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2016年5月31日 (火)

R・シュトラウス:オーボエ協奏曲AV.144聴き比べ7盤〜どれも名盤!

今回は、R・シュトラウスの晩年の名曲、
「オーボエ協奏曲」AV.144の聴き比べです。

R・シュトラウスの交響詩は好きではありませんが、
晩年の作品であるオーボエ協奏曲、メタモルフォーゼン(変容)、
そして、「四つの最後の歌」!
この3曲は大好きです。
特に「四つの最後の歌」は、あらゆるクラシック音楽(声楽曲)の中でも、
最も甘美なものではないかと思っています。
(過去記事あります→
R・シュトラウス「変容(メタモルフォーゼン)」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Gundula Janowitz)の天上的な美声!〜カラヤン指揮ベルリン・フィルとともにSACDで(ベートーヴェン:第9、R・シュトラウス:4つの最後の歌)・・・
NHKEテレ・クラシック音楽館「N響コンサート 第1831回定期公演」(2016年5月15日放送)〜カティア・ブニアティシヴィリによるシューマンの「ピアノ協奏曲」、最後は「競争曲」?「狂騒曲」?

さて、R・シュトラウスのオーボエ協奏曲はといえば、
モーツァルトのオーボエ協奏曲K.314 (285d)と並んで、
オーボエ協奏曲の代表ですね。

私がこの曲を初めて聴いたのは、高校生か20代前半頃だと思います。
確か、ハインツ・ホリガー(Ob)、
エド・デ・ワールト指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏でした。
(現在廃盤のようですが、何年かすればまた販売されるかもしれませんね。)
(参考)
ホリガー盤(私は所有していませんが・・・)

一時期所有していたと思いますが、手放してしまいました・・・

アルプスの晩夏を思わせるような、澄み渡った響きがこの曲の魅力です。
熱い演奏よりは、少し涼しさを感じさせるような演奏の方が、
この曲にはピッタリなのかもしれませんね・・・

今回改めて聴き比べをしてみようと思ったのは、
やはりSACDをいろいろ収集するようになったからです。

今回取り上げるのは7盤です。
オススメ順に紹介します。
ソリスト、指揮者・オケ名・レーベル(SACDのみ特記)・録音年月の順です。
(今回はカップリング曲の紹介を省きました。)
実は今回紹介する盤、どれもハズレがありません。
人によっては、どれを何位とするか、好みの問題だと思います。
どれを持っていても損はないと思います。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯宮本文昭(Ob)、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団(SONY SACDシングルレイヤー)
1999年4月 

☆5.0
第1楽章 8:35
第2楽章 9:24
第3楽章 7:34

今回聴いた中では、最も感動した演奏です。
小澤征爾の指揮は自己主張しない、まさに透明な感じですが、
かえって、曲の美点を余すところ無く浮き上がらせています。
宮本文昭のオーボエは、今回聴き比べた中で、
最も艶がある演奏でした。
後述の、宮本文昭ファイナルコンサートよりも、
オーボエがちょっとだけ遠い感じですが、
かえって演奏者の存在を消すようになっていて、プラスに働いています。
R・シュトラウスのオーボエ協奏曲をどれか1枚、というなら、
迷わずこの盤をオススメします。

◯サイモン・フックス(Ob)、ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(SONY)
2002年5月

☆4.5
第1楽章 8:27
第2楽章 8:41
第3楽章 7:28

この曲を初演した、チューリッヒ・トーンハレ管の演奏です。
この曲のイメージである、ひんやりとした感じが最も表れている盤だと思いました。

◯マルティン・ガブリエル(Ob)、プレヴィン指揮ウィーン・フィル(DG)
1996年11月

☆4.5
第1楽章 8:12
第2楽章 8:30
第3楽章 4:31+2:41(計7:12)

ウィーン・フィルの美感が最も良く表れている演奏です。
通常CDとしては、この盤が最も優秀録音かな、とも思いました。

◯フランソワ・ルルー(Ob)、ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団(SONY)
2009年2月

☆4.5
第1楽章 8:29
第2楽章 8:52
第3楽章 7:30

アルプスの晩夏というよりは、北欧の初夏という感じの爽やかな演奏です。
ルルーのオーボエは、今回聴いた中では宮本文昭に次いで印象に残りました。
オケ、録音ともに優秀です。

◯ローター・コッホ(Ob)、カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG SACDシングルレイヤー)
1969年9月

☆4.0
第1楽章 8:43
第2楽章 8:42
第3楽章 7:29

カラヤン、ベルリン・フィル、SHM-SACDということでかなり期待していましたが・・・
この演奏で聴くべきは、ソリストよりも、オーケストラです。
(ソリストは埋没気味?・・・)
R・シュトラウスを得意とするカラヤンの美感が随所に見られます。
オーケストラが最も雄弁な演奏となっています。

◯マンフレート・クレメント(Ob)、ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(WARNER)
1975年9月

☆3.5
第1楽章 8:41
第2楽章 7:57
第3楽章 7:23

堅実な演奏です・・・

◯宮本文昭(Ob)、東京都交響楽団(SONY SACDハイブリッド)
2006年10月

☆3.5
第1楽章 8:08
第2楽章 8:09
第3楽章 7:48

演奏者の様子がかなり鮮明に録音されています。
私の妻にとっては、「雑音」と感じられて少し不評でした。
しかし何度も聴くとそういう点よりも、演奏の素晴らしさの方が勝ります。
どちらかというと「熱い」演奏といえます。

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