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2017年5月21日 (日)

【演奏会感想】第599回札幌交響楽団定期演奏会(2017年5月20日)〜ラトヴィア放送合唱団の天上の声!

2ヶ月ぶりに、札幌交響楽団定期演奏会に行きました。
(前回は第597回。→【演奏会感想】第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)〜エリシュカ指揮のブラームス:交響曲第1番は凄演!!!
第599回 札幌交響楽団定期演奏会
2017年5月20日、札幌コンサートホールKitaraにて。マチネーです。
札幌に所用で来ていた私の両親に、
初めてKitara大ホールの響きを聴かせることができたのは嬉しかったです。
(もちろん妻も一緒にいました。)

指揮はオーボエ奏者として知られるハインツ・ホリガー。
(オーボエ奏者としてはスーパースターですが、
指揮者としてはあまり知りませんでした・・・)
ゲストはラトヴィア放送合唱団(Latvian Radio Choir)。

プログラムは、
(前半)
1.シューマン:ミサ・サクラOp.147
(休憩)
(後半)
2.マーラー:アダージェット(交響曲第5番第4楽章)
3.夕映えのなかで〜無伴奏合唱のための
(交響曲第5番よりアダージェット 編:C.ゴットヴァルト 詞:J.v.アイヒェンドルフ)
(transcription:Clytus Gottwald(1925-),
text:Joseph von Eichendorff(edition:Carus))
4.ドビュッシー:海〜3つの交響的素描
(アンコール:なし)

今日のメイン・メインプログラムは、1曲あたりの長さでいえば、
シューマンの「ミサ・サクラ」、
オーケストラの響きとしては、ドビュッシーの「海」ですが、
私にとってのこのコンサートの白眉は、
3曲目の「夕映えの中で」でした。
これは後で述べます。

1曲目の「ミサ・サクラ」。
シューマンが宗教曲を作っていた、程度の知識はありましたが、
「シューマンの宗教曲」というカテゴリ自体、あまり興味がなかったので、
この「ミサ・サクラ」は初めて聴くものでした。
ラトヴィア放送合唱団の美しさ
(特にソプラノ独唱の方!→イヴェタ・ロマンツァーネさん、とのこと)は光りましたが、
部分部分は耳当たりがいいものの、心に残るメロディに欠ける感じでした。
演奏がどうこう、というよりは、作品そのもののイマイチさなのでしょうね・・・
かなりの回数、睡魔に襲われました・・・

後半のプログラム、マーラーの「アダージェット」なので、
弦パートとハープだけの編成がステージ上にありました。
なかなかの演奏でした。
オケの「アダージェット」が終わると同時に、オケは鳴りを潜め、
ラトヴィア放送合唱団の美質が全開しました!
ア・カペラで、マーラーの「アダージェット」のメロディ、和声を、
テキスト付の16声で響かせました!
札響の先程の「アダージェット」が全く霞んでしまうほど、
ラトヴィア放送合唱団の声は信じられないほど美しかったです!
もはや「天上の声」のよう・・・
テキストに関係なく、響きだけでも美しすぎ・・・
これだけ美しい合唱は、実に久しぶりに聴きました。
(スウェーデン放送合唱団と、バッハ・コレギウム・ジャパンも美しかったなぁ・・・)

実は、合唱のテキストに使われているのは、
R・シュトラウスの「4つの最後の歌」の終曲「夕映えの中で」と全く同じです。
(参考→歌曲対訳「四つの最後の歌」(ブログ名:ワーグナー聴けば聴くほど)

テキストの表現、というところだけを考えると、
R・シュトラウスの「4つの最後の歌」に軍配をあげますが、
テキストに関係なく響きだけでいえば、
今回の「夕映えのなかで」も素晴らしいと思いました。

プログラム最後の曲「海」は、
「Ⅰ 海の上の夜明けから真昼まで」が最も素晴らしい響きでした。
曲の終盤では、煌々と輝く陽光が見えてくるようでした・・・
「Ⅲ 風と海との対話」は、豪快に響きましたが、
少しだけ息切れ状態のような印象も受けました。
とはいえ、実演で聴くのは初めてだったので、
響きを堪能することができました。
実演で聴けて幸せ!

ちょうど、ドビュッシーの「海」を好きになってきているので、
そのうち聴き比べ記事を書きたいな、と考えています。
今のところの「海」のオススメ盤は、
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団による演奏(DVD)と、
ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団によるものです。
(ブーレーズはクリーヴランド管弦楽団を指揮した新盤もありますが、
旧盤の方がすばらしいです。)

ブーレーズ盤(旧盤、SONYの方)

オーマンディ盤(DVD)

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