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2017年8月の8件の記事

2017年8月26日 (土)

映画「ハイジ アルプスの物語」(原題『HEIDI』)2017年8月26日日本公開(2015年スイス・ドイツ製作)

2017年8月26日公開の映画「ハイジ アルプスの物語」を、
妻と一緒に早速鑑賞しました。
数ヶ月前に、Yahoo!ニュースでこの映画が公開されることを知り、
楽しみに待っていました。
北海道では、8月26日現在、ディノスシネマズ札幌劇場のみの上映です。

アニメ「アルプスの少女ハイジ」は私ども夫婦どちらも大好きな作品です。
特に妻は、DVDで全話を何度も観て、ある程度セリフを覚えているほどです。
アニメでは全52話もあるので、丁寧なエピソード展開がありますが、
映画は111分(約2時間)なので、どうしてもストーリーをなぞるだけになってしまうのは、
致し方無い事です。

入場時にチケットを切ってもらうと、
スイス政府観光局が発行した、「ハイジの愛したアルプスの世界」
という小冊子をいただきました。
表紙・裏表紙を入れて60頁の実にステキな冊子です。
単なる観光案内、名所紹介ではなく、
アニメ「アルプスの少女ハイジ」に出てくるシーンと、
そのモデルになった場所の写真との対比が興味深く、魅力的です。

さて、映画が始まりました。
映画冒頭から、アルプスの爽やかな美しい景色が拡がります。
映画全体として、
アニメ版の「アルプスの少女ハイジ」をダイジェストにして、
実写化したような展開となっています。
(公式HPによると、監督のアラン・グスポーナーは、
子どもの頃にアニメ「アルプスの少女ハイジ」を観て育った、とのこと。)

ハイジ役のアヌーク・シュテフェンは可愛らしく、
フランクフルトで綺麗な服を着て、髪を整えているところは、
クララ役以上の美少女だと思いました。

しかし圧巻は、おんじ役のブルーノ・ガンツです。
「ベルリン・天使の詩」や「ヒトラー 〜最期の12日間〜」で有名ですね。
まさにアニメ版のおんじにそっくり!
声まで似ているように思えました。
最初は人を寄せ付けない様子が、だんだんとハイジに情が移り、
冬にペーターの家へハイジと一緒にソリで滑り降りていくシーンでは、
なんだかサンタのおじさんみたいな福顔にまでなっていました。

映画前半では、アルプスの様子や、ハイジがペーターと遊ぶところに、
きちんと時間がとられていました。
中間部、フランクフルトででの生活は、
コンパクトにまとまっていました。
妻曰く、「ロッテンマイヤーさんが美人」とのこと・・・
アニメで描かれた、動物が苦手な故のコミカルなシーンも出てきました。

アニメとこの映画では、宗教的な要素はバッサリカットされています。
代わって、隠れたテーマとしては、「教育の大切さ」が描かれています。
文字が全然読めなかったし、読む必要を感じなかったハイジが、
どうして文字に興味をもち、読めるようになったか、というのも、
大事なシーンだと思いました。

映画後半、クララが立てるようになるところは、少しあっさりしていました。
アニメとは違い、
原作通りのペーターの行動(クララの車椅子をわざとに谷に落として壊す)も描かれています。

一番感動したシーンは、アニメ版と同じ、ハイジがフランクフルトから、
おんじの元に帰るところでした。
(どういう描かれ方かは、ネタバレしないよう、あえて書かないことにします。)
ここは涙が出てきました。

上映(私どもは、朝一番の回で観ました。)後、
すぐさま第2回目の上映(吹替版。私どもが観たのは字幕版。)が始まるというので、
行列ができていました。
概ね40代以上の方が多かったと思いました。

「ハイジ」の実写映画は、これまで2作品観ており、
これが3作品目になりますが、
この作品がアニメ「アルプスの少女ハイジ」に最も近い作品だと思いました。
(参考)
「ハイジ」実写版2作品
アニメ「アルプスの少女ハイジ」ファンの方にはもちろん、
「ハイジ」を知らない、観たこともない小中学生にもオススメできる、
ステキな作品だと思いました。

(参考)
アニメ版Blu-ray BOX

アニメ版DVD BOX

(こちらが我が家にあります。)

原作(映画パンフレットで紹介されていたもの)

※表紙の絵は、いわさきちひろ作、とのこと。


原作(私が読んだ方)※岩波少年文庫 上・下
上巻

下巻

2017年8月21日 (月)

日曜昼からの小樽小旅行(2017年8月20日)

札幌は北海道でも有数の観光地の一つですが、
そこに住んでいる者にとっては、
たまには札幌の外に出てみたいものです。
一番手近な市外の観光地といえば、
札幌から列車、バス、車で1時間程度で行ける小樽です。
(快速エアポートを使えば、札幌駅から小樽駅まで最速37分、
新千歳空港から小樽駅まで最速73分です。)

小樽へ観光に行こう!と思い立ったら、
昼からでも十分に楽しめます。
今回は、8月20日で今シーズン最終日を迎える、
オーンズ春香山ゆり園」へ行き、
その後、小樽の中心部へ足をのばすことにしました。
出発日は昨日、2017年8月20日(日)でした。

日曜の午後、札幌で昼食をとってから、
13:18に札幌駅を普通列車で出て、
手稲駅で乗り換えし、13:50頃に着きました。

出発前に、JR札幌駅西口の「札幌駅観光案内所」のところにあるイートインで、
ノースプレインファーム」のソフトクリームを食べました。
この日1本目です。
(夫婦2人で1本を分け合って・・・)
あと、観光案内所には、「オーンズ春香山ゆり園」の割引券が置いてありましたので、
忘れずにもらっておきました。
(入場料大人400円が200円になります!)

銭函駅前から、オーンズ春香山ゆり園へは、無料のシャトルバスが出ていました。
この日はとてもよく晴れていて、青空が美しかったです。
(それでいて、あまり暑くなかったのも良かったです。)

事前に、今回の訪問は、
「ユリを観るため」よりも、簡単なトレッキングを楽しむため、
と割り切っていました。
シーズン最終日なので、人も少なく、ユリも少なかったですが、
十分に楽しめました。
私ども夫婦は山頂の展望台まで往復徒歩でした。
(ちなみに、オーンズ春香山ゆり園は、冬にはスキー場になります。)

オーンズ春香山ゆり園で撮った写真です。

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下山は15:30頃でした。
その後、無料バスは使わず、近くのバス停(西春香)からJR北海道バスに乗り、
小樽築港駅前で下車しました。

小樽築港のウイングベイ小樽で、少し早めの夕食をとりました。
小樽 なると屋」の「若鶏定食」です。
私も妻も初めて食べました。
窓から見える港を観ながら、
「何年も前に小樽の花火大会に来たよね・・・」などと妻と話しました。

その後、ウイングベイ小樽から小樽運河方面までは歩いていきました。
最短(南小樽駅側の小樽オルゴール堂付近)で徒歩30分程度です。
目標は、小樽の有名な洋菓子店、「あまとう」本店です。

目標地へ向かう途中、
北菓楼の小樽本館は、ふと立ち寄る程度で済ます予定だったのですが、
「限定販売」の「夕張メロンソフト」というのがあり、
つい食べてみたくなったので、そこで食べました。
この日2本目のソフトクリームです。

その後当初の目的である、「あまとう」の本店に行きました。
2階の喫茶コーナーは、昭和の雰囲気が漂っていました。
現在(2017年4月〜9月)の朝ドラ、「ひよっこ」に出てくる喫茶店みたいな感じです。
「クリームソーダ注文するかい?」と妻に冗談混じりでたずねると、
さすがに「NO!」でした(*^-^)
(小学生の頃は夢の飲み物、といった扱いでしたが・・・)
ここでは、「しょうゆクリームぜんざい S」と珈琲を注文しました。
ここでもソフトクリーム・・・
しょうゆの甘いソースが意外とソフトクリームに合いますよ。
(本日3回目!!!)

この後、私はてっきりすぐに札幌に帰ると思っていましたが、
妻が「小樽運河の方へ行きたい!」ということだったので、
もう時刻は18:30頃になっていましたが、
小樽運河の方へ向かいました。
そこで撮った写真です。
夕暮れが迫っていました。

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帰りは列車にするかバスにするか迷いましたが、
結局列車にしました。
19:10小樽発で、20時前には札幌に着きました。

札幌からの小旅行は手軽に出来るので、
機会があればまた行ってみたいです。

2017年8月20日 (日)

NHKEテレ・クラシック音楽館「究極の対話~弦楽四重奏の世界~」(2017年8月20日放送)

思わず目が点になる音(音楽ではなく・・・)の連続・・・
夫婦で寛ぐ日曜の夜にすご〜く気不味い雰囲気が漂い、
家の中が宇宙空間かお化け屋敷になってしまったかのよう・・・
それにも関わらず、「さすがNHK!」と思わされました。

2017年8月20日放送の、NHKEテレ・クラシック音楽館では、
「究極の対話~弦楽四重奏の世界~」と題して、
2時間まるごと弦楽四重奏曲特集をしていました。
前半、21時台がある意味「過激」でした。
「ゲンダイオンガク」のスペシャリスト集団、
アルディッティ弦楽四重奏団による、
手始めはバルトークの弦楽四重奏曲第3番(全曲)。
バルトークの「オケコン」や「弦チェレ」はようやく好きになることができましたが、
未だ弦楽四重奏曲のジャンルは手付かずでした。
良さはさっぱりわかりませんでしたが、冒頭から攻めた内容だと思いました。

続いては、リゲティの弦楽四重奏曲第2番。
リゲティ・ジェルジュ(1923−2006)はハンガリーの作曲家で、
スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」などでその音楽が使用されました。
「2001年宇宙の旅」とは関係のない作品ですが、
宇宙空間を浮遊している時の恐怖を表しているかのような、
実にミョーな曲でした。
(正直に言えば、「早く終わってほしいなぁ・・・」というのが感想でした。)

アルディッティ弦楽四重奏団の演奏の最後は、
日本の作曲家、細川俊夫の「沈黙の花」という作品でした。
演奏前に、第1ヴァイオリンのアーヴィン・アルディッティ (創設者)が、
この作品について、「明瞭でわかりやすい」などと発言していましたが・・・
聴いてみると、やはり「???」でした。
日本のホラー映画に使えそうな感じの曲、といったところでしょうか。
家の中がお化け屋敷になってしまったかのような・・・

珍妙な響きが出る度に、私は不快感よりも、
失笑してしまうことが多かったです。

この3曲をなんとか我慢して聴いてしまうと、
申し訳ないですが、後半22時台の、
エマーソン弦楽四重奏団による、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ(厳粛)」や、
モーツァルトの弦楽四重奏曲第15番は、
ただのBGMにしか聴こえなかったです。
(それでも、地獄から天国へ、ぐらいの心地よさがありますね(*^-^))

弦楽四重奏曲の名曲についての本(なんというタイトルかは忘れましたが)で、
アルディッティ弦楽四重奏団の初演曲として、
シュトックハウゼンの「ヘリコプター弦楽四重奏曲」が紹介されていました。
4台のヘリコプターに奏者一人ずつが乗って演奏する、というキワモノです。

前半の1時間は確かに不快で、人によっては苦痛でしかないと思います。
しかし、こういう企画は、やはりNHKでしかできないなぁ〜と改めて思いました。
朝5時からの「クラシック倶楽部」ではなく、
夜の21時〜22時に、こういう番組を時には放送する、というのは、
まさに「教育」「教養」のEテレにふさわしいと思いました。

ちなみに、恥ずかしながら、
我が家には相当のCD、SACDがあるにも関わらず、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲(2017年8月現在、全集が2セットと、
後期弦楽四重奏曲だけのセットが1セットあります。)以外では、
弦楽四重奏曲のCD、SACDは、おそらく10盤もないと思います。
(ベートーヴェン以外では、ラヴェルの弦楽四重奏曲が好きです。)
どちらかというと、苦手なジャンルの一つです。
弦楽四重奏曲よりは、ピアノ五重奏曲や、
クラリネット五重奏曲のような、色彩感が生まれるような方が好きですね。

(参考)ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のアルバム所有盤

アルバン・ベルク四重奏団(全集)
Beethoven: The Complete String Quartets Box set, CD, Import

エマーソン弦楽四重奏団(全集)
Beethoven : String Quartets Box set, CD, Import

ラサール弦楽四重奏団(後期:第12番〜第16番+大フーガ)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集(第12-16番、大フーガ)

※高校生の時の愛聴盤でした。
「ベートーヴェンの最高傑作は、第9ではなく後期の弦楽四重奏曲だ!」などと、
かなり背伸びをしていたのかもしれませんね・・・

ただ、今は滅多に弦楽四重奏曲のCDを聴くことはありません。
もっぱらオーケストラ曲ばかり・・・
(たまにピアノとヴァイオリンの曲、その程度です・・・)

2017年8月17日 (木)

書評 松岡圭祐『黄砂の籠城』(上・下)(講談社文庫)〜歴史モノのバイオハザード?

松岡圭祐の『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズが好きだったので、
(全巻読みました。
あと、『特等添乗員αの難事件』シリーズ、『水鏡推理』シリーズといった、
「人の死なないミステリー」というジャンルが好きです。)
読んでみました。
中国・清朝末期の「義和団の乱」(1900〜1901)の中で、
襲いかかる義和団と清国軍の前に、
北京の公使館区域に立て籠もって勇敢に戦った日本人、
柴五郎中佐(階級は当時。実在の人物。1860-1945)と、
この小説の主人公である櫻井隆一伍長の活躍を中心に描く歴史小説です。
上巻・下巻とも一気に読んでしまいました。

歴史的事実の考察はともかくとして、
次々と襲いかかってくる紅巾(義和団)の描写は、
さながらホラー映画のバイオハザードみたいな感じでした。
籠城を取り囲む圧倒的な数の紅巾と、
一歩外に出たら無残な死骸(手足バラバラなど・・・)とされる恐怖・・・
読んでいて気持ちが悪くなるほどの絶望感を味わいました。
途中からは、誰が内通者なのか、という、
推理小説としての要素も非常に面白い展開で、物語に引き込まれました。

キリスト教の立場からは・・・
事実だから仕方ないのですが、
漢人クリスチャンたちがカトリックとプロテスタントで分裂していた、とか、
宣教師が高圧的だった、というのも残念なところです。
(実際、そうだったのでしょうね。)

最近よくある単純な「日本・日本人バンザイ」の本ではなく、
歴史に埋もれた事実に光を当てる良作だと思いました。

あえて難点をいえば、上巻の最初の話(現代の話)が、
最後まで回収されなかったのが残念でした。
(こういうすばらしい日本人がいたのだ、というのを描ききったことで、
「回収」された、とも言えるのかもしれませんが・・・)

柴五郎の話や、歴史モノをさらに読んでみたいな、と思いました。

黄砂の籠城(上) (講談社文庫)

黄砂の籠城(下) (講談社文庫)

※2冊そろえるとタイトルを描いた一つの絵となります。

この籠城の話は、ハリウッド映画化されていたのですね。

北京の55日 [DVD]

※アメリカ映画なので、アメリカ人がヒーローになっていますが、
史実は日本人とロシア人が中心だったそうです。

2017年8月15日 (火)

ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調(Concerto in F for Piano and Orchestra)聴き比べ

ガーシュウィンの曲といえば、
「ラプソディ・イン・ブルー」(Rhapsody in Blue)や、
「パリのアメリカ人」(An American in Paris)が有名ですが、
今回紹介するピアノ協奏曲ヘ調(Concerto in F for Piano and Orchestra)も名曲です。
「ラプソディ・イン・ブルー」の終盤に出てくる、
ラフマニノフ級の甘美なメロディはありませんが、
ジャズとクラシックを同時に楽しめるような、
聴いていてウキウキする曲です。
全3楽章です。


今回聴き比べをしてみようと思ったきっかけは、
タワレコで、ドイツのレーベルOEHMS CLASSICSのSACDセールをやっていたからです。
(※2017年7月28日(金)~2017年9月15日(金)10:00まで(予定)とのこと)
〈数量限定〉OEHMS CLASSICS レーベル SACDハイブリッド・セール〈76タイトル〉

OEHMS CLASSICSのSACDは、
シモーネ・ヤング指揮による、
ブルックナーやブラームスの交響曲の録音の優秀さで注目しています。
優秀録音のSACDが1枚1300円程度で入手できるので、
手持ちにあるもの以外で何か良い録音がないかと探していたら、
見つけたのが、後述のパスカル・ロジェ(P)他による、
ガーシュウィンのピアノ協奏曲の盤でした。
(ついでに、「ラプソディ・イン・ブルー」の盤も買ったのですが、
こちらはちょっと期待ハズレ・・・録音の迫力が全然ダメです。)
音の迫力がスゴイ!

※参考
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (GEORGE GERSHWIN An American in Paris Rhapsody in Blue / MAURICE RAVEL Concerto pour la main gauche) Hybrid SACD, Import, SACD

※買うのはオススメしません・・・

それでは、聴き比べです。
録音年月順に紹介します。
指揮者、オケ名、レーベル、録音年月、
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯アール・ワイルド(Earl Wild)(P)、
アーサー・フィ−ドラー(Arthur Fiedler)指揮ボストン・ポップス・オーケストラ(BMG→SONY)
1961年5月
SACDハイブリッド(SACD Multi、SACD STEREO、CD)
カップリング:ラプソディ・イン・ブルー、パリのアメリカ人、
"I Got Rhythm"変奏曲、キューバ序曲

☆4.0
第1楽章 12:05
第2楽章 10:31
第3楽章 06:16

ラプソディー・イン・ブルー~ガーシュウィン・アルバム Hybrid SACD, SACD

録音年代は古いですが、そんなことは感じさせないほど、
音が瑞々しいです。
オケが奔流のように暴れまくっている!
いかにも、これぞアメリカン!という感じです。
多少、オケのごちゃごちゃ感がありますが、全体的な愉しさの前に、
あまり気にならないほどです。
この録音で、アール・ワイルド(Earl Wild)というピアニストを知りました。
アール・ワイルドでは、他にラフマニノフのピアノ協奏曲全集と、
映画音楽のアルバムをもっています。
どちらもステキなアルバムです。

(参考)
Piano Concertos 1-4 / Rhapsody on Theme Paganini Import

Earl Wild Goes To The Movies Import

※フィギュアスケートの宮原知子さんがフリープログラムで使った、
リストの「ため息」が収録されています。


◯エレーヌ・グリモー(P)
デイヴィッド・ジンマン指揮ボルティモア交響楽団(ERATO→WARNER)
1997年5月
通常CD
カップリング ラヴェル:ピアノ協奏曲

☆3.5
第1楽章 13:46
第2楽章 11:47
第3楽章 06:54

ラヴェル&ガーシュウィン:ピアノ協奏曲

昔はこの盤だけで十分でしたが、
(聴きくらべしようとは思わなかったです・・・)
改めて、聴き比べしてみると、
音質等で小粒ぶりが耳についてしまいました・・・
SACDの録音と比較してみると、かなり色褪せてしまうというか・・・
ガーシュウィンなのに、
まるでブラームスとかのドイツ音楽みたいな内省的さが感じられます。
全体的におとなしめ・・・
グリモーがお好きならオススメですけどね。
(以前は大好きなピアニストでしたが、最近はあまり聴かなくなりました。
特に、DG移籍後は、イマイチが多いかも・・・)
「パリのアメリカ人」ならぬ「アメリカのパリジャン」という感じです。

◯パスカル・ロジェ(Pascal Roge)(P)
ベルトラン・ド・ビリー(Bertrand de Billy)指揮ウィーン放送交響楽団(OEHMS)
※”Roge"の”e"には、「´」(アクサン‐テギュaccent aigu)がつきます。
2004年2月
SACDハイブリッド(SACD Multi、SACD STEREO、CD)
カップリング ラヴェル:ピアノ協奏曲

☆4.5
第1楽章 13:45
第2楽章 12:11
第3楽章 06:53

ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ長調/ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(GERSHWIN / RAVEL: Concertos For Piano & Orchestra) Import, SACD


SACDのスゴさを堪能することができるアルバムといえましょう。
パスカル・ロジェといえば、
DECCAでエリック・サティとかのフランスものの録音をしているのしか、
印象になかったです。
録音の豪快さが、多少のことをふっ飛ばして楽しく聴けてしまいます。
SACDなのに1300円程度で買えたのは、もうけものでした!


ステファノ・ボラーニ(Stefano Bollani)(P)
リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(DECCA)
2010年1月
通常CD(SHM-CD)
カップリング:ラプソディ・イン・ブルー、キャットフィッシュ・ロウ、リアルト・リップルズ

☆4.5
第1楽章 12:16
第2楽章 10:16
第3楽章 06:29

ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、ピアノ協奏曲 ヘ調、他


演奏家・演奏団体名を伏せて聴いたら、
たぶんアメリカのオケとアメリカのジャズ・ピアニストの共演と思うはずです。
しかし、実はイタリアのジャズ・ピアニストと、
イタリア出身の名指揮者に、世界最古のオーケストラの共演だった、というのが、
衝撃モノだと思います。
たまたまAmazonで試聴しただけで、録音のスゴさがわかりました。
通常CDですが、音の迫力はSACD並で、
もしかすると、前述のパスカル・ロジェ盤以上かもしれません。
音の鮮烈さが痛快です!
愉しさもバツグンで、ついつい最初から最後まで通して聴きたくなるCDです。
全体的にテンポが速めですが、それがプラスに作用しています。

2017年8月13日 (日)

ニセコ・倶知安の旅2017年夏〜2泊3日でアウトドア三昧!

ニセコ・倶知安(正確には、ニセコ町と倶知安町)には、
何度も行ったことがありますが、
夏のアウトドア(ラフティングなど)はまだやったことがありませんでした。
そこで、2017年の夏季休暇には、
夫婦でニセコ方面に行って、アウトドアを楽しもう!ということになりました。

(1日目)
札幌市内で午前中早くにレンタカーを借りて、
2泊3日、宿泊地を倶知安町比羅夫(ひらふ)地区に定めて、
旅が始まりました。

天気は曇りがちでしたが、初日は雨ではありませんでした。
国道230号線、中山峠の道の駅、「望羊中山」から、
早速羊蹄山が見えました。

2017_summer_niseko_trip_1

喜茂別町を抜けて、ニセコ方面に行くなら、
京極町の道の駅、「名水の郷きょうごく名水プラザ」に立ち寄って、
羊蹄山の名水を味わうのですが、
今回の旅ではただ横を通り過ぎるだけでした。
とりあえずは、倶知安町のそばの名店「羊蹄山」に向かいましたが・・・
残念ながら、長期休業中とのことでした。

いきなり出鼻を挫かれてしまった感じでしたが、
気を取り直して、比羅夫地区へ向かいました。
車で走っているうちに、適当に見つけた「手打蕎麦いちむら」という店に入りました。
人気店のようで、15分ぐらい待たされました。
そばは結構おいしかったです。

1日目のメイン体験は、ラフティングで、13:30が集合時間でした。
それでも時間が余ったので、
ヴィラ・ルピシア」に行きました。
紅茶のルピシアが運営している、
レストランやテイクアウトなどの店が集まっているところです。
ここでソーセージやプリンなどをいただきました。
そんな感じで時刻は13時となったので、
ラフティングの集合場所へと向かいました。

初めてのニセコラフティングは、
北海道ライオンアドベンチャー」で行うことにしました。
集合場所は、どちらかというと京極町の道の駅の方に近いです。

スマホは防水カバーまで用意したのですが、結局使えませんでした。
身に付けるものは腕時計や結婚指輪も一旦車に置くことになりました。
(川の中に飛び込むといったこともするので、中に水が入り込んでしまうのと、
破損・紛失防止のためです。)
ドライスーツを着ていても、ラフティングの終わり頃にはかなり冷えますので、
上半身にはあらかじめ長袖を着ていた方が無難です。

写真がなくてゴメンナサイ。
約2時間、約8kmの川下り、実に楽しかったです!
私ども夫婦は、札幌から来た親子3人と一緒の船でした。
真夏なのに尻別川はとても冷たかったです。
ボートを3つ重ねてそこから飛び降りるのを含めて、
数回川の中に入ることになりました。
羊蹄山の美しさと、尻別川の清流の美しさ!
夏のニセコでラフティングをしないのはもったいないなぁ、と実感しました。

ライオンアドベンチャーでは、ラフティング後に、写真の上映会があります。
そこで気に入った番号を控えて、1枚300円(写真又はデータCD)で購入します。

夕方、まだ時間が余っていたので、
ニセコ町のニセコ髙橋牧場ミルク工房に行きました。
ここから眺める羊蹄山は絶景です。
ここは2日目にも行きましたので、写真はもう少し後で紹介します。

ラフティング後だったので、妻はすっかり体が冷えてしまい、
そこで温かい珈琲を飲みました。
それから、ホテルへと向かいました。

比羅夫での宿泊先は、2泊とも「ホテルニセコアルペン」でした。
1泊目の特典は、戸外でのバーベキューでした。
(2日目はバイキング)
このホテルは屋内にプールもありますので、
2日間とも利用しました。

羊蹄山の方ではなく、スキー場(ゴンドラ乗り場)側に面した和洋室でした。
広くて良かったですよ。

(2日目)
朝食はバイキングでした。
(3日目も同様です。)
品数が多く、十分満足できました。

2日目は、午前中から「ダッキー」(Ducky...ゴム製のカヌーみたいなもの)体験をしました。
今回は、「ライオンアドベンチャー」のような大手ではなく、
小規模なところを利用しました。
(集合場所は倶知安町ですが、赤井川村に行く途中、とまで書いておきます。)

前日と同様、ドライスーツを着込むことになりました。
(ライオンアドベンチャーのよりも保温性が優れているようです。)
午前中の客は私どもだけ(後で別コースの客がいましたが・・・)。
聞けば、前日のラフティングと全く同じコースとのこと・・・

しかし、ラフティングと違って、ダッキーは自分たちで必死に漕ぐ必要があります。
最初の30分はかなり苦痛でした。
夫婦の息が合わず、
全然前に進まず、くるくる回ってしまうことが多かったです。
あっという間にラフティングのボート隊に遅れ、最後尾に・・・
スタートした時は人が賑やかでしたが、数百メートルも進まないうちに、
気づけば私どものダッキーと、ガイドのカヤックだけということになりました。
前日のラフティングでは、景色を楽しんでいましたが、
ダッキーでは、漕ぐのが精一杯で、周りの景色を楽しむよりも、
目先の岩や激流をどう乗り越えるかが課題でした。

それでもなんとか川下りの中盤からは、ようやくコツがつかめてきて、
楽しくなってきました。
川の中に何度か入ることもしました。
小雨が降っていましたが、そんなことには関係なく、
まさに「冒険」を楽しむことができます。

前日のラフティングでは、ボートを3つ重ねてそこから川に飛び込みましたが、
今回は、崖から3メートル下に飛び込み、というのをしました。
妻は一発で決めましたが、私は1回目に泥で足が滑って、
結局2回飛び込むことになりました。
尻別川は本当にきれいで気持ちのいい清流です。

ガイドの誘導の通りに、転覆することなく難所を超えることができました。
羊蹄山からの湧き水が吹き出すところで、
まるで滝行みたいなポーズをすることもできました。

同じコースをラフティング、ダッキーとやってみる、
それも2日連続で・・・という、最初の想定とは違うものになりましたが、
(ダッキーはもっと穏やかなところで行うのかな、と勝手に考えていました。)
思い出が多く残ったのは、ダッキーの方でした。

また、前日のライオンアドベンチャーでは、
写真は1枚300円での販売でしたが、
この会社では、ガイドが90枚近くの写真を撮ってくれて、
なおかつ、追加料金は不要でした。
(写真代込で、前日のラフティングと同じ6000円!)
即日、CD-Rで写真をいただきました。
こちらのサービスの方が断然よかったです。
いい写真をたくさん撮っていただけました。
サービスではこちらが断然良かったですので、
また機会があれば利用したいと思っています。

午後からも雨は止まなかったので、ガイドさんに教えていただいた、
ニセコでオススメのピザ店と、シュークリームの店に行きました。

まずはランチ。
ニセコアンヌプリスキー場の近く、
デルソーレ」という店です。
ミシュランガイドブックに掲載(ビブグルマン)とのことです。
私ども夫婦はどちらかというとナポリピザ
(生地が厚くて、耳が大きい)よりは、
ミラノピザ(生地が薄くて、耳は小さい)の方が好きなのですが、
(特に私の妻は・・・)
この店のピザはナポリピザなのに、珍しく妻は耳も残さず食べていました。
確かに絶品です!

その後、一旦ホテルに戻って着替えた後、
オススメのシュークリーム店(というよりは、洋菓子店)に行きました。
ロカンダ」という店です。
「ロカンダ」とは、どういう意味かとお店の人に尋ねると、
確か「寛げるところ」と教えてくれました。
オススメ通りのシュークリームも絶品でしたが、
その他に頼んだケーキも、これまた絶品でした!
今度はランチで行ってみたいな、と思いました。

それでもまた時間に余裕があったので、
またまたニセコ髙橋牧場ミルク工房に行きました。
ここからの景色は絶景です。
ここでようやく写真の公開としましょう。
ちなみに、ひまわり畑の写真もありますが、
ここのひまわりは、自由に摘んでOKとのことでした。
妻は一輪手折って、ホテルの部屋に飾りました。

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ホテルに戻っての、夜のバイキングも良かったです。

(3日目)
今回の旅できちんと晴れた日となりました。
朝食会場は、羊蹄山が見える方に席を取りました。
羊蹄山が雲海に包まれている様子が見事でした。

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朝食後、9時30過ぎにはチェックアウトし、
無料でいただいたゴンドラ利用券を使い、ヒラフのスキー山に登りました。
下の写真は、ホテル横の駐車場で撮ったものです。

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ここからは、ゴンドラで山頂に登ってからの写真です。

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3日目のアウトドアは、天気がよければ登山、と決めていました。
ニセコアンヌプリスキー場側から、途中までゴンドラに乗り、
そこから登山しました。
「熊が出る」という道なので、できれば熊よけ鈴を用意した方がいいです。
(私どもはありませんでしたが・・・)
最初の300メートルぐらいは「本当にこの道で大丈夫なのかな?」と不安でしたが、
山頂に立つと、「やっぱり来てよかった」と本当に思えました。

熊よりも、うるさい虻などの虫の方がはるかに脅威でした。
登山者の中には、半ズボンで登山している人もいましたが、
最近ではマダニの被害があるので、
肌が露出しない服装がベターです。

ニセコアンヌプリで撮った写真です。

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ゴンドラから降りて、登山開始が11時過ぎ、
下山が14時少し過ぎでした。
下山したら汗びっしょりでした・・・

下山後、JRニセコ駅近くのパン店「マイトリエ」でクロワッサンなどをいただいた後、
ニセコを後にしました。

倶知安町のスーパーの駐車場で撮った、この旅最後の羊蹄山・・・

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JR倶知安駅のところを通ったら、必ず立ち寄りたいのが、
お菓子のふじい」です。
ここのシュークリームが絶品なのです!
サクサクのシュー皮に、注文が入ってからカスタードクリームを詰めます。
「1時間以内に召し上がってください」とのこと。
この味と食感は格別です!

その後、倶知安町から赤井川村を通って小樽に出て、
(赤井川村の駐車スペースでシュークリームをいただきました)
小樽の「庄坊番屋」の「生ちらし」を食べた後、札幌へ戻りました。

アウトドア体験の楽しさを十分に味わった旅となりました。
ぜひ機会があれば、ラフティングやダッキーをやってみたいです。
(妻は、カヌーもやってみたいとのこと・・・)

2017年8月 4日 (金)

ラヴェル:ボレロ聴き比べ〜演奏時間長→短順に・・・

ラヴェルの代表作といえば・・・
「マ・メール・ロワ」や「ダフニスとクロエ」、あるいはピアノ協奏曲や、
「ラ・ヴァルス」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」いろいろ挙げるかもしれませんが、
やはり「ボレロ」を挙げるのが妥当ですよね。

高校生の時に初めてラヴェルのCDを買って、最も気に入ったのが、
「ボレロ」と「ダフニスとクロエ」でした。
ちなみに、演奏はシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団でした。
(後で取り上げます。)

あと、「愛と哀しみのボレロ」(原題:Les Uns et les Autres→直訳すると「自己と他者)
という映画で、
最後に主要登場人物が一堂に会して、
ジョルジュ・ドン振付のボレロを踊るシーンが記憶に残っています。
(3時間もの上映時間で、観るのにくたびれましたが・・・)

愛と哀しみのボレロ Blu-ray


今回どうして聴き比べしてみようかと思ったかと言えば、
ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」、「海」の聴き比べのついでに、
よく聴いたからです。
(カップリングで「ボレロ」が収録されていることが多いです。)

ボレロといえば、最後の2小節を除いて、同じメロディ、リズムが執拗に繰り返される作品ですね。
ともすると、メカニック的なので、誰が指揮しても同じになるのかな、
と思ってしまいますが、やはり指揮者ごとの個性や受ける感銘が違ってきます。
今回は、いつもの録音年代順、あるいはオススメ度順ではなく、
録音時間の長→短という順で紹介します。

それでは、聴き比べです。
録音時間の長→短順に紹介します。
指揮者、オケ名、レーベル、録音年月、
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。
ちなみに、この曲の評価ポイントは、
①冒頭、最も音量が小さいところもはっきり聴こえる。
(残念ながら、なんとなくいつの間にか始まっている、というのが多いです・・・)
②全体的なバランス
③クライマックスの迫力
の3つです。

◯チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(WARNER)
1994年6月
通常CD
※”French & Russian Music"

☆3.5
18:11

French and Russian Music Box set, Import

今回紹介する盤中、最もゆったりとした展開です。
重戦車が通っていくかのよう・・・
「ボレロ」にヒントを得た作品である、
ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」の第1楽章を
なんとなく想起してしまうほどでした・・・
しかし、極端にノロい、という感じは受けませんでした。
ただ、上記評価ポイントの①は弱すぎでした。


◯カラヤン指揮ベルリン・フィル(WARNER)
1977年1月
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
カップリング ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ボレロ

☆3.5
16:13

ドビュッシー:海 牧神の午後への前奏曲 ラヴェル:ボレロ

チェリビダッケ盤よりは足取りが軽いですが、
フランスのエスプリよりもドイツ的重厚さを感じさせます。
(それがお好みならOKなのでしょうけど・・・)
クライマックスはさすがカラヤン!
ただ、チェリビダッケ盤同様、①冒頭部が弱すぎです。


◯ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団(LSO LIVE)
2009年12月
SACDハイブリッド(SACD Multi、SACD STEREO、CD)
カップリング:「ダフニスとクロエ」(全曲)、亡き王女のためのパヴァーヌ

☆3.5
15:46

VALERY GERGIEV - RAVEL DAPHNE ET CHLOE CD, Hybrid SACD, Import, SACD, Special Edition

思ったより正統派の演奏でした。
これも①が弱すぎ・・・
録音はマルチチャンネルですが、あまり効果が出ていないかも・・・


◯ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニック
1974年12月
SACDシングルレイヤー(SACD STEREO)
カップリング:ラ・ヴァルス、スペイン狂詩曲、道化師の朝の歌、
ダフニスとクロエ第2組曲

☆5.0
15:37

ラヴェル:管弦楽曲集 SACD

冒頭からハッキリ、クッキリ!!!
最弱音や、今まで聴き逃していたパートもよく聴こえます。
ラストでは、音の波に飲み込まれてしまうかのようなド迫力!
ボレロはこうでなくちゃ!と言いたくなる名演です。
SACDとしての優秀録音もすばらしいです。
ブラボー!!!

◯デュトワ指揮モントリオール交響楽団
1981年7月
通常CD
※ラヴェル:管弦楽曲集 2枚組CD

☆4.0
15:05

ラヴェル:管弦楽曲集

※私が持っているのは輸入盤ですが、上記国内盤と同じ収録曲です。
輸入盤の方は2017年8月現在、Amazonでは入手不可のようです。

最も標準的、模範的な演奏といえます。
ファースト・チョイスにはぴったりかも・・・
(私もこの演奏で、ボレロを初めて聴きました。)

◯ブーレーズ指揮ベルリン・フィル
1993年3月
SACDハイブリッド(SACD Multi、SACD STEREO、CD)
カップリング:マ・メール・ロワ、海原の小舟、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲
※SACDは2枚組。Amazonでは現在品切れ。

☆4.0
14:58

ラヴェル:ボレロ、スペイン狂詩曲、他

※通常CDを紹介しています。

こちらも標準的な演奏といえます。
旧盤の方が感銘度が高いです。
なお、今手持ちのSACDハイブリッド盤ですが、
SACDとしての超優秀録音・・・というわけでもなさそうでした。
通常CDで十分なのでは、と思います。

◯ショルティ指揮シカゴ交響楽団
1976年5月
SACDシングルレイヤー(SACD STEREO)
カップリング ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」、「海」

☆4.5
14:47

ドビュッシー:交響詩「海」、ラヴェル:ボレロ、他 Limited Edition, SACD

今回紹介した盤の中で、最も演奏時間が短いです。
メカニックなまでの正確さが痛快に感じます。
ブーレーズ旧盤と同様、
最初からハッキリ、クッキリ聴こえるところが高評価のポイントです。
演奏の迫力も見事です。

ということで、「ボレロ」どれか1盤、というなら、
迷わずブーレーズ旧盤、
ついでショルティ盤、
中庸ならデュトワ盤をオススメします。

2017年8月 1日 (火)

2017年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2017年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

二位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
三位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
四位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

五位.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16 聴き比べ7盤
六位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
七位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口
〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

八位.映画「ピノキオ」に隠された神学~附:ヨナ書からの教会学校説教案
九位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
十位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付
十位.NHKEテレ・クラシック音楽館「フィルハーモニア管弦楽団演奏会」(2017年7月16日放送)

聴き比べ記事と教育関係の記事が先月も多く読まれているのには感謝です。
2017年7月中に書いた記事が、
1本ランクインしたのも嬉しかったです。(第十位)
※第十位は同PV数でした。

2017年7月は異常に暑かったです。
さて、今月は?
暑中お見舞い申し上げます。
今月もご愛読よろしくお願いします。

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