カテゴリー「映画・テレビ」の829件の記事

2017年6月20日 (火)

NHKEテレ・クラシック音楽館「新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会」(2017年6月18日放送)

指揮者の上岡敏之さん登場、ということで録画して視聴しました。
(以下敬称略)
2017年6月18日放送のNHKEテレ・クラシック音楽館で、
2017年5月12日・横浜みなとみらいホールで収録された、
新日本フィルの演奏会を放映していました。
曲目は、
ヴァーグナー:「タンホイザー」序曲、
「ヴェーゼンドンクの五つの詩」(ソプラノ:カトリン・ゲーリング)、
ブルックナー:交響曲第3番」、
アンコールとして、J・S・バッハ:「アリア」(管弦楽組曲第3番より)。

ホールの音響の問題なのか、録音がイマイチなのか、
全体的に音質がパッとしなかった印象を受けました。

この演奏会でのメインプログラムである、
ブルックナーの交響曲第3番についてのみコメントします。
(「ヴェーゼンドンクの五つの詩」での、
ソプラノのカトリン・ゲーリングの声は美しかった、とだけ書いておきます。)

ギュンター・ヴァントや朝比奈隆、
あるいはカール・ベームらが指揮した名盤から、
ブルックナーの交響曲第3番は、
ゴツゴツ、トゲトゲした印象をもっていました。
ブルックナーらしさがついに全開した、記念碑的な作品です。

しかし、上岡敏之指揮新日本フィルの演奏は、
どこもトゲトゲしたところやゴツゴツしたところがなく、
まるで磨いた玉のようでした。
チェリビダッケの指揮ぶりが一番近いかも・・・
それがプラスに作用していればいいのですが、
ブルックナーのこの曲に関しては、マイナスに働いているように思えました。
あと、印象的だったのが、タメすぎるブルックナー休止・・・
(特に第1楽章・・・)
ここまでやり過ぎると、ちょっとなぁ・・・と思いますが、
もし宇野功芳センセイが生きていて、この演奏を聴いたら、
なんとおっしゃるのだろう、と思わず考えてしまいました。
「ブルックナーの本質を外している」というのか、
それとも、「クナやチェリビダッケ、シューリヒト以来の凄演!」とベタ褒めするのか・・・
今時の指揮者としては、相当に個性的な演奏であったのは確かです。
そういう意味では、次に何をやってくれるか、ワクワクすることができる、
日本人指揮者の中では稀有な存在ではあります。

上岡敏之指揮の演奏では、シューマンやベートーヴェンの「第9」、
マーラーの第1、第5などの盤を持っていますが、
いずれも名演です。
しかし、ブルックナーはどうなのでしょう?
史上最遅のブル7と言われた盤、私は未だに手を出していませんし、
たぶんパスかもしれませんね・・・
上岡敏之指揮では、ブルックナー以外に期待した方がいいかも・・・

ブルックナー:交響曲第7番(2枚組!収録時間92分!)

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)

以前ブルックナーの交響曲第3番について記事を幾つか書いていますので、
よろしければお読みください。

シモーネ・ヤング(Simone Young)指揮ハンブルク・フィル(Philharmoniker Hamburg)による、ブルックナー:交響曲第3番(1873年初稿版)
ブルックナー:交響曲第3番(1889年第3稿)聴き比べ4盤〜朝比奈、ヴァント、セル、ベーム・・・

2017年6月12日 (月)

BS11・開局10周年特別番組 にっぽんアニメ100年(2017年6月11日放送)

BS11で、2017年6月11日に、
開局10周年特別番組 にっぽんアニメ100年」という特番を放送していました。
録画して妻と一緒に観ました。
番組HPから放送内容を引用します。

(引用)
日本で最初に国産アニメーションが公開された1917年から、今年で100年。
アニメは現在、日本と切り離せない存在になっています。
初の本格連続テレビアニメとして誕生した『鉄腕アトム』をはじめとする、日本アニメ史に大きな影響を与えた作品を中心に、数々の名作を紹介。輝かしい昭和の名作をお届けしながら、当時のニュースや、流行なども、振り返ります。

出演はアニソン界の歌姫・森口博子さん、俳優の大和田伸也さん、声優の野沢雅子さん。
大和田さんが『鉄腕アトム』の想い出と、自慢のアトムグッズを披露すると・・・「私、アトムに出演してました」と野沢さんの一言が飛び出し、一同驚愕!!
大人たちが大好きなアニメを熱弁し、年表でその作品が生まれた時代にタイムスリップ!
あの名作の裏話も、たっぷりお送りします!

(引用終)

日本で初めてのアニメと言われている、「なまくら刀」から、
1980年代後半の「ドラゴンボールZ」まで。
主に昭和の名作アニメを、
3人の出演者(特に野沢雅子さん)の軽妙なトークで紹介していました。

前述の「なまくら刀」や、「のらくろ」といった戦前の作品にも少し触れ、
その後、「白蛇伝」(今観ても結構美しい・・・)、
そして「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「ジャングル大帝」、「魔法使いサリー」といった、
テレビアニメ草創期の名作を取り上げ、
社会現象にもなった「あしたのジョー」も大きく取り上げ、
出演者の1人、野沢雅子さんの代表作(であり、日本のアニメの代表作)である、
「ゲゲゲの鬼太郎」、「いなかっぺ大将」、「銀河鉄道999」、「ドラゴンボールZ」などを、
きちんと取り上げていました。
途中、「感動アニメ」として、「昆虫物語みなしごハッチ」、「アルプスの少女ハイジ」、
「フランダースの犬」の感動シーン3連発には、さすがに涙腺ユルユルに・・・

今年5月に、NHKが、「ニッポンアニメ100「発表!あなたが選ぶアニメベスト100
という番組を放送していましたが、
あの番組は、視聴者投票、という形で、
昭和の名作アニメを軽んじたトンデモ放送だったと思いました。
結局、インターネットに堪能な若い世代が支持する、
ここ数年(せいぜい10年以内)以内の作品ばかり(CCさくらとエヴァは例外として)が、
「名作」となっていたので、
昭和生まれの私にとってはかなり不満が残る内容でした。
NHK「ベスト・アニメ100」の不可解〜投票がアンフェア!

その点、今回のBS11の番組は、幼少期にテレビの黄金期を過ごした、
昭和生まれの人にとっては、
とても説得力のある内容でした。
私はしばしば録画を一時停止にして、妻とあれこれコメントしながら、
番組を楽しんでいました。
こういう内容こそ、NHKが作るべきものなのではないか、
そんなことさえ思いました。

余談ですが、「アルプスの少女ハイジ」の感動シーンとして取り上げられるのが、
「クララが立った・・・」の名台詞のところ(第50話)ですが、
私の妻は、
「ハイジがフランクフルトからアルムの山のおじいさんの家に戻るところ」(第34話)こそ、
「ハイジ」の中で最も感動したところだ、と言っています。
確かにそうかも・・・
似たようなことを既に書いている方がいましたので紹介しておきます。
「アルプスの少女ハイジ」の名シーンといえば?(ブログ名:米中毒別館)

2017年6月 2日 (金)

NHKEテレ・ハートネットTV WEB連動企画“チエノバ”「障害のある子どもと学校・反響編」(2017年6月1日放送)〜現行制度でのこれ以上のインクルーシブ教育推進は、学校を疲弊させるだけ・・・

2017年6月1日放送の、NHKEテレ
ハートネットTV WEB連動企画“チエノバ”「障害のある子どもと学校・反響編」
録画して(大半は早送りして)観ました。

障がいがある子をもつ親、当事者、そして受け入れる学校側。
それぞれ立場と言い分があります。
番組冒頭に出てきた、かなり重度の医療的ケアが必要な子が、
普通学級で学びたいか、と問われると、「全然」と答えていましたが、
その母親は、「それは本音ではない」と否定するところから始まりました。
障がいがある子も教育を受ける権利は当然あります。
しかし、それを教師や学校に全部丸投げするのは、果たしていいのでしょうか?
教師は教育のプロであっても、医療のスペシャリストなどでは全然ありません。
そういう存在に、看護師や介護士、
そして親がすること(排泄や痰の吸引、食事等)を任せるというのは、
あまりにも教師・学校側に負担がかかるものです。
(頻繁な死亡又は重大事故、新聞報道、そして失職やうつ病の増加、さらには訴訟・・・)
単なる精神論で済ませてはならないものだと思います。

インクルーシブ教育は、理念としては崇高ですが、
実際問題としては、相当無理があります。

今回の番組を観て改めて思ったのが、
日本の教育制度の根幹である、「年齢=学年」という考え方を、
「知的(+生活態度)水準=学年」というものに置き換える必要がある、ということでした。
すなわち、たとえば小学1年生から2年生に進級するなら、
最低限の知識を問うテストに合格する必要がある(一種の単位制)ということです。
そうすれば、小学校に1日も登校しなくてもらえる卒業証書なんていうのはありえないし、
闇雲なインクルーシブ教育推進、ということにもならないからです。

それとも、大幅な財政負担を覚悟で、
教員及び医療サポートの方を大幅に増やした方がいいのか・・・
でも今のままなら、教員に負担が増えるばかりで、
医療訴訟を恐れての産婦人科医が減るのと同様に、
訴訟を恐れて教員に成るのを敬遠させることになります。
無責任な「教師=聖職論」を振りかざして、
教員の自殺者や精神疾患者、果ては「犯罪者」
(ケアを怠ったのは教員のせいだ、
いじめで我が子が自殺したのは担任のせいだ・・・と告訴されて)を増やすのは酷です。

私としては、無理して普通学級に障がいのある子を通わせるよりは、
特別支援学校をもっと有効活用するほうがベターだと考えています。
(もちろん障がいの程度によりますが・・・)

2017年5月16日 (火)

NHKEテレ・クラシック音楽館「N響第1857回定期公演」(2017年5月14日放送)〜絶品のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲!!!

期待に違わない、最高級の演奏でした!
2017年5月14日放送、NHKEテレの「クラシック音楽館」。
諏訪内晶子のヴァイオリン独奏、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響による、
シベリウスのヴァイオリン協奏曲を録画で視聴しました。
収録は、2017年2月17日 NHKホールです。

諏訪内晶子のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲のCDは、
この曲の決定盤ともいえるものです。
この曲を聴きたくなったら、諏訪内盤をまず選択します。
(最近では、ハイフェッツやチョン・キョンファのSACD盤も時々選択しますが・・・)
下は、通常CDですが、我が家にあるのはSACDシングルレイヤー盤です。
ジャケ買いしても損はないぐらい?

(参考)チョン・キョンファ盤

(参考)ハイフェッツ盤

諏訪内晶子のシベリウス・ヴァイオリン協奏曲でのソロは、
掛け値無しで、現在世界最高の演奏だと思っています。
(あえて言えば、上記CDの録音時の方が僅かに優れているとも思いますが・・・)
独奏者や演奏者の存在を忘れて、ただただ大自然の音楽が結晶化して響いている・・・
まさに理想的な演奏だったと思います。
冒頭からして、凍てつくようなシベリウスの世界に引き込まれてしまいました・・・
パーヴォ・ヤルヴィのサポートも実にすばらしかったです!

後半は、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。
N響としてはかなりの好演だったと思いますが、
やはり改めて気付いたのは、私にとっては、
この曲は好きになれないな、ということでした・・・
ただし第2楽章だけは結構好きです。
恐怖のスターリンの音楽的肖像だそうですが・・・

(参考記事)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47〜ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のDG録音他
※ヒラリー・ハーンのCD、しばらく聴いていないなぁ・・・

2017年5月 2日 (火)

NHKBSプレミアム・「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」コンサート&プレミアムシアター「ドキュメンタリー エルプフィルハーモニー」(2017年4月30日、5月1日放送)

NHKBSプレミアムで、2017年4月30日に、
「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」コンサート」が放映されました。
録画して視聴しました。
2017年3月22日(水)、23日(木)に「オーチャードホール」で開催されたコンサートです。
大半が劇伴曲なので、流し聴き状態でもOKかな?
やはり伊福部昭作曲のゴジラ関連の曲が心に残りました。
あと、「シン・ゴジラ」に出てきた、声楽曲"Who will know?"も良かったです。
エヴァ関連よりも、「シン・ゴジラ」の方が私にとっては気に入ったわけです。
豪華出演者が集結! ファン感涙のコンサート
♢シン・ゴジラ 対 エヴァンゲリオン交響楽コンサート
4月30日(日)[BSプレミアム]後10:50

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ劇伴音楽集

シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

この番組に引き続いて(ただし日付は跨いで)、
プレミアムシアター「ドキュメンタリー エルプフィルハーモニー」が放映されました。
こちらも録画で(一部はリアルタイムでしたが・・・)視聴しました。
3部構成で、第1部は、
ドキュメンタリー
『エルプフィルハーモニー ~ハンブルクの新ランドマーク~』(2017年 ドイツ)。
第2部は、
エルプフィルハーモニー
こけら落とし演奏会。
第3部は、
ダニエル・ハーディング
パリ管弦楽団音楽監督就任記念演奏会でした。
このうち、第3部は曲目がシューマンの「ゲーテの「ファウスト」からの情景」だったので、
まったく視聴せずにカット、消去してしまいました。

第1部は、ハンブルクの新ランドマークとなった、
「エルプフィルハーモニー」が出来るまでのドキュメンタリーでした。
かなり波乱があったそうです。
(字幕付なので、早送りで観ました。)
第2部こそ、この番組のメインディッシュかな?
演奏曲目は、NHKのサイトから転載すると以下の通りです。

(引用)
「オウィディウスによる6つの変容」から パン ブリテン 作曲
「瞬間の神秘」から 呼びかけ、エコー、プリズム デュティユー 作曲
「ラ・ペッレグリーナ」から 高き天球から カヴァリエーリ/アルキレイ
大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」 ベルント・アロイス・ツィンマーマン
「5声と通奏低音のためのモテット」から あなたはなんと美しいことか ヤコプ・プレトリウス 作曲
フリオーソ リーバーマン 作曲
麗しのアマリリ カッチーニ 作曲
「トゥランガリラ交響曲」から 終曲 メシアン 作曲
舞台神聖祭典劇「パルシファル」前奏曲 ワーグナー 作曲
追悼 ~ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句~ リーム 作曲
交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」から 第4楽章 ベートーベン 作曲

(引用終)

現代モノを演奏したと思ったら、突然ルネサンス期の音楽になるなど、
響きを堪能するプログラムなのでしょうが、
我が家のオーディオでは、残念ながらホールの響きの素晴らしさまでは、
よくわかりませんでした。
結局、現代モノとルネサンスモノ、どちらもパスして、
まともに聴いたのはワーグナーの「パルシファル」前奏曲と、
ベートーヴェンの「第9」の第4楽章だけでした。
時折素晴らしい響きが聴こえるものの、
演奏そのものは「まぁまぁ」ぐらいでしょうか・・・

ところで、現在では「北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団」
(NDR Elbphilharmonie Orchester)となっているのは、
元々は「北ドイツ放送交響楽団」なのですね。
ギュンター・ヴァントとのブルックナーの演奏が魅力でした・・・

2017年4月30日 (日)

NHK「ベスト・アニメ100」の不可解〜投票がアンフェア!

NHKでは、2017年に日本のアニメーションが100周年を迎えるのを記念して、
視聴者投票による、日本のベストアニメを決める、という番組を放送します。
2017年5月3日放送予定の、
ニッポンアニメ100「発表!あなたが選ぶアニメベスト100」」です。
既に2017年1月に、投票の中間結果が発表されています。
1月時点では、次のような結果です。

(引用)
【総合】
1位 TIGER & BUNNY TVアニメ
2位 カードキャプターさくら TVアニメ
3位 おそ松さん TVアニメ
4位 魔法少女まどか☆マギカ TVアニメ
5位 コードギアス 反逆のルルーシュ TVアニメ
6位 ラブライブ!(第1期) TVアニメ
7位 新世紀エヴァンゲリオン TVアニメ
8位 ジョーカー・ゲーム TVアニメ
9位 ラブライブ!(第2期) TVアニメ
10位 銀魂 TVアニメ

【男性】
1位 魔法少女まどか☆マギカ TVアニメ
2位 コードギアス 反逆のルルーシュ TVアニメ
3位 ラブライブ!(第1期) TVアニメ
4位 新世紀エヴァンゲリオン TVアニメ
5位 ラブライブ!(第2期) TVアニメ

【女性】
1位 TIGER & BUNNY TVアニメ
2位 カードキャプターさくら TVアニメ
3位 おそ松さん TVアニメ
4位 ジョーカー・ゲーム TVアニメ
5位 ラブライブ!The School Idol Movie 劇場アニメ

(引用終)
(※引用元→NHK「ベスト・アニメ100」中間発表 1位は『タイバニ』

おそらく、最終結果も、似たような感じになると思われます。
すなわち、最近のアニメが優先され、
多くの年代に知られているような作品が意外にも票が伸びない・・・

既に発表されている、「ベスト・アニソン100」では、
「ラブライブ!」の歌がベスト100の中に10曲も入る、という結果になっています。
AK◯の組織票と同じような結果ですね・・・

2017年4月30日現在で、既に301位〜400位は結果発表されています。
その中から、なぜこの名作アニメが、こんな低い順位なのか、
というのを抜粋してみました。

304位 ドラえもん
329位 タッチ
350位 あしたのジョー
357位 リボンの騎士
381位 北斗の拳
397位 フランダースの犬

たとえば、ドラえもんは、小さい子どもからお年寄りまで誰もが知っている、
まさに国民的アニメの一つです。
アジアの多くの国でも知られています。
それがこんな順位というのは、そもそもの投票の仕方が間違っているからです。

すなわち、NHKが設定した投票では、作品が開始した年代というのをまったく考慮せず、
機械的に投票数だけで結果を出しています。
これでは、現在の10代〜20代の、パソコン・スマホに堪能な世代が好むものが有利になり、
年齢があがるにつれ、そもそもアニメに興味関心がなくなるから、
そういう世代の投票は期待できず、投票につながりません。

考えてみてください。
日本のアニメ100年を代表する作品が、
アニオタが好む「タイバニ」(TIGER & BUNNY)でいいのでしょうか?
(最終結果はわかりませんが・・・)
アニオタなら当然知っているとはいえ、
たいしてアニメに興味がない人にとって、
「これが日本最高のアニメだよ!」と言えるでしょうか?
そもそも「何それ?そんな作品知らないよ。」と言われそうです。
たとえば、「ドラえもん」や「サザエさん」、「となりのトトロ」とかなら、
「そうだね〜」と納得できると思います。

年代別の投票、という手がありますが、年代なんて、いくらでもごまかしがききます。
それよりも、最初の放送開始年を元に、
古い作品ほど有利になるようなハンデを設ける投票にすればよかったと思っています。
具体的には・・・
2001年以降の作品は投票数☓1、
90年代の作品は投票数☓2、
80年代の作品は投票数☓4、
70年代の作品は投票数☓6、
60年代までの作品は一律10倍(作品数が少ないのと、投票する人が少ないので)など・・・
そうすると、たとえば「鉄腕アトム」とか「ドラえもん」といった放送開始が古い作品が、
ある程度正当な評価を得ることになると思われます。
(若い世代にとっては不満かもしれませんが・・・)

NHKのこの番組、企画としてはとても良かったですが、
もう少し投票の仕方を工夫してほしかった、というのが正直なところです。

2017年4月28日 (金)

NHKBSプレミアム・名盤ドキュメント「太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密」(2017年4月26日放送)

2017年4月26日に、NHKBSプレミアムで、
名盤ドキュメント 
太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密
」を放映していました。
録画して視聴しました。

番組HPから、放送内容を転載します。

(引用)
1975年に発表され、数々のミュージシャンにカバーされてきた名曲「木綿のハンカチーフ」。この曲を収めた太田裕美のアルバム「心が風邪をひいた日」の制作過程に迫る!

名盤ドキュメント、第6弾にあたる今回は、太田裕美の3rdアルバム「心が風邪をひいた日」をとりあげる。代表曲は、A面1曲目『木綿のハンカチーフ』。70年代歌謡シーンを代表する名曲で、作詞家・松本隆の最初のミリオンヒットでもある。作曲の筒美京平、編曲の萩田光雄を加えた黄金トリオの曲作りとは?そして歌っていた太田の思いとは?録音原盤(マルチテープ)をひも解き、40年前の制作過程に迫る【出演】太田裕美ほか

【出演】太田裕美,松本隆,萩田光雄,白川隆三,ヒャダイン,真心ブラザーズ,持田香織,クリス松村,齋藤孝,丸山茂雄
(引用終)

私は「木綿のハンカチーフ」が好きなので、
ついつい見入ってしまいました。
番組前半では、録音原盤(16チャンネル)を再生しつつ、
「木綿のハンカチーフ」の歌詞と曲の秘密を解き明かしました。
曲の解説については、スコア分析まで出てくる本格的なものでした。

番組では、作曲者の筒美京平(以下敬称略)が写真では紹介されるものの、
インタビューには出てこないので、
筒美京平は故人かと思いきや、まだまだ存命中でした(大変失礼しました!)。
(インタビュー拒否の方なのですね・・・)

歌った太田裕美本人、作詞者の松本隆、編曲者の萩田光雄、
そして、太田裕美の歌を愛する芸能人等(齋藤孝まで出ていました!)が、
たくさんの思いを語っていました。

後半では、当時のB面に出てくる歌もいろいろ紹介していました。
また、アルバム盤と、シングル盤では、イントロや歌詞の一部が違う、
というのも興味深かったです。
ポップスのCDというのはほとんど買ったことがないのですが、
思わず衝動買いしてしまいました・・・(^-^;

心が風邪をひいた日

先日、山田姉妹のCDアルバム「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」を紹介した際に、
「木綿のハンカチーフ」のことも書きました。
山田姉妹「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」〜甘美だけど本当はコワイ昭和歌謡?〜
山田姉妹の歌声と、アレンジもステキですが、
やはりこの曲はオリジナルの太田裕美のキュートな歌声に軍配を挙げたいです。


(参考)
あなた〜よみがえる青春のメロディー〜

(参考)
NHK BSプレミアム「名盤ドキュメント」4月26日放送分は“太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密

2017年4月27日 (木)

BSフジ「『終わりなきコンサート』~二人の指揮者 大賀典雄と余隆」(2017年4月23日放送)

30分の目立たない番組ながら、
まさに「高尚な生涯」をピンポイントで描いた、好ドキュメンタリー番組でした。
2017年4月23日に、BSフジで、
『終わりなきコンサート』~二人の指揮者 大賀典雄と余隆」が放映されました。
録画して視聴しました。
SONYの社長、会長を務めつつ、声楽家・指揮者としての顔をもつ、
故・大賀典雄氏(1930−2011 以下敬称略)の半生をコンパクトに紹介しつつ、
大賀と中国との音楽を通しての関わり、
そして、軽井沢に軽井沢大賀ホールが建てられ、
大賀と縁があった中国人指揮者・余隆(ユーロン)と、
中国フィルハーモニーが軽井沢大賀ホールで演奏会を開くまでのドキュメンタリーです。

番組HPから放送内容を転載します。
(引用)
2001年、東京フィルハーモニー交響楽団の指揮者として大賀典雄(5代目ソニー社長)が北京国際音楽祭に参加するため北京を訪れた際、芸術総監督として大賀を招聘した中国を代表する指揮者、余隆(ユーロン)。
大賀が演奏中にくも膜下出血のため壇上で倒れるアクシデントがあり、その代役を招聘した余隆自身が務め、中断した「チャイコフスキー交響曲 第5番」の第2楽章から再開し指揮棒を振ったのが2人の絆のはじまりだった。
SONYを引退した大賀は軽井沢に音楽ホールを建設。2人は大賀ホールでの中国フィルハーモニー管弦楽団の演奏を夢見た。
余隆率いる中国フィルハーモニーはアジアでも有数の楽団に成長したが、2011年に大賀は逝去。大賀が中国フィルハーモニーの演奏を大賀ホールで聴くことは叶わなかった。
2015年11月、余隆の強い希望により中国フィルハーモニーの大賀ホールでのコンサートがついに実現。演奏された曲は、東京フィルの北京公演への返歌とも言える「チャイコフスキー交響曲 第6番『悲愴』」だった。
国境と世代を超えた二人の偉大な音楽家の絆の物語をお送りする。

(引用終)

番組では、ちょっとショッキングな映像が何度か出てきます。
大賀典雄が東京フィルハーモニーを率いて北京で演奏会を開き、
チャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章を指揮している途中、
突然壇上でバッタリと倒れるシーンです。

そこからの回復と、軽井沢大賀ホールが建てられるまでの経緯、
余隆との交友など、当事者のインタビューを交えてテンポよく紹介されます。
大賀が自ら操縦桿を握ってジェット機で世界へ行く様子も映し出され、
大賀と親しかったカラヤンを髣髴とさせました。

そういえば、軽井沢大賀ホール、というのは今回初めて知ったのですが、
どこかで見たことがあるぞ・・・と思いきや・・・
2017年冬ドラマで圧倒的な話題性があった、
TBS系のドラマ「カルテット」の最終回に出てくるホールだったのですね。
(「カルテット」私は欠かさず観ていました。結構ハマりました(*^.^*))
(参考)→カルテット最終回のロケ地は【軽井沢大賀ホール】

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2017年4月23日 (日)

世界フィギュアスケート国別対抗戦2017〜BS朝日でアイスダンス・ペアを生中継したのは快挙!

2016−2017シーズンのフィギュアスケート大会を締めくくる、
世界フィギュアスケート国別対抗戦2017が終わりましたね。
結果は日本が金メダルという快挙でしたが、
私自身は「団体戦」という枠組自体に疑問があり、
少し醒めた目で観ていました。
とはいえ、チーム日本、おめでとうございます!!

今回の世界フィギュアスケート国別対抗戦のテレビ放送では、
BS扱いとはいえ、珍しくペアとアイスダンスが生中継される、
という快挙(?)がありました。
メインスポンサーの資生堂さん、ありがとう!と言いたくなります。

NHKでのNHK杯と五輪での中継を除けば、
アイスダンスとペアはまったくといって放送されず、
無視されてきました。
それが、BS朝日で生中継というのは、実にすばらしいことでした!
フィギュアスケートファンの我が家としては、
フィギュアスケートは男女シングルとアイスダンス、ペアがあって、
全体像が見えると考えます。
日本での男女シングルへの過剰なクローズアップは、
アイスダンスとペアの切り捨てにつながっていないでしょうか?
(これはフィギュアスケートファンの罪ではなく、マスコミの罪といえます。)

今回の大会では、採点がかなり甘いのでは、と思いました。
ロシアのメドヴェージェワ(我が家では「メドさん」)選手のフリーの点数が、
160点というのは、どうみても盛りすぎなのでは・・・
(我が家はメドさんファンですが・・・)
日本の三原選手、樋口選手も5,6点は盛っている感じでした。
(ケチをつけるつもりではないのですが・・・)
これはジャッジの問題です。
転倒などの目立ったミスがなければ、
加点をかなりつけているのでは、
他大会との公平性・整合性が問われます。
また、今回高得点を出した本人たちが、
今回の記録をなかなか抜くことができなくなるかもしれません。

一方で、日本のフィギュアスケートファンの素晴らしさも垣間見ました。
超満員の中、自国の選手だけでなく、他国選手への敬意を表するため、
他国選手が出てきたらその国の国旗を出すのは、実に素晴らしい態度だと思いました。

エキシビションでは、メドさんのセーラームーンが最高でした!
日本選手のエキシビションは・・・真面目過ぎかも?

フィギュア 世界女王メドベージェワ エキシビションでセーラームーンになりきり
(デイリースポーツ 4/23(日) 16:53配信)

2017年4月19日 (水)

山田姉妹「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」〜甘美だけど本当はコワイ昭和歌謡?〜

実は、半分はジャケ買いでした・・・
山田姉妹のデビューアルバム「あなた〜よみがえる青春のメロディー〜」、
2017年3月初めに入手してから愛聴しています。

あなた~よみがえる青春のメロディー

山田姉妹は二卵性の双子ソプラノデュオです。
姉・華(はな)さんと妹・麗(れい)さん、どちらもモデル等で活躍するなど、
ヴィジュアル的にもお美しい方々ですが、
それに負けず劣らず、声もすごく美しいです。

今回購入するきっかけは、CDのヴィジュアルでしたが、
試聴してすぐさま、曲の美しさと声の美しさに魅了されました。

収録曲は以下の13曲です。
原曲を歌った歌手も記載します。

01.翼をください(赤い鳥/1973年)
02.雨やどり(さだまさし/1977年)
03.結婚しようよ(吉田拓郎/1972年)
04.おはなし(キャッスル&ゲイツ/1969年)
05.あなた(小坂明子/1973年)
06.見上げてごらん夜の星を(坂本九/1963年)
07.木綿のハンカチーフ(太田裕美/1975年)
08.風(はしだのりひことシューベルツ/1969年)
09.誰もいない海(トワ・エ・モワ/1970年)
10.なごり雪(かぐや姫、イルカ/1974年)
11.ひこうき雲(荒井由実/1973年)
12.切手のないおくりもの(ペギー葉山、財津和夫/1977年)
13.この広い野原いっぱい(森山良子/1967年)

それにしても、このアルバムに収録されている、
60年代〜70年代の昭和歌謡(フォークソング)は、
なんと甘美なんでしょうか!
メロディの美しさの一方で、
歌詞には時折強烈な毒が含まれています。
実はコワイ、昭和歌謡?な〜んて・・・

たとえば・・・
CDアルバムのタイトルになっている「あなた」。
少女らしい幸せな家庭を夢見た歌詞の最後に来る、
強烈な怨み節・・・

あるいは、「木綿のハンカチーフ」。
1番、2番、3番、4番と時が流れるにつれ、
彼氏と彼女の心が離れていく・・・

極め付きは、「誰もいない海」。
自殺寸前の歌詞ですね・・・
(シューベルトの「冬の旅」並?・・・)

このアルバムを聴いて初めて知った曲は、
「雨やどり」と「おはなし」です。
特に「雨やどり」は、おそらくさだまさしさん本人が歌ったら、
単にコミカルな歌、で終わっていたでしょうが、
山田姉妹が歌うと、コミカルながら実に甘美で、
うら若き女性の胸のトキメキが見事に表現されています。

このアルバムに収録された曲はもとより、
ヒットした昭和歌謡(演歌からアイドルまで)は、
歌詞の「風景」、時には匂いや部屋の息苦しさみたいなものまで、
伝わってきます。

対して、近年のヒット曲の多くが、
「気持ち」(愛している、大好き、ずっと一緒にいたい・・・)は溢れているものの、
「風景」は全然見えてこないような気がします。

ちょっと余談でしたね・・・
本題に戻って、このアルバムで一番好きな曲は、
(山田姉妹が歌っているから、ではなく、ずっと以前からですが・・・)
「なごり雪」です。
CDを聴いていると、つい一緒に口ずさんでしまいます。

40分程度の収録時間ですが、
聴いていたらあっという間に感じてしまいます。
私は、好きな曲だけ聴く、という形ではなく、
通して聴くことがほとんどです。
声楽ファン、フォークソングファンどちらにもオススメですよ。

山田姉妹のCD発売に伴うインタビュー記事を見つけましたので、
よろしければお読みください。

山田姉妹 ”呼吸”こそ歌ーーー 
 双子ソプラノ・デュオ、山田姉妹が歌う昭和の名曲たち

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