏訪内晶子のヴァイオリン独奏、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響による、
シベリウスのヴァイオリン協奏曲を録画で視聴しました。
収録は、2017年2月17日 NHKホールです。

諏訪内晶子のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲のCDは、
この曲の決定盤ともいえるものです。
この曲を聴きたくなったら、諏訪内盤をまず選択します。
(最近では、ハイフェッツやチョン・キョンファのSACD盤も時々選択しますが・・・)
下は、通常CDですが、我が家にあるのはSACDシングルレイヤー盤です。
ジャケ買いしても損はないぐらい?

(参考)チョン・キョンファ盤

(参考)ハイフェッツ盤

諏訪内晶子のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲でのソロは、
掛け値無しで、現在世界最高の演奏だと思っています。
(あえて言えば、上記CDの録音時の方が僅かに優れているとも思いますが・・・)
独奏者や演奏者の存在を忘れて、ただただ大自然の音楽が結晶化して響いている・・・
まさに理想的な演奏だったと思います。
冒頭からして、凍てつくようなシベリウスの世界に引き込まれてしまいました・・・
パーヴォ・ヤルヴィのサポートも実にすばらしかったです!

後半は、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。
N響としてはかなりの好演だったと思いますが、
やはり改めて気付いたのは、私にとっては、
この曲は好きになれないな、ということでした・・・
ただし第2楽章だけは結構好きです。
恐怖のスターリンの音楽的肖像だそうですが・・・

(参考記事)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47〜ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のDG録音他
※ヒラリー・ハーンのCD、しばらく聴いていないなぁ・・・

2017年5月 2日 (火)

NHKBSプレミアム・「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」コンサート&プレミアムシアター「ドキュメンタリー エルプフィルハーモニー」(2017年4月30日、5月1日放送)

NHKBSプレミアムで、2017年4月30日に、
「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」コンサート」が放映されました。
録画して視聴しました。
2017年3月22日(水)、23日(木)に「オーチャードホール」で開催されたコンサートです。
大半が劇伴曲なので、流し聴き状態でもOKかな?
やはり伊福部昭作曲のゴジラ関連の曲が心に残りました。
あと、「シン・ゴジラ」に出てきた、声楽曲"Who will know?"も良かったです。
エヴァ関連よりも、「シン・ゴジラ」の方が私にとっては気に入ったわけです。
豪華出演者が集結! ファン感涙のコンサート
♢シン・ゴジラ 対 エヴァンゲリオン交響楽コンサート
4月30日(日)[BSプレミアム]後10:50

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ劇伴音楽集

シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

この番組に引き続いて(ただし日付は跨いで)、
プレミアムシアター「ドキュメンタリー エルプフィルハーモニー」が放映されました。
こちらも録画で(一部はリアルタイムでしたが・・・)視聴しました。
3部構成で、第1部は、
ドキュメンタリー
『エルプフィルハーモニー ~ハンブルクの新ランドマーク~』(2017年 ドイツ)。
第2部は、
エルプフィルハーモニー
こけら落とし演奏会。
第3部は、
ダニエル・ハーディング
パリ管弦楽団音楽監督就任記念演奏会でした。
このうち、第3部は曲目がシューマンの「ゲーテの「ファウスト」からの情景」だったので、
まったく視聴せずにカット、消去してしまいました。

第1部は、ハンブルクの新ランドマークとなった、
「エルプフィルハーモニー」が出来るまでのドキュメンタリーでした。
かなり波乱があったそうです。
(字幕付なので、早送りで観ました。)
第2部こそ、この番組のメインディッシュかな?
演奏曲目は、NHKのサイトから転載すると以下の通りです。

(引用)
「オウィディウスによる6つの変容」から パン ブリテン 作曲
「瞬間の神秘」から 呼びかけ、エコー、プリズム デュティユー 作曲
「ラ・ペッレグリーナ」から 高き天球から カヴァリエーリ/アルキレイ
大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」 ベルント・アロイス・ツィンマーマン
「5声と通奏低音のためのモテット」から あなたはなんと美しいことか ヤコプ・プレトリウス 作曲
フリオーソ リーバーマン 作曲
麗しのアマリリ カッチーニ 作曲
「トゥランガリラ交響曲」から 終曲 メシアン 作曲
舞台神聖祭典劇「パルシファル」前奏曲 ワーグナー 作曲
追悼 ~ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句~ リーム 作曲
交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」から 第4楽章 ベートーベン 作曲

(引用終)

現代モノを演奏したと思ったら、突然ルネサンス期の音楽になるなど、
響きを堪能するプログラムなのでしょうが、
我が家のオーディオでは、残念ながらホールの響きの素晴らしさまでは、
よくわかりませんでした。
結局、現代モノとルネサンスモノ、どちらもパスして、
まともに聴いたのはワーグナーの「パルシファル」前奏曲と、
ベートーヴェンの「第9」の第4楽章だけでした。
時折素晴らしい響きが聴こえるものの、
演奏そのものは「まぁまぁ」ぐらいでしょうか・・・

ところで、現在では「北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団」
(NDR Elbphilharmonie Orchester)となっているのは、
元々は「北ドイツ放送交響楽団」なのですね。
ギュンター・ヴァントとのブルックナーの演奏が魅力でした・・・

2017年5月 1日 (月)

2017年4月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2017年4月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
二位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
三位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
四位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

五位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

六位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
七位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

八位.ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番聴き比べ4盤
〜マツーエフ、アルゲリッチ、ユジャ・ワン、アシュケナージ・・・

九位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知
十位.バルトーク:ピアノ協奏曲第3番聴き比べ6種
〜アンダ、シフ、アシュケナージ、グリモー、アルゲリッチ、リパッティ・・・

聴き比べ記事が先月も多く読まれているのには感謝です。
十位の「バルトーク:ピアノ協奏曲第3番聴き比べ6種
〜アンダ、シフ、アシュケナージ、グリモー、アルゲリッチ、リパッティ・・・
」は、
おそらく初ランクインだと思います。
なお、2017年3月中に書いた記事は、
残念ながら1本もランクインしていませんでした・・・

札幌ではようやく桜の季節となりました。
今月もご愛読よろしくお願いします。

2017年4月28日 (金)

NHKBSプレミアム・名盤ドキュメント「太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密」(2017年4月26日放送)

2017年4月26日に、NHKBSプレミアムで、
名盤ドキュメント 
太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密
」を放映していました。
録画して視聴しました。

番組HPから、放送内容を転載します。

(引用)
1975年に発表され、数々のミュージシャンにカバーされてきた名曲「木綿のハンカチーフ」。この曲を収めた太田裕美のアルバム「心が風邪をひいた日」の制作過程に迫る!

名盤ドキュメント、第6弾にあたる今回は、太田裕美の3rdアルバム「心が風邪をひいた日」をとりあげる。代表曲は、A面1曲目『木綿のハンカチーフ』。70年代歌謡シーンを代表する名曲で、作詞家・松本隆の最初のミリオンヒットでもある。作曲の筒美京平、編曲の萩田光雄を加えた黄金トリオの曲作りとは?そして歌っていた太田の思いとは?録音原盤(マルチテープ)をひも解き、40年前の制作過程に迫る【出演】太田裕美ほか

【出演】太田裕美,松本隆,萩田光雄,白川隆三,ヒャダイン,真心ブラザーズ,持田香織,クリス松村,齋藤孝,丸山茂雄
(引用終)

私は「木綿のハンカチーフ」が好きなので、
ついつい見入ってしまいました。
番組前半では、録音原盤(16チャンネル)を再生しつつ、
「木綿のハンカチーフ」の歌詞と曲の秘密を解き明かしました。
曲の解説については、スコア分析まで出てくる本格的なものでした。

番組では、作曲者の筒美京平(以下敬称略)が写真では紹介されるものの、
インタビューには出てこないので、
筒美京平は故人かと思いきや、まだまだ存命中でした(大変失礼しました!)。
(インタビュー拒否の方なのですね・・・)

歌った太田裕美本人、作詞者の松本隆、編曲者の萩田光雄、
そして、太田裕美の歌を愛する芸能人等(齋藤孝まで出ていました!)が、
たくさんの思いを語っていました。

後半では、当時のB面に出てくる歌もいろいろ紹介していました。
また、アルバム盤と、シングル盤では、イントロや歌詞の一部が違う、
というのも興味深かったです。
ポップスのCDというのはほとんど買ったことがないのですが、
思わず衝動買いしてしまいました・・・(^-^;

心が風邪をひいた日

先日、山田姉妹のCDアルバム「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」を紹介した際に、
「木綿のハンカチーフ」のことも書きました。
山田姉妹「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」〜甘美だけど本当はコワイ昭和歌謡?〜
山田姉妹の歌声と、アレンジもステキですが、
やはりこの曲はオリジナルの太田裕美のキュートな歌声に軍配を挙げたいです。


(参考)
あなた〜よみがえる青春のメロディー〜

(参考)
NHK BSプレミアム「名盤ドキュメント」4月26日放送分は“太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密

2017年4月27日 (木)

BSフジ「『終わりなきコンサート』~二人の指揮者 大賀典雄と余隆」(2017年4月23日放送)

30分の目立たない番組ながら、
まさに「高尚な生涯」をピンポイントで描いた、好ドキュメンタリー番組でした。
2017年4月23日に、BSフジで、
『終わりなきコンサート』~二人の指揮者 大賀典雄と余隆」が放映されました。
録画して視聴しました。
SONYの社長、会長を務めつつ、声楽家・指揮者としての顔をもつ、
故・大賀典雄氏(1930−2011 以下敬称略)の半生をコンパクトに紹介しつつ、
大賀と中国との音楽を通しての関わり、
そして、軽井沢に軽井沢大賀ホールが建てられ、
大賀と縁があった中国人指揮者・余隆(ユーロン)と、
中国フィルハーモニーが軽井沢大賀ホールで演奏会を開くまでのドキュメンタリーです。

番組HPから放送内容を転載します。
(引用)
2001年、東京フィルハーモニー交響楽団の指揮者として大賀典雄(5代目ソニー社長)が北京国際音楽祭に参加するため北京を訪れた際、芸術総監督として大賀を招聘した中国を代表する指揮者、余隆(ユーロン)。
大賀が演奏中にくも膜下出血のため壇上で倒れるアクシデントがあり、その代役を招聘した余隆自身が務め、中断した「チャイコフスキー交響曲 第5番」の第2楽章から再開し指揮棒を振ったのが2人の絆のはじまりだった。
SONYを引退した大賀は軽井沢に音楽ホールを建設。2人は大賀ホールでの中国フィルハーモニー管弦楽団の演奏を夢見た。
余隆率いる中国フィルハーモニーはアジアでも有数の楽団に成長したが、2011年に大賀は逝去。大賀が中国フィルハーモニーの演奏を大賀ホールで聴くことは叶わなかった。
2015年11月、余隆の強い希望により中国フィルハーモニーの大賀ホールでのコンサートがついに実現。演奏された曲は、東京フィルの北京公演への返歌とも言える「チャイコフスキー交響曲 第6番『悲愴』」だった。
国境と世代を超えた二人の偉大な音楽家の絆の物語をお送りする。

(引用終)

番組では、ちょっとショッキングな映像が何度か出てきます。
大賀典雄が東京フィルハーモニーを率いて北京で演奏会を開き、
チャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章を指揮している途中、
突然壇上でバッタリと倒れるシーンです。

そこからの回復と、軽井沢大賀ホールが建てられるまでの経緯、
余隆との交友など、当事者のインタビューを交えてテンポよく紹介されます。
大賀が自ら操縦桿を握ってジェット機で世界へ行く様子も映し出され、
大賀と親しかったカラヤンを髣髴とさせました。

そういえば、軽井沢大賀ホール、というのは今回初めて知ったのですが、
どこかで見たことがあるぞ・・・と思いきや・・・
2017年冬ドラマで圧倒的な話題性があった、
TBS系のドラマ「カルテット」の最終回に出てくるホールだったのですね。
(「カルテット」私は欠かさず観ていました。結構ハマりました(*^.^*))
(参考)→カルテット最終回のロケ地は【軽井沢大賀ホール】

カルテット Blu-ray BOX

2017年4月19日 (水)

山田姉妹「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」〜甘美だけど本当はコワイ昭和歌謡?〜

実は、半分はジャケ買いでした・・・
山田姉妹のデビューアルバム「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」、
2017年3月初めに入手してから愛聴しています。

あなた~よみがえる青春のメロディー

山田姉妹は二卵性の双子ソプラノデュオです。
姉・華(はな)さんと妹・麗(れい)さん、どちらもモデル等で活躍するなど、
ヴィジュアル的にもお美しい方々ですが、
それに負けず劣らず、声もすごく美しいです。

今回購入するきっかけは、CDのヴィジュアルでしたが、
試聴してすぐさま、曲の美しさと声の美しさに魅了されました。

収録曲は以下の13曲です。
原曲を歌った歌手も記載します。

01.翼をください(赤い鳥/1973年)
02.雨やどり(さだまさし/1977年)
03.結婚しようよ(吉田拓郎/1972年)
04.おはなし(キャッスル&ゲイツ/1969年)
05.あなた(小坂明子/1973年)
06.見上げてごらん夜の星を(坂本九/1963年)
07.木綿のハンカチーフ(太田裕美/1975年)
08.風(はしだのりひことシューベルツ/1969年)
09.誰もいない海(トワ・エ・モワ/1970年)
10.なごり雪(かぐや姫、イルカ/1974年)
11.ひこうき雲(荒井由実/1973年)
12.切手のないおくりもの(ペギー葉山、財津和夫/1977年)
13.この広い野原いっぱい(森山良子/1967年)

それにしても、このアルバムに収録されている、
60年代〜70年代の昭和歌謡(フォークソング)は、
なんと甘美なんでしょうか!
メロディの美しさの一方で、
歌詞には時折強烈な毒が含まれています。
実はコワイ、昭和歌謡?な〜んて・・・

たとえば・・・
CDアルバムのタイトルになっている「あなた」。
少女らしい幸せな家庭を夢見た歌詞の最後に来る、
強烈な怨み節・・・

あるいは、「木綿のハンカチーフ」。
1番、2番、3番、4番と時が流れるにつれ、
彼氏と彼女の心が離れていく・・・

極め付きは、「誰もいない海」。
自殺寸前の歌詞ですね・・・
(シューベルトの「冬の旅」並?・・・)

このアルバムを聴いて初めて知った曲は、
「雨やどり」と「おはなし」です。
特に「雨やどり」は、おそらくさだまさしさん本人が歌ったら、
単にコミカルな歌、で終わっていたでしょうが、
山田姉妹が歌うと、コミカルながら実に甘美で、
うら若き女性の胸のトキメキが見事に表現されています。

このアルバムに収録された曲はもとより、
ヒットした昭和歌謡(演歌からアイドルまで)は、
歌詞の「風景」、時には匂いや部屋の息苦しさみたいなものまで、
伝わってきます。

対して、近年のヒット曲の多くが、
「気持ち」(愛している、大好き、ずっと一緒にいたい・・・)は溢れているものの、
「風景」は全然見えてこないような気がします。

ちょっと余談でしたね・・・
本題に戻って、このアルバムで一番好きな曲は、
(山田姉妹が歌っているから、ではなく、ずっと以前からですが・・・)
「なごり雪」です。
CDを聴いていると、つい一緒に口ずさんでしまいます。

40分程度の収録時間ですが、
聴いていたらあっという間に感じてしまいます。
私は、好きな曲だけ聴く、という形ではなく、
通して聴くことがほとんどです。
声楽ファン、フォークソングファンどちらにもオススメですよ。

山田姉妹のCD発売に伴うインタビュー記事を見つけましたので、
よろしければお読みください。

山田姉妹 ”呼吸”こそ歌ーーー 
 双子ソプラノ・デュオ、山田姉妹が歌う昭和の名曲たち

2017年4月 2日 (日)

2017年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2017年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
二位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
三位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

四位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
五位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
六位.NHKBSプレミアム・プレミアムシアター:
ドキュメンタリー 「マエストラ 指揮台への長い旅」(2017年2月27日放送)

七位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知
八位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付
九位.大林宣彦監督の映画~尾道三部作(特に「さびしんぼう」)と「ふたり」、「あした」
十位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

聴き比べ記事が先月も多く読まれているのには感謝です。
2017年3月中に書いた記事が1本ランクインしているのにはホッとしました。

札幌では雪融け間近です。
四旬節ももうじきおしまいですね。
今月もご愛読よろしくお願いします。

2017年3月11日 (土)

【演奏会感想】第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)〜エリシュカ指揮のブラームス:交響曲第1番は凄演!!!

久々に、妻とコンサートに行きました。
第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)です。
指揮はラドミル・エリシュカ。
2014年12月21日に、NHKEテレ・クラシック音楽館で放送された、
「札幌交響楽団定期演奏会」でのブラームス:交響曲第2番の名演を視聴して以来、
ぜひとも実演を聴いてみたいと思っていた指揮者でした。
NHKEテレ・クラシック音楽館「札幌交響楽団定期演奏会」(2014年12月21日放送)
昨年(2016年)も2回、エリシュカ指揮による札響の定期演奏会が2回ありましたが、
どちらも、行く機会がありませんでした。
(チャイコフスキーの交響曲第4番、第5番がメインプログラム)

本日のプログラムは、
・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
・シューベルト:交響曲第5番
・ブラームス:交響曲第1番
でした。
私としては、特に聴きたかったのが、ブラームスの交響曲第1番でした。
CDでは相当な回数・盤数を聴いていますが、
実は実演を聴くのはこれが初めてでした。
(他の2曲も実演では初めて聴くものでした。)

客席は若干空席がありましたが、9割は埋まっていたと思います。
1曲目の「フィンガルの洞窟」。
目をつぶって聴けば、ヨーロッパのどこかのオケかな、と思うぐらい、
重厚でみずみずしい演奏となっていました。
これがあの札響?
他の指揮者で何度か聴いたことのある札響の響きは、
せいぜい、日本のオケとしてはなかなかのもの、程度でしたが、
ここまで聴かせるとは思いもよらなかったです。

2曲目のシューベルト:交響曲第5番。
私にとっては、どうしても、
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア響の演奏と比較となってしまい、
少し分が悪かったかも・・・
第1楽章のテンポがかなり早めなのと、
曲自体の聴かせどころが、旋律の美しさしかないので、
時折意識が飛んでいました((^-^;)・・・
本日のプログラムで最も薄い編成でした。

(参考)

シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485聴き比べ6盤〜ワルター、ブロムシュテット、ショルティ、クレンペラー、ヴァント、ジンマン・・・

休憩を挟んで、本日のメインプログラムである、
ブラームスの交響曲第1番!
オケの人数がシューベルトの1.5倍ぐらいになります。
冒頭から、「これは凄いかも?」という響きの充実がありました。
シューベルトの曲では度々襲いかかってきた睡魔が、
全然寄り付く暇のないほどでした。

私どもは今回、オケの後ろ側(=パイプオルガン側)に座をとったので、
エリシュカの指揮がよく見えました。
明快な指揮ぶりでした。
各セクションへの指示もわかりやすかったと思います。

札響が全然違うオケになっている感じがしました。
第3楽章のテンポが若干速め、軽めであるのを除けば、
非の打ち所がない、どこをとってもすばらしかった演奏でした!
特にすばらしいのが、第2楽章。
オーボエ、フルートの美しさ、コンマスによるヴァイオリン独奏のところなどは、
思わず目がウルッときました。
そして白眉は、やはり第4楽章!
もともとこの曲で一番好きな楽章でしたが、
この実演を聴いていると、
この曲を初めてCDで聴いた時のような感動が沸き起こってきました。
(たぶん、シャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団の名盤だったと思いますが・・・)

(参考)シャルル・ミュンシュ指揮パリ管によるブラ1

インテンポで淡々と進む、現代のブラームス像とは全然違って、
往年の巨匠たちのように、テンポの変化を時折行ったり、間を大切にしたり、
ここぞ、という時には少しルバートをかけたりと、
最近なかなか聴かれないような、彫りの深い演奏となっていました。
そして、木管と弦セクションの美しさに代表される、
各パートの充実感!
曲の途中から目が潤み始めました・・・
第4楽章終盤の凄絶な音の響きは、
まるで目の前のオケがカラヤン時代のベルリン・フィルかと錯覚しかねないほどでした!
指揮者とオケが一体となって、まさに燃えがるような響きを放っていました。
札響にここまでの響きを出させる、指揮者エリシュカ恐るべしです!

エリシュカ指揮札響によるCDはいろいろ出ています。
定期演奏会を行うごとに、CD化されるというのは凄いことですね。
ブラームスの交響曲はAltusから2,3,4番のが既に発売されていますので、
恐らく、今回の第1番も、昨日(3月10日)と今日の演奏ので、
CD化されると思われます。
発売されたらぜひ購入したいところです。

(参考)
ブラームス : 交響曲 第2番 | モーツァルト : 交響曲 第38番 「プラハ」 | ウェーバー : 「魔弾の射手」 (Brahms : Symphony No.2 | Mozart : Symphony No.38 | Weber : ''Der Freischutz'' / Radomil Eliska , Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

ブラームス : 交響曲 第3番 | ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 (Brahms : Symphony No.3 | Dvorak : Cello Concerto / Radomil Eliska | Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

ブラームス : 交響曲 第4番 | ベートーヴェン : 交響曲 第4番 (Brahms : Symphony No.4 | Beethoven : Symphony No.4 / Radomil Eliska | Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

エリシュカ指揮の札響定期演奏会なら、
また行ってみたいなぁ・・・

2017年3月 1日 (水)

2017年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧※附:2017年四旬節中のブログ一時休止(原則)のお知らせ

2017年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
二位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

三位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

四位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
五位.大林宣彦監督の映画~尾道三部作(特に「さびしんぼう」)と「ふたり」、「あした」
六位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
七位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
八位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付
九位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

十位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知

先月は2017年1月までの過去記事がランクインしました。
十位の「「カトリック」か「カソリック」か?~」の記事は、初ランクインです。
2011年3月2日の記事です。

ところで、2017年3月1日は、教会暦では、「灰の水曜日」にあたり、
本日から「四旬節(レント)」が始まります。
(〜2017年4月15日まで。2017年の復活祭は4月16日。)
これを機に、復活祭まで、原則、ブログ記事を書くのを一旦中止しようと思い立ちました。
というわけで、来月4月15日までは、「原則」記事を書かない予定です。
(例外的に、幾つか書くかもしれませんが・・・)

聴き比べ記事などを、もう少し余裕をもって書き溜めておこうかな、
などと考えています。
(正直に言って、CDが増える一方なのに、聴く余裕がないというか・・・
「断捨離」が必要なのかも?)

皆様に神様の祝福と平安が豊かにありますように!

主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。

(旧約聖書民数記6:24〜26新共同訳)

より以前の記事一覧

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