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2016年7月 3日 (日)

尾高忠明指揮、札幌交響楽団による、武満徹作曲『波の盆』のCD(CHANDOS)

武満徹の作品で、初めて「美しい!!!」と思えた曲となりました。
『波の盆』という作品です。
もともとは、1983年の単発ドラマのために作られたものです。
(あらすじはWikipediaで確認しましたが、観たことはもちろんありません。)

2016年7月3日放送の、NHKEテレ・クラシック音楽館、
「N響 第1835回 定期公演」(2016年5月14日 NHKホール)で、
尾高忠明指揮N響によって、
武満徹の『波の盆』が演奏されます。
前回放送(2016年6月19日)の最後に、次回予告で、
この曲の一部が流れ、短い時間ながらも、
「美しい(えっ、武満で?→スイマセン・・・)」と思ったので、
興味を持ちました。

まずは、Youtubeで見つけました。

Youtubeで聴いたのは、メインテーマ「波の盆」のところです。

AmazonでCDを取り扱っていないかな、と調べたら、ありました!

尾高忠明指揮、札幌交響楽団によるCDです。
収録は、もちろんKitara!
CDのジャケットにも、美しいKitaraホールが使われています。
レーベルは、英国のCHANDOS。
日本のレーベルがどうして取り上げないのか不思議ですが・・・
優秀な録音です。
(カップリングは、尾高惇忠「オルガンとオーケストラのための幻想曲」と、
細川俊夫「記憶の海へ -ヒロシマシンフォニー」(1998)。)

『波の盆』は、6つの曲で構成されています。
1.波の盆
2.ミサのテーマ
3.色褪せた手紙(Faded letter)
4.夜の影
5.ミサと公作
6.終曲(Finale)
全部聴いても18分ほどです。

武満徹の作品は、何枚か聴いたことがありますが、
好きにはなれないものばかりでした。
代表作「ノヴェンバー・ステップス」や「弦楽のためのレクイエム」、
ピアノ作品など、聴いてみましたが、
時折綺麗な響きはするものの、まるで流れる雲を眺めるようで、
つかみどころがなく、しまいには聴いていて疲れてしまいます。

(参考)武満徹作品集 小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ

(参考)武満徹作品集 小澤征爾指揮ボストン響

しかし、この『波の盆』は、もともとドラマ用の音楽、という制約もあり、
難解さを避けているので、それが聴きやすさにつながっています。
美しいけど、切なさや哀しみが込められています。
明るいながらも、何かレクイエム的な響きがあります。
海に向かって、亡き人を偲ぶような光景が、なぜか目に浮かぶ感じです。
あまりの美しさに涙が出ました・・・
ゲンダイオンガク嫌いの私の妻も、
「きれいだけど、どこか切ないね・・・」と美しさを認めていました。
もっと広く知られ、
日本のいろいろなオーケストラで取り上げてほしい、と思う作品です。
NHKでの、N響の演奏の放送が楽しみです。

(2016年7月3日 21:30追記)
N響の演奏聴きました。冒頭で一部演奏ミスがあった以外は、
実に美しい演奏を聴かせてくれました。
しかし、感銘度は札響盤の方が上だと思いました。

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