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2017年3月18日 (土)

小学校の卒業式に袴やコスプレは必要なのか?〜小学校最後の思い出の場が格差を見せつける場になっている現状・・・

近年、小学校の卒業式では、袴を着て式に臨む子が増えているようですね。
(私の小学生時代は、中学校の制服を着ての参列でした。)
縁あって、何度か札幌市内の小学校の卒業式を拝見したことがあります。
最初に見た時はオドロキでした。
「小学生も、袴着るんだ・・・」
女の子ばかりではなく、男の子も増えているようです。
袴や、AKB48風の衣装の他に、
たぶんお母さんのお下がりと思われる、
女性用フォーマルスーツでの参列、
ゴスロリ風の衣装、
変わったところでは、剣道着での参列、というのも見たことがあります。
なんだか、ファッションショーの場になってしまっています。
そういう中で、昔風の、中学校の制服を参列している子みると(実は少数派・・・)、
なんだかほっとします。

Yahoo!ニュースや、NHKのニュースサイトなどで、
この話題について取り上げた記事を読みました。
中立派、肯定派、否定派それぞれの主張の記事を紹介します。
なお、ニュース記事は結構リンク先がいつの間にか消えている場合があるので、
記事の要点を引用しておきます。※全文引用ではありません。
(中立派)
小学生がはいからさん  3月17日 17時33分(NHK NEWS WEB)

(引用)
「クラス8割方が袴らしい。前夜から美容院で頭セットして早い子は朝5時から着付けに行く。成人式並だな」

「うちの子の小学校では、今年から袴禁止になった。ごく普通のスーツです」

大学の卒業式では恒例となっている女子学生のはかま姿。
ところが、SNSなどでは最近は小学校の卒業式でもはかまというケースが増えていると書き込まれています。

ネットショップを運営する着物レンタル店の担当者に話を聞いてみました。
店によると、子ども用のはかまの人気が出始めたのはここ2、3年のことだそうです。10年ほど前から年に数件は申し込みがあったそうですが、ことしは400件以上。店では年々100件ずつ申し込みが増えているといいます。はかまのレンタルは札幌や東北地方、名古屋など地方からの申し込みが多いそうです。

老舗の着物レンタル店を経営する社長は「はかま姿の卒業生を見て、自分も卒業式で着たいという子どもが増えているようです。小学6年生は身長が伸び盛りですぐに丈が変ってしまうこともあります。また慣れない着物で式の当日に具合が悪くなってしまうなど、トラブルがあります。着物の人気が出てくるのはありがたいですが、子どもの負担にならないようよく考えてください」と話していました。

小学生のはかま人気、火付け役は写真館だという情報もありました。
着物のレンタルをしている写真館に話を聞くと、数え年で13歳の時に健やかな成長などを願って行う「十三参り」と、小学校の卒業をかねて着物姿で写真を撮ろうとキャンペーンを行って、じわじわと人気が広がり始めたそうです。
ある店でははかまのレンタルが1万5000円くらいから、着付けや写真撮影と合わせると3万円くらいのコースからありました。

一方、卒業生が進学する中学校の制服を着て、卒業式に出席する学校も北海道や北陸、四国など全国にありました。
例えば北海道の釧路管内ではほとんどの小学生が中学校の制服で出席するそうです。
小学校の先生に話を聞くと、「学校から“制服を着るように”と指示することはありませんが、先輩たちは制服を着て出席したよ、と伝えています。20年以上前から変わらないので、もう伝統になっています。背景には、家計に負担をかけたくないというのがいちばんです。ただでさえ入学準備でお金がかかるので、成長期の子どものために新しい服を買ってもらわなくてもよいようにと思っています。地域の洋品店には早めに中学校の制服を売り出してもらっています」と話していました。卒業式の服装も、服装についての考え方も地域ごとに違いがあるようです。

(引用終)

(肯定派)
(引用)
フィフィ「何が問題なの?」小学校卒業式での袴着用自粛呼びかけに疑問
週刊女性PRIME 3/18(土) 16:30配信

ちょうど17日、息子が小学校の卒業式を迎えたので、私も式典に参加してきました。たしかに、女の子たちのなかには、袴をはいている子もいましたね。

 ちなみに、うちはレンタルのスーツにしました。全部一式で1000円くらいでしたよ。

 だけど、袴となると、やはりそうはいかないみたいで。レンタルでも2~3万円しますし、髪の毛をセットしたりする料金もかかってきますからね。それゆえ、さまざまな家庭環境の子が通う公立の小学校では、自粛を呼びかけるところもあるみたいです。

 私が息子の式で見かけた子たちは、いかにもお金がありますと、見せびらかすように着ている感じでもなく、成人式でたまに目にする花魁を模したかのような派手な感じでもありませんでしたよ。

 昔のように、七五三のときにお子さんが着た袴だとか古い着物をリメイクして、お金をかけずに特別な日に着る衣装を用意することもあるんです。むしろそれは、清楚だし、温かみがあると思えますよ。

 家庭の経済状況が現れてしまうから、と敏感になる人がいるようですが、袴に限らず、そういう“差”は日常生活のいたるところにあるわけです。そして、子どもたちは、そうした差をそれぞれ抱えながらも、それなりに上手くやっていっていますよ。

 第一、社会に出れば“差”があるなんていうことは痛いほど感じるはず。だから、いっそ早いうちから経験して、将来その差を埋めたいのならば、モチベーションを上げて、努力することのほうが大事なんじゃないかな。差があったとしても、子どもは子どもなりに社会勉強していくと思うんです。

『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』で描かれている世界でもそうですよね。スネ夫くんや花輪くんといった、お金持ちの子も登場するわけですが、別にお金持ちだからといっていじめられるわけでもなく、また逆に、貧乏だからといっていじめるわけでもありません。

先日、知り合いの出産祝いを買いに、デパートの子ども服売り場に行ったのですが、本当にたくさんのブランドがあって驚きました。値段も、私が着ている洋服よりも高いものがたくさんあって。大人の洋服をそのまま小さくしたような洋服とかね。

 もしも今、子どもたちのあいだに、いろいろな洋服を着たり、高い洋服を着ないと恥ずかしい、といった意識があるのなら、それは親の影響が大きいんじゃないかと思うんです。親が自らの見栄で子どもたちに高い洋服を着せることで、子どもの社会のなかに火をつけてしまったところもあるんじゃないのかなと。

 だけど、特別な日に、特別なものを着るのはいいと思うんです。

 実際に息子の卒業式では、袴姿の子が圧倒的に少なかったんです。そういったなかで、袴を着るのは勇気がいるんだろうけど、子どもたちを見てみると目立とうとしている印象は受けなかったですよ。それぞれのご家庭で、お祝いごとへの思想や習慣が反映されているものなのです。むしろ自粛を呼びかけることで、親や子どもたちを嫌な気持ちにさせてしまっている。

 日常から親たちが高い洋服ばかりを買い与えて、親自身の優越感を満たすというのは、違うと思う。それは子どもにも悪影響を及ぼすことだと思いますよ。
(引用終)

(否定派)
小学卒業式、増える袴姿 華美な衣装、自粛呼び掛けも 2017年3月9日 夕刊(中日新聞)

(引用)
3月は卒業式シーズン。各地の小学校で、和装で式に出席する女子児童が増えている。大学では広く見掛けるが、小学校でも昨年は、卒業生の3分の2が袴(はかま)姿という例も。ただ、保護者にとっては費用負担が悩みのタネだ。経済的事情などで着られない児童への配慮などから、一部地域では、学校側が自粛を求めるケースが出ている。

今シーズン、小学校の卒業生向けに着物や袴の貸し出しを予定しているのは、約千件に上る。子ども向けセットを本格的にそろえたのは二〇一四年。貸出件数は一五年が約五百件、一六年は八百件と年を追うごとに増えている。

 着物と袴のセットの貸出料は、約二万~三万円。着付け代は別途必要だ。

 名古屋市天白区の「フォトスタジオアクエリアス」は、着物と袴の約百セットを用意。名古屋市の小学校の卒業式がある今月十六日は、八割ほど貸し出しの予約が入っている。

 レンタルを始めた一二年以来、年々引き合いが増え、本年度は子どもが六年生に進級して間もない四、五月に予約を入れる保護者が多かった。「五年生の時に、卒業する六年生の袴姿を見て、私も着たいと希望されるお子さんも多い」と同店。競技かるたが題材の人気漫画「ちはやふる」などの影響もあるという。

 一方、愛知県半田市教育委員会によると、市内の多くの小学校は昨年六月、保護者に、華美な衣装と袴姿の自粛を呼び掛けた。

昨年三月の卒業式で、小学校によっては女子の三分の二が袴を着用。年々、和装が増えていることが教育委員会で話題となり、各校の判断で文書を出した。

 「『着せたくてもできない。仲間外れにされないか』という保護者の声もある。着慣れないため裾を踏んで転ぶ危険性もある」と、教育委員会の担当者は話す。同様の呼び掛けは同県武豊町でも行われている。

 岐阜県のある小学校に通う六年生女児の保護者は今年二月、学校側から袴姿の自粛を口頭で求められた。「娘のために着物と袴を買った。今さら自粛と言われても」と当惑している。

(引用終)

中立派、肯定派、否定派、それぞれの意見・主張があり、
どれも一理あります。

ちなみに、袴などの和装での参列は、
特にトイレに行く時や、着崩れした場合、
あるいは普段着慣れないものを着るから、
ステージに上がる際にコケるなど、安全上の問題もあると思います。
(そこまで卒業担任に負担させるべきでしょうか?)

私としては、袴がいいなら、将来的に、
たとえばセーラームーンのコスプレをして参列したとしても、
あるいは、何か着ぐるみ(ドラえもんとか・・・)を着てとか、
ウェディングドレス、プリンセス風の衣装とか、
しまいには、水着で参列したとしても、誰も文句が言えなくなるのでは、
と思います。
(大学の卒業式でやればいいのに・・・)
一方で、袴だったりブランドもののスーツを着ての参列が「アタリマエ」とされるなら、
それらにお金を使う余裕のない家庭の子は、卒業式欠席、
なんていうことも出て来ることになります。

小学校卒業なんて、実は全然たいしたことがありません。
(小学校生活ほぼ学校に来たことがない、不登校の子にさえ、
年齢が来たら、卒業証書がもらえるわけです。
そういう意味で、高校や大学の卒業とは重みが全然違うのです。)

私は、主に2つの理由から、卒業式は何でもOK、というのに反対です。
①経済的理由
袴の例で言えば、レンタル代、着付けと髪のセットなどで、
少なくとも数万円はかかります。
(わずか数時間のために・・・)
しかも、着付けに朝5時から美容室へとか・・・
横並びを重んじる日本社会では、変な同調圧力がかかり、
「ほかの子がやっているから、うちの子も・・・」とプレッシャーがかかります。
勝ち組の家庭にとっては、数万円なんてたいしたことがないですが、
生活保護世帯(準保護世帯も含めれば、
600人規模の小学校で、100軒ぐらいは該当するようです)にとっては大きな負担です。
特に義務教育の公立学校では、格差を見せびらかす場にするのはおかしいと思います。
華美を競うような、こういう風潮にこそ、教師は良識を示すべきです。
「小学校卒業式で袴がブーム!」とメディアで取り上げたら、
もっともっと華美な衣装自慢に火がつくと思います。
鎮火させるなら、早いうちに・・・
②美的理由
とりとめのないファッションショーになるよりは、
中学校で使う制服で統一した方が、
厳かで美しいと思います。
中学校の制服は必ず使うものですし・・・

そういう意味では、私は上記ニュース記事のうち、
NHKニュースサイトで出ていた、
(引用)
一方、卒業生が進学する中学校の制服を着て、卒業式に出席する学校も北海道や北陸、四国など全国にありました。
例えば北海道の釧路管内ではほとんどの小学生が中学校の制服で出席するそうです。
小学校の先生に話を聞くと、「学校から“制服を着るように”と指示することはありませんが、先輩たちは制服を着て出席したよ、と伝えています。20年以上前から変わらないので、もう伝統になっています。背景には、家計に負担をかけたくないというのがいちばんです。ただでさえ入学準備でお金がかかるので、成長期の子どものために新しい服を買ってもらわなくてもよいようにと思っています。地域の洋品店には早めに中学校の制服を売り出してもらっています」と話していました。卒業式の服装も、服装についての考え方も地域ごとに違いがあるようです。
(※下線部筆者による。)
というのに賛同します。

ついでに言えば、卒業生を送り出す卒業担任の先生(特に女性)も、
袴をやめれば、子どもたちがマネしなくなると思います。
(こちらも変な同調圧力にさらされているようですね・・・)
先生は立派なオトナなのだから、何度も卒業しなくていいのにね・・・

2016年12月26日 (月)

クリスマスの風景・札幌2016〜イルミネーションを中心に

クリスマスおめでとうございます!
Merry Christmas!
聖誕快楽!

2016年も無事クリスマスを迎えることができました。
札幌では先週の大雪で、街中が雪に埋もれている感じです。
12月でのこれほどの大雪は、50年ぶりだそうです。
(先週だけで積雪1m!)

さて、クリスマスイブと、クリスマス当日にいろいろ写真を撮りました。

まずは、12月24日、三越前で見かけた、
政治家の鈴木宗男氏の街頭演説の様子。
生鈴木宗男(?)!と思わず近くに行って撮ってしまいました。
日ロ首脳会談は実は成功だっった、と力説していましたよ。

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クリスマス・イブは、土曜日だったのと、
ホワイトイルミネーションが夜遅くまで延長されていたので、
妻とゆったりと観ることができました。

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さて、クリスマス当日(25日)の朝、起きてみると、
我が家で育てているポインセチアが見事に開花していました!
まるで、クリスマスをお祝いするかのように・・・

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荒れ野よ、荒れ地よ、喜び躍れ
砂漠よ、喜び、花を咲かせよ
野ばらの花を一面に咲かせよ。
花を咲かせ
大いに喜んで、声をあげよ。
砂漠はレバノンの栄光を与えられ
カルメルとシャロンの輝きに飾られる。
人々は主の栄光と我らの神の輝きを見る。

(旧約聖書イザヤ書35:1〜2新共同訳)

神様に感謝!

午前中教会に行った後、
夕方に、西区宮の沢の「白い恋人パーク」へ行きました。
たくさんの観光客が来ていました。
そこで撮った写真です。

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イエスは言われた。「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。 光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」
(新約聖書ヨハネによる福音書12:35〜36新共同訳)

皆様に神様の祝福と平安が豊かにありますように!

2016年8月 2日 (火)

NHK総合・クローズアップ現代+「死ね!バカ!」これが指導? ~広がる“ブラック部活”~」(2016年8月1日放送)

「ブラック企業」ならぬ「ブラック部活」・・・
ようやく「教育」や「指導」の名のもとに行われている横暴に、
メスが入れられるのでしょうか?

2016年8月1日放送の、NHK「クローズアップ現代+」
(「クローズアップ現代」が終了してから、しばらく観ていませんでしたが・・・)では、
死ね!バカ!」これが指導? ~広がる“ブラック部活”~」と題して、
学校(主に中学校)では、
今時まだこんな「指導」が平然と行われているのかと、
唖然とする実態を報道していました。

生徒が顧問の指導に耐えかねて、
ボイスレコーダーで密かに録音していた内容や、
ミスしたら有無を言わさず懲罰的にグラウンド20周など、
まさに「昭和」のスポ根かよ?と思わされる「指導」(ただのシロウトの思いつき?)が、
未だに行われているのは大変残念です。

最も問題なのは、
部活動で生徒も教師もほぼ休みがとれないのと、
SNSの普及で、同調圧力から、
辞めるに辞められないという、
まさにお互いが地獄を作り出している情況です。
ついでに言えば、部活動で忙しいので、
教師は授業の準備をきちんとすることができないとか・・・
(本末転倒!)

観ていて、ちょうどNHKで先週(2016年7月28日)に放送していた、
「フランケンシュタインの誘惑 科学史闇の事件簿」の、
人が悪魔に変わる時 史上最悪の心理学実験」の回を思い出しました。
「スタンフォード監獄実験」という、非人道的な心理実験の実態です。
普通の学生たちを「看守」と「囚人」の2役に分けて、
「監獄ごっこ」をやった訳ですが、
「看守」役はだんだんエスカレートしていき、
容赦なく言葉で「囚人」役たちを心理的に追い詰めていく様子は、
まさに狂気でした。
観ていて大変気持の悪い番組でした。

まさに部活動が、教師を「看守」に、生徒を「囚人」にしているのではないでしょうか?
私は学校が部活動をするのはもうやめては、と考えています。
「昭和」の時代なら、まわりにスポーツクラブなんて存在しないから、
学校が受け皿になるしかなかったのでしょうが、
今は、選択肢が広い時代のはずです。

ヨーロッパの方では、学校は学業に専念し、
スポーツをしたい子は地域のスポーツクラブ(サッカーなど)で、
きちんとしたコーチについてするそうです。
部活動の業務を学校から削減することによって、
教師の教育力と、勤務時間の適正化が図られるし、
地域にとっても、スポーツクラブという新たな産業を興すことができるわけです。
(もしかしたら、何兆円規模の産業かも?)

これは実際に、中学生の子をもつある母親から聞いた話です。
中学校の授業でわからないことがあったので、
放課後、教師のもとをたずねたら、
その教師はどこにいるかわからず(部活動中?)、
結局聞けずじまい・・・
塾に行くようになって、「勉強がわかるようになった!」とのこと。
教師が部活動に関わるのは、
経済力による学力格差(塾に行けない子はますますわからない!)、
ひいては所得格差をますます広げる要因の一つになっているのではないでしょうか?
所得格差を広げれば、社会不安が広がる・・・
すなわち、「熱血指導」が、短期的にも、長期的にも、
「流血事態」を準備している、ともいえます。

部活動は、学校の本来業務ではありません。
もしどうしてもやりたいなら、平日の17時までとか、
県大会、全国大会は行わない、参加しない、という制限をつけた方がいいです。
教育関係者の頭の古さには辟易します。
もっと、外部の声に耳を傾けるべきときなのでは?

コメンテーターとして出演していた、
名古屋大学大学院教育発達科学研究科 准教授の内田良氏の著作です。
教育の問題点を見事に指摘している良書です。
(過去記事→組み体操は学校教育に必要か〜書評:内田良著『教育という病』(光文社新書)

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」 (光文社新書)

2016年8月 1日 (月)

2016年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

四位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その2)〜2日目・古宇利島とホテル近くの黄昏時〜
五位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その3)〜3日目・渡嘉敷島でシュノーケリング!〜
六位.算数の問題解決型学習~学力「崩壊」の決め手
七位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
八位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落~
NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」(2012年2月5日放送)

九位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
十位.尾高忠明指揮、札幌交響楽団による、武満徹作曲『波の盆』のCD(CHANDOS)

1〜4位までは2016年6月とまったくランキングは変わらず。
私どもの沖縄旅行記を読んで下さる方が多くいて嬉しい限りです。
教育関係の記事もまた4本ランクインしました。

最近、「アクティブ・ラーニング」なるものが教育界ではトレンドのようです。
先日紀伊國屋書店に行ったら「アクティブ・ラーニング」関連の本が結構出ていました。
文科省も積極的に進めていますし。
しかし、それなら私の書いた批判記事が忘却の彼方に行くはずでは?
よく読まれているのが皮肉なものです。
「水素水」とか怪しげな健康法・健康グッズ並のものにすぎないのでは?
文科省のお役人や教育委員会・学校関係者は、
「キラキラ輝く瞳」のような曖昧模糊としたものから脱却し、
『「学力」の経済学』のような、科学的根拠・統計に基づく議論から、
教育政策を進めていってほしいものです。

中室牧子著『「学力」の経済学』、
すごくオススメです!
教育界のもっともらしい意見という「王様」は、実は裸にすぎないことを、
見事に暴く痛快さがあります。

中室牧子著『「学力」の経済学』

9位のブラームスのCD聴き比べ記事は、
私自身、この記事がランクインするとは全然思っていませんでした。
意外・・・

2016年7月31日に、元横綱千代の富士・九重親方が逝去されました。
突然のニュースに絶句・衝撃・・・
私にとっては子供時代のスーパーヒーローでした。
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

7月は涼しかったですが、ようやく蒸し暑い夏が札幌にも来ました。
今月もご愛読よろしくお願いします。

2016年4月 1日 (金)

誘拐容疑者の卒業取り消し、留保は妥当か?

学問の自由は、これを保障する。(日本国憲法第23条)

中学生を2年間も誘拐・監禁し続けた容疑者が、
2016年3月に千葉大学の卒業認定および学位授与を受けたばかりだったので、
千葉大学は、世間の圧力に配慮して、
一旦取り消し、卒業を留保することを決定したと発表した、とのことです。

「誘拐容疑者だから卒業取り消し」はおかしいと異論 揺れる千葉大、
「卒業させていいのか」派も(2016/3/29 18:03)JCASTニュース

女子中生誘拐事件で千葉大生を襲い始めた「風評被害」
大学は寺内容疑者の卒業「留保」を決めた(2016/3/31 19:05)JCASTニュース

私はその容疑者の社会的処罰は司法の手に任せることとしますが、
(容疑者を弁護するつもりは毛頭ありません。)
千葉大学の処分については疑問をもちました。
大学でどういう規程になっているかは知りませんが、
一旦授与した卒業認定・学位授与は、
たとえ在学中に大きな犯罪を犯していたことがわかったとしても、
規程の単位をしっかり取得していたのであれば、
取り消すべきではないと考えます。

たとえば、この事件が、
2016年4月1日以降に解決した(犯人の逮捕及び少女の解放)としても、
在学中に起こしていた事件だから、卒業を取り消すのでしょうか?
もっといえば、さらに何年も後に発覚、解決したとしたら?

大学はこの事件そのものに関与していたわけではないのだから、
毅然として、「学問の自由」を盾に、
世間に阿ること無く、
「なにもしない」(卒業取り消しを論議しない)権利を行使すればよかったと思います。

犯罪者であろうとなかろうと、年齢や国籍がどうであろうと、
学問をする権利を大学自体が妨げるのは、
「学問の自由」を放棄する愚の骨頂ではないでしょうか。
悪しき前例を作らないことを願うばかりです。

2016年2月17日 (水)

NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「銃社会アメリカ ある牧師の挑戦」(原題:The Armor of Light)(2016年2月16日放送)

キリスト教の教えの代表といえば、
「汝の敵を愛せ」ですね。
ところで、キリスト教が盛んな国であるはずの米国は、銃社会です。
「汝の敵は殺せ」???

今回観た「銃社会アメリカ ある牧師の挑戦」というドキュメンタリーは、
中絶反対運動の急先鋒であった福音派の牧師、
ロブ・シャンク牧師の「信仰と行動」という組織の活動と、
信仰的理由に基づく銃規制の活動推進についてのものです。

番組HPから番組の概要を引用します。
(引用)
福音派の思想的支柱として中絶反対運動の急先ぽうだったロバート牧師。ある時、中絶を行っていた医師が射殺される事件が起きたことで、殺人の扇動者として非難を浴びた。保守派の信者は「銃の所持は神から与えられた自分を守る権利」と考え、全米ライフル協会の会員も多い。しかし事件をきっかけに銃による死亡者数の多さに気づいた牧師は「神は暴力を肯定しない」というある女性信者の言葉に心を動かされ、行動を起こし始める。
(引用終)

アメリカの汚点ともいうべき、
「合衆国憲法」修正第2条にある、
「武器で身を守る権利」と、
それを強力に擁護する、全米ライフル協会(NRA)の支持者の多くが、
福音派の信者であるという悲しい現実が、
否応なく視聴者につきつけられます。

「銃で身を守る権利」と、「生きる権利」どちらが大切でしょうか。
(後半で、銃で息子を殺された父親が、涙ながらに、
NRAを非難するコメントの中で、こんなセリフがありました。
「彼ら(NRA)は”銃を持つ権利”を主張するが、
息子の”生きる権利”はどうなる?」
ここのところには心うたれました・・・)
最近では少し物騒な事件が多少あるとはいえ、
一般の人が銃を手に取ることのない日本では、
まったく考えられないほど明白な事実です。
アメリカでは、銃犯罪が増えているから、
さらに武装が必要である、とNRAは巧みに煽っています。
まさにマッチポンプです。

「私たちに必要なのは、主イエスと福音、そして銃」
これが福音派の信仰なのでしょうか?
高名なビリー・グラハム牧師の後継者である、
フランクリン・グラハム牧師が、「銃保持の権利を守る会」に賛同して、
集会でお祈りしている姿には失望しました。
「天にまします我らの父よ・・・」
主の祈りは、「善人」だけではなく、「悪人」をも、
「我らの父よ」と包み込むものです。
「銃をもった善人」と「銃をもった悪人」という、
変な二元論をもって銃保持の権利を主張するクリスチャンたち・・・
アメリカって変な国だと思いました。

聖書に出てくる「神の武具」(新約エフェソ6章)が、
アメリカ市民にとって、いつの間にか銃になっているのが、
実に嘆かわしいことです。

番組最後で、ロブ・シャンク牧師が、
「銃で身を守る権利」とキリスト教の倫理観とは相容れない主張だ、
と明確に指摘し、
「全教会の教え、聖書66巻の教えを要約しましょう。
神を愛せ、隣人を愛せ」
と会衆に向かって叫んでいるところも心に残りました。

夜は更け、日は近づいた。
だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。

(新約聖書ローマの信徒への手紙13:12新共同訳)

下線部の「光の武具」が、原題の”The Armor of Light”です。
牧師の説教の終わりにこの御言葉が出てきます。
字幕でも「光の武具」にわざわざ「The Armor of Light」とルビを振っていました。
もちろん、ピカピカに光る銃では決してありませんね。
信仰から来る本当の強さです。

2016年1月 6日 (水)

北朝鮮の水爆実験?〜過剰報道で得をするのは誰か?(2016年1月6日)

北朝鮮で水爆実験が行われた(らしい)、というニュースが、
昼から夜までずっと大きく報道されていました。
NHKは、夜7時のニュースを拡大して(クローズアップ現代を中止して)、
延々と似たような報道を垂れ流していました。

北朝鮮のおバカ政権が「かまってちゃん」するために、
原爆実験をやったとしても、
実は日本にとってそれほど脅威でないはずです。
しかしまるで大きな被害が来たかのように、
NHK含めテレ東を除くどの局も大きく報道をするのが、
私にとってはすごく違和感がありました。
北朝鮮がミサイル実験とか核実験をやって、
一番都合がいいのは、
実は日本政府なのではないでしょうか。
「北朝鮮の脅威!」と国民を煽って、
防衛費を上乗せできますし、
大きな口をたたいておけば、
支持率が上がるでしょうから・・・
しまいには政権に反対する者は「非国民!」と罵られるのでしょうか?
戦前の大きな過ちをまた繰り返すのでしょうか?

北朝鮮が子犬のようにワンワン吠えようと、
軽くあしらっておけばいいのに・・・

ところで、
最近の政治に関するニュース報道が、
政権批判を自ら封印しているかのように思えてならないのは、
私の気のせいならいいのですが・・・

思うに、フクシマの原発事故関連で、
日本国民は容易く騙せる、という成功体験があるから、
「報道しない自由」を行使して、政権に恩を売り、
テレビ局は放送法による優遇を、
新聞各社は軽減税率と引き換えに魂を売り渡してしまったかのようです。
ちなみに日本の報道の自由度は、
世界的にみると、61位とのことです。
報道の自由度ランク 日本は産経記者起訴の韓国より低い61位2015.06.13 07:00
「報道の自由度」ランキング、日本はなぜ61位に後退したのか? 日本大学大学院新聞学研究科教授・福田充 THE PAGE 2015年3月4日(水)17時29分配信
つい最近の報道では、
「安倍首相が「もはやデフレではない」という状況を創り出すことができました。」」
という発言を大きく報道したのと、
「TPPで経済効果14兆円」というのも大きく報道されました。
日本のマスコミは批判能力が0なのでしょうか?
下記関連記事は、
いずれも三橋貴明氏のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の記事です。
(関連記事)
安倍総理の1月4日の年頭記者会見を受け
TPPの新たな均衡状態に移行した時点?

2009年の時に、北朝鮮がミサイルを発射するのでは、
という憶測が流れましたが、
これも政府のプロパガンダにまんまとのせられたわけです。
今回の水爆実験報道も、たぶん政治利用されるわけですね・・・
(関連記事)
◎「ミサイル防衛」「北朝鮮脅威論」に乗せられたマスコミ
「客観報道」が創り出した「不安」と「緊張」

メディア利用の政局運営とメディアへの懐柔、操作、圧力
※記事はどちらも丸山重威氏によります。
特に、「メディア利用の・・・圧力」の記事から、
引用してこの記事を締めくくります。

(引用)
 そして、第三にあげられるのは、巧妙な言葉の使い方で、真実を覆い隠し、平気でウソをついて、それをメディアに書かせ、見せることで命脈を保っていることである。
 公然としたウソは、安倍首相が2013年9月、五輪誘致のIOC総会で言った「放射能は完全のコントロールされている」というものだった。直ちに現場から「そんなことはない」という声が上がったが、それ以上には発展しなかった。
 そして、国民をごまかすための言葉は、「積極的平和主義」から、今回の「存立危機事態」「重要影響事態」など「事態」の連発や、「国際平和支援法」「平和安全整備法」といった法案名から、なんと、これまでの「専守防衛」を壊して「日本を守る武力行使なら専守防衛の枠内」というところまで進んでいる。
 首相のキーワードとなった「積極的平和主義」は問題だ。もともと「平和」とは、単に「戦争がない状態」ではなく、日本国憲法前文に言うように、「専制と隷従、圧迫と偏狭がなく、恐怖と欠乏から免れる状態」である。憲法は、全世界の人々の「平和のうちに生存する権利」を確認し、その実現を目指している。しかし、首相が2013年9月、米国の右派シンクタンク「ハドソン研究所」の講演で使った言葉は、「Proactive Contributor to Peace」。訳すとすれば、「平和のための専制的貢献主義」。「恐怖」や「欠乏」の解決よりむしろ、「軍事力行使による紛争解決」「平和のための戦争」と受けとれる言葉だった。
 首相はこれを、「『積極的平和主義』こそが、わが国が背負うべき21世紀の看板」と強調して、同年12月の「安全保障戦略」に入れ、米議会演説でも強調した。「日本は米国と一緒に、武力ででも平和を作る」と言っているわけで、先制攻撃論そのものだ。

(引用終)

2015年11月10日 (火)

NHKEテレ・ETV特集「それはホロコーストの"リハーサル"だった ~障害者虐殺70年目の真実~」(2015年11月7日放送)

障がい者福祉の対極を行く、非常に陰惨な内容でした。
2015年11月7日放送の、
NHKEテレ・ETV特集
それはホロコーストの"リハーサル"だった ~障害者虐殺70年目の真実~
では、優生学思想に基づく、
ナチスによる障がい者虐殺の経緯について放送していました。
これは決して過去の問題ではなく、
今日的、あるいは近未来的な問題ともいえるものだと思いました。
録画して途中かなり早送りしながら妻と観ました。
(陰惨な内容が多いので・・・)

ナチス時代に行われていた、障がい者(特に精神障がい)の強制断種に始まり、
「民族の血を純粋に保つ」といった名目と、
社会の経済的負担を強調して、
ついには医師が、治る見込みのない不治の患者に、
安楽死を下す権限が与えられる、ということが可能となり、
病院にガス室や死体焼却施設が作られるようになった・・・
そういった負の歴史を直視する内容でした。

そんな中でも、カトリック司教のフォン・ガーレンが、
説教の中で公然とこの政策について批判した、というのが、
番組中でのわずかな光といえました。

その内容を、ある雑誌記事から引用します。
(引用)
「家畜や機械ならば、役に立たなくなったら処分するということも許されるが、人間には許されない・人間は、有用な間だけ、生きる権利があるというのか。もし『非生産的人間』は殺していいというなら、高齢になったもの、労働事故や戦傷による廃疾者などはどうするのか」。
「もし精神疾患患者を初めとして、「非生産的人間』を殺害する権利があると認めるなら、それはすべての「非生産的人間』を自由に殺害できることになる。そうなると、誰もが安全ではなくなる。なにかの委員会が『非生産的人間」と判定し、そうすれば一生きるに値しない命」となってしまい、なにも私たちを殺害から守ってくれないからだ」。

(※引用は『精神疾患患者・遺伝性疾患患者に対するナチスの「安楽死」作戦とミュンスター司教フォン・ガーレン』泉彪之助

ともすると、「有用性」という基準だけで、
私たちは人を見てしまいますが、
「非生産的な人々」の生きる権利の大切さということを、
この説教はきちんと指摘しています。
まさに命を賭した説教といえましょう。
障がい者福祉(特に精神障がい者)なんてやって意味あるのか、
といった問いは、人間が人間らしく生きる保障を否定するものです。

フォン・ガーレン司教の猛抗議もむなしく、
障がい者の安楽死で培われたノウハウが、
やがてユダヤ人の大量虐殺につながっていく、という、
なんとも陰惨な歴史を紹介して、番組は終わりました。
これは過去の話ではなく、現代や近未来にも起こりえることなのです・・・
障がい者福祉は、決して税金の無駄などではなく、
人間が人間らしく生きるために、
社会に必要不可欠なものなのではないでしょうか?

それどころか、体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。 わたしたちは、体の中でほかよりも恰好が悪いと思われる部分を覆って、もっと恰好よくしようとし、見苦しい部分をもっと見栄えよくしようとします。 見栄えのよい部分には、そうする必要はありません。神は、見劣りのする部分をいっそう引き立たせて、体を組み立てられました。 それで、体に分裂が起こらず、各部分が互いに配慮し合っています。 一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
(新約聖書コリントの信徒への手紙一 12:22〜26新共同訳)

2015年10月12日 (月)

変わる狸小路〜おみやげ物はドラッグストアで?

札幌の観光スポットの一つである狸小路。
以前からアジア系観光客、特に中国人観光客が多かったですが、
今では狸小路を歩いている人の半数はおそらく中国人観光客だと思います。

2015年になってから、道内の大手ドラッグストアの一つ、
サッポロドラッグストアーが、
狸小路5丁目のパチンコ店だったところを全面改装して出店しました。
1Fから3Fまでフロアがあります。
その店から何十mも離れていないところにも、
1フロアの大きなサッポロドラッグストアーの店が、
やはり今年オープンしました。
サッポロドラッグストア―は、
狸小路4丁目にも上記2店舗よりは小さめの店があります。
なぜこんなにサッポロドラッグストアーが出店しているかというと、
理由は一つ、中国人観光客の爆買いがターゲットだからです。
興味があって上記2店舗に入ってみました。

最初はサッポロドラッグストアー 狸小路大王ビル店
(狸小路5丁目北)
元はパチンコ店でした。
営業時間は深夜25時まで。
普通のサッポロドラッグストアーの店舗と違うところは、
旅行客の利便に徹した品揃えとなっているところです。
スーツケースや、子どものおもちゃのトミカといったものまで売っています。
もちろんおみやげも充実しています。
こちらの店のお客の7〜8割は中国人観光客だと思いました。

そこから数十m西にある、
サッポロドラッグストアー 狸小路5丁目店では、
中国語(北京語)がさかんに飛び交います。
こちらは23時までの営業です。
買い物カゴいっぱいにいろいろな薬品が詰め込まれていました。
こちらでは、中国人観光客に人気の馬油製品もたくさんありました。
日本製の包丁もたくさん売られていました。
この店でもスーツケースやトミカ、北海道みやげがありました。
どちらの店でも中国語対応はバッチリです。
狸小路といえばおみやげ物店がいくつもありますが、
サッポロドラッグストアーは強力なライバルになりそうです。

中国人観光客の爆買いというビジネスチャンスを見事に射止めた、
積極的な店舗展開だな、と思いました。
ちなみに、狸小路や地下街オーロラタウンのドラッグストアは、
中国人観光客でいっぱいです。
(マツモトキヨシ、コクミンも人気です。)
狸小路はこれからさらに変わるのでしょうか・・・
(私は変わるのは「いい傾向」だとは思っています。)


(参考)
中国人が日本で“爆買い”する4つの理由
「日本攻略」を競う中国人観光客のすさまじきトラベル情報網

2015年10月 5日 (月)

組み体操は学校教育に必要か〜書評:内田良著『教育という病』(光文社新書)

先日(2015年9月末)、インターネット上で、
組み体操のピラミッドが崩れて6人が重軽傷、というニュースを読みました。
6人が重軽傷‥組み体操ピラミッド事故にネットでは批判の声も‥
ちょうど本日(2015年10月5日)、
NHK総合の「ニュース シブ5時」でも、特集をしていました。

事故が起きた巨大ピラミッドでは、計算上、
一番下の段の子には200kgの荷重がかかるそうです・・・
そして、事故件数は平成25年度(2012年)だけでも、
なんと6533件にものぼるとのこと。
「保護者が感動」「子どもたちの達成感」(そして、「教師の自己満足」)・・・
このために、あまりにも大きいリスクではないでしょうか。
しかも、組み体操は学習指導要領には記載がありません。
過去には1億円の損害賠償になったケースや、
事故により頸髄損傷を負い、全身不随になったケースもあったそうです。

巨大化する組み体操の問題を以前から指摘していたのが、
名古屋大学大学院准教授の内田良氏です。
ちょうど今年の6月に、
『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)
が刊行されました。

この本の第1章が、「巨大化する組体操」です。
大小の事故が頻発しているにも関わらず、
未だに「感動」に固執する教員と、「感動」を求める保護者たち・・・
高いピラミッドでは、高さが3〜5メートルにもなり、
本来なら足場を必要とするほどのものです。
(労働安全基準規則によると、2メートル以上の高所作業では、
必ず何らかの安全策が必要とのこと。社会人でさえ法で守られているのに・・・)

この本では、他に、「2分の1成人式」、部活での体罰と事故、
部活動顧問への過重負担(部活動顧問教師は土日も休みがない!)、
柔道界の安全対策についても論じられています。
特に、前述の組み体操と、2分の1成人式、部活動顧問への過重負担については、
教育関係者必読記事です。

感動、感動、感動・・・あるいは「美談」・・・
感動がリスクを見えなくし、
子どもの心の叫びを押し殺してしまうこともあるのです。
目先の感動のために、一生を棒に振ることを生徒に強要するのは、
教育という名の虐待ではないでしょうか?
もっといえば、教師が子どもを使って支配欲を満たしているだけとか・・・

なお、著者の内田良氏の、学校の各種事故についての記事は、
インターネット上で読むことができます。
→「リスク・リポート
統計データについては、

私としては、学校での組み体操の人間ピラミッドは、
2段か3段以上は全面禁止とすべき、と考えています。
まして10段などはもってのほかです。
あと、土日返上の部活動顧問の問題は、
労働基準監督署とか、裁判など、外部の圧力がなければ解決できないと思います。
感動とか美談に酔いしれる教育界に自浄努力を期待するのは難しそうです。

ついでにいえば、小学校の運動会や、学習発表会(学芸会)も、
本当に必要なのでしょうか?
子どもをダシにつかっているだけです。
もっと地道な学習に力を入れるべきなのでは、と考えます。

(2015.10.10追記)
NHKではまた改めて「組み体操」について特集をしていました。
10月10日放送の「週刊ニュース深読み」です。
巨大化する“組み体操” 誰のため? 何のため?
現役小学校教師の声(賛成派)のも紹介されていましたが、
「学校の常識は社会の非常識」と思うようなものでした。
学校の中は北朝鮮なのでしょうか?
乙武洋匡さんのコメントは適切だと思いました。
(参考記事)
ハイリスクでも感動を......組体操「巨大ピラミッド」を行う理由とは?
安全第一の運動会で今なお進化する「人間ピラミッド」の是非

より以前の記事一覧

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