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2014年6月 2日 (月)

アバド/ウィーン・フィルによるマーラー:交響曲第9番〜和食テイストのマラ9?

2014年5月下旬から現在(2014年6月)に至るまで、
ほぼ毎日、同じCDばかり聴いています。
カラヤン/ウィーン・フィルによるドヴォルザーク:交響曲第8番
(1961年録音。カップリングはブラームス:交響曲第3番。
ただし、ブラームスの方はほとんど聴いていません。)と、
アバド/ウィーン・フィルによるマーラー:交響曲第9番です。
(ドヴォルザークの交響曲第8番の方がよく聴いています。
こちらは近日中に聴き比べ記事を書く予定です。)
今回はアバド/ウィーン・フィル(以下VPO)による、
マーラー:交響曲第9番について書きます。

マーラーの交響曲第9番は、
私にとってはマーラーの作品の中で「大地の歌」と並んで最も好きなものです。
どちらか一つを、と問われれば、迷わず「第9」の方を選びます。
「第9」の決定盤といえば、たいていの人は、
バーンスタイン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(現:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)盤を挙げるはずです。
(バーンスタイン/ベルリン・フィルあるいはイスラエル・フィルもあるか・・・)
私も所有していますが、どうも普段聴きには向いていないようです。
たとえて言えば、
バターたっぷりのフランス料理のフルコースみたいなものでしょうか・・・
特別な時には聴きたくなると思いますが、覚悟が必要です。
今の私にとっては、マーラー自身の死への怖れとか、諦念とか、
そういう感情には、付き合いきれないというのが、正直な思いです。

(参考)
バーンスタイン/ACO

一方、最近、クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団盤や、
ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ管盤のような、
どちらかというとあっさりとした演奏に慣れたせいか、
気軽に日常的に楽しめるマーラーの「第9」が魅力的に思えるようになりました。

先日、HMVでたまたま、
アバド指揮VPOによる「第9」の廉価盤が発売されることを知り、
思い切って買ってみました。

かつてはこんなジャケットでした・・・
(参考)※「第10番アダージョ」を含むSHM-CD

私が買ったのは、こちらのジャケットです。

(なお、Amazonよりも、
HMVやタワレコの方が安く手に入れることができます。
※2014年6月2日現在)

CD1枚でマーラーの「第9」を堪能することができます。
マーラーの魅力であり、毒でもある死への怖れとか、
そういった不健全な感情はきれいさっぱり「消毒」され、
ひたすら美しい響きが連続します。
マーラーファンからはお叱りをうけそうですが、
今の私にとっては、この演奏の方が日常的に聴くことができるものです。
たとえていえば、和食テイストのフレンチか、
あるいはファミレスの洋食といった感じでしょうか?
さすがに全80分を通しで聴くのはなかなか時間がないので、
第1楽章か第4楽章、あるいは第2・第3楽章だけを聴きます。
聴き疲れのしない美演です。

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