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2014年6月の9件の記事

2014年6月25日 (水)

NHKBSプレミアム・プレミアムよるドラマ「喰う寝るふたり 住む二人」(2014年5月6日〜6月24日の毎週火曜日放映)

NHKBSプレミアムで、
2014年5月6日〜6月24日の毎週火曜日夜に放映されていた、
喰う寝るふたり 住む二人」毎週妻と一緒に観ていました。
同棲8年目のカップル(同棲8年目だったら、ほぼ結婚生活に等しいかも・・・)の、
ほのぼのとした日常生活のすれ違いを、女性の立場、男性の立場双方から描いた作品です。
マンガが原作です。
全8話です。

喰う寝るふたり 住むふたり 1

※2014年6月現在、3巻まで出版されています。

第1回の「恋人以上、夫婦未満」というサブタイトルが、
物語全体を一言で言い表しています。
結婚するという情熱はいつの間にか失せてしまったものの、
(タイミングを逃してしまったというか・・・)
二人がいつもいるのは心地よい・・・
第3回、第4回の「のっぴきならぬ事情」前後編はNHKでここまでやるの?
という内容でしたが(あさイチの特集があるから、もう珍しいことではないのかも?)、
エロよりもコミュニケーションの手段という感じで提示していました。

どの回も、男の思いと女の思いの違いを手に取るように見せつけられ、
それが結構楽しかったです。
主演の二人も決して美男美女でなく、ありふれた感じ(失礼!)だからこそ、
フツウの人が観て共感できるところが多いのではないでしょうか?
刑事ドラマのような殺伐としたドラマが多い中、
このようなほのぼのとした作品を出したNHKは見事だと思いました。

最終回はもしかして結婚?と思ったのですが、
相変わらず、二人の関係は進展も後退もしないまま終わってしまったのが、
少し残念でした。

結婚というのはやはりタイミングですね。
実際、同棲8年目とか、10年となると、結婚を切り出すのは難しいのでは?
(そもそも結婚する必要性を感じなくなるのかも・・・)
ドラマのカップルのように、いつでもラブラブとは限りません。
(それは結婚していたって同じですが・・・)
だからこそ、いつでも「なかったことにできる」同棲ではなく、
「後戻りできない」結婚という形で、双方の愛を宣言することが大切なのでは、
と私は思います。
映画の名言を借りれば「愛とは決して後悔しないこと」(「ある愛の詩」)。
お互い、いつまでも若くはいられないですからね・・・

2014年6月24日 (火)

マーラー・交響曲第9番聴き比べ10種

2014年6月の今、一番好きなクラシックの曲は?と問われれば、
迷わずマーラーの交響曲第9番を挙げます。
特に第4楽章が大好きです。
昔はバーンスタイン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(現:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)の演奏が最高だと思っていました。
しかし、最近ではバーンスタインの演奏が「胃にもたれる」ような気がして、
もっとあっさりした演奏の方が好きです。
きっかけはアバド指揮ウィーン・フィルの廉価盤です。
(以前記事を書きました。
アバド/ウィーン・フィルによるマーラー:交響曲第9番〜和食テイストのマラ9?
バーンスタインの演奏のようなこってりしたものとは対極の、
実にあっさりした演奏ですが、曲の美しさをよく引き出しています。
それが魅力となりました。

先月(2014年5月)からで、
あっという間に10枚たまってしまいました・・・
(それにしても、現在のCDBOXの価格破壊はスゴイですね・・・
昔なら、マーラーの交響曲全集なんて、まったく手がとどかない世界でしたが、
今では、たとえばバーンスタインの旧盤全集などは、2000円ちょっとです。)

現在(2014年6月)所有するCDと、
それぞれの各楽章の演奏時間を、
収録年順に記載します。
全てステレオ録音です。

・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1961)1CD
第1楽章 29:18
第2楽章 17:34
第3楽章 13:10
第4楽章 21:04

※7枚組CDBOX

・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル(1965)1CD
第1楽章 28:25
第2楽章 15:53
第3楽章 12:32
第4楽章 23:00

※12枚組CDBOX

・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967)
第1楽章 28:22
第2楽章 18:46
第3楽章 15:18 
第4楽章 24:15

※6枚組CDB0X

・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1979〜1980)※スタジオ録音2CD
第1楽章 29:07
第2楽章 16:44
第3楽章 13:17
第4楽章 26:49

※カップリング→シェーンベルク「浄夜」

・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1982)※ライヴ録音2CD
第1楽章 28:10
第2楽章 16:38
第3楽章 12:45
第4楽章 26:49

・マゼール指揮ウィーン・フィル(1984)2CD
第1楽章 29:47
第2楽章 16:04
第3楽章 13:03
第4楽章 25:21

※カップリング→交響曲第10番「アダージョ」

・バーンスタイン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1985)2CD
第1楽章 30:05
第2楽章 17:26
第3楽章 12:00
第4楽章 29:37

・アバド指揮ウィーン・フィル(1988)1CD
第1楽章 27:22
第2楽章 15:19
第3楽章 12:28
第4楽章 24:28

・アバド指揮ベルリン・フィル(1999)1CD
第1楽章 25:52
第2楽章 14:56
第3楽章 12:21
第4楽章 25:56

・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2009)2CD
第1楽章 30:53
第2楽章 15:50
第3楽章 13:37
第4楽章 28:46

※SACDハイブリッド盤

ただし、私が所有しているのは、ジンマンの50枚組CDBOXのものです。
マーラーの交響曲全集他です。こちらは通常CD。

Great Symphonies.The Zurich Years 1995-2014

どれも名盤といえるようなものですが、
あえて今の段階でベスト4を挙げるとしたら・・・

1.アバド指揮ウィーン・フィル
2.カラヤン指揮ベルリン・フィル(1979)
3.マゼール指揮ウィーン・フィル
4.クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
(順位ではありません。甲乙つけがたし・・・)

私が好きな楽章の順は、
第4楽章→第2、3楽章→第1楽章です。
(第2、3楽章はセットと考えた方が、時間的な釣り合いがとれます。)
マーラーの第9は、全曲聴けば80分前後です。
さすがに全曲通して聴くのはあまりないです。
どちらかというと、第4楽章だけ、あるいは第2、3楽章だけ、
第1楽章だけ、第2〜第4楽章という形が多いです。
第1楽章は冒頭部分が実に美しいですが、
途中狂騒状態になってしまうのがマイナスです。
(それがマーラーらしさなのかもしれませんが・・・)
その点、第2〜第4楽章は、統一感があり、音楽に浸ることができます。

マゼールのCDは、「マーラー交響曲第9番の森」というサイトと、
ブログ「ハルくんの音楽日記」の「マーラー 交響曲第9番二長調 名盤」という記事で、
高評価だったので、購入してみました。
マゼールやカラヤン、アバドといった面々は、
一昔前の私なら食指を伸ばさないはずですが、
評論家の雑音に惑わされず、聴いてみたら素晴らしかったです。
カラヤンはライブ盤よりもスタジオ録音盤の方が素晴らしいです。
アバド盤は新旧どちらも甲乙つけがたいですね。
バーンスタインは新盤の方が圧倒的ですが、今ではちょっともたれるな・・・
ワルター盤はモノラル盤もありますが、
歴史的録音という以上のものではないと思います。
マゼール盤はカップリングの第10番「アダージョ」もとても美しく、
バーンスタイン盤と聴き比べても決定盤といえるかもしれません。

2014年6月23日 (月)

NHKEテレ・クラシック音楽館「ヤニック・ネゼ・セガン指揮 フィラデルフィア管弦楽団演奏会」(2014年6月22日放送)

2014年6月22日のNHKEテレ・クラシック音楽館
ヤニック・ネゼ=セガン指揮 フィラデルフィア管弦楽団演奏会」を
録画して視聴しました。
2014年6月3日にサントリーホールで収録されたものです。
コンサート後1ヶ月も経たないうちに放映されるのは素晴らしいですね。

フィラデルフィア管弦楽団といえば、
ディズニー映画「ファンタジア」で有名ですね。
他には、ストコフスキー編曲&指揮による、
バッハのオルガン曲のオーケストラ版とか・・・
往年の指揮者でいえば、ストコフスキーの他に、オーマンディーも・・・
近年では、2011年に日本で言えば民事再生法の適用を受けてしまった、
というのも記憶に残っています。
しかし、そんな暗いムードを払拭するような、
若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガンの活躍ぶりが見られる公演でした。
公演というよりも、「好演」と言った方がいい内容でした。

曲目は、モーツアルトの交響曲第41番「ジュピター」と、
マーラーの交響曲第1番「巨人」、
アンコールにストコフスキー編曲のバッハ「小フーガ」でした。

6月22日の放送中に、ジュピターの冒頭部分だけ少し聴きましたが、
はっきり言って、あまりおもしろくない演奏かな、と思いました。
(それで、チャンネルは別なところに変えました。録画していたので・・・)
しかし、再びチャンネルを戻し、
マーラーの交響曲第1番の演奏になってからは、響きがすばらしく、
録画したものを視聴するのが楽しみだと思いました。

録画したものでは、思い切ってジュピターはバッサリカット。
マーラーの交響曲第1番と、アンコールの小フーガだけに絞りました。
輝かしい響きの中で、まるでヨーロッパの森の中を散策しているかのような、
実に若々しく新鮮な演奏となっていました。
マーラーの「巨人」は久々に全曲通しで聴きました。
(数年前、NHKで、
ラトル指揮ベルリン・フィルのシンガポール公演の様子を視聴して以来です。
ベルリン・フィルのその演奏よりも、
今回のフィラデルフィア管の方が断然すばらしいです。)
いつもなら途中で飛ばしてしまう第3楽章でさえ、
今回は楽しく聴く事ができました。

アンコールの小フーガも、実にステキな編曲で、
オーケストラの多彩な響きを引き出していました。
(オルガン曲とはベツモノになってしまっていましたが・・・)

ヤニック・ネゼ=セガン&フィラデルフィア管弦楽団のCDです。
春の祭典と、ストコフスキー編曲のバッハのオルガン曲のオーケストラ版です。
(そういえば、どちらも映画「ファンタジア」で使われていましたね・・・)


Rite of Spring/Bach Transcriptions

2014年6月17日 (火)

ブラックでなかった「ブラック・プレジデント」(フジテレビ系火曜22時枠ドラマ)〜良作だが低視聴率だったのが残念・・・

フジテレビ系ドラマ「ブラック・プレジデント
第1話から最終話まで毎週観ました。
タイトルにもなった「ブラック」さは、
最初の1話・2話程度で伺わせるものの、
だんだんブラックさは薄れ、
第9話「ブラック社長VS就活のカリスマ」に至っては、
完全にブラック返上という感じでした。
人もペンも使いやすいに限る」といったキャッチフレーズが、
大学で柔らかくなって人情経営者になる、というのが、
このドラマの主題だったのかもしれません。
私ども夫婦は毎回楽しく視聴していましたが、
残念ながら、視聴率はあまり伸び悩んでしまったようですね・・・
働くということについて、いろいろと考えさせられました。
沢村一樹さんの怪演が見事でした。
(準主役の黒木メイサさん、脇役の国仲涼子さん、永井大さん、壇蜜さん以外は、
特に大学の学生たちが目立つことなく、
いい意味で引き立て役に徹していたのも私どもにはプラスだったと思います。)

ところで、「ブラック企業」、「ブラック職場」なる言葉、
明らかな労基法違反(過労死等)や悪徳商法、
セクハラ・パワハラが横行しているならともかく、
長時間労働や離職率の高さというだけでは、
ブラック企業、ブラック職場とは言い切れないと思います。
(ちなみに、ある統計によると、大卒3年目での離職率が最も高い産業は、
教育・学習支援業の48.8%とのこと・・・)
教育(学校・塾等)の仕事を「ブラック」と言いたければ言うこともできますが、
普通そんな人は稀ですよね・・・
要は、やりがいなのでしょうね。

ブラック・プレジデント DVD-BOX(2014年9月10日発売予定)

2014年6月10日 (火)

バルトーク再発見〜オケコン&弦チェレ、ピアノ協奏曲全集(ただし妻には不評・・・)

バルトークの音楽は、どうもとっつきにくく、
かつてCDを何枚か買ってはすぐ手放してしまう始末でした。
代表作である、
「オケコン」こと「管弦楽のための協奏曲(Concerto for Orchestra)」は、
ショルティやカラヤンの指揮ので買いましたが(いずれも定盤モノですが・・・)、
2、3度聴いただけでほとんど聴かずじまい・・・
(『のだめカンタービレ』で出ていた、
「舞踏組曲」という作品を聴きたかったので・・・)


(参考)ショルティ盤(オケコン&舞踏組曲)


(参考)
カラヤン盤(オケコン&弦チェレ)


あと、ブーレーズがツィメルマン、アンスネス、グリモーをピアノソリストに迎え、
3つのオケを指揮して収録した、ピアノ協奏曲全集も持っていました。
しかし、ピアノ協奏曲第1番、第2番の野蛮さに辟易し、
グリモーの瞑想的なピアノによる第3番をかろうじて聴けた程度です。
(第3番に限って言えば、アルゲリッチ&デュトワ盤も買ったことがあります。)


ブーレーズ指揮 ピアノ協奏曲全集


アルゲリッチ&デュトワ ピアノ協奏曲第3番他


いずれにせよ、「バルトーク=難解、晦渋」
というイメージをぬぐうことはできませんでした。
しかしようやく(年をとったせいかもしれませんが・・・)、
「バルトークもオモシロイかも?」と思える盤2枚に出会えました。
1枚目は、往年の名指揮者フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団による、
SACDハイブリッド盤です。


ライナー盤(SACDハイブリッド)


この盤でたまたま試聴した弦チェレ
(正式名称は「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」)の第4楽章で、
「これ、いいかも?」と思い、即座に購入しました。
オケコン、弦チェレと、「ハンガリー・スケッチ」が収録されています。
50年以上の録音と思えないほど鮮明で迫力があります。
特にお気に入りは、オケコンの第5楽章と、
弦チェレの第4楽章です。

もう一つは、アンダ・ゲーザ(昔は「ゲザ・アンダ」と表記されていましたが・・・
ハンガリー系の人は、日本と同じく姓→名の順で表記するのが正しいそうです。)と、
フリチャイ・フェレンツ(これも「フェレンツ・フリチャイ」の方が一般的ですね。)指揮
ベルリン放送交響楽団による、ピアノ協奏曲全集です。

アンダ/フリチャイ ピアノ協奏曲全集

この超名演を聴いて、ようやく第1番、第2番の野蛮で暴力的な曲の、
「楽しさ」がわかったように思えます。
ハードロック、ヘビメタを聴くヨロコビみたいなものでしょうか・・・
(私はハードロック、ヘビメタ共に嫌いですが・・・)
第3番ももちろん名演です。
大都会ニューヨークの光景がなぜか目に浮かんできます・・・
音質もとてもよいです。
ちなみに、第3番の第1楽章の途中に、
「サウンド・オブ・ミュージック」のメロディに似ている旋律がありますよ。

ようやくバルトークの楽しさに開眼したのも束の間、
なんと、普段は私のクラシック音楽鑑賞に文句を言わない、
愛する妻が、顔をしかめて「うるさい!やめて!」と抗議してきました。
トホホ・・・
バルトークは妻には不評でした。
というわけで、バルトークを聴くときにはヘッドホンで、
ということになりました(。>0<。)

2014年6月 8日 (日)

ドヴォルザーク:交響曲第8番聴き比べ〜カラヤン・VPO2種、ジュリーニ、アバド、ブロムシュテット・・・

ドヴォルザークの交響曲第8番は、
第9番「新世界より」ほど有名ではありませんが、
甘美さ、楽しさでは「新世界より」に決してひけをとらない、
すばらしい作品です。
最近(2014年5月下旬〜現在)、ほぼ毎日のように聴いています。
特に第3楽章の美しさに酔いしれています。

以前から、宇野センセイお勧め盤である、
アバド指揮ベルリン・フィル盤は持っていました。
いい演奏だとは思うものの、夢中になるほどではありませんでした。
しかし、先日、カラヤン指揮ウィーン・フィルの旧盤を入手してから、
すっかりこの曲に夢中になってしまいました・・・
それで、短期間でさらに3枚購入してしまい、計5枚の聴き比べとなりました。

今回紹介する5枚を、録音の古い順に並べ、各楽章の録音時間も書きます。

・カラヤン指揮ウィーン・フィル(以下VPO)1961(Decca)
※カップリング→ブラームス:交響曲第3番
第1楽章  9:51
第2楽章 11:08
第3楽章  6:06
第4楽章  9:35


・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン 1976
(Berlin Classics)
※カップリング→シューベルト:交響曲第6番
第1楽章  9:50
第2楽章 10:58
第3楽章  6:34
第4楽章 10:08


・カラヤン指揮VPO 1985(DG)
※カップリング→ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
第1楽章  9:43
第2楽章 11:17
第3楽章  5:36
第4楽章 10:02

・ジュリーニ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1990(SONY)
※カップリング→ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
第1楽章 11:18
第2楽章 11:42
第3楽章  7:18
第4楽章 11:32

・アバド指揮ベルリン・フィル 1993(SONY)
※カップリング→ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」
(私が所有しているのは上記カップリングですが、
現在なら、R・シュトラウスの交響詩がカップリングされている盤の方が、
入手しやすいようです。)
第1楽章 10:26
第2楽章 10:22
第3楽章  5:57
第4楽章  9:48

この5枚をオススメ順に並べるなら・・・

1位:カラヤン旧盤
2位:ジュリーニ盤
3位:カラヤン新盤
4位:ブロムシュテット盤
5位:アバド盤

でしょうか・・・・

アバド盤は演奏そのものは美しいと思うものの、
迫力に欠けます。デジタル録音の割に音が飛び出てきません。

ブロムシュテット盤はHMVのレビュー数の多さを見て買ってみました。
第3楽章は確かにこの5枚の中で一番「ボヘミア」を感じさせるかもしれません。
しかし、おとなしい演奏かな・・・
(ブロムシュテットのCDはHMVでやたらレビューが多い割に、
実際に聴いてみるとそんなにピンと来ないかも・・・)

カラヤン新盤は、2位にしてもおかしくない内容です。
第3楽章は出だしこそ早くて多少違和感を覚えますが、
そこを過ぎれば旧盤に近い典雅な演奏を聴かせてくれます。
ただし、馬車の世界というよりは、スポーツカーの世界かも?
メインは「新世界より」の方だと思います。

ジュリーニ盤は、全体的にゆったりとした展開ですが、
弛緩さは感じさせません。
ブルックナーのような悠々としたドヴォルザーク?
第3楽章の美しさはカラヤン旧盤と双璧をなします。
老夫婦が静かに踊っているような光景でしょうか?

カラヤン旧盤は、音質といい、演奏の甘美さ、華麗さといい、
非の打ち所がありません!
特に第3楽章!
VPOの甘美なポルタメントの美しさはため息ものです・・・
華やかながらもどこか影のある、
人生そのものを感じさせる舞踏会といったイメージでしょうか?
カラヤンの指揮もすばらしいですが、
古きよき時代のVPOの音色も大いに魅力的です。
私を「ドヴォ8」中毒にさせてしまった超名盤です・・・
第4楽章冒頭の輝かしいファンファーレも、
この5枚の中で最高です。
録音の優秀さも随一です。さすがDeccaサウンド!
(ただし、カップリングのブラームス:交響曲第3番は、
ザンデルリンク・ベルリン交響楽団の名盤には及ばないかな・・・
第3楽章だけ時たま聴く程度です。)

ドヴォルザークの交響曲第8番の定盤といえば、
ノイマン指揮チェコ・フィルとか、
ワルター指揮コロンビア交響楽団、
セル指揮クリーブランド管弦楽団(SONY、EMI)
とかあたりなのですが、
試聴してみて今ひとつ心をつかむものがなかったので、
今回は入手しませんでした。
カラヤン指揮VPOの旧盤があれば、他はいらないかも・・・
ドヴォルザークだからチェコ・ボヘミアという固定観念よりも、
美しければそれでいいではありませんか・・・

2014年6月 2日 (月)

アバド/ウィーン・フィルによるマーラー:交響曲第9番〜和食テイストのマラ9?

2014年5月下旬から現在(2014年6月)に至るまで、
ほぼ毎日、同じCDばかり聴いています。
カラヤン/ウィーン・フィルによるドヴォルザーク:交響曲第8番
(1961年録音。カップリングはブラームス:交響曲第3番。
ただし、ブラームスの方はほとんど聴いていません。)と、
アバド/ウィーン・フィルによるマーラー:交響曲第9番です。
(ドヴォルザークの交響曲第8番の方がよく聴いています。
こちらは近日中に聴き比べ記事を書く予定です。)
今回はアバド/ウィーン・フィル(以下VPO)による、
マーラー:交響曲第9番について書きます。

マーラーの交響曲第9番は、
私にとってはマーラーの作品の中で「大地の歌」と並んで最も好きなものです。
どちらか一つを、と問われれば、迷わず「第9」の方を選びます。
「第9」の決定盤といえば、たいていの人は、
バーンスタイン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(現:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)盤を挙げるはずです。
(バーンスタイン/ベルリン・フィルあるいはイスラエル・フィルもあるか・・・)
私も所有していますが、どうも普段聴きには向いていないようです。
たとえて言えば、
バターたっぷりのフランス料理のフルコースみたいなものでしょうか・・・
特別な時には聴きたくなると思いますが、覚悟が必要です。
今の私にとっては、マーラー自身の死への怖れとか、諦念とか、
そういう感情には、付き合いきれないというのが、正直な思いです。

(参考)
バーンスタイン/ACO

一方、最近、クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団盤や、
ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ管盤のような、
どちらかというとあっさりとした演奏に慣れたせいか、
気軽に日常的に楽しめるマーラーの「第9」が魅力的に思えるようになりました。

先日、HMVでたまたま、
アバド指揮VPOによる「第9」の廉価盤が発売されることを知り、
思い切って買ってみました。

かつてはこんなジャケットでした・・・
(参考)※「第10番アダージョ」を含むSHM-CD

私が買ったのは、こちらのジャケットです。

(なお、Amazonよりも、
HMVやタワレコの方が安く手に入れることができます。
※2014年6月2日現在)

CD1枚でマーラーの「第9」を堪能することができます。
マーラーの魅力であり、毒でもある死への怖れとか、
そういった不健全な感情はきれいさっぱり「消毒」され、
ひたすら美しい響きが連続します。
マーラーファンからはお叱りをうけそうですが、
今の私にとっては、この演奏の方が日常的に聴くことができるものです。
たとえていえば、和食テイストのフレンチか、
あるいはファミレスの洋食といった感じでしょうか?
さすがに全80分を通しで聴くのはなかなか時間がないので、
第1楽章か第4楽章、あるいは第2・第3楽章だけを聴きます。
聴き疲れのしない美演です。

映画「ひみつの花園」(矢口史靖監督作品)

先日(2014年5月24日)、HBCテレビで深夜に、
矢口史靖監督の初期の作品である、
ひみつの花園」が放映されていました。
主演は西田尚美です。
録画して妻と一緒に観ました。

お金が好きで好きでたまらない主人公・咲子(演:西田尚美)が、
好きが高じて銀行に就職するも、ある日、銀行強盗にあい、
現金5億円と共に人質として誘拐されてしまいます。
しかし富士の樹海に犯人の車が逃げこんだ際、
車が大破、炎上し、犯人は爆死しましたが、咲子は助かります。
咲子の命を助けた5億円入のスーツケースは富士の樹海のどこかにあるはず・・・
咲子はその5億円を見つけるために、仕事を辞め、
大学で測量学を学んだり、スキューバーダイビングを習ったり・・・
お金のためなら猪突猛進で困難をものともせずに突き進んで行く姿が見ものです。
さながらスキルの「わらしべ長者」という感じでした。
転んでもタダでは起きない・・・
矢口史靖監督の後年の作品、「スウィングガールズ」のような、
夢に向かって突き進んで行く姿の萌芽が見られました。
楽しくバカバカしくも、
「人生、無駄なことは一つもない」といった達観さえ感じました。
タイトルの「ひみつの花園」は、ラストにセリフとして出てきます。
あれだけこだわったお金よりも、もっと大切なことが、
主人公には見えていたようです・・・

ひみつの花園 [DVD]

2014年6月 1日 (日)

2014年5月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2014年5月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ウコンは肝臓に悪い?~NHK・ためしてガッテン「肝臓の健康を守れSP」
(2011年6月29日放送)

二位.映画「アナと雪の女王」(原題:Frozen)〜2D版、3D版共に観て・・・
三位.スペイン映画「汚れなき悪戯」(原題:Marcelino Pan y Vino)と
邦画「なごり雪」(大林宣彦監督作品)

四位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

五位.映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」
六位.ゴールデンウィーク道央花めぐり2014
七位.2014年4月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧
八位.NHKBSプレミアム・アニメ「赤毛のアン」HDリマスタ版の放送に驚嘆!
九位.NHK・クローズアップ現代「シリーズ 主婦パワーを生かす②
  検証 103万円・130万円の“壁”~どう変わる?家計と働き方~」
(2014年5月20日放送)・・・「働く」だけがまもとな生き方なのか?

十位.NHKBSプレミアム・プレミアムシアター
「小曽根真 クラシックを奏でる」(2014年5月19日放送)&
NHKEテレ・クラシック音楽館「N響コンサート 第1777回定期公演」
(2014年5月18日放送)

札幌も初夏となりました(でも朝晩はまだ寒い時もあります・・・)。
今月もご愛読よろしくお願いします。

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