カテゴリー「ニュース」の356件の記事

2016年12月10日 (土)

豪雪の札幌のホワイトイルミネーション(2016.12.10)

2016年12月10日、朝起きて窓を開けたら、
雪がかなり積もっていました。
除雪車が出動していましたので、
少なくとも10cm以上は積もったのだな、と思いましたが・・・
札幌市では、連続した降雪が10cm以上になると除雪車が出動することになっています。
まさか、一昼夜で60cm以上も積もるとは!
札幌市の中心部では、市電が全面ストップしていました。

あまり外に出たくない日ではありましたが、
豪雪に関係なく正常運行している地下鉄を使って、
市内のあちこちに行きました。

夜に、札幌駅周辺、赤れんがテラス、
大通公園のホワイトイルミネーション会場の方を通った際に、美しかったので、
写真を撮りました。

こちらは札幌駅前のホワイトイルミネーションです。
札幌駅前など、札幌市内の中心部では、
ロードヒーティングしているところが多いので、
多少の雪などものともしないのですが、
さすがに60cmもの降雪には対応しきれず、
水たまりができていました。
ちょうど、イルミネーションの灯りがたまった水たまりに映っていました。

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こちらは赤れんがテラス横のイチョウ並木を使ったホワイトイルミネーションです。
一番奥に道庁赤レンガが見えます。
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こちらは大通公演の「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」会場で、
妻が撮った写真です。
クリスマスツリーとテレビ塔が一緒に見える構図がすばらしかったから、
とのことでした。
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ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo では、寒いから、
グリューワイン(ホットワイン)の赤を飲みました。
注文するレジの横で、なんと、ドイツのドレスデンの小さなシュトレンが売っていました。
先日、NHKEテレの「グレーテルのかまど」で取り上げられていました。
小さい割に1個600円と少しお高めな気もしましたが、珍しいので買ってしまいました・・・
家に帰ってから妻と食べました。
日本で作られたものと比べると固めですが、素朴な味わいでおいしかったですよ。
紅茶と一緒にいただきました。

シュトレン三姉妹?
向かって左から、六花亭のシュトーレン(12/9に購入して半分近く食べてしまいましたが・・・)。
こちらは1700円。
真ん中は、12/10にロイズで買った、ショコシュトーレン。972円。
右はミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoで買った、
Emil Reimanの小さなシュトレンです。600円。

2016年11月28日 (月)

NHK総合・クローズアップ現代+「想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」(2016年11月28日放送)

ついにNHKまでもが社会現象として、映画『君の名は。』を取り上げましたね。
しかも、「クローズアップ現代+」!
映画公開初日から約3ヶ月目、
ちょうど、夕方のニュースで、

君の名は。興収194億円 「もののけ姫」超え邦画3位
毎日新聞2016年11月28日 16時54分(最終更新 11月28日 17時49分)

という報道がされたタイミングでした。
邦画興行収入第2位になるのは時間の問題ですね。
最終的には、日本歴代興行収入ランキングで4位になると思われます。
(「アナ雪」や「タイタニック」を超えたらスゴイですけど・・・)

2016年11月28日放送のNHK総合・クローズアップ現代+では、
想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」と題して、
ヒットの理由をNHKなりに分析していました。
ゲストコメンテーターは、
日経BPヒット総合研究所上席研究員の品田英雄さん、
ギタリスト・日本遺産大使のマーティ・フリードマンさんでした。
(紅白にRADWIMPSが初出場!というのもNHK的には番宣したいのかもしれませんね。)

ゲストコメンテーターのコメントはたいして面白くなかったですが、
中高年の方々に特別に上映会を開いてコメントを聴いたところは興味深かったです。
自分の配偶者との出会いと別れ(離婚・死別)を、
主人公二人と結びつけて、深い共感をもって観ていたところ、
時には涙さえ流す中高年の方々の姿が、
どんな解説やら分析よりも作品の価値を生き生きと物語っていると思いました。
妻はその映像を観て、
「私は(映画を観て)泣かなかったけど、おかしいのかしら・・・」とコメントしていました。

番組中では、まだ公開中なのに、こんなに見せていいのかと思うほど、
トータルにすると3〜5分ぐらい、映画のシーンをいろいろ紹介していました。
(もちろんネタバレになる核心的なところは避けていますが・・・)

「クロ現+」の分析では、ヒットの理由の一つに、
日本の古典をベースにしていることを挙げていました。
「とりかえばや物語」とか、小野小町の短歌(夢で愛しい人に遭うこと)など・・・

映像の美しさ、構成、主題曲のノリの良さ、いろいろありますが、
私としては、やはり愛の絆の深さと溝(乗り越えることが不可能な、愛の障害)こそが、
この作品の最大の魅力なのかな、と思っています。
公開されてから数日以内に妻と一緒に観に行って書いた拙記事がありますので、
よろしければお読みください。
映画「君の名は。」〜新海誠監督の集大成!(2016年8月29日 (月))

あと、私は映画を観てから、新海誠監督が書いた小説『君の名は。』と、
『君の名は。 Another Side:Earthbound』を読みました。
特に後者を読むと、映画では描ききれなかったところがうまく補足されますので、
2冊あわせて読むのがオススメです。

小説版『君の名は。』

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

NHKの分析云々よりも、「百聞は一見に如かず」ですね。
ぜひ映画そのものをご覧になってください。

2016年11月 6日 (日)

大雪と紅葉のコンチェルト  道庁&北大(2016.11.06)

札幌では、例年10月下旬から11月上旬にかけて、初雪が降ります。
しかし、道路がうっすらと白く染まる程度で、
たいていはすぐに解けてしまいます。
本格的な雪が降るのは、12月に入ってからなのですが・・・
しかし、今朝(2016年11月6日)起きて窓の外を見ると、
11月上旬とは思えないほどの雪が積もっていてびっくりしました!
ニュース報道によると、札幌市内で23cmの積雪になっていたとのこと。
21年ぶり…札幌で積雪23センチ 空の便やJRに乱れ
朝日新聞デジタル 11/6(日) 17:26配信

私は札幌に住んで十数年となりますが、
11月上旬にこんなに雪が積もったのを見たのは初めてでした。
(なにせ、「21年ぶり」!)

午前中教会に行き、昼下がりに道庁の近くを通りました。
紅葉と大雪が奇跡のコラボ!
北海道ではなかなか見られない光景でした!
(通常、紅葉があるうちは大雪が降らないし、
大雪が降る頃には葉っぱは皆落ちてしまっているので・・・)

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道庁を通った後、北大に行きました。
イチョウ並木を見るのと、
北大総合博物館に併設のカフェ「ミュージアムカフェぽらす」に行ってみたかったからです。
西興部のソフトクリー夢」というのを食べてみたかったからです。
※↑誤入力ではありませんよ!

北大構内は、
先日のイチョウ並木を観に来た時のような混雑した感じではありませんでした。
しかし、今まで観たことのないような美しい晩秋の光景がひろがっていました。
まるで、大雪と紅葉のコンチェルト!

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紅葉と雪景色を眺めながら、頭の中では、
ブラームスの「クラリネット五重奏曲」第1楽章が流れていました・・・

(愛聴盤は現在廃盤のようです・・・)
ペーター・シュミードル(クラリネット)、
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団(PLATZ)

人通りもまばら・・・
かなり歩きづらい状態でした。

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北大総合博物館の出口から撮った1枚です。

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イチョウ並木は、葉がかなり落ちていましたが、
独特の美しさがありました。
妻は大変喜び、
「とてもロマンティック!今日来てよかった!」と感動していました。

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今回撮った写真の中では特に美しいと思った1枚です。
露出補正をかけていますが・・・
まるで一幅の絵のようです・・・

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銀杏だけが木に取り残されて、雪をかぶっていました・・・

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主よ、御業はいかにおびただしいことか。
あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。
地はお造りになったものに満ちている。

(旧約聖書 詩編104:24新共同訳)

2016年8月 1日 (月)

2016年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

四位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その2)〜2日目・古宇利島とホテル近くの黄昏時〜
五位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その3)〜3日目・渡嘉敷島でシュノーケリング!〜
六位.算数の問題解決型学習~学力「崩壊」の決め手
七位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
八位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落~
NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」(2012年2月5日放送)

九位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
十位.尾高忠明指揮、札幌交響楽団による、武満徹作曲『波の盆』のCD(CHANDOS)

1〜4位までは2016年6月とまったくランキングは変わらず。
私どもの沖縄旅行記を読んで下さる方が多くいて嬉しい限りです。
教育関係の記事もまた4本ランクインしました。

最近、「アクティブ・ラーニング」なるものが教育界ではトレンドのようです。
先日紀伊國屋書店に行ったら「アクティブ・ラーニング」関連の本が結構出ていました。
文科省も積極的に進めていますし。
しかし、それなら私の書いた批判記事が忘却の彼方に行くはずでは?
よく読まれているのが皮肉なものです。
「水素水」とか怪しげな健康法・健康グッズ並のものにすぎないのでは?
文科省のお役人や教育委員会・学校関係者は、
「キラキラ輝く瞳」のような曖昧模糊としたものから脱却し、
『「学力」の経済学』のような、科学的根拠・統計に基づく議論から、
教育政策を進めていってほしいものです。

中室牧子著『「学力」の経済学』、
すごくオススメです!
教育界のもっともらしい意見という「王様」は、実は裸にすぎないことを、
見事に暴く痛快さがあります。

中室牧子著『「学力」の経済学』

9位のブラームスのCD聴き比べ記事は、
私自身、この記事がランクインするとは全然思っていませんでした。
意外・・・

2016年7月31日に、元横綱千代の富士・九重親方が逝去されました。
突然のニュースに絶句・衝撃・・・
私にとっては子供時代のスーパーヒーローでした。
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

7月は涼しかったですが、ようやく蒸し暑い夏が札幌にも来ました。
今月もご愛読よろしくお願いします。

2016年6月12日 (日)

音楽評論家・宇野功芳氏逝去・・・(2016年6月10日)〜クラシック音楽CDでの演奏家選びに大いにお世話になりました・・・

クラシック音楽の評論家として、
吉田秀和氏(故人 1913-2012)に次ぐぐらいの影響力があった、
宇野功芳氏が、2016年6月10日に逝去された、というニュース記事を読みました。
音楽評論家で指揮者の宇野功芳さん死去
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

ニュース全文を引用します。
(引用)
音楽評論家で指揮者の宇野功芳(うの・こうほう=本名・功=いさお)さんが10日、老衰のため死去した。86歳。葬儀・告別式は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。

 父は漫談家の牧野周一。国立音楽大声楽科で合唱指揮者を志す一方で、音楽評論を始める。歯切れ良い筆致で指揮者のハンス・クナッパーツブッシュやカール・シューリヒト、エフゲニー・ムラビンスキーをはじめ、20世紀を代表する演奏家の紹介で知られた。

 また、大阪フィルを率いた朝比奈隆に早くから注目して評価を高め、難解とされたブルックナーやワーグナーの音楽の真価を分かりやすく解説。一方で、指揮者としても独特の手法で人気を集めた。著書に「宇野功芳の『クラシックの聴き方』」など多数。
(引用終)

長年、音楽之友社の『レコード芸術』誌のCD評を楽しみに読んでいました。
(私は『レコード芸術』誌を毎回立ち読みするだけで、
買ったことはほとんどありませんが・・・スイマセン)
今年(2016年)になってから、宇野先生(あえて「先生」という呼称にします)の名前が、
『レコード芸術』から消えてしまい、寂しさを覚えていました。
宇野先生の記事がない『レコ芸』は、気の抜けたビールみたいで、
ますます読むところがなくなりつつあるな、というのが実感でした。
(吉田秀和氏と宇野功芳氏の記事が、『レコ芸』の双璧だった、ともいえます。)

良くも悪くも、クラシック音楽を聴く上で、
「導きの星」となったような存在でした。
カラヤン、アバド、小澤、ポリーニといった指揮者や演奏家を貶す一方、
(ただし、「いいものはいい!」と言っていたことは特筆すべきでしょう。
カラヤン指揮ベルリン・フィルによるR・シュトラウスの「4つの最後の歌」など・・・)
朝比奈隆、クナッパーツブッシュを「コクのある」などと賞賛していました。
最近なら佐藤久成やHJリムなどを推していました。
結構当たりハズレもありましたが・・・

宇野先生の『宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版』(現在絶版?)は、
たぶん私にとっては、聖書に次ぐ回数を読んでいると思います。
(ただし、通読ではなく、必要な箇所だけがほとんどですが・・・)
今でも時々読みます。

2010年頃から(もっと前から?)、
宇野先生の「ストライクゾーン」がずいぶん甘く(広く?)なっている、
と思うようになりました。

私自身も、年齢と経験を重ねることにより、宇野先生の影響から解放され、
自分自身の価値判断で、自分なりの聴き方ができるようになりました。
カラヤンやアバドなど、
宇野先生がどちらかというと貶していた音楽家の素晴らしさも知りました。
(今所有している中で、SACDの数が最も多いのが、カラヤン指揮のものです。)
また、音楽家がやりたい放題の演奏(いわゆる「爆演」)よりも、
楽譜に忠実な演奏の方が、美しいと思うようにもなりました。
(演奏家の「オレはこのように強調する!」というのが、
あまりにもあざといと、煩わしくなったというか・・・)

先月末(2016年5月)に、
よく読んでいる「クラシック音楽 名曲・名盤CD求めて三千枚」というブログで、
今月のレコード芸術と宇野功芳の最近の評論について」という記事を読みました。
だいたい共感しました。

ともあれ、吉田秀和氏や宇野先生の後を継ぐような、
そういう存在はしばらく出ないかもしれませんね。
鈴木淳史氏や許光俊氏の文章は面白いですが、
全面的に「信じる」という感じではないし・・・

宇野先生の指揮の方は・・・
だいぶ前に、ベートーヴェンの「第9」のCDを買ったことはありますが、
まるでブルックナーのような感じになっていました。
あざとすぎるというか・・・
(昨年もCDを出していましたね。あれが指揮活動の集大成なのでしょう。
私は買っていませんが・・・)

(参考)
功芳の「第9」

まずは、「ありがとうございました!」と言いたいです。
そして、「お疲れ様でした」・・・
(参考記事)
85歳でも枯れない音楽家、宇野功芳の「やりたい放題」

2016年4月 5日 (火)

NHK総合・ニュースチェック11(2016年4月4日〜)が酷い・・・NEWS WEB、カムバック〜!

平日の夜寝る前に、NHK総合のニュース番組、
「NEWS WEB」を視聴することが多かったです。
残念ながら2016年4月1日で終了してしまいました。

さて、4月4日から、新番組「ニュースチェック11」が放送開始となりました。
キャスターを正面から映さず、ラジオ番組をやっているかのような感じで、
ニュースを紹介していました。
NEWS WEBでやっていたような、テーマの掘り下げがなく、
報道機関としてのNHKが、単なる御用放送に成り下がった象徴のような、
骨のなさが気になりました。
(クローズアップ現代の終了など・・・)
ローカル番組ならともかく、この構成は酷いのでは?

ローカルニュースの紹介のところなどは、
「続きはNHKのWEBで」と言った方がいいと思われるような内容でした。
早急な番組構成の見直しをした方がいいのでは?
(これは、私にとっては、ニュース番組なんて観ていないで、
さっさと寝なさいという「お導き」なのかもしれないですけれども・・・)
NEWS WEBの方がはるかにマシでした・・・
カムバック〜、NEWS WEB!

2016年4月 3日 (日)

2016年世界フィギュアスケート選手権〜女子シングルの稀に見るレベルの高い演技に衝撃・・・

2016年世界フィギュアスケート選手権、
女子シングルは今まで観たことがないほどのレベルの高い演技が続きました!
なにせ、ショートプログラム(SP)で1位から6位まで70点超えだったのですから・・・
(グランプリシリーズならSPで70点超えたらまずメダル間違いなしなのですが。)
フィギュアスケート:世界選手権・女子FS

日本の3選手もよく頑張っていましたが、
それ以上に、ロシアとアメリカの選手が見事だった・・・

浅田選手は今の実力以上に報道が彼女のことばかり取り上げるので、
私としてはコメントを控えたいです。
ただし、フリー(FS)の終盤はさすがに美しいなと思いました。
まだ現役続行とのことですが、
世界選手権やオリンピックでのメダルはもう厳しいのでは・・・
(余計なお世話ですね・・・)

宮原選手の演技はバレエのように美しく緻密でした。
彼女こそもっと注目されてほしいと思うのですが・・・
あれだけ素晴らしい演技でさえも、メダルに届かなかったというのが、
今の女子シングルのレベルの高さを物語っています。
ぜひ来年は、メダルをとってほしいなと願っています。

大逆転で2位となったアシュリー・ワグナー選手の演技にも感動しました!
正直に言えば、私も妻も、ワグナー選手がメダルをとるとは思っていなかったです。
今までのフィギュアスケート選手としての集大成のような、
彼女らしい演技でした。

優勝のエフゲニア・メドベージェワ選手のFS演技は、
もはや芸術作品の領域でした・・・
単なるジャンプの羅列や技巧の誇示ではなく、
音楽から生じる物語を表現するために存分に用いながら、
しかも着実に加点を伸ばすという、
見事すぎる演技でした!
映画の1シーンみたい?
あのキム・ヨナ選手のFSの最高得点をついに塗り替えたというのも頷けます。
すごすぎる・・・

グレイシー・ゴールド選手はSPでは1位だったのに、
FSでは少し残念でしたが、「火の鳥」は見事でした。

男子シングルは羽生選手の圧勝かと思いきや、
フリーでフェルナンデス選手がまさかの大逆転、
という展開は面白かったです。
色々な意味で、予想を超える展開があった、
2016年の世界選手権でした。

ところで、フジテレビ・BSフジは、
どうしてアイスダンスとペアを放送しないのでしょうか?
視聴率がとれないのはわかりますけど、
せめて金銀銅メダルを獲得した演技だけでもいいから、
きちんと報道してほしかったと思いました。
フィギュアスケートファンとしては\(*`∧´)/モノですよ!

2016年4月 1日 (金)

誘拐容疑者の卒業取り消し、留保は妥当か?

学問の自由は、これを保障する。(日本国憲法第23条)

中学生を2年間も誘拐・監禁し続けた容疑者が、
2016年3月に千葉大学の卒業認定および学位授与を受けたばかりだったので、
千葉大学は、世間の圧力に配慮して、
一旦取り消し、卒業を留保することを決定したと発表した、とのことです。

「誘拐容疑者だから卒業取り消し」はおかしいと異論 揺れる千葉大、
「卒業させていいのか」派も(2016/3/29 18:03)JCASTニュース

女子中生誘拐事件で千葉大生を襲い始めた「風評被害」
大学は寺内容疑者の卒業「留保」を決めた(2016/3/31 19:05)JCASTニュース

私はその容疑者の社会的処罰は司法の手に任せることとしますが、
(容疑者を弁護するつもりは毛頭ありません。)
千葉大学の処分については疑問をもちました。
大学でどういう規程になっているかは知りませんが、
一旦授与した卒業認定・学位授与は、
たとえ在学中に大きな犯罪を犯していたことがわかったとしても、
規程の単位をしっかり取得していたのであれば、
取り消すべきではないと考えます。

たとえば、この事件が、
2016年4月1日以降に解決した(犯人の逮捕及び少女の解放)としても、
在学中に起こしていた事件だから、卒業を取り消すのでしょうか?
もっといえば、さらに何年も後に発覚、解決したとしたら?

大学はこの事件そのものに関与していたわけではないのだから、
毅然として、「学問の自由」を盾に、
世間に阿ること無く、
「なにもしない」(卒業取り消しを論議しない)権利を行使すればよかったと思います。

犯罪者であろうとなかろうと、年齢や国籍がどうであろうと、
学問をする権利を大学自体が妨げるのは、
「学問の自由」を放棄する愚の骨頂ではないでしょうか。
悪しき前例を作らないことを願うばかりです。

2016年3月 2日 (水)

書評:溝部脩著『青年と読むマルコによる福音』(ドン・ボスコ社)

先月(2016年2月)、
札幌市内のキリスト教書店「オアシス札幌店」に立ち寄った際、
手にとって、買った本です。
(プロテスタント中心の書店ですが、
最近ではカトリック関係の本も置いています。)
溝部脩著『青年と読むマルコによる福音』(ドン・ボスコ社)を紹介します。
著者はカトリック高松教区名誉司教です(でした)。
ここ最近、寝る前に少しずつ読んでいます。
1章が適度な長さで、読みやすく、かつ福音的です。
実はまだ読み終わっていないのですが、
たまたま女子パウロ会のHPを見たら、
著者が2016年2月29日に逝去されたことを知りました。
訃報 溝部脩さん80歳=カトリック高松司教区名誉司教
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

Requiem æternam dona eis, Domine, et lux perpetua luceat eis.
(主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光でお照らしください。)

さて、本の紹介に戻りましょう。
この本は、著者が2年かけて青年たちと一緒にマルコ福音書を読み解いた記録、
とのことです。
がちがちのカトリック教理で折伏、というのではなく、
仏教の話や映画『ベン・ハー』や『ローマの休日』の話、
宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の全文引用があったり、
宗教改革者カルヴァンの話も半ば肯定的に紹介されたりしていました。
(PP.24)
実に柔軟な心で、青年たちにとって福音書を身近なものにしようとする、
優しい語り口が魅力的です。

本文から一部引用してみましょう。
マルコ5章の出血病を患う女の話についての記事からです。
(引用)
 この女はイエスのことを聞いて、この人しか自分を救ってくれる方はいないと信じて、町に入ってきて、イエスに近づいたのでした。そして「後ろのほうからイエスの衣に触れた」(5・27)のです。この種の病気の人は汚れた者とみなされていたので、公に触れるのを彼女はためらったのでした。しかし、「イエスの衣にさえ触れることができれば、救われる」(5・28)と信じていたのでした。彼女は病が治されるというより、自分の状況から救われるということを願っていたのでした。病気にかかって以来、自分を悩まし続けたすべてのことから立ち直りたいと希望していたのでした。ともかく新しい人生を歩みたかったのです。イエスは、この女の強い心に動かされて、「娘よ、あなたの信仰があなたを救った」と告げます。その瞬間に出血病が治りました。イエスは、彼女が強く願ったから、その信じる力によって治ったと告げたのです。
 「すがる」とはこういうことです。この人しかいないという思いの丈を、思い切りぶっつける行為です。治っても治らなくても、との「のらりくらり」のお願いではありません。何がなんでも治してもらいたいという必死の思いなのです。現代人の私たちに一番欠けているのは、この必死の思いかもしれません。「このくらいで」、「まあまあ」で引き下がってしまうのです。いつもあいまいで、何でもいいのです。従って必死になって祈るという意味が理解できないのです。
 きっとこの女は初代教会で、集会の折にでも、自分が触れたイエスの感触を話して聞かせたことでしょう。それが聖書に残っていきました。聖書のこの箇所を味わって読むと、その女の息遣いが私たちにも伝わってくるようです。

(PP.68〜70から引用終)

今のところAmazonでは取扱いがないようです。
キリスト教書店で入手可能です。

Mizobe

2016年1月 9日 (土)

ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)氏死去〜指揮者として「巨匠」だったのか?

現代音楽の作曲家で、指揮者としても有名だった、
ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)氏(以下敬称略)が、
2016年1月5日に死去した、というニュースを読みました。
仏作曲家のピエール・ブーレーズ氏死去=90歳、現代音楽の巨匠
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

すごく好きな指揮者、というわけではなかったですが、
ここ数年、DGのマーラー録音やヘンデル、バルトークの録音で、
ようやくその価値がわかってきました。
(昨年亡くなったアバドも同様でしたが・・・)

死去のニュースを受け、改めて、
家にあるブーレーズ指揮のCD何枚かと、
ポリーニが演奏する、ブーレーズの「第2ソナタ」を初めて聴いてみました。

まずは、「第2ソナタ」の方から・・・
ただただ、義務感から聴いた、としか言いようがないです。
「早く終わらないかな・・・」
まさに「オンガク=音が苦」!
60年代の学生がサルトルや毛沢東の本を振り回しているかのようです。
私の妻も一緒に聴いてくれたのですが、
後で、
「ワタシがデタラメにピアノ弾いたら弾けそうな曲?」
とコメントしていました。
サルかネコがピアノをデタラメに弾いても「音楽」なら、
この曲は立派な「ゲイジュツ」なのでしょうね。

おそらく、作曲家としてのブーレーズの作品は、
10年もしたら(いや、既に?)、
骨董品扱い、博物館行きの音楽となっているでしょう。
指揮者として有名だった作曲家バーンスタインが、
最近では「ウェスト・サイド・ストーリー」の作曲家だけではなく、
「キャンディード序曲」その他の作曲家として評価されるのとは反対に・・・
20世紀後半の「前衛の時代」は、まさに「黒歴史」そのものなのかも?

一方、指揮者としてのブーレーズはどう評価すべきなのか?
今回改めて聴いてみたのは、
◯マーラー:交響曲第9番、交響曲第8番(第1部のみ)(DG)
◯バルトーク:ピアノ協奏曲全集(第2番、第3番のみ)(DG)
◯ヘンデル:組曲「水上の音楽」(第1組曲の途中まで)(SONY)
でした。

マーラー:交響曲全集

バルトーク:ピアノ協奏曲全集

ヘンデル:「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」

最近(2015年12月〜2016年1月8日現在)、
マーラーの交響曲を聴くのを意識的に避けているので、
久々に聴くことになりました。

ブーレーズ指揮によるマーラーの交響曲第9番は、
精緻な演奏ですが、少しも「思い入れ」がない、
蒸留、滅菌されつくした感じがしました。
指揮者の解釈など不要、ただスコアがそのまま響けばいいんだ!
という考えに立てば、まさに「至高の」演奏なのかもしれません。
しかし・・・

マーラーの交響曲第8番第1部は、
この曲のすばらしさを改めて認識させてくれた名盤です。
重低音が物凄い・・・
過去記事→マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
※第7番についての記事ですが、
冒頭にブーレーズ指揮の第8番を賞賛した文が出てきます。

バーンスタインやテンシュテットを代表とする、
体臭がするようなドロドロ演奏=名演、熱演、という呪縛から、
ブーレーズやアバド、ジンマンの指揮は、
スコア通りに鳴らせば十分に美しい、というのを見事に証明して、
解き放ってくれました。

バルトークのピアノ協奏曲も、
オーケストラの冷静さが際立ちます。
まるでトゥーランドット姫?
(「氷のように冷たいが、周囲を焼き焦がすものは?」)

その冷たさが、ヘンデルではプラスに働いていました。
既に記事を書いていますので、
よろしければお読みください。
ヘンデル:組曲「水上の音楽(Water Music,Suite)」&組曲「王宮の花火の音楽(Music for the Royal Fire Works, Suite)」聴き比べ5種

思うに、指揮者としてのブーレーズは、
スコアを作曲家の意図どおりに精緻に鳴らすことができる
「職人」だったのではないでしょうか。
実際のオーケストラを使って、コンピューターが演奏しているかのように、
冷徹に響かせることができる・・・これもまた凄い才能ですが・・・

「巨匠」という言葉を、年齢(齢70歳以上?)から言えば、
ブーレーズは指揮者として十分に「巨匠」でしたが、
「解釈を聴かせる」という点では・・・
カラヤンやバーンスタインは「巨匠」に値しますが、
ブーレーズの指揮は、もしかすると10年、20年後には、
人工知能が再現できるのかもしれませんね・・・
ともあれ、スコアそのものの響きを、
あたかもスコアが透けてみえるかのように演奏できた、
という意味では、やはり「巨匠」の名に値する指揮者だった、といえます。
もう少し、ブーレーズ指揮のCDをいろいろ聴いてみたくなりました。

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