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2013年4月 2日 (火)

「算数の問題解決型」で研究授業、という教育「いじめ」〜効果がないものを「研究」する意義はあるのか?

先日、札幌市内のある公立小学校の研究紀要を読む機会がありました。
その小学校の研究授業科目は算数でした。
紀要をめくると、やっぱりか、という感じでした・・・
例の、1時間で1問を「練り上げる」というお決まりのパターンのオンパレードでした。
その小学校ばかりではなく、
札幌市内、どこも似たり寄ったりの感じなのでしょうね・・・
「算数の問題解決型」をいったいどれだけ「研究」すれば気が済むのか?
まさか、「効果がない」ということを検証しているのでしょうか?
(本人たちは「算数の問題解決型授業」への「信仰」を疑うことすらしませんが・・・)
そういう研究授業の「研究成果」とは何でしょう?
教師の自己満足と、
「児童の輝く瞳」とかいう感傷的かつ主観的なものを「研究成果」にするのでしょうか?
教育大学等で信奉されている「問題解決『教』(『狂』)」の「祭典」で、
発達障がいを抱える児童や、理解力が低い児童の「わかった!」を「生贄」にして、
「研究授業を成し遂げた!」というエゴイズムは実に醜いものですが、
当の教員たちは気づいていないという悲劇(茶番劇?)・・・
教師による「いじめ・(知的な)虐待」といえます。
しつけのつもりでやった」ならぬ、
教育のつもりでやった」と弁解しますか?

科学や医学など、およそ「学」がつくものなら、
仮設を検証して、その仮説が間違っているなら、
仮設を修正して「現象」を正しく捉えようとします。
しかし教育に限っては(教育も「教育学」ですね)、
仮設(算数の問題解決型授業をすれば、児童生徒の理解力が増す)を検証しようともせず、
相変わらず、算数嫌いを増産している始末です。

今、北海道教育委員会では、ようやく北教組の呪縛を振り払って、
学力向上を目指そうとしている中、
札幌市では相変わらずのんきなものです。
いや、それどころか、札幌市教育委員会は、
「札幌市学力向上推進委員会」なる組織をもとに、
「算数の問題解決型授業」を全面的に推し進めようとしているようです。

あるツテによって、
「札幌市学力向上推進委員会」が2013年3月に作成し、
札幌市内の公立小学校に配布した、
算数をつくる子ども2」という冊子を見ることができました。
中身を読むと、1問で1時間、という最低の教え方を称賛していました。
まだHP上で公開されていないようですが(2013年4月上旬現在)、
そのうち公開されるかもしれませんね・・・

「札幌市学力向上推進委員会」が作成し、HP上で公開している、
算数をつくる子ども」(1番目)の一部を紹介します。
授業例です。
算数をつくる子ども
札幌市学校改善支援プラン

教員の自主的な研究会ならいざ知らず、
札幌市の税金を使って、学力低下につながるような指導法を称賛し、
全市的に推進しようとするのは税金の浪費です!

そのうち、高い水準の公教育を受けるなら、
札幌市外で、という時代になってしまうのでしょうか?
公教育の破綻は、単に教育の問題のみならず、
生活保護の増加や治安の悪化など、
社会不安の要因を作り出します。
たかが小学校の算数、で済まされる問題ではないのです!
社会的な「問題」を作り出す、「算数の問題解決型授業」・・・
もうやめてほしいものです。

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