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2015年9月の6件の記事

2015年9月27日 (日)

道北旅行2015年秋(その1)〜旅の経緯と1日目・札幌から稚内へ

今回から全3回にわたって、
シルバーウィーク中の道北旅行について書きます。

道北というと、主に宗谷・留萌地方と、
上川地方を含みますが、
旭川や富良野・美瑛は既に何度も行っていますので、
今回はパスしました。
(旭川は高速道路で通過しただけです。)

シルバーウィークにどこへ旅行しようかと妻と相談し、
当初は二人で一緒に行ったことのない、
襟裳岬方面と道東旅行を計画していたのですが、
じゃらんや楽天トラベルのサイトでは、
9月21日〜22日の道東方面の宿が全然取れない状況だったので、
それなら思いきって、行ったことのない道北地方に行ってみよう、
ということになりました。
道北地方も宿はほとんど予約不可状況に近かったのですが・・・

道北地方で知っていることといえば、
人口が少ないこと、稚内に宗谷岬とノシャップ岬があること、
石油成分が含まれる豊富温泉、海岸から利尻富士が見えること、
士別市は羊で有名なこと、幌延町にトナカイ牧場があること・・・
この程度でした。
親戚や友人がいるならともかく、
よほど「行ってみよう!」という気にならなければ、
道北地方以外の北海道民でも行かない場所なのかもしれません。
(失礼!)
まさに北海道観光の「奥の院」、それが道北観光です。

ということで、私ども夫婦は、2015年9月21日に、
2泊3日の道北旅行を開始しました。
移動手段は、レンタカーです。
シルバーウィーク故に、なかなか手配できず、
わざわざ新札幌の方まで行ってレンタカーを借りることとなりました。

江別西ICから高速道路に入り、
まずは砂川SAまでノンストップで向かいました。
砂川SAは、富良野・美瑛や旭川方面に行く際に、
ほぼ毎回立ち寄るところです。
お目当ては北菓楼の砂川SA店です。
ここのソフトクリームは絶品です。
行列ができるほどです。
ただ、ほとんどの客は、
一般的なチョコレートとバニラのミックスソフトを注文しますが、
私どもは、「ベネズエラソフトクリーム」(濃いチョコレートソフト)を注文します。
子どもにはわからない、オトナの味デスネ・・・

砂川SAを後にして、ノンストップで道央自動車道の最終IC、
士別剣淵ICで高速をおりて、国道40号線で士別市方面へ向かいました。
最初の目的地は、士別市の「羊と雲の丘」でした。
(ちなみに、道民にとっては常識問題なのですが、
北海道では「しべつ」という自治体名は2つあります。
道北の「士別(市)」と、道東の「標津(町)」です。
両者を区別する言い方としては、
「士別」の方を「さむらいべつ」または「サムライ士別」と言うこともあります。)

「羊と雲の丘」の入口近くには、コスモス畑がありました。
きれいに咲き誇っていました。

20150921_dohoku_1

「羊と雲の丘」で撮った写真です。

20150921_dohoku_2

20150921_dohoku_3

20150921_dohoku_1281

隣の羊の牧場の厩舎では、ちょうど羊の爪切りをしているところでした。
羊たちはオドオド、ビクビクと逃げまわってしました。
羊の姿になんとなく、我々日本人の姿を見てしまいました・・・

20150921_dohoku_5_2

20150921_dohoku_6

隣には、「世界のめん羊館」という施設もあります。
手芸が好きな人は、いろいろな製作体験ができますよ。

20150921_dohoku_1294_2

運が良ければ、
牧羊犬が羊を追い回して厩舎に向かわせるところも観ることができますが、
今回は残念ながら観れませんでした。

あと、厩舎に行くには牧場の中を通る必要がありますが、
実はいたるところ、羊のフンだらけなのです(;д;)
できるだけ足元を見る必要がありますが、それでも結構フンでしまいました・・・
(ティッシュ持参は必須です!)

妻は羊をたくさん見て満足していました。
丘の景色が実に美しい所です。

さて、次は美深町の「トロッコ王国」へと向かいました。
ここでは、廃線を利用して、実際にトロッコを運転することができます。
しかし・・・
行ってみたところ、1時間以上の待ち時間がありましたので、
やむなく断念しました。

20150921_dohoku0936_2

そこから、最近タイ人観光客に人気の歌登(うたのぼり)を経由して、
オホーツク海側の枝幸町(えさしちょう)方面を目指しました。
(※道内には、道南にも江差町(えさしちょう)があります。紛らわしいですね。)
枝幸町では、展望台があったので、休憩がてら、行ってみました。
三笠山展望閣」というところです。
ここからのオホーツク海の海岸線はすばらしかったです。
海側の写真を撮ったら、雲が海に反映していました・・・

20150921_dohoku0943_2


20150921_dohoku0948_3

宗谷岬に向かう途中、ちょうどクッチャロ湖のあたりで、
日没を迎えました。

クッチャロ湖に沈む夕日はまさに絶景!
ちょうど小雨が降っており、夕日の反対側には虹がかかっていました・・・

20150921_dohoku_1305_2

20150921_dohoku_1307

20150921_dohoku0964_3

日本最北の地、宗谷岬に着いたのは18時半頃でした。
あたりは真っ暗・・・
キタキツネがいましたよ。
さすがに夜では景色がよくわからないので、
翌日改めて訪問することにしました。

20150921_dohoku_8

初日の宿は、ノシャップ岬すぐ近くのところでした。
星空がすごくきれいでしたよ!

夜に宿近辺を車で走ると、わずかの距離の間にエゾシカを何頭も見かけました。
夜はいきなりシカが飛び出すこともあるので、
スピードを出さないのは鉄則です。

1日目の走行距離は492kmでした・・・
1日あたりでは過去最大の走行距離となりました・・・
神様に感謝!

その2に続く)

2015年9月26日 (土)

NHKBSプレミアム・世界で一番美しい瞬間▽湖上にアリア響くとき オーストリア ブレゲンツ(2015年9月23日放送)&プレミアムシアター◇ブレゲンツ音楽祭2015 歌劇『トゥーランドット』(2015年9月21日放送)

オーストリアのブレゲンツ、ボーデン湖で毎年行われる、
ブレゲンツ音楽祭。
今年(2015年)で70回目を迎えたそうです。
湖上の舞台でのオペラ!
その魅力や舞台裏、歴史について、
2015年9月23日放送の、
NHKBSプレミアム・世界で一番美しい瞬間で、
湖上にアリア響くとき オーストリア ブレゲンツ」として放映していましたので、
録画して観ました。
実はこの番組の放送前に、舞台の録画が放送されていました。
プレミアムシアター「ブレゲンツ音楽祭2015」です。
こちらも録画して観ました。
今年の7月20、22、24日の公演を編集したものです。

「世界で一番美しい瞬間」を観てからの方が、
舞台をよりいっそう楽しめると思いました。
というのも、もしいきなり舞台の放送から観るとしたら、
単に現代的な演出・・・で観るのをパスしてしまっていたかもしれません。
舞台のいろいろな仕掛け、演出、音響効果その他がわかってから観ると、
演出の意図も少しはわかってきます。
私どもは「世界で一番美しい瞬間」→「ブレゲンツ音楽祭」の順で視聴しました。

ところで、カラフ役のリッカルド・マッシ(チョビ髭有)の顔を観て、
妻が一言「チャップリンみたい!」
私はさらに「いやいや、スーパーマリオに似てないか?」・・・
(ゴメンナサイ・・・)

オペラが始まる数分前のシーン、カラフ役がピアノの前に座っています。
これは、(私の推測ですが)作曲者プッチーニ自身が、
作曲中にオペラの世界に入り込んでカラフとなってしまう、
という解釈なのでしょうか・・・

舞台の演出、仕掛けは野外公演ならでは、本物の火を使ったファイヤーショーや、
本場中国のカンフーの達人が織りなす数々の雑技など、
見どころ満載でした。
久々に『トゥーランドット』全編を通しで観てしまいました。
トゥーランドット姫は・・・
「心の目で」見れば絶世の美女、ということにしましょう。

プッチーニのオペラでは、
『トゥーランドット』が一番好きです。
次が『ボエーム』です。

2015年9月24日 (木)

マーラー:交響曲第8番聴き比べ18盤〜ただし、第1部に限る・・・

マーラーの交響曲第8番、通称「千人の交響曲」。
高校生の頃、マーラーという作曲家のことを初めて知り、
その中で、通称「千人の交響曲」という作品があることも知りました。
「千人の交響曲」!ベートーヴェンの第9でさえ、スゴイ作品なのに・・・
いったい、どんな響きがするのだろうか・・・
初めてCDを買った時は、ワクワク感がMAXでした。
たしか、当時一番手頃な価格で手に入れたのが、
インバル指揮フランクフルト放送響の演奏(後述)でした。
しかし・・・
第1部こそ、すごい響きが「時々」ありましたが、
第2部はなんだか室内楽みたいなしょぼい響きが連続・・・
おまけに退屈・・・
ショルティかバーンスタイン(どちらか忘れましたが)のCDも、
市の図書館で聴いてみましたが、
やっぱり第2部が長すぎて退屈(しまいに途中で寝ていました・・・)、
という印象を覆すことはできませんでした。
第2部は、だいたい50分ぐらい切れ目なしで演奏されます。
交響曲というよりは、オラトリオか、カンタータといった方がいいと思います。
私は映像なしで音だけでオペラを聴くのは苦手です。
(マタイ受難曲やメサイアは例外中の例外ですが・・・)
マーラーのこの作品も、第1部はともかく、第2部はパスです・・・
(マタイ受難曲は全部聴けば3時間ですが、結構切れ目があります。
しかし「千人の交響曲」第2部は50〜60分ノンストップ!
ベートーヴェンの「エロイカ」が丸ごと入る時間ですよ・・・)

とはいえ、第1部は文句無しに傑作だと思います。
というわけで、今回はマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」の、
第1部のみを聴き比べしてみました。
我が家に現在(2015年9月20日)あるのは全部で18盤です。
18盤の第1部のみを聴き終わるまでに4日間かかりました。

今回は、録音年代順ではなく、おすすめ順に記載します。
第1部のみの合計タイムも記載しておきます。
”SACD”の記載がない限り、通常CDです。

第1位
◯ベルティーニ指揮ケルン放送交響楽団(1991)旧EMI
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計21:55

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆☆

東京のサントリーホールでのライブ録音。
今回の聴き比べ中、最も短い演奏時間ながら、
最も理想的な演奏だと思いました。
聴き比べで1番最初に聴いたのがこの演奏でしたが、
いきなり本命!という感じでした。
中間部はまさに「怒涛のごとく」という圧倒的迫力でした。


第2位
◯ショルティ指揮シカゴ交響楽団(1971)DECCA
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計23:22

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆☆

ソリストは今回聴き比べの中で最強・豪華キャスト。
合唱もすばらしい!
フィナーレは歓喜の嵐!


第3位
◯インバル指揮東京都交響楽団(2014)EXTON
トラック数:8 計22:35
ハイブリッドSACD

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆☆

SACDでマラ8を聴くなら、この盤がオススメです!
まさに音の洪水!
日本のオケでもここまでやれる!
インバル・都響・EXTONはもう1枚あるのですが、
こちらの方が完成度が高いです。


第4位:
◯バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団(1966)SONY
※マーラー交響曲全集
トラック数:1 計24:04

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

細部のディティールこそ、最新の録音にはかないませんが、
熱狂さは同じくバーンスタインのDG盤と並んでトップクラス!
難点を言えば、オルガンの音が不必要に大きすぎるぐらいか・・・


第5位
◯インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(1986)DENON
※マーラー交響曲全集
トラック数:1 計23:18

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

初めて聴いた時は、あまり迫力がない演奏だと思いましたが、
改めて聴いてみると、録音が優秀で、結構メリハリがあり、
すばらしさがようやくわかりました。


第6位
◯インバル指揮東京都交響楽団(2008)EXTON
トラック数:8 計22:10
ハイブリッドSACD

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

この盤も完成度は高いのですが、2014年盤の方がやや上です。
インバル/都響のマラ8なら、前述の2014年盤があればOKです。


第7位
◯シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1992)DG
※マーラー交響曲全集
トラック数:8 計25:07

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

なかなかの迫力!
輝かしさと力強さがあります。


第8位
◯バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(1975)DG
※マーラー交響曲全集
トラック数:8 計24:14

録   音:☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

冒頭のオルガン音はいただけませんが、
終盤近くのクレッシェンドは圧倒的!
ただし、聴いていて疲れます・・・
ドラマティックさを求めるならこの盤をオススメしますが・・・


第9位
◯アバド指揮ベルリン・フィル(1994)DG
※マーラー交響曲全集
トラック数:8 計23:25

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

ゆったりとした感じで始まりますが、
後半から迫力が増してきます。
最後は圧倒的!


第10位
◯ブーレーズ指揮シュターツカペレ・ベルリン(2007)DG
※マーラー交響曲全集
トラック数:8 計23:44

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆☆

私がマラ8を再評価するきっかけとなった盤です。
普通のCDなのですが、低音部がスゴ過ぎ!
スピーカーの音が割れてしまうほどですので、
重低音は少し抑えた方がいいと思います。
アバド盤かブーレーズ盤あたりを聴けば、
この曲の標準的な演奏と、美しさがよくわかります。

トップ10以下は順位なし、ということで・・・

◯マゼール指揮フィルハーモニア管弦楽団(2011)SIGNUM CLASSICS
トラック数:6 計30:18

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆

今回聴き比べの中で、最長の第1部の演奏です。
さながら鈍行列車?
後述のVPO盤よりも長いですが、不思議ともたれ感はありません。
のんびりと景色を眺めるような感じがありますが、
勢いはほとんど感じられません。
ハイテンションではないけどマラ8第1部を聴きたいなら、
オススメかもしれません。
「あの世」から響いてくるマラ8?


◯ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011)RCO LIVE
※Blu-ray付属
ハイブリッドSACD
トラック数:6 計24:39

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆

SACDとしては少し魅力が薄いかも・・・
ただし、付属のBlu-rayは絶賛に値します。
(もしかすると、この中で一番音が圧倒的かもしれません。)


◯ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団(1998)ヘンスラー
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計22:47

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆

合唱、ソリスト共にすばらしいです。
特に児童合唱は天使の声のよう・・・


◯ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2009)旧RCA
ハイブリッドSACD
トラック数:8 計24:31

録   音:☆☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆

細部は光るが・・・
標準的な演奏・・・


◯シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2001)DECCA
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計24:27

録   音:☆☆☆☆
おすすめ度:☆☆☆

ゆったりとした演奏。


◯ラトル指揮バーミンガム市交響楽団(2005)旧EMI
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計23:46

録   音:☆☆
おすすめ度:☆☆

祝祭的で特別なイメージのこの曲を、
「普段着の」カジュアルに演奏しているように感じました。
ただし、後半の盛り上がりは評価できます。


◯テンシュテット指揮ロンドン・フィル(1986)WARNER
※マーラー交響曲全集
トラック数:6 計21:55

録   音:☆☆
おすすめ度:☆

合唱がすごく遠く感じます。
録音のせいか、オケも含めて音が前に出てこないような・・・
(どうもテンシュテット盤と私の耳の相性が悪いのかもしれませんね・・・)


◯マゼール指揮ウィーン・フィル(1990/92)SONY
※マーラー交響曲全集
トラック数:8 計26:24

録   音:☆☆☆
おすすめ度:☆

テンポが遅くてもたれ気味・・・

しばらくマラ8は聴かなくてもいいかな・・・
マーラーの交響曲聴き比べ、
次は第2番「復活」か、第5番を取り上げようと考えています。
(全部聴くだけでも相当時間がかかりそうですね・・・・)

2015年9月15日 (火)

マーラー:交響曲第7番聴き比べ補遺(10盤追加)

マーラーの交響曲第7番の聴き比べについては、
以前「マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類」にて取り上げました。
(今年2015年6月の記事です。)
それからわずか3ヶ月で、さらに10枚増えてしまいました・・・
(すなわち、2015年9月上旬現在、24盤を所有中ですね・・・)
ということで、新しく増えた10枚について、
再び聴き比べ記事を書くことにしました。

前回同様、録音の古い順に並べます。
全楽章のタイムも記載しておきます。
記載がない限り1枚ものです。
”SACD”の記載がない限り、通常CDです。
なお、合計演奏時間ですが、2枚組に分かれていたり、
トータル時間の記載がなかったりした場合は手計算し、
CDブックレット、ジャケットにトータル時間が書いてある場合は、
単純計算ではなく、そちらに書かれてある時間を記載しました。

◯アバド指揮シカゴ交響楽団(1984)DG

第1楽章;21:24
第2楽章;16:36
第3楽章;08:52
第4楽章;14:00
第5楽章;17:41
計78:33
(参考:BPO盤は78:07)

すっきりさわやかな美演です。
ドロドロ感がなく、スポーティーな感じさえあります。
バーンスタイン新盤と聴き比べると、
まだまだ元気ハツラツといったところでしょうか。

◯バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル(1985)DG
※マーラー交響曲全集(新)(大地の歌含まず)

第1楽章;21:38
第2楽章;17:08
第3楽章;10:32
第4楽章;14:47
第5楽章;18:24
計82:29
(参考:旧盤は79:42)

普段運動不足の人が汗をダラダラ流しながら運動しているような、
脂ぎった演奏ですが、その割には感銘度が薄いです。
無理に味付けしなくても、この曲は十分名曲なのですが・・・

◯ラトル指揮バーミンガム交響楽団(1991)EMI
※マーラー交響曲全集

第1楽章;22:06
第2楽章;14:40
第3楽章;10:15
第4楽章;12:19
第5楽章;17:51
計77:12

第1、第2楽章は力演。妖しげな「夜」の世界が拡がります。
ただし第5楽章は平凡。

◯ギーレン指揮ベルリン・フィル(1994)TESTAMENT

第1楽章;22:23
第2楽章;16:38
第3楽章;10:17
第4楽章;13:10
第5楽章;17:57
計80:28
(参考:全集盤は79:23)

アバド・BPO盤と同じくBPO。
第1楽章は途中からエンジンがかかる感じです。
そこからは迫力ある演奏となりますが、
あとは・・・
第2楽章以下はあまり印象に残りませんでした。
ただし、全体的にはアバド・BPO盤よりはこちらの方が上かも。

◯シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1995)DECCA
※マーラー交響曲全集(大地の歌含まず)

第1楽章;24:53
第2楽章;16:19
第3楽章;10:31
第4楽章;13:39
第5楽章;18:53
計84:15

シャイー盤は宇野センセイ絶賛の演奏であり、
私もこの7番が入っているから、
少し高かったけどシャイー指揮の全集盤を入手しました。
しかし・・・
実に穏やかな演奏です。
穏やか過ぎてしまいには第2楽章が終わったところ
(全集盤では第1、第2楽章と第3楽章以下で分割されています。)で、
寝てしまいました・・・
淡白さはまるで水墨画のような世界でした。
大げさなところはどこにもありません。
最初から最後まで夢(というよりは、眠り)の世界・・・

◯アバド指揮ベルリン・フィル(2001)DG
※マーラー交響曲全集(新)(大地の歌含まず)

第1楽章;21:35
第2楽章;15:54
第3楽章;08:53
第4楽章;12:58
第5楽章;17:45
計78:07
(参考:旧盤は78:33)

良く言えば模範的、悪く言えば取り立てて個性がないというか・・・
第1楽章でBPOの名人芸的な暴力的な響きが随所にありますが、
あとは安全運転で終始という感じが否めません。
シカゴ響の方がおすすめでしょうか・・・


◯ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2008)RCA
ハイブリッドSACD(マルチ4CH、SACDステレオ、CD)

第1楽章;22:01
第2楽章;15:50
第3楽章;10:12
第4楽章;12:22
第5楽章;18:07
計79:00

通常CD盤ではあまり高い評価をしませんでしたが、
SACD盤はやはり細部が光ります。
第1楽章12分ぐらいのハープのきらめきがとても甘美です。
まるでオーロラのよう・・・
実に爽やかで、古典的な佇まいの演奏です。
ジンマン自身の「オレはこう読む!」というのはなさそうですが、
余計な事をしなくても、この曲の美しさを十分に引き出しています。
録音が優秀です。


◯インバル指揮チェコ・フィル(2011)EXTON
2枚組ハイブリッドSACD(SACDステレオ、CD)

第1楽章;22:43
第2楽章;15:24
第3楽章;11:19
第4楽章;14:00
第5楽章;17:15
計80:49
(参考:フランクフルト放送交響楽団盤は77:49、
2013年の東京都交響楽団盤は77:28)

たいていの演奏は第1、第5楽章が名演なのですが、
この演奏に限っては、第2〜4楽章が名演です。
暗くなく、濃密な時間が流れます。
録音が優秀です。
都響盤よりはこちらの方が好きです。


◯マゼール指揮フィルハーモニア管弦楽団(2011)SIGNUM CLASSCS
2枚組(7番、8番、9番のセット計6枚組)

第1楽章;26:22
第2楽章;16:07
第3楽章;10:39
第4楽章;14:30
第5楽章;20:02
計87:44
(参考:旧盤は85:27)

さすがにトータルではクレンペラー盤ほどは遅くないですが、
特に第1楽章のテンポの遅さ(というよりは、もたれ感)は異様でした。
バーンスタイン盤(DG)が「運動不足」なら、
このマゼール盤は、「動脈硬化」か「肥満」か・・・
ちょっとやり過ぎ感があります。
それでいて、曲の細部の美しさが目立っているかというと、
???という印象があります。


◯デュダメル指揮シモン・ボリバル交響楽団(2012)DG

第1楽章;22:12
第2楽章;16:14
第3楽章;09:30
第4楽章;13:00
第5楽章;17:55
計78:52

実に若々しく、健康的で颯爽とした演奏です。
特に第5楽章は、
陽光きらめくまばゆい海岸が目に浮かんできそうです。

今回の10盤中であえて順位をつけるとしたら・・・

1位:インバル新盤・チェコフィル
2位:ジンマン盤
3位:デュダメル盤
4位:アバド旧盤
5位:シャイー盤
6位:ギーレン盤
7位:アバド新盤
8位:ラトル盤
9位:バーンスタイン新盤
10位:マゼール新盤

1位、2位はSACDというフォーマットに助けられている面がありますが・・・
4位のアバド旧盤まではオススメです。

2015年9月 7日 (月)

チョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung)指揮ソウル・フィルのマーラー〜東洋人による東洋的なマーラー演奏

最近、チョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung)指揮、
ソウル・フィルによるマーラーの交響曲第1番、第9番のCDをよく聴いています。
きっかけは、音楽の友社のONTOMO MOOK(レコード芸術だったかも?)で、
かの宇野センセイがチョン・ミュンフンのマーラーを絶賛していたので、
興味を持ちました。
マーラーの第9コレクションを増やすため程度で、
そんなに期待はしていなかったのですが(失礼!)、
聴いてみて、今までのマラ9演奏
(典型的な例としては、バーンスタインやテンシュテットなどの粘着型と、
アバドやジンマンなどのあっさり型)とは見事に違う、
まさに東洋人による東洋的な演奏、といえましょう。
それでいて、曲の美感を十分に引き出しつつも、随所で迫力があります。

第1楽章は、「大地の歌」の"ewig,ewig"の世界観そのままで、
東洋の瞑想的な雰囲気さえ漂わせます。
通常、そういう雰囲気は冒頭で終わって、
「悟り」の世界から脱落して破滅に向かいつつも、
なおも「救い」の世界を希求する・・・
という感じなのですが、
チョン・ミュンフン指揮のこのCDでは、
「悟り」の境地が冒頭のまま持続し、
ほとんど揺るぎないようにさえ思います。
自然と調和し、天命を穏やかに受け入れるマーラー?
東洋的な境地に本当の理想があるのかもしれません。
光、もっといえば「慈光」があふれる、後光がさすような「マラ9」です。

第1番も、実はあまり通して聴くことがなかった作品でしたが、
チョン・ミュンフンの指揮にかかると、
あっという間に50分が経ってしまう、魅惑の作品になります。
北海道の大自然が広がっているかのような、爽やかな演奏です。

交響曲第9番

交響曲第1番

つい先日、新たに第5番と第2番「復活」のCDも入手しました。
「復活」の方は聴くのはもう少し後になると思いますが、
(歌詞付きのは聴くのが面倒・・・)
第5番の方は既に何度も聴いています。
暗すぎず、軽すぎず、それでいて迫力があります。
第5番を久しぶりにまともに通して聴くことができました。
(第1、第2楽章が実はあまり好きではありません。
よく聴くのが第4楽章のみか、第4〜5楽章を通して聴くか、
が今までの聴き方でした。)

交響曲第2番「復活」

交響曲第5番
※2015年9月7日現在、AmazonではMP3のみの取扱いです。
タワレコやHMVではCDの取扱いがあります。

2015年9月 1日 (火)

2015年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2015年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.算数の問題解決型学習~学力「崩壊」の決め手
四位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その2)
〜2日目・古宇利島とホテル近くの黄昏時〜

五位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落~
NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」
(2012年2月5日放送)

六位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
七位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
八位.2015年7月 旭川・美瑛・富良野の旅(2)
〜美瑛・富良野の定番コースを満喫!〜

九位.道東旅行記2014年夏(その5)
〜知床の旅・午前中(カムイワッカ湯の滝、知床五湖)

十位.ウコンは肝臓に悪い?
~NHK・ためしてガッテン「肝臓の健康を守れSP」(2011年6月29日放送)

(次点)オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その3)
〜3日目・渡嘉敷島でシュノーケリング!〜

7月、8月とトップ3が変わらないのは驚きでした!
まったく同じ記事が2ヶ月連続です・・・
「算数の問題解決型」とか「学び合い」といった「まやかし」に、
教育に関心がある方が批判の目を向けつつある予兆かもしれませんね。
(先日、教会学校に来ている小1の女の子に、妻が「嫌いな勉強は何?」
と聞いたら、「算数」と答えてくれました。
理由は、「話し合いが長いから・・・」とのこと。
すなわち、たぶん「算数の問題解決型」か「学び合い」なのでしょう。
ちなみに、この子は小2程度の算数は余裕で解いてしまうレベルです。
延々と下手な説明を子供同士でさせて、
出来ない子を出来る子の足台・実験台にしてしまう、
ある意味残酷な指導法ではないでしょうか?
教師だけが、サディスティックに子どもをいじめて満足顔?)

旅行の記事のランクインしていました。
皆様の旅行の参考になれば幸いです。

ようやく涼しい日々が来ましたね。
今月もご愛読よろしくお願いします。

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