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2016年12月 4日 (日)

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104聴き比べ8盤

ドヴォルザークのチェロ協奏曲、前から好きでしたが、
最近、SACDシングルレイヤーの、
ロストロポーヴィチ(VC)、
カラヤン指揮ベルリン・フィルによる演奏(後述)を入手して、
改めてこの曲の素晴らしさを知りました。
そこで、主にSACD化されているものを中心に、
またいろいろと聴き比べしてみました。

それでは聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年月・
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。


◯アリサ・ワイラースタイン(Alisa Weilerstein)(VC)、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(DECCA)
2013年4月
通常CD(SHM-CD)
カップリング 森の静けさ、他5曲(日本盤)

☆4.5
第1楽章 14:42
第2楽章 11:23
第3楽章 12:37

総合的にみて、あのデュ・プレ盤やカラヤン&ロストロ盤をおさえて、
オススメの名盤といえます。
録音がすばらしく、独奏の巧みさとオケのすばらしさを十全に伝えています。
通常CDですが、SACDでの録音と比べても遜色ありません。
なお、このCD、カップリングされている小品も実にステキで惚れ惚れしてしまいます。


◯ロストロポーヴィチ(VC)、カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1968年9月
SACDシングルレイヤー(SACD Stereo)
カップリング  チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲op.33

☆4.0
第1楽章 15:42
第2楽章 12:40
第3楽章 12:57

泣きの浪花節ならぬカラヤン節なのでしょうか・・・
ロストロポーヴィチのチェロは実に雄弁ですが、
それ以上に、カラヤンの指揮が圧倒的です。
オケこそが真の主役だ〜〜と言わんばかりです。
この盤はカラヤンを愉しむもの、と割り切った方がいいかもしれませんね。


◯ヤノーシュ・シュタルケル(Janos Starker)(VC)、
アンタル・ドラティ指揮ロンドン交響楽団(Mercury)
1962年7月
SACDハイブリッド(SACD Stereo/CD)
カップリング ブルッフ:コル・ニドライ、
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲

☆4.0
第1楽章 15:08
第2楽章 11:11
第3楽章 11:47

録音の良さがすばらしいです。
模範的な演奏といえるでしょう。


◯ピエール・フルニエ(VC)、ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル(DG)
1962年6月
通常CD
カップリング ハイドン:チェロ協奏曲第2番

☆4.0
第1楽章 14:53
第2楽章 11:31
第3楽章 12:24

渋い演奏です。
フルニエの独奏、セルの指揮とベルリン・フィルの響き、
どれもが渾然一体となって音楽の美しさに奉仕しています。

◯堤剛(VC)、ズデニェク・コシュラー指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(SONY)
1981年8月
通常CD
カップリング フォーレ:夢のあとに、シシリエンヌ 他2曲

☆4.0
第1楽章 16:17
第2楽章 12:16
第3楽章 13:08

チェロはいい意味で存在感が薄いです。
オケの雄弁さと情感では、カラヤン盤に勝るとも劣らない感じです。
チェコらしさ、といった「お国もの」としてもすばらしい演奏です。
ソリストや指揮者を忘れて、曲自体の美しさを堪能するには最適な1枚かもしれませんね。


◯ジャクリーヌ・デュ・プレ(VC)、
セルジュ・チェリビダッケ指揮スウェーデン放送交響楽団(TELDEC→WARNER)
1967年11月
カップリング サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番

☆4.0
第1楽章 16:40
第2楽章 14:22
第3楽章 14:15

バレンボイム盤よりもオケが上に感じられます。さすがはチェリ?
ただ、チェロはバレンボイム盤での方が迫力があります。
これはデュ・プレよりもチェリの指揮の方が勝っているのかもしれませんね。
チェロの突出感はあまりありません。

◯ジャクリーヌ・デュ・プレ(VC)、バレンボイム指揮シカゴ交響楽団(WARNER)
1970年9月
SACDハイブリッド(SACD Stereo/CD)
カップリング 森の静けさ

こちらは通常CDです。

※タワレコではSACDハイブリッド盤が入手できます。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 森の静けさ

☆3.5
第1楽章 15:29
第2楽章 13:18
第3楽章 13:34

名盤としてよく知られていますが、
チェロの訴える力は、今回紹介した盤の中で随一です。
ただ、バックのオケがチェロに圧倒されっぱなしな感があります。
ドヴォルザークを聴く、というよりは、
不世出のチェリストである、デュ・プレの演奏を堪能すべき盤だと思います。
この演奏は、通常CDで十分(いや、むしろ通常CDの方がいいのかも?)で、
わざわざSACDを入手する必要はないと思います。

◯グレゴール・ピアティゴルスキー(VC)、
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(RCA)
1960年2月
SACDハイブリッド(SACD Surround/SACD Stereo/CD)

☆3.0
第1楽章 15:45
第2楽章 13:13
第3楽章 13:03

録音年代の割にはなかなかいい録音だな、という程度で、
あまり印象に残りませんでした。

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