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2014年9月23日 (火)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ」(2014年9月22日放送)

2014年9月21日深夜(9月22日)に、
NHKBSプレミアムの「プレミアムシアター」で、
「ナタリー・デセイ&ミシェル・ルグラン・イン・ベルサイユ」と題して、
2014年6月にベルサイユ宮殿の庭園で行われたコンサートを放映していました。
録画して視聴しました。
ソプラノ歌手として有名なナタリー・デセイ(Natalie Dessay)
(※フランス語読みでは、「ナタリー・ドゥセ」が正しいそうです。
日本語表記は英語圏での読み方とのこと。
ただ、今回の記事ではNHKでも使用している、
「ナタリー・デセイ」で記述します。)が、
映画「シェルブールの雨傘」で知られる作曲家、
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)の曲を歌うコンサートです。
メインはナタリー・デセイの歌声ですが、
ミシェル・ルグランのジャズ的なインスト曲もありました。
ジャズファンにはたまらないのでしょうが、
私はあまりジャズが好きではないので、その部分は飛ばしてしまいました・・・
クラシック・コンサートを期待して視聴するなら失望しますが、
ジャズファンやシャンソン・ファンなら十二分に堪能できるのではないでしょうか。

曲目は以下のとおりです。
インスト曲は※をつけました。

・人魚の魂
・リラのワルツ
・「映画「ロシュフォールの恋人たち」から デルフィーヌとランシアン」
・「映画「愛のイエントル」から パパ見守ってください」
・「映画「ロバと王女」から 愛のケーキの作り方」
・「シネマ」
・「映画「ロシュフォールの恋人たち」から ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」
・「ディンゴ・ロック」※
・「赤と黒」
・「映画「ロバと王女」から リラの妖精の助言」
・「映画「ロバと王女」から 王子と王女の秘密の夢」
・「映画「ハッピー・エンド/幸せの彼方に」から これからの人生」
・「シャンソン」
・「映画「華麗なる賭け」から 風のささやき」
・「映画「おもいでの夏」から おもいでの夏」※
・「映画「おもいでの夏」から 夏は知っている」
・「あなたへ続く道」
・「映画「ロシュフォールの恋人たち」から 水夫、友達、恋人、または夫」
・「セルジュとナタリー」
・「映画「シェルブールの雨傘」から ギイとジュヌヴィエーヴの二重唱(ガレージの前で)」
・「私の最後のコンサート」
・「映画「ロシュフォールの恋人たち」から デルフィーヌの歌」

ナタリー・デセイはソプラノの歌唱ではなく、素のきれいな声で歌っていました。
(オペラは引退したそうですね・・・)
圧巻はやはり「シェルブールの雨傘」の曲でした!
映画の中のワンシーンがありありと目に浮かぶようでした。
お相手役で「ローラン・ナウリ」という男性が歌っていました。
頭ははげていましたが、声はよく、
ナタリー・デセイとのやりとりは映画そのものか、
もっといえばオペラみたいでした。
(※後で後で調べてみたら、夫君とのこと・・・失礼!)
切実な歌唱に思わず感涙でした・・・
歌の最後の盛り上げはやはり作曲者だからできるアレンジなのでしょうね。
約1時間40分ほどのコンサートでしたが、
この歌の部分だけでも十分に観る価値があります。
歌だけなら元々の映画の声よりも断然素晴らしいですよ。
あと、「おもいでの夏」の「夏は知っている」も素晴らしかったです。
本格的なシャンソン歌手かと思うほどでした。
ナタリー・デセイが歌うとなんとフランス語ってきれいなのだろう、
とつくづく感じました・・・

キリ・テ・カナワやジェシー・ノーマンといった有名ソプラノ歌手が、
ミシェル・ルグラン作品のCDを出していますが、
試聴してみたところ、オペラや歌曲のついでにやっていますよ、
という感じはぬぐえません。
しかし、ナタリー・デセイの場合は違います。
歌そのものが結晶化したような、まさに歌の妖精の歌なのかもしれません。

映画「シェルブールの雨傘」は、
私にとってはフランス映画のベスト3に入れたい作品です。
(あとは・・・「アメリ」と「Taxi」かな・・・
「望郷」とか「太陽がいっぱい」などもステキですが・・・)
何度観てもステキな作品です。

有名な「ギイとジュヌヴィエーヴの二重唱」のところは、
歌うその時のシーンの感情は切実なものですが、
後の展開を考えると、恋のはかなさを思い知らされます・・・

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

なお、ナタリー・デセイとミシェル・ルグランが組んだCDアルバムが発売されています。
日本語盤では、「ミシェル・ルグランをうたう」となっていますが、
元々のタイトルは”Entre elle et lui”(彼女と彼の間)です。
曲目はだいたい今回のコンサートと重なっています。

輸入盤

国内盤

映画「ロバと王女」はNHKEテレの「グレーテルのかまど」で取り上げられて以来、
気になっている作品ですが、まだ観たことはありません(2014年9月現在)。
そのうち観てみたいです。
”恋する王女”のケーク・ダムール(2014年6月6日放送)
カトリーヌ・ドヌーブ主演のミュージカル映画です。
「ロバと王女」の「愛のケーキの作り方」という歌は、
全体の3分の2近くが、ただ単に散文的なレシピを歌っているだけですが、
なんとかわいらしい歌に仕上がっていることか!

ロバと王女 デジタルニューマスター版 [DVD]

※2014年11月追記
この放送のBlu-ray版とDVD版が発売されましたので紹介します。

Entre Elle & Lui-Live at the Chateau Versailles [Blu-ray] [Import]

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