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2014年3月20日 (木)

まとめて書評2014年3月(その2)〜石破茂著『国防』(新潮文庫)、小倉昌男著『福祉を変える経営』(日経BP)他2冊

前回に引き続き、今回は4冊の本を紹介します。
1冊につき本文10行以内(タイトル、画像含まず)で書きます。


①石破茂著『国防』(新潮文庫)

自民党幹事長(2014年3月現在)の石破茂氏は、
防衛政策通としても知られています。
防衛庁長官、防衛大臣を歴任した方だからこそ書ける、
「国防」とは何かを平易に述べた好著です。
内容は2004年末ぐらいまでのものなので、
尖閣問題や現在の北朝鮮3代目将軍様、東日本大震災の事等は当然入っていません。
しかし基本的な認識は10年経ってもあまり変わっていないのでは?
読めば読むほど、有事の際現在の自衛隊は本当に対応できるのか、心配になりました。
実は反戦平和の人たちこそ国を焦土にさせるのかもしれませんね・・・
それはともかく、石破氏の誠実な人柄とユーモア感覚には大変好感を持ちました。


②小倉昌男著『福祉を変える経営』(日経BP)

小倉昌男(1924−2005)はクロネコヤマトの生みの親で、
本を書いた時の肩書は、「ヤマト福祉財団理事長」。
サブタイトルは、「障害者の月給一万円からの脱出」。
本当のノーマライゼーションとは?ということを、
障がい者雇用の賃金、そして経営という面から、
「お恵み福祉」からの脱却を訴えています。
従来の授産施設、共同作業所には「経営」という視点がなく、
本当に顧客が欲しいものを製作・販売していないことを指摘し、
具体的な対案として、全国展開の「スワンベーカリー」を成功例として出しています。
(札幌のスワンベーカリー、以前は都心にあったので利用していましたが・・・)


③エマソン・エグリッチ著『愛されたい妻と尊敬されたい夫』
(ファミリー・フォーラム・ジャパン)

女(妻)は愛されることを求め、男(夫)は尊敬されることを求める・・・
妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。 (エフェソ5:33新共同訳)
この御言葉にこそ、夫婦生活円満・成功の秘訣がある、と著者は説きます。
このニーズが満たされれば「活性化サイクル」に向かい、
満たされなければ「狂ったサイクル」に進む・・・
単純ながらも、科学的裏付けさえある著者の主張に、
なるほどと頷く事が多かったです。
男女は違った色のサングラスと補聴器を持っている」(PP.41)
という表現はユニークです(男は火星人、女は金星人、というのもありますが・・・)。
キリスト教的な結婚観というだけではなく、夫婦関係に悩む人はぜひご一読を!


④滝川義人著『日本型思考とイスラエル メディアの常識は世界の非常識』(ミルトス)

イスラエル・ユダヤ・中東がわかる隔月刊雑誌「みるとす」に2004年から
連載中のコラムを、2013年12月号までの分を編集加筆して本にしたものです。
パレスチナ人は、機会を逸する機会を逃したことがない」(PP.14)
といった刺激的な名言(迷言?)もあります。
新聞、テレビ、市民団体の講演会等で聞かれる、
「パレスチナ=被害者」、「イスラエル=悪」といった図式化を根本的に問い直す一冊です。
人権派と言われるような人々でさえも、パレスチナ問題では単純な図式で考えてしまい、
結局、イスラエルとパレスチナの平和共存ではなく、
イスラエルを抹殺するのを結論にしているのを気づいていない・・・
日本にある善意・悪意の反ユダヤ主義を見抜く目をこの本でぜひ鍛えましょう!

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