カテゴリー「アニメ・コミック」の178件の記事

2017年2月24日 (金)

J.S.Bach:小フーガ ト短調(Fugue in G minor)BWV578編曲版3種〜オーケストラ版、チェンバロ版、ピアノ版

先日、BS11で、
「宇宙戦艦ヤマト2202」2.25発進記念!! 愛の特別番組
というのを放映していました(2017年2月21日OA)。
「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」と「宇宙戦艦ヤマト2」のリメイク版、とのこと。
映画の冒頭12分を番組中で公開していました。
「ヤマト2」といえば、あの「白色彗星」のテーマ!
もろもろのアニメのインスト曲の中でも、出色な恐怖感・威圧感ですね。
あのパイプオルガンの音を聴いているうちに、
なんとなく、バッハの「小フーガ」をふと思い出してしまいました・・・
(全然似ていない、と言われればそこまでなのですが・・・(゚ー゚;)

(参考)
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち [Blu-ray]


宇宙戦艦ヤマト2 DVD MEMORIAL BOX


YAMATO SOUND ALMANAC 1978-II「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」 Blu-spec CD

(参考)
アニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」映画館で皆が泣いた感動の名シーンまとめ。

ちょうど先日、ストコフスキーによるバッハの編曲モノのSACDを入手しました。
「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」のオーケストラ編曲版は知っていましたが、
このSACDでは、その曲は入っておらず、
代わりに「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番」BWV1004中の有名な、
「シャコンヌ」の編曲版も入っていました。
今回紹介する、「小フーガ」もオーケストラ版として収録されています。
オルガン原曲のおごそかな世界が、
まるで「スター・ウォーズ」みたいな壮大な音宇宙になっていました!

Stokowski / Wagner (SACD) Import, SACD

◯レオポルド・ストコフスキー指揮ロンドン交響楽団(DUTTON)
1974年4月※原盤はSONY。
SACDハイブリッド(SACD Multi-ch、SACD STEREO、通常CD)
※カップリングは省略します。
3:28

ところで、実は我が家には、オルガン曲(だけ)のCDは数枚しかありません。
オルガン曲といえばバッハ、ついでフランクですが、
バッハのオルガン曲はカール・リヒターの東京公演のSACDが1枚あるばかりです。
他は、セザール・フランクのオルガン曲CD(2枚組)があるだけ・・・

何故かと言うと、オルガンをCDで聴いてもあまり美しく感じないからです。
私が初めてパイプオルガンの生音を聴いたのは高校生のときで、
場所はスイスのルツェルンの教会でした(確かカトリック・・・)。
オルガンの練習中だったようですが、教会全体が楽器として響き渡る体験をしました。
この音に比べると、どれだけ高級なオーディオ裝置をもっていようとも、
CDの音は貧相なものだな、と思いました。
その印象は今でも変わりません。
(教会やコンサートホールで演奏されるなら、聴きたいと思いますが・・・)
というわけで、かつてはバッハのオルガンのCDを何盤も持っていましたが、
手放してしまったワケです。

オルガンによる「小フーガ」は今(2017年2月24日現在)手元にありませんが、
チェンバロ版と、ピアノ版はあります。

チェンバロ版は、曽根麻矢子の演奏です。

シャコンヌ~バッハ・チェンバロ名曲集

上記は通常CDですが、我が家にあるのはSACDハイブリッド盤です。

◯曽根麻矢子(チェンバロ)(avex-classics)
2004年4月
3:45

オルガンとはまた違った、キラキラした響きで、
聴いていて疲れない演奏です。

ピアノ版は、タチアナ・ニコラーエワの演奏です。
残念ながら、廃盤のようですので、
ダウンロード版と少し怪しげな輸入CDを紹介しておきます。

◯タチアナ・ニコラーエワ(原盤:ビクター・エンタテイメント)
髙橋悠治編
5:34


MP3ダウンロード版
Tatiana Nikolayeva plays Bach


Nikolayeva Tatiana: Plays Bach Piano Mu CD, Import

ニコラーエワの演奏はCDが廃盤になったせいか、
すっかり忘れ去られつつあるのが残念です。
精神性を感じさせるバッハの代表盤ではないかと思っています。
オルガンにも負けない、バッハの精神世界に迫る名演奏です。
深い沈滞感が魅力です・・・

2017年1月 9日 (月)

NHKEテレ・クラシック音楽館 「N響コンサート 第1847回定期公演」(2017年1月8日放送)〜グレツキ:交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”と、アニメ「フランダースの犬」のラストシーン・・・

NHKEテレの「クラシック音楽館」。
2017年は深い悲しみの曲から幕を開けました・・・
2016年11月9日、サントリーホールでのN響第1847回定期公演の放映です。
曲目は、
モーツァルトの「クラリネット協奏曲」と、
20世紀後半に活躍したポーランドの作曲家、
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933−2010)の代表曲、
「交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”」でした。
我が家では録画して視聴しました(裏番組のドラマを観ていたため。)。

モーツァルトの「クラリネット協奏曲」へのコメントはパスします。
グレツキの作品「交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”」は、
思い入れのある曲です。

グレツキの名を、
普段「ゲンダイオンガク」や、クラシック音楽をあまり聴かない人にまで知らしめたのが、
上の盤です。
今回N響を指揮した、デーヴィッド・ジンマン指揮ロンドン・シンフォニエッタ、
ドーン・アップショウ(S)の独唱です。
英国では、1993年に発売されてミリオンセラーになったとのこと。
日本でも、結構売れたはずです。
(私も持っていました・・・)

そのジンマンが、N響を指揮してこの曲を演奏するのだから、
期待度大でした。

第1楽章は、中世のラメント(哀歌)をテキストにした、
聖母マリアが息子イエスの受難を嘆く内容。
最も有名な第2楽章は、
ゲシュタポ収容所の壁に書かれた言葉をテキストにしています。
第3楽章は、息子を失った母親の嘆きをうたった民謡がテキストです。

第1楽章は25分ほどで、
とても低くて小さい音がゆっくりと、だんだん結集して、
まるで音のカーテンを作るようです。
音の頂点で、声楽が入ります。
そして嘆きのクライマックスの後、
音は今度は逆に、
だんだん遠ざかるように小さくなっていきます。
初めてこの曲を聴いた時は、まるで山登りのように思えたのですが、
今回N響の演奏で聴くと、
聖母マリアが定点に立って、
イエス様の十字架の道行きを見届けるかのような印象を受けました。
つまり、十字架の道行がだんだん近づいてきて、
歌のところで目の前を通り、
また遠ざかっていく・・・・
そういう意味では、
バッハの「マタイ受難曲」の冒頭のような構造なのかもしれませんね。

第2楽章、冒頭の和音を聴いただけで、
条件反射的に泣きそうになってしまいました・・・
冒頭の響きは、「あの世」からの響きなのでしょう。
すぐさま苦しみの響きに戻り、
実に苦しげな声が聴こえてきます。
うめきの中から、かろうじて書かれた、
おそらく母への遺言なのでしょう・・・
同じテキストが、曲の後半から、
冒頭の天上的な響きと共に清らかに歌われます。
おそらく、「あの世」から自分の母に呼びかけているかのように・・・

ふと連想したのが、
アニメ「フランダースの犬」のラストシーンです。
よく、アニメで最も泣けるシーンとして選ばれることが多いですね。
救いようのない悲劇の中にも、天上的な視点からの救済が描かれています。
(私はテレビ版よりも、劇場版の方が好きです・・・)

劇場版フランダースの犬(DVD)

もう第2楽章だけでも涙腺崩壊?
第3楽章は、オマケかダメ押しのようなものです。

演奏自体は、独唱のヨアンナ・コショウスカが
(失礼ですが)それなりの年齢ですので、
第1楽章、第3楽章にはぴったりでしたが、
第2楽章は、やはりドーン・アップショウの凛とした歌唱の方が優れていると思いました。
(テキストを書いたのが、若い女性だったようです・・・)

なお、この曲の録音はそれほど多くないですが、
上記ジンマン盤の他にいくつかあります。

今回独唱したヨアンナ・コショウスカが1983年に録音した盤です。
指揮:カジミェシュ・コルト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ:ヨアンナ・コズウォフスカ(コショウスカ)


クラシック音楽ファンの間では、ジンマン盤より評判がいい(らしい)盤。
ジンマン盤のヒットを受けて、1994年に録音。
ゾフィア・キラノヴィチ(ソプラノ)
ポーランド国立放送交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮)

Antoni Wit Conducts Henryk Gorecki CD, Import

※3枚組の1枚目に収録されています。

1枚ものならコチラ
グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」/3つの古代風小品

なお、グレツキの交響曲第3番については、既に記事を書いていますので、
よろしければお読みください。
(ジンマン盤のCDジャケットの写真を探してみて、
見つけて読んでみたら自分の記事でした(*^-^))
悲しみが結晶した音楽~グレツキ・交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」

(参考)
劇場版「フランダースの犬」とテレビ版「フランダースの犬」~軍配は劇場版の方!

2016年12月12日 (月)

2016年フィギュアスケート・グランプリファイナルを振り返って(附:ロシア人選手、中国人選手のカタカナ表記を統一してほしい!)

2016年のフィギュアスケート・グランプリファイナルが終わりました。
男子シングルは予想通り、羽生結弦選手の圧勝でした。
2位がネイサン・チェン(Nathan CHEN)選手(米国)だったのは意外でした。
4回転ジャンプのオンパレード!

残念だったのは、パトリック・チャン選手(カナダ)と、
ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)のフリーがボロボロだったことでした。

最下位ながら、アダム・リッポン選手(米国)の演技は、
フィギュアスケートの醍醐味はジャンプだけではない、ということを魅せてくれました。

ところで、2016年10月から放映されている、男子シングルを扱ったアニメの、
「ユーリ!!!on ICE」では、4回転を6本入れる、というプログラムさえ出てきます。
今のところ、アニメの世界だけの話ですが、
そのうち、ネイサン・チェン選手か、金博洋(ジン・ボーヤン)選手あたりが、
おそらく2,3年以内に実現するのかもしれませんね・・・
ただ、ジャンプの羅列のような演技は、正直観ていてあまり面白くないです。

女子シングルは、非常にレベルの高い激戦でした。
世界女王メドベージェワは圧巻の演技でしたね。
2位に日本の宮原知子選手が入ったのは嬉しいですが、
アンナ・ポゴリラヤ選手が2位をとってほしかった、というのが妻の気持ちでした・・・
(ショートプログラムでアクシデントがあったのが残念・・・)

テレビ朝日及びBS朝日で、
グランプリシリーズ及びグランプリファイナルを放送してくれるのはありがたいことです。
しかし、何年も前から改善してほしい点が主に2点あります。
①アイスダンス、ペアの放送もしてほしい!
地上波では無理なら、せめてBS朝日で、少なくとも上位3組は放送してほしい!
②ロシア人選手、中国人選手のカタカナ表記の統一を!
特にロシア人選手のカタカナ表記が、NHKとテレビ朝日で異なっています。
例えば、メドベージェワ(NHK)→メドベデワ(テレ朝)
ポゴリラヤ(NHK)→パゴリラヤ(テレ朝)
混乱してしまいます・・・
あと、中国人選手(に限らず、中国人の人名一般)は、
できるだけ言語読みに近いカタカナ表記をした方が、
国際化時代に対応していると思います。
例えば、金博洋(きんはくよう→ジンボーヤン)、
李子君(りしくん→ジジュンリ)など・・・

(参考)
ポゴリラヤ?パゴリラヤ?(オペラファンの仕事の合間に パート2)

2016年12月 5日 (月)

青春のラフマニノフ!〜反田恭平、アンドレア・バッティストーニのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番とパガニーニの主題による狂詩曲

なんと若さと情熱漲る演奏なのだろうか・・・
まさに青春のラフマニノフ!

反田恭平(以下敬称略)のピアノ、
アンドレア・バッティストーニ指揮、
RAI国立交響楽団/東京フィルハーモニー交響楽団による、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、
パガニーニの主題による狂詩曲のハイブリッドSACDを入手し、
さっそく聴いてみました。

既にTVの「情熱大陸」や「題名のない音楽会」でも、
この2人の組み合わせによる、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏は知っていましたので、
期待度MAXでした。
そしてその期待に十分に、いや十二分にこたえる内容の演奏でした!

この両曲を録音した時、
反田恭平、指揮者のバッティストーニ共に、20代でした。
(バッティストーニは来年2017年でもうすぐ(やっと?)30歳です・・・)

聴きながら、なぜか、大ヒットしたマンガ『のだめカンタービレ』の5巻を思い出しました。
千秋クンとシュトレーゼマンの夢の共演!
何かそういう光景を地で行くようなイメージが広がりました。
(「のだめ」の方は学生オケですが・・・)


このSACDは録音も実にすばらしく、ピアノ協奏曲第2番については、記憶にある限り、
ツィメルマン&小澤/ボストン響のCDを例外とすれば、
他のどのCDよりも鮮明でダイナミックだと思います。

(参考)ツィメルマン&小澤/ボストン響盤(通常CD)

ピアノ協奏曲第2番はセッション録音、
パガニーニの主題による狂詩曲はライブ録音です。
セッション録音の精緻さ、ライブ録音での情熱どちらも堪能することができます。
パガニーニの主題による狂詩曲は、有名な第18変奏も実に甘美な仕上がりになっています。
完成度で言えば、ピアノ協奏曲第2番の方がわずかに勝っていると思います。

最近、怒涛のように次々と新しいCD,SACDが我が家に押し寄せてくる(←???)中、
久しぶりに立ち止まって聴き入り、思わず涙がこぼれそうになるような、
心揺さぶられる演奏でした!

Amazonやe-onkyo musicのサイトで、
ぜひ試聴してみてください。
きっともっとその先が聴きたくなるはずですよ。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 (96kHz/24bit)(e-onkyo music)

反田恭平、バッティストーニ。
この2人はこれから目が離せなくなりそうかも・・・

2016年12月 1日 (木)

2016年11月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年11月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

二位.書評:山花典之作『オレンジ屋根の小さな家』①~⑧巻
三位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

四位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
五位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
六位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
七位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

八位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落
~NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」
(2012年2月5日放送)

九位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
十位.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16 聴き比べ7盤

先月書いた記事がようやく十位にランクインした以外は、
過去記事がよく読まれていました。

「教育」に関する記事について言えば・・・
「インクルーシブ教育」、「学び合い学習(批判)」に疑問・不満をもつ人が多いようですね。
インクルーシブ教育推進の立場からすると、
特別支援学級なんてものは消滅すべきものなのかもしれませんが、
(何が何でも通常学級に入れてくれないと、世間体が悪いから、という親の論理で・・・)
現実問題として、特別な支援を要する子が1学級(30〜40人)に、
5人も6人もいたら、はっきりいって担任一人では対応しきれませんね・・・
(札幌市の名称でいえば「学びのサポーター」や、
TT(チーム・ティーチング)の先生を補助として付けたとしても・・・)
特別支援学級は恥ずかしいから(どうして?)、何がなんでも普通学級!
という親のエゴが、教育現場をメチャクチャにしている場合が多いようです。
「特別な支援を要する子ども」が安心して、
勉強や社会生活を、それぞれの課題に応じて学ぶ場所として、
特別支援学級や特別支援学校は必要なのです。
(よほど指導力がある教師なら別なのでしょうが、
そこまででないと、教師がうつ病に追い込まれてしまうケースもあるようです。)

あと、いろいろな小学校の「研究授業」でお決まりの、
「子どもの瞳が輝く授業」(どうやって測定するのでしょうか?)とか、
「自ら課題を見つけて学ぶ子ども」
(そんな子が本当にいるのでしょうか?いてもごく少数でしょう。
→存在が希少動物並のものを教育目標に掲げて、
永遠に「研究」とやらを続けるのでしょうか?)。
そろそろこんな「お題目」は不要なのではないでしょうか?
義務教育には多額の税金が使われています。
効果がない「偽薬」のような「学び合い」なるものにも、
費用対効果の観点から、必要の是非を問うてみたほうがいいのでは、
とも時々考えてしまいます・・・

さて、2016年も残り1ヶ月となってしまいました。
インフルエンザが流行する時期になりましたね。
今月もご愛読よろしくお願いします。

2016年11月28日 (月)

NHK総合・クローズアップ現代+「想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」(2016年11月28日放送)

ついにNHKまでもが社会現象として、映画『君の名は。』を取り上げましたね。
しかも、「クローズアップ現代+」!
映画公開初日から約3ヶ月目、
ちょうど、夕方のニュースで、

君の名は。興収194億円 「もののけ姫」超え邦画3位
毎日新聞2016年11月28日 16時54分(最終更新 11月28日 17時49分)

という報道がされたタイミングでした。
邦画興行収入第2位になるのは時間の問題ですね。
最終的には、日本歴代興行収入ランキングで4位になると思われます。
(「アナ雪」や「タイタニック」を超えたらスゴイですけど・・・)

2016年11月28日放送のNHK総合・クローズアップ現代+では、
想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」と題して、
ヒットの理由をNHKなりに分析していました。
ゲストコメンテーターは、
日経BPヒット総合研究所上席研究員の品田英雄さん、
ギタリスト・日本遺産大使のマーティ・フリードマンさんでした。
(紅白にRADWIMPSが初出場!というのもNHK的には番宣したいのかもしれませんね。)

ゲストコメンテーターのコメントはたいして面白くなかったですが、
中高年の方々に特別に上映会を開いてコメントを聴いたところは興味深かったです。
自分の配偶者との出会いと別れ(離婚・死別)を、
主人公二人と結びつけて、深い共感をもって観ていたところ、
時には涙さえ流す中高年の方々の姿が、
どんな解説やら分析よりも作品の価値を生き生きと物語っていると思いました。
妻はその映像を観て、
「私は(映画を観て)泣かなかったけど、おかしいのかしら・・・」とコメントしていました。

番組中では、まだ公開中なのに、こんなに見せていいのかと思うほど、
トータルにすると3〜5分ぐらい、映画のシーンをいろいろ紹介していました。
(もちろんネタバレになる核心的なところは避けていますが・・・)

「クロ現+」の分析では、ヒットの理由の一つに、
日本の古典をベースにしていることを挙げていました。
「とりかえばや物語」とか、小野小町の短歌(夢で愛しい人に遭うこと)など・・・

映像の美しさ、構成、主題曲のノリの良さ、いろいろありますが、
私としては、やはり愛の絆の深さと溝(乗り越えることが不可能な、愛の障害)こそが、
この作品の最大の魅力なのかな、と思っています。
公開されてから数日以内に妻と一緒に観に行って書いた拙記事がありますので、
よろしければお読みください。
映画「君の名は。」〜新海誠監督の集大成!(2016年8月29日 (月))

あと、私は映画を観てから、新海誠監督が書いた小説『君の名は。』と、
『君の名は。 Another Side:Earthbound』を読みました。
特に後者を読むと、映画では描ききれなかったところがうまく補足されますので、
2冊あわせて読むのがオススメです。

小説版『君の名は。』

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

NHKの分析云々よりも、「百聞は一見に如かず」ですね。
ぜひ映画そのものをご覧になってください。

2016年11月 1日 (火)

2016年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.書評:山花典之作『オレンジ屋根の小さな家』①~⑧巻
二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.紅葉深まる豊平峡2013秋〜大渋滞・大混雑でしたが・・・
四位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
五位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

六位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

七位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
八位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
九位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
十位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付


一位の『オレンジ屋根の小さな家』①~⑧巻は、
Yahoo!コミックあたりで無料で読める時期だった(?)から、
突如アクセス数が増えたようです。
先月のベスト10記事はすべて過去記事(〜2016年9月)でした・・・

例年よりも寒そうな11月になりそうです・・・
今月もご愛読よろしくお願いします。

2016年6月15日 (水)

TBS系・ドラマ「重版出来!」〜2016年4〜6月期最高のドラマでした!

TBS系ドラマ「重版出来!」(じゅうはんしゅったい)、
2016年6月14日で最終回を迎えてしまいました。
4〜6月期のドラマでは最も見応えのある作品でした。
悪人や不倫、殺人が出てこないし、一般的には確かに地味かもしれませんが、
マンガの出版にかける編集者と漫画家、
そして販売の人々の群像を見事に描ききっていました。
視聴率は低迷とのことでしたが、主役・脇役あわせて実に充実していました。
毎回楽しみに観ていましたので、終わってしまうのが心惜しいくらいです。
黒木華さん演じる「小熊」こと黒沢心は、控えめながらも、
周りを引き立てる爽やかがありました。
ベタば恋愛要素が皆無なのもある意味良かったです。
ドラマの中に出てくる架空のマンガは、藤子不二雄Aさんなど、
一流の漫画家がわざわざ描いているなど、細かいところも見どころがありました。
脇役がすごくいい味が出ていました。
ドラマ制作者の意気込みが伝わってきました。
できれば第2シリーズも観たいほどです。
妻はエンディング曲も良かった、と言っていました。
「運は貯められる」というテーマの第5話は心に残りました。
その他、印象的なエピソードが多くありました。

DVD-BOXが出るとのことです。

原作はまだ未読ですが・・・
(原作者がドラマ中の「ピーヴ遷移」を描いているそうです。)
そのうち読んでみようかな・・・
2016年6月現在、7巻まで出版されています。


2016年5月 8日 (日)

テレビ朝日系・題名のない音楽会「世界で愛されているアニメミュージックの音楽会」(2016年5月8日放送)〜アレンジが高級すぎ?

2016年5月8日放送の「題名のない音楽会」では、
世界で愛されているアニメミュージックの音楽会」として、
「ウィーアー!」(ONE PIECE)、
「創聖のアクエリオン」(創聖のアクエリオン)、
「DREAM SOLISTER」(響け!ユーフォニアム)、
「はなまるぴっぴはよいこだけ」(おそ松さん)、
「紅蓮の弓矢」(進撃の巨人)、
「コネクト」(魔法少女まどか☆マギカ)の6曲を、
協奏曲風に編曲して演奏していました。

ゲストは作曲家の田中公平さん、
ユーフォニアムの外囿 祥一郎(ほかぞの しょういちろう)さん、
ヴァイオリニストの石川綾子さん、
指揮は藤岡幸夫さん、オケは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団でした。
(参考記事)→世界で愛されているアニメミュージックの音楽会

「ウィーアー」と「創聖のアクエリオン」については、
アレンジが高級すぎて(?)原曲の躍動感が削がれ、
何か別の曲のようでした。
「DREAM SOLISTER」は今回放送された中で最も成功していた編曲だと思いました。
(元々のアニメが吹奏楽がテーマですから・・・
『響け!ユーフォニアム』原作、アニメ版どちらも好きでした。
→過去記事「書評:武田綾乃『響け!ユーフォニアム』(1〜3)〜青春小説の傑作!」)
外囿 祥一郎さんのユーフォニアム、カッコよかったです。
「はなまるぴっぴはよいこだけ」は、曲はともかく、
ヴァイオリニストの石川綾子さんの演奏の様子がインパクトありました。
(「おそ松さん」では「はなまる・・・」よりも「全力バタンキュー」の方が好きです。)
「紅蓮の弓矢」の編曲も良かった方に入ります。

最後の曲「コネクト」は、まぁまぁでした。
番組でも演奏した石川綾子さんのCD「ANIME CLASSIC」にも収録されていましたので、
Amazonのサイトで冒頭を試聴してみました。
重厚なオケ編曲版よりも、CDでのPOPな感じの方がはるかにステキだと思いました。

(参考)ANIME CLASSIC(CD+DVD)

THE PREMIUM LIVE~ANIME CLASSIC~ [Blu-ray]

※たぶん映像付で視聴した方がいいのでは?

せっかく久しぶりに楽譜(「教会旋法」の譜例)が出たのですから、
もう少しつっこんで音楽的な解説をしたらもっと良かったのでは、と思いました。

2016年5月 4日 (水)

NHKBSプレミアム・プレミアムよるドラマ 最後のレストラン(2)「クレオパトラ様御来店」(2016年5月3日放送)

NHKBSプレミアムで、2016年4月下旬から放送開始した、
最後のレストラン」。
マンガが原作の、SF的なグルメドラマです。
歴史上の著名人がなぜか死ぬ間際にレストランにやってきて、
無理難題のような注文を出し、
最後は満足して元の世界に戻り、最期を迎える・・・というストーリーです。
オーダーを受けるシーンが、
フジテレビ系の「SMAP☓SMAP」の「BISTRO SMAP」みたい・・・とか、
ツッコミどころは満載ですが、設定が面白いデスね。
第1話の客人は織田信長。竹中直人さんが見事に演じていました。
第2話の客人はクレオパトラ。言語の違いとかの細かい話はノータッチでした。

ドラマ自体はよくできていますが、
肝心の料理と、客人を納得させる展開が、
少しイマイチかも・・・
というのも、グルメもののドラマなら、
「これ食べてみたい!」と思わせなければ!
(原作どおりのようですが・・・)
特に2話目の、ハバネロ料理の後にアイスクリーム、というのは、
反則技では?と思ったほどでした。

ともあれ、次回が楽しみなドラマです。

原作1巻を電子版で少し読んでみました。
発想がユニークですね。
(たぶん買って読むまでもないかな・・・)

より以前の記事一覧

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