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2013年4月20日 (土)

「信者」の二文字を並べると「儲かる」になる・・・〜宗教のビジネス化という堕落

松岡圭祐さんの『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ、
どの巻も面白いので、ついにⅪ巻まで読んでしまいました。
もうじき全巻読破も間近というところです。

万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)

さて、Ⅺ巻を読んでいて、特定の宗教を信じている者にとっては、
どきっとしつつも、なるほど〜と妙に納得するセリフがありましたので紹介しましょう。

「信者の二文字を横に並べてごらん。儲かるって字になる。」
(『万能鑑定士Qの事件簿Ⅺ』P.150から引用)

言われてみれば、「信」に「者」を足した漢字が、「儲」かるですね。
この巻は、短期間のうちに京都一の有名寺になったトリックを暴く、
という内容でした。
他の巻に比べると、実害はほぼないに等しいものでしたが・・・

それにしても、上記のセリフは、
宗教のビジネスとしての側面を見事に暴いた名言ではないでしょうか?
宗教のビジネス化というのは、
現代のアヤシゲな新興宗教団体に始まったことではなく、
相当昔から行われていたものです。
(葬式仏教も大問題ですね・・・)

そういえば、先日、福山雅治さん主演の「ガリレオ」を観ました。
第1話は、アヤシゲな宗教団体のトリックを暴くものでした。
教祖は純粋な人(という設定)なのですが、
そのトリマキは宗教を金儲けの手段としてしか考えていない・・・
よくありそうな話でした。

歴史においては、
中世カトリック教会の腐敗堕落ぶり(免罪符【贖宥状】の販売)は有名ですね。
死者が受けるべき煉獄での苦しみを軽減するために、
ミサをささげたらよい、という今も残る考え方も似たりよったりです。
煉獄の苦しみ、というのは実にうまい宗教ビジネスだと思います。
(供養しないと先祖が苦しむ・・・という葬式仏教の考えとそっくりです。)
→プロテスタントと正教会では、そもそも「煉獄」という概念がありません。
聖書的根拠は極めて薄弱です。

聖書においても、古くはサムエル記上2章に、
祭司の堕落が描かれています。
「信者」を食い物にして「儲ける」ことを考えるようになったら、
まさに「罰当たり」ものです。

イエス様は使徒たちを宣教に派遣する際、
病人をいやし、死者を生き返らせ、
重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。
ただで受けたのだから、ただで与えなさい。

(新約聖書マタイによる福音書10:8新共同訳)と命じられました。
もしキリスト教会において、いやしの祈りに対して献金を強要するなら、
とんでもないところだといえましょう。
(あまり聞いたことはありませんが・・・)
宗教が金儲けの手段になることは、大変恐ろしいことなのです・・・

宗教の話題から一旦離れて、
「儲」かるを「信」と「者」に分けるとしたら・・・
ビジネスで「儲」かるには、自分を「信」用してくれる「者」を作るのが秘訣、
なのでしょうね・・・
小説を読んで、
「信」+「者」=「儲」という漢字の問題から、
いろいろな事を考えさせられました。

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