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2018年6月18日 (月)

ベートーヴェン:交響曲第4番ニ短調op.60聴き比べ(その5)ハイレゾ編・1970年代の録音

ベートーヴェン:交響曲第4番op.60聴き比べ、ハイレゾ編第2回目です。
(全体で5回目)
今回は、1970年代の録音です。

それでは、聴き比べです。
録音年月順に紹介します。
指揮者・オケ名、レーベル、録音年月、
スペック(SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲等の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

○ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(SCRIBENDUM)
1972年1月
SACDシングルレイヤー(SA-CD Stereo)
カップリング曲:割愛します(多すぎるので・・・)。
ムラヴィンスキー・イン・モスクワ (英題:the art of Mravinsky in Moscow 1965&1972)
(2枚組SACD。通常CDなら7枚組CD-BOX)

☆4.5
第1楽章 9:41
第2楽章 9:59
第3楽章 5:58
第4楽章 6:53

SACD盤
ムラヴィンスキー・イン・モスクワ Import, SACD

通常CD盤(7枚組)
ムラヴィンスキー・イン・モスクワ (The Art of Mravinsky in Moscow 1965 & 1972) Box set

※なぜかSACDの方が安い(2018.6.18現在)!

ロシアの凍てつく冬のような、大変厳しく筋肉質な演奏です。
それでいて、有無を言わさない存在感!
ノックアウトされそうでした・・・
第1楽章冒頭こそ、会場の雑音が少し気になりますが、
アレグロ・ヴィヴァーチェになってからは全然気にならなくなります。
第4楽章冒頭は少し弱いかな、と思いましたが、
だんだんパワーアップして燃えるような演奏になっていくのは流石でした。

ところでこのSACD、1枚の収録時間が240分以上です!
通常CDなら7枚分の分量が、SACDの大容量を活かして、
SACD2枚分に収められています。
これもSACDの正しい使用法なのかもしれませんね。
(DG等の、たとえばカラヤン指揮BPOの「ツァラ〜」などは、
収録時間30分弱で、割引なしなら4500円以上というのは高すぎ〜
確かに音は凄いのだけど・・・)

参考
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Limited Edition, SACD


○ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(Altus)
1973年5月
SACDシングルレイヤー(SA-CD Stereo)
カップリング曲
リャードフ:「バーバ・ヤーガ」
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」より第3幕への間奏曲

☆3.5
第1楽章 9:07
第2楽章 9:40
第3楽章 5:38
第4楽章 6:48

ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調

1973年5月、東京文化会館での収録です。
故宇野センセイオススメの盤でしたね。
しかし、1972年録音盤と聴き比べてみると、
こちらの方は、音の迫力、気迫が1972年盤に及ばないように思えました。
少し微温的というか・・・
一方、こちらの方が穏やかなので、聴きやすい、と思われる方がいるかもしれませんね・・・
一方、「ここぞ!」というところの迫力は流石です。
特に第4楽章のティンパニなど。


○カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1975年〜1977年
SACDシングルレイヤー(SA-CD Stereo)
ベートーヴェン交響曲全集

☆4.0
第1楽章 10:32
第2楽章 10:05
第3楽章 5:53
第4楽章 5:52

ベートーヴェン:交響曲全集 Limited Edition, SACD

カラヤン・レガートと重厚なベルリン・フィルの音が高級感を漂わせています。
この曲って、こんなに豪奢な曲だったっけ?と???が出るほどですが、
美しければOKなのです!
素材そのものの味を愉しむよりも、
シェフ=カラヤンの味付けを堪能した方がいい盤といえましょう。


○バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(DG)
1978年11月
Blu-ray Audio
(2.0 DTS-HD MA 24bit/192kHz // 5.0 DTS-HD MA 24bit/96kHz)
ベートーヴェン交響曲全集

☆4.5
第1楽章 11:29
第2楽章 10:02
第3楽章 5:57
第4楽章 6:49


Beethoven: 9 Symphonies Box set, CD, Import

※CD5枚+Blu-ray Audio1枚

5.0 DTS-HD MA 24bit/96kHzの方で聴きました。
実に恰幅のいい演奏です。
カラヤン盤(70年代)以上にさらにゴージャスでありながら、
70年代のベルリン・フィルのような力コブは感じられません。
ウィーン・フィルの柔らかな音色がクッションになっています。
Blu-ray Audioで聴くなら、60年代のカラヤン盤よりもオススメです。

次回でようやくベト4の聴き比べ記事が終わりそうです・・・

ベートーヴェン:交響曲第4番ニ短調op.60聴き比べ(その1)通常CD・1950年代頃の録音
ベートーヴェン:交響曲第4番ニ短調op.60聴き比べ(その2)通常CD・1960〜1980年代代頃の録音
ベートーヴェン:交響曲第4番ニ短調op.60聴き比べ(その3)通常CD・1990年代以降の録音(附)N響第1883回 定期公演・ブロムシュテット指揮による2つの「第4番」
ベートーヴェン:交響曲第4番ニ短調op.60聴き比べ(その4)ハイレゾ編・1960年代の録音

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