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2013年4月の15件の記事

2013年4月29日 (月)

『ナナマルサンバツ』5巻巻末の「キリスト教関連ペーパークイズ」

当ブログの横に、
「検索フレーズランキング」というのがありますが、
先日その中に、
ナナマルサンバツ キリスト問題
というのがランキングされていた日がありました。

杉基イクラ作『ナナマルサンバツ』5巻巻末に、
キリスト教関連ペーパークイズ」というのが載っています。
5巻の舞台が、ミッションスクールということなので、
キリスト教に関するクイズが50問出ています。
これについて検索しようとしたのでしょうね。
記事にしようと思いつつも、今日に至ってしまいました・・・

マンガそのものの展開はもちろんオモシロイので、
ぜひ読んでみてくださいませ・・・

さて、全50問のほとんどは私にとっては簡単な問題でした。
ちなみに、わからなかった・誤答した問題が3問だけありました。
それについて書いてみましょう。
クイズ問題は『ナナマルサンバツ』5巻P190〜191からの引用です。
(模範解答は・・・P192にありますが、あえて書きません。)

(引用)
問33 1563年、「ドン・バルトロメオ」という洗礼名を受け、日本初のキリシタン大名となった戦国武将は誰?
問37 その花がイエス・キリストの受難を連想させることから、「受難」を意味する名前がつけられたトケイソウ科のトロピカルフルーツは何?
問49 日本語では「政教協約」や「宗教協約」などと訳される、ローマ教皇庁と国家との間で結ばれる協定のことを何という?

(引用終)

では最後に、この50問クイズの中から、
聖句が答えになる問題を一つ引用し、
答えとなる聖句を新共同訳から引用しましょう。

問21 新約聖書「マタイ福音書」第11章に記されたイエス・キリストの言葉に由来する、「どんなに手を尽くしても相手がそれに応じてくれないこと」を例えた言葉は何?
(模範解答(P.192)→「笛ふけど踊らず」)
聖句→
今の時代を何にたとえたらよいか。
広場に座って、ほかの者にこう呼びかけている子供たちに似ている。
『笛を吹いたのに、踊ってくれなかった。
葬式の歌をうたったのに、悲しんでくれなかった。』

(新約聖書マタイによる福音書11:16〜17新共同訳)
教会学校で中高生向けのネタに使えるかも?

ナナマル サンバツ -5 (カドカワコミックス・エース) [コミック]

映画「探偵はBARにいる」〜夫婦で評価が割れた作品

大泉洋さん主演の映画「探偵はBARにいる」を連休中に夫婦で観ました。
ロケ地の大半が札幌です。
もうじき第2作が公開されますね(2013年5月11日)。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
「探偵はBARにいる2」予告編公開、前作以上のアクションが満載

大泉洋さん演じる「探偵」と、松田龍平さん演じる「高田」のコンビのキャラ。
なんとなくルパン三世と相棒の次元を彷彿とさせます。

ベテラン俳優を随所に起用した映画作り、
演技力は文句なしです。
かなり暴力的なところもありますが、
あまり退屈させない展開で、映画として合格点です。

私としては、映画のストーリー展開よりも、
どこで撮影されているのかの方が気になってしまいました。

ススキノ交差点近辺をはじめとして、
北洋銀行ビルとか、札幌駅〜大通駅の地下歩行空間、市電、
ラーメン横丁、サッポロテイセンボウル(ボウリング場)・・・
「あっ、あの場所だ!」とわかるところがいっぱいでした。
(だってワタクシ、札幌市民だもん!)
→ロケ地めぐりの参考にどうぞ!
映画「探偵はBARにいる」のロケ地・画像集【北海道ススキノ/大泉洋主演】

この映画が公開されたのは2011年9月でした。
北海道では地元愛に支えられて大ヒットしました。

あれから約2年、映画の中で出てきたロケ地の中で、
わかっている限り2つのところがなくなっていました。
1つは、旧西武百貨店札幌店の間の道路です。
ロフト館と本館の間にありました。
映画では、西田敏行さん演じる霧島が殺された場所であり、
その現場に常に花が手向けられてる、というところ、という設定でした。
昨年から解体が始まり、今では駐車場になってしまいました・・・
(現在の写真はありませんが、解体後の更地になった写真を撮ったブログを紹介します。
西武百貨店札幌店跡地にヨドバシカメラが出店
※なお、跡地にヨドバシカメラが出店、というのは延期されたそうです。)

もう1つは、「探偵」がある喫茶店から電話するシーンで使われた、
純喫茶「声」です。
場所は知っていましたが、結局一度も入ったことはありませんでした・・・
2012年12月21日に閉店、とのことです。
札幌の老舗喫茶「声」、48年の歴史に幕-店主「感謝の気持ちでいっぱい」
2012年12月19日

かなりダークな内容ですが、
札幌(小樽もありますが・・・)のオトナな魅力満載のこの作品、
北海道観光にはプラスになっているハズです。

一方、私の妻の感想としては・・・
暴力的な映画だし、
知っている光景を汚されたような感じがするので、
気に入らなかった・・・
とのことです。
夫婦で評価が割れた作品となりました・・・


探偵はBARにいる 通常版 [Blu-ray]


原作です。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

2013年4月28日 (日)

デメルのザッハトルテ、買ってしまいました!

2013年ゴールデンウィーク1日目・2日目、
札幌はあいにくの雨天でした。
私ども夫婦は札幌市内で過ごしました。
皆様はいかがお過ごしでしたか?

私ども夫婦が大丸札幌店の地下に行くと、
「旬菓週訪」コーナー(週替りで全国各地の菓子店が出店するコーナー)では、
デメル」が出店していました。
ウィーンの菓子店として有名な、あの「デメル」です!
(東京や大阪等にはありますが、札幌にはまだありません。)
チョコレート等もありましたが、目についたのは「ザッハトルテ」でした。
以前から妻は「本物のザッハトルテが食べたい!」と言っていましたし、
せめて舌だけでもウィーンに行ってみようかな?なんて考えて、
ちょっと高いですが、思わずザッハトルテを買ってしまいました・・・
2100円でした。
豪華な箱に入っていました。

ザッハトルテの写真を撮ってみました。

高級感ある紙袋
Demel_sachertorte01

紙袋と箱の包装紙
Demel_sachertorte02

外箱
Demel_sachertorte03

外箱を開けてケーキが登場!
Demel_sachertorte04

ケーキ本体
Demel_sachertorte05

ケーキを切った断面
Demel_sachertorte06


もちろんこの後、味わってみましたよ。
4等分した1切れずつだから、500円分、ということになりますね。
やっぱり絶品!
感激の味でした!


ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背廣をきて
きままなる旅にいでてみん。

(萩原朔太郎『旅上』(純情小曲集))

これをもじってみれば・・・

うぃーんへ行きたしと思へども
うぃーんはあまりに遠し
せめてはデメルのザッハトルテを食べ
舌だけ旅にいでてみん。

な〜んてね・・・
食べ終わってから、
「そういえば、ウィンナ・ワルツをかけておけばよかったなぁ・・・」
と少し後悔・・・

ちなみにワタクシ、ウィーンには一度行ったことがありますが、
その時には、まだデメルのザッハトルテの事は知りませんでした。
いつか、本場でたべてみたいなぁ・・・
もちろん、妻と一緒に(*^.^*)

北海道観光の新しい試み〜おすすめ記事「なぜ北海道の歌登に タイ人観光客が大挙しているのか?」

2013年4月27日、Yahoo!Japanのトップページを見ていると、
「タイ観光客集う北海道の歌登写真」という見出しを見つけました。
興味を持ってクリックしてみると、
なぜ北海道の歌登にタイ人観光客が大挙しているのか?」という記事が出て来ました。

ところで質問です。
「歌登(うたのぼり)」は北海道のどの辺にあるでしょう?
ご存知ですか?
実を言うと、北海道民のこの私も、聞いたことはあるけど、
どこにあるのか、この記事で初めて知ったほどでした・・・
(歌登在住の皆様、ゴメンナサイ・・・)
地図は記事で見ていただくとして、おおまかに言えば、
旭川よりもさらに北、稚内と旭川の中間ぐらいに位置します。
(札幌から車で5時間、稚内から2時間半、旭川から3時間とのこと・・・)
もちろん、私はまだ(2013年4月現在)行った事はありません。

テレビ北海道で毎週日曜日11:30から放映されている、
けいざいナビ北海道」で2013年4月21日に放送の、
特集 タイに勝機あり?!」という内容で紹介された、
うたのぼりグリーンパークホテル」の取組が記事の主な内容です。
タイ人観光客向けに、他に観光資源がない(失礼!)ところで、
日本らしさをまるごと満喫できるようなことをしているそうです。
たとえば・・・記事から引用します。
(引用)
 歌登の宿泊ホテル(うたのぼりグリーンパークホテル)に着いたタイ人ご一行様は、浴衣に着替える。取材したのは3月、北海道ではまだまだ雪が根深く残るシーズンだ。しかし、北海道は建物の中は非常に暖かいので浴衣でも十分快適に過ごせる。

 そんな浴衣姿のタイ人観光客たちが夕食用の特設会場に足を運ぶと、ステージ上では鉢巻き姿の男たちが力強く和太鼓を打ち鳴らしている。気分上々、テンション上昇だ。この後は、これでもかというぐらいに日本を舌と体で同時に味わってもらうことになる。

 みんなで餅つきをやり、たこ焼きを作り、寿司も自分たちで握る。手巻き寿司ではない。本当の握りずしだ。自分で握った寿司に舌鼓をうつ。マグロの解体ショーならぬ、鮭の解体ショーもある。そして、流しそうめんまで登場するのだ。

 日常では、北海道でたこ焼き屋を目にすることはほぼない。餅つきも本州と同じで通常は正月のみ実施している。和太鼓だって滅多にお目にかからない。しかし、そんなことは関係なく、観光客が喜ぶならということで全部てんこ盛りにしているわけだ。

 「けしからん!そんなことをすると、たこ焼きや北海道のものだと誤解されるし、日本人は年がら年中餅つきをしているなんて勘違いされる、浴衣を持っている日本人も多くはないはずだ」という批判も当然にあろう。

 しかし、これらはタイ人側からのリクエストに応えたらこうなったとのことであり、彼らは一度に日本を味わい尽くしたいわけだ。
(引用終)
※写真付の元記事はコチラ→
なぜ北海道の歌登にタイ人観光客が大挙しているのか?

歌登での取組のように、これといった観光資源がなくても、
工夫次第で、外国人観光客を呼び寄せることができるというのはすごいですね!
この記事のまとめは以下のようになっています。
(引用)
 なお、翌週の番組では、北海道の水族館ブーム到来というのを特集したが、その中で登別のマリンパークニクスという水族館に台湾人観光客が大挙しているという事例を取り上げた。

 観光客の目の前をペンギンたちがよちよちと歩くペンギンパレードが人気なのだが、そこで台湾人観光客に提供しているランチが目を引いた。中国風のお粥を提供しているのだ。これも台湾人がこの水族館を途中のお立ち寄りスポットとして気に入っている理由の一つらしい。

 北海道なら海鮮をふるまうべき、という固定概念を強く持っているとこうはならない。海鮮に比べるとコストも安く、施設側にとっては一石二鳥だ。

 顧客のニーズをつかむというのはわれわれビジネスの世界にいる人間は日常茶飯事的に行っていることではあるが、日本を観光地として売る、アピールするという意味では従来の固定概念の払しょくも含め、まだまだ余地がありそうである。
(引用終)

なるほど・・・
聖書の中で有名な言葉の一つに、
だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。
(新約聖書マタイによる福音書7:12新共同訳)というのがあります。
イエス・キリストが語られたこの言葉こそ、
ある意味ビジネスの極意といえますね。

2013年4月27日 (土)

NHKEテレ・佐村河内守 魂の旋律~交響曲第1番“HIROSHIMA”~(2013年4月27日放送)〜障害者の芸術、というカテゴリーではなく・・・

今や時の人となった佐村河内守さんと、
大作「交響曲第1番HIROSHIMA」。
2013年4月現在、交響曲としては異例の、
CDアルバムヒットチャートベスト10入りを続けています。
(2013年4月初めで、累計12万枚売れたとか・・・
“現代のベートーヴェン”佐村河内守さん、交響曲CDが12万枚突破!
2013.04.05

2013年3月31日放送のNHKスペシャル、
魂の旋律~音を失った作曲家~」やNHKでの何回かの特集番組、
果ては2013年4月26日放送の「金スマ」まで、
多方面にわたって取り上げられていますね。
そしてついに、NHK視聴者の要望にこたえて、
佐村河内守 魂の旋律~交響曲第1番“HIROSHIMA”~」として、
2013年4月27日に全曲がテレビ放映されることになりました。
大友直人さん指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏、
東京芸術劇場で2013年2月25日に収録されたものです。

私も2013年3月31日のそのNHKスペシャルを録画して観ました。
想像を絶する苦労の中での作曲には頭が下がる思いです。
(CGを駆使しての創作の解き明かしや、
玉川大学の野本由紀夫教授他の解説もよかったですが・・・)
しかしあえて、
今回の全曲放送を視聴する際には、
佐村河内守さんがどのように作曲をしているか、
どんな障害があるか、そういうことはきれいさっぱり忘れて、
先入観なしで聴くことに努めました。
なぜなら、このような作品は既に「障害者が作った」という範疇ではなく、
一介の芸術家の作品として評価すべきと考えたからです。

たとえば、ベートーヴェンの音楽を考えてみましょう。
ベートーヴェンが難聴だったのは非常に有名ですね。
(聴覚障害があった大作曲家としては、
他にフォーレとスメタナが知られています。)
「第9」の作曲の頃にはほとんど聞こえず、
会話はもっぱら筆談によっていました。
しかし、ベートーヴェンの音楽を聴いている限り、
彼が難聴だったかどうか(障害があるかないか)など、
まったくどうでもいいことなのです。
まさに普遍的な価値を持つ作品群だからです。
「障害者の作品」といった小さなカテゴリーに入らないのは明らかでしょう。

一方で、たとえばノーベル賞作家・大江健三郎さんの子息、
大江光さん(知的障害者)の作曲というのを聴いたことがありますが、
きれいではあるものの、
これは「障害者の芸術」という範囲かな、と思います。

演奏家の例でも考えてみましょう。
辻井伸行さんや梯剛之さんといったピアニストにしても、
全盲にも関わらずピアノが弾けるということよりも、
一流の演奏をするから素晴らしい訳です。
(もっとも辻井伸行さんに関しては、まだまだこれからかな・・・とも思いますが)
障害の有無よりも、普遍的な芸術性を持っているかどうかが大事な訳です。
障害があるけれども演奏活動しています、という同情を求めるような活動なら、
「障害者の芸術」という範囲にとどまります。
作曲者の父親が有名人でなければ、
たぶん世に出て来なかったと思われる程度だからです。

前置きが長くなりましたが、
そういう訳で、先入観をあえて捨てて、一つの芸術作品として、
この「交響曲第1番HIROSHIMA」を聴いた感想を書きます。
(ついでに言えば、作曲者が被爆二世というのも考えないことにしました。)

感動を求めるなら、
第3楽章の終わり10分ぐらいのところ(演奏開始から70分ぐらい)
から聴き始めるといいでしょう。
祈るような美しい長調の調べが展開されます。
この部分はさすがに美しいな、と思いました。
「G線上のアリア」や「アダージェット」のような響きです。
映画のクライマックスを想起させるような感じでした。
CMや映画でも使えそうかもしれません。

いわゆる「現代音楽」の難解さはありません。
ブルックナーやマーラー、
ショスタコーヴィチなどの交響曲の延長線上にあります。
(そういう意味では、吉松隆さんの交響曲も聴きやすいですね。
彼は「現代音楽」の難解さではなく、美しい調べの回復を目指した先駆者といえます。)

第3楽章の最後以外でも、
部分的に、美しい響きが時折出てきます。
迫力ある響きを堪能することもできます。
しかし、冗長なところが多いかな、とも思います。
特に第2楽章あたりはもう少しスリム化して、
短くした方がいいのでは、とも思いました。
(たとえば楽章を途中で分けるとか・・・
第2楽章でいえば、コントラバス群のうめきから、
トロンボーンなどの金管楽器群が鎮魂の調べを奏でるところあたり
(曲が始まってから40分前後のところ)で、楽章を分割するとか、
工夫ができるかも、とも思いました。

作曲者の苦悩の人生を知らず、ただ音だけ聴けば、
マーラーやショスタコーヴィチの交響曲に劣らない充実さを持っていますが、
感涙にむせぶようなものは、少なくとも私には感じられませんでした。
(テレビで映されていた、演奏後の客席で涙を拭う観客の姿とか・・・)
一方、同時代の日本人作曲家として、
このような作品を書けたのはすごいということを素直に認めます。
あえて冷水を浴びせるようなコメントになってしまいましたが、
みなさんはいかがでしたでしょうか?


佐村河内守:交響曲第1番 HIROSHIMA


交響曲第一番 [単行本](佐村河内守著)


シャコンヌ ~佐村河内守 弦楽作品集

※Amazonの試聴を聴いただけですが、
聴きやすいながらも豊かな音楽性を感じられるような作品群かもしれません。

2013年4月20日 (土)

「信者」の二文字を並べると「儲かる」になる・・・〜宗教のビジネス化という堕落

松岡圭祐さんの『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ、
どの巻も面白いので、ついにⅪ巻まで読んでしまいました。
もうじき全巻読破も間近というところです。

万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)

さて、Ⅺ巻を読んでいて、特定の宗教を信じている者にとっては、
どきっとしつつも、なるほど〜と妙に納得するセリフがありましたので紹介しましょう。

「信者の二文字を横に並べてごらん。儲かるって字になる。」
(『万能鑑定士Qの事件簿Ⅺ』P.150から引用)

言われてみれば、「信」に「者」を足した漢字が、「儲」かるですね。
この巻は、短期間のうちに京都一の有名寺になったトリックを暴く、
という内容でした。
他の巻に比べると、実害はほぼないに等しいものでしたが・・・

それにしても、上記のセリフは、
宗教のビジネスとしての側面を見事に暴いた名言ではないでしょうか?
宗教のビジネス化というのは、
現代のアヤシゲな新興宗教団体に始まったことではなく、
相当昔から行われていたものです。
(葬式仏教も大問題ですね・・・)

そういえば、先日、福山雅治さん主演の「ガリレオ」を観ました。
第1話は、アヤシゲな宗教団体のトリックを暴くものでした。
教祖は純粋な人(という設定)なのですが、
そのトリマキは宗教を金儲けの手段としてしか考えていない・・・
よくありそうな話でした。

歴史においては、
中世カトリック教会の腐敗堕落ぶり(免罪符【贖宥状】の販売)は有名ですね。
死者が受けるべき煉獄での苦しみを軽減するために、
ミサをささげたらよい、という今も残る考え方も似たりよったりです。
煉獄の苦しみ、というのは実にうまい宗教ビジネスだと思います。
(供養しないと先祖が苦しむ・・・という葬式仏教の考えとそっくりです。)
→プロテスタントと正教会では、そもそも「煉獄」という概念がありません。
聖書的根拠は極めて薄弱です。

聖書においても、古くはサムエル記上2章に、
祭司の堕落が描かれています。
「信者」を食い物にして「儲ける」ことを考えるようになったら、
まさに「罰当たり」ものです。

イエス様は使徒たちを宣教に派遣する際、
病人をいやし、死者を生き返らせ、
重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。
ただで受けたのだから、ただで与えなさい。

(新約聖書マタイによる福音書10:8新共同訳)と命じられました。
もしキリスト教会において、いやしの祈りに対して献金を強要するなら、
とんでもないところだといえましょう。
(あまり聞いたことはありませんが・・・)
宗教が金儲けの手段になることは、大変恐ろしいことなのです・・・

宗教の話題から一旦離れて、
「儲」かるを「信」と「者」に分けるとしたら・・・
ビジネスで「儲」かるには、自分を「信」用してくれる「者」を作るのが秘訣、
なのでしょうね・・・
小説を読んで、
「信」+「者」=「儲」という漢字の問題から、
いろいろな事を考えさせられました。

2013年4月19日 (金)

NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部- バッハ・コレギウム・ジャパン 第100回定期演奏会 -(2013年4月19日放送)

鈴木雅明さんが率いるバッハ・コレギウム・ジャパンの、
記念すべき第100回定期演奏会が放映されていました。
NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部2013年4月19日の放送です。
収録は2013年2月24日、
東京オペラシティコンサートホール タケミツ・メモリアルにてです。

放送された演奏曲目は、

前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552 から フーガ」
(鈴木雅明さんのオルガン独奏)
「カンタータ第69番“主を讃えよ わが魂よ”BWV69」
「カンタータ第191番“いと高きところには神に栄光あれ”BWV191」
「ミサ曲 ロ短調 から“われらに安らぎを与えたまえ”」
(鈴木雅明さん指揮バッハ・コレギウム・ジャパン)
でした。

演奏のあまりの素晴らしさに、思わず2回連続で観てしまいました!
カンタータ第69番の冒頭のところは、訳詞からすると、
詩編103編に基づくものなのでしょう。
(実際、調べてみると、詩編103:2とありました。)
BWV 69 - "Lobe den Herrn, meine Seele" I
新共同訳で御言葉を紹介しましょう。

わたしの魂よ、主をたたえよ。
主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。

(旧約聖書詩編103:2新共同訳)
新改訳では、
わがたましいよ。主をほめたたえよ。
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。

となっています。
私にとっては、好きな御言葉の一つです。

終始賑やかで明るく祝祭的な響きがして、
とても聴きやすいものでした。
映像でオモシロイと思ったのは、
トランペットの演奏です。
ナチュラル・トランペット(バロック・トランペット)を使っていました。
今日のトランペットのようなバルブはありません。
演奏の際、右手はトランペットを持っていますが、
左手は腰に手を添えていました。
まるでビールや栄養ドリンクの「ラッパ飲み」(?)みたいな様子でした。

ソリストは誰もが素晴らしい、純粋な歌唱を聴かせてくれました。
特にソプラノのハナ・ブラシコヴァの、
ノンビブラートの澄んだ歌声が素晴らしかったです。

カンタータ第191番“いと高きところには神に栄光あれ”BWV191は、
第1曲が「ミサ曲ロ短調」の「グロリア」冒頭と全く同じ曲です。
(楽器編成は多少違うそうですが・・・)
第2曲、第3曲も「ミサ曲ロ短調」の曲に、
別なラテン語の歌詞をつけて構成されています。
「教会カンタータ」というよりも、
「ミサ曲ロ短調」のダイジェストを聴いているようでした。
演奏の素晴らしさは、リヒターの名盤に匹敵するか、
それ以上かもしれません。

「ミサ曲ロ短調」といえば、
カール・リヒターの1961年録音が圧倒的な名盤ですね。
「キリエ」冒頭の切実な響き!
モダン楽器・古楽器問わず、これほどの厳しい響きは他にありません。
特に古楽器系の演奏を聴くと、きれいだけど切実さがないので幻滅します。

カール・リヒター盤(1961年)

※タワレコなら、「マタイ」や「ヨハネ」、他のカンタータと合わせて
10枚組で、2000円程度です・・・
Richter Dirigiert Bach

ただ、ミサ曲ロ短調の魅力はそこだけではないので、
ぜひ鈴木雅明さん指揮BCJの演奏で「ミサ曲ロ短調」を聴いてみたいと思いました。
(SACDが出ています。ちょっと高いけど・・・そのうち手に入れようかな・・・
2007年のレコード・アカデミー賞銀賞を受賞しています。)
今回聴いたのはカンタータ第191番としてでしたが、
ちょうど予告編みたいな役割を果たしてくれたようにも思えます。

J.S. BACH MASS IN B MINOR BACH COLLEGIUM JAPAN / SUZUKI

※こちらは輸入盤。日本語対訳盤なら、7000円ぐらいします。

鈴木雅明さん指揮BCJの演奏は、実演で聴いたことがありますが、
なぜかバッハではなく、モーツァルトの「レクイエム」の演奏でした。
やはりバッハの演奏の実演を聴いてみたいなぁ・・・

2013年4月18日 (木)

ショスタコーヴィチ・交響曲第5番聴き比べ〜ムラヴィンスキー、バーンスタイン、ザンデルリンク、スピヴァコフ

先日、タワーレコードのサイトで、
”Altus”のCDが安売りしていたので、
ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによる、
1973年東京公演の際の
ショスタコーヴィチ・交響曲第5番のCD(HQCD)を買ってしまいました。

ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番「革命」

※Amazonでは2000円前後ですが、タワレコでは1000円以下でした!

決定盤とさえ言われる名盤ですね。
確かにスゴイ演奏です。
しかしせっかくなので、我が家にある他3種類の盤と比較してみましょう。
我が家にある他3盤は、バーンスタイン(新盤)、
ザンデルリンク(1966年録音※仏ハルモニア・ムンディ)、
スピヴァコフ(2000年録音)です。
当初はザンデルリンクの盤だけで十分かな、と思いましたが、
宇野センセイの本で紹介されていた、スピヴァコフ指揮のCDが最近に手に入ったので、
こちらもぜひ紹介したいです。

演奏時間を比較しましょう。
なお、第4楽章は拍手の時間も含まれます。

ムラヴィンスキー盤(1973年東京)
第1楽章 14:44
第2楽章 4:55
第3楽章 12:55
第4楽章 10:54

バーンスタイン盤(1979年東京)
第1楽章 17:43
第2楽章 5:23
第3楽章 16:01
第4楽章 10:12

ザンデルリンク盤(1966年 ベルリン交響楽団)
第1楽章 15:44
第2楽章 4:56
第3楽章 14:00
第4楽章 10:32

スピヴァコフ盤(ロシア・ナショナル管弦楽団)
第1楽章 15:05
第2楽章 5:23
第3楽章 13:48
第4楽章 12:20

この中で順位をつけるとしたら・・・
1位 スピヴァコフ盤
2位 ムラヴィンスキー盤
3位 ザンデルリンク盤
4位 バーンスタイン盤
としたいです。

バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏は、
旧盤・新盤ともに名盤とされていますね。

バーンスタイン(旧盤)

バーンスタイン(新盤)

旧盤の第4楽章はまるでスポーツカーの爆走といった感じがします。
圧倒的なドライブ感はあるものの、それほど好きにはなれませんでした。
(現在は家にはありません。)
この曲の素晴らしさに開眼させられたのは、
ザンデルリンクの極めて重厚でドイツ的な演奏によってです。
しかし本命のムラヴィンスキー盤や、スピヴァコフ盤が出てくると、
少し光を失ったようにも思えます。

スピヴァコフ指揮のCDは、まさに理想的な演奏といえます。
今回の主題からはずれますが、
カップリングされているショスタコーヴィチの交響曲第9番の演奏は絶賛に値します!
特に第5楽章!
ハイティンクやバーンスタインといった指揮者の演奏でさえ、
チャラチャラしてにぎやかなだけの印象しかなかったこの曲の真価を実感できました。
短いけれども充実した佳曲なのです!
交響曲第5番の第4楽章は他の演奏に比べると収録時間が長いですが、
遅い、というイメージはありません。他の盤以上に充実した響きを堪能出来ます。

スピヴァコフ盤

※MP3ダウンロードなら1500円、タワレコならCDで1500円程度です。

タワレコ↓
http://tower.jp/item/610956

ザンデルリンク盤は入手が難しいかもしれませんので、
もう少し後の時代の録音(1982年)を紹介します。

交響曲第5番はショスタコーヴィチの代表曲ですね。
たまには全部通して聴きますが、普段は第4楽章だけを聴くことが多いです。
以前NHKの「名曲探偵アマデウス」でも紹介されていましたが、
第4楽章には音楽的な仕掛けがあるそうです。
(「カルメン」の引用・・・)
しかし聴く側としては、当時の政治的体制とか、革命批判なんて、
もはやどうでもいいことなのです。
(ベートーヴェンやモーツァルトやワーグナーの曲を聴くのに、
当時の政治体制を勉強する必要があるでしょうか?)
理屈抜きで楽しめるのがこの曲の素晴らしさだと言えます。

2013年4月16日 (火)

NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部- ヴィルデ・フラング バイオリン・リサイタル -(2013年4月15日放送)

ヴィルデ・フラングという若手女性ヴァイオリニスト、ご存知ですか?
2013年4月15日放送のNHKBSプレミアム・クラシック倶楽部で、
2012年5月16日に東京・白寿ホールでの彼女のコンサートが放映されました。
(実はこれ、再放送とのこと。初回放送は2012年7月12日。)
演奏曲目は以下のとおりです。
白寿ホールのブログ記事より転載
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ヘ長調 K.377
ブラームス:ハンガリー舞曲 第11番 イ短調(ヨアヒム編)、
第17番 嬰ヘ短調(クライスラー編)、第2番 ニ短調(クレンゲル編)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 op.94a
(アンコール)
ポンセ:エストレリータ

このうち、今回放送されたのは、以下のとおりです。

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ヘ長調 K.377
ブラームス:ハンガリー舞曲 第2番 ニ短調(クレンゲル編)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 op.94a

どの曲も素晴らしい演奏でしたが、圧巻はプロコフィエフでした!
プロコフィエフと聞いただけで敬遠しがちな私に、
この曲の楽しさ、素晴らしさを開眼させてくれたからです。
特に第4楽章!

ヴィルデ・フラングはルックスからすると、
アイドル系の人かな、と最初思いましたが、
アンネ=ゾフィー・ムターが認めたほどの実力者ということを実感しました。


動画はEMIクラシックス提供のものです。
Vilde Frang - Tchaikovsky Violin Concerto: Allegro Moderato


彼女のCDは数枚出ています。
これからの活躍が楽しみですね。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲


チャイコフスキー&ニールセン:ヴァイオリン協奏曲

2013年4月 8日 (月)

NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部 - キャメロン・カーペンター オルガン・リサイタル -(2013年4月8日放送)〜ビジュアル、テクニック共にスゴすぎ!!

キャメロン・カーペンターというオルガニストをご存知ですか?
NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」で、
2013年4月8日に彼のコンサートが放映されました。

クラシック倶楽部」はよく視聴する番組の1つですが、
彼の容姿は前代未聞でした!
(女性でもこれだけインパクトのあるファッションの人はいなかったです!)
モヒカン刈で(「北斗の拳」の悪役に出てきそう?)、
どう見てもクラシックの演奏家というよりは、
ヘビメタバンドの人かな、という容姿にまずオドロキました。

朝の番組なので、あんまり音を大きくできないし、
朝の支度ついでに見ているだけなので、
朝の時点では、最初の演奏曲である、
バッハの「無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007 から 前奏曲
(カーペンター編曲)
だけしかきちんと聴いていませんでした。
最初の印象は、絵で言えば、
アンディ・ウォーホルが描いたマリリン・モンローの絵とか、
あるいはミッキーマウスやスヌーピーを油絵で描いて、
「アート」と称している類のようなものかな、
とも思いました。

しかし、改めて夜になってから、
録画したものを視聴してみると、
単なるキワモノだけではないのがわかりました。
たとえば、リストの「ラ・カンパネラ」のオルガン編曲版(カーペンター編曲)!
白黒の世界から、
いきなり宇宙空間に響き渡るような別次元の音楽になっていました!
また、ショパンのエチュードOp.10の第1番は、
まるでオーロラが広がる光景を描いたかのような、
神秘的な音楽へと変容していました。

オルガンの編曲効果としては乏しいものの、
キャメロン・カーペンターの超絶テクニックを堪能できるものとしては、
ショパンのエチュード「革命」(カーペンター編曲)があります。
指で弾くのだってかなり速くて難しいパッセージを、
足のペダル演奏で弾ききってしまうのには脱帽でした・・・
(Youtubeに演奏の動画があります。↓)

Cameron Carpenter: Revolutionary Etude


ラストに演奏された、スーザの「星条旗よ永遠なれ」もスゴすぎる演奏でした!
ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートさながら、
観客からの手拍子も交えて、オルガンで「星条旗よ永遠なれ」を演奏していました。
ホロヴィッツ編曲のピアノ版「星条旗よ永遠なれ」もビックリするような演奏ですが、
キャメロン・カーペンターの編曲版は、ホロヴィッツ並にインパクトがありました!

(参考)
展覧会の絵&戦争ソナタ~超絶技巧名演集(ホロヴィッツ)

※2枚目の最後に「星条旗よ永遠なれ」が収録されています。

編曲のキワモノ的演奏だけではなく、
デュプレの「ノエルによる変奏曲」では、
正統な演奏技術を余すところ無く披露していました。

ちなみに、この「ノエルによる変奏曲」の元になっているメロディは、
フランスのキャロル(クリスマスの讃美歌)です。
日本の「讃美歌第二編」に、
215番「とおい空のかなたから」として収録されています。

讃美歌・讃美歌第2編 A6判 ともにうたおう

さて、キャメロン・カーペンターのCDは、国内盤も発売されています。
ただ、できれば音だけではなく、映像で彼のスゴさを体験してほしいな、
と素直に思います。
オルガン=宗教音楽、といった固定観念を見事に打ち崩す、
画期的な演奏なのですから・・・


革命~ミラクル・オルガン・イリュージョン(DVD付)※国内盤


Revolutionary (Bonus Dvd) ※輸入盤


Cameron Live! [CD, CD+DVD, Import]

キャメロン・カーペンターが来日した時のインタビュー記事です。
オルガン革命進行中 キャメロン・カーペンター 「音楽はビジュアルアート」
2013.3.12 08:03(MSN産経ニュース)

(2013年6月3日追記)
2013年6月2日のNHKEテレ・クラシック音楽館で、
22:30から25分間程度、上記番組のダイジェスト放送をしていました。
NHKBSプレミアムで放送された時は当記事、
あまり注目されていなかったのですが、
地上波で放送されたら、アクセス数がうなぎのぼりでした!
たまたまブログのアクセス数を見ていたのですが、突然アクセス数が増え、
放送中だけで500件近いアクセス、
午前0時までのアクセスで1000件以上でした(わずか1時間半で!!)。
ビジュアルの賜物なのでしょうね・・・

2013年4月 7日 (日)

「ららら♪クラシック」2013年4月リニューアルは成功かも?

2012年4月から、NHKEテレの長寿番組「N響アワー」の後番組として、
ららら♪クラシック」が日曜夜9時から放送されていました。
気軽にクラシック音楽を楽しむというコンセプトだったようですが、
N響アワー」廃止ということに対して、
クラシックのコアなファンには反感さえ持つ人もいたようですね。

正直なところ、司会の二人のトークにはあまり興味がわかなかったし、
クラシック倶楽部」や「特選オーケストラライブ」の番組宣伝要素が強く、
最初の数回を見たら、後は1時間まるごと見る、ということはありませんでした。
興味あるアーティストが出てくる回を録画して、
演奏の部分だけ抜粋して見る程度でした。
1時間番組としてはかなり冗長でした。

2013年4月からは、番組自体は存続したものの、
日曜日夜9時からは引越することになりました。
土曜日の夜9時半からの30分番組(再放送は月曜日午前10:25〜)となりました。
早速リニューアル第1回目を録画して視聴しました。
正直、あまり期待はしていませんでしたが・・・
しかし意外にも、コンパクトになったのは正解だったのかな、と思いました。
冗漫なトーク番組という性格から、毎回1曲にポイントに絞って、
その魅力を伝える、というものになりました。
名曲探偵アマデウス」ほどの詳しさには至っていませんでしたが、
これからクラシック音楽を聴いてみようかな、と思う女性向けには、
このぐらいの情報量で十分なのかもしれません。
(コアな内容は男性マニアにはウケルのかもしれませんが、
そういう人ならわざわざ「ららら♪クラシック」など見る必要はないですね。)
リニューアルは成功なのかもしれませんね。

リニューアル後第1回目に取り上げられた曲は、ヴィヴァルディの「春」でした。
演奏は、以前当ブログでも取り上げた、「ラ・ストラヴァガンツァ東京」でした。
ラ・ストラヴァガンツァ東京のオドロキな「冬」~NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部-ラ・ストラヴァガンツァ東京 演奏会-(2012年3月7日放送)
ゲストは、春香クリスティーンさんでした。
ルックスはカワイイけど、「汚部屋」さんの人デスネ・・・
(別に関係ないけど・・・)

ラ・ストラヴァガンツァ東京のヴィヴァルディのCD「ヴィヴァルディズム

日曜日夜9時からは、
日曜日早朝にやっていた「特選オーケストラライブ」の後続番組である、
クラシック音楽館」が始まります。
2時間番組で、夜のいい時間に、
しっかりとコンサートを楽しむ事ができるようになったのは、
下手に「N響アワー」を復活させるよりもいいことではないでしょうか?
(「特選オーケストラライブ」は早朝放送だったので、
オンタイムで大音響を楽しむことはできませんでした・・・)
欲を言えば、「名曲探偵アマデウス」のような教養番組を、
NHKさん、ぜひまたやっていただけませんか・・・
ということぐらいでしょうか。

2013年4月 6日 (土)

ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲〜ラサール弦楽四重奏曲の名盤

2013年の3月頃、ちょうど教会では四旬節の時期に、
ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲(第12番〜第16番)のCDのをよく聴いていました。
復活節を迎えた今も、一番よく聴いています。

我が家では何年も前に、アルバン・ベルク弦楽四重奏団
(以下「弦楽四重奏団」を「SQ」と略記)による、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集がありましたが、
意外と聴く機会がありませんでした。


アルバン・ベルクSQの全集

※私が持っているのはもっと前の盤なので、4000円ぐらいしましたが・・・
それにしても、7枚組でこのお値段とは・・・


今回、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を聴いたのは、
ラサールSQによる演奏でした。高校生の頃でした。
実は、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を初めて聴いたのは、
ラサールSQ盤でした。当時はドイツ・グラモフォンから3枚組で出ていました。
6000円ぐらいしたでしょうか・・・
それが今や、Brilliant Classicsから、3枚組で2000円以下です・・・
(※2013年4月6日現在の価格です。)

高校生の頃の愛聴盤は、20代前半まで大切に持っていたのですが、
その後いろいろあって手放してしまい、いつか再販売しないかな・・・
と思っていたところでした。
今年の3月頃、AmazonかHMVで別のCDを探していたところ、
(確か、NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」で、
ギドン・クレーメルの「クレメラータ・バルティカ」による、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番の弦楽合奏版を視聴してから、
バーンスタイン/VPOによるCDを探していたときでした。)
たまたまラサールSQのCDを見つけてしまいました。
四旬節の3月中はCDを買わないつもりだったのですが、
ついついこのCDだけは即買ってしまいました・・・

ラサールSQの後期弦楽四重奏曲集


高校生頃、いったい何度このCDを聴いたことか・・・
ベートーヴェンの作品の最高峰は「第9」ではなく、
後期の弦楽四重奏曲だとずっと思っていました。
その頃の記憶が甦るかのような、鮮烈な演奏でした。

演奏のレベルで言えば、もしかすると、アルバン・ベルクSQや他団体の方が、
もっとうまいのかもしれません。
しかし、聴いていて一番自分にとってしっくりと来るのは、
やはりこのラサールSQ盤です。

ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲、どれも甲乙つけがたいものですが、
あえて好きな順番をランクづけするとすれば・・・
第15番⇒第13番(含む「大フーガ」)⇒第16番⇒第14番⇒第12番
といったところでしょうか。
好きな楽章ベスト3は、
1.第16番:第3楽章
(お葬式的な要素が多い楽章?)
2.第15番:第3楽章
(ベートーヴェン自身による、
「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」
という題がついています。)
3.第13番:第6楽章「大フーガ」
(難解なイメージがありますが、
聴いてみるとなかなかオモシロイと思います。
余談ですが、「敬愛なるベートーヴェン」という映画で、
この「大フーガ」が映画の後半の中心曲となっていました。
「第9」ばかりに注目がいく中、フィクションとはいえ、
映画の中で「大フーガ」に注目してくれたのは嬉しかったです。)

敬愛なるベートーヴェンDVD

後期弦楽四重奏曲は、「第9」のような人類愛を歌うものではないし、
とっつきにくいかもしれませんが、
ベートーヴェンの内面世界の幽玄さを余すところなく伝えています。

2013年4月 3日 (水)

NHKEテレ・ハートネットTV「シリーズ発達障害の子どもとともに 第3回▽大人になった私たち」(2013年4月3日放送)

発達障がいの子を抱える親御さんにとっては、
子どもが将来どうなるのか、というのはとても不安なことです。
2013年4月3日にNHKEテレの「ハートネットTV」で放送された、
「シリーズ発達障害の子どもとともに 第3回▽大人になった私たち」では、
発達障がいを抱えて成人した本人とその家族を招き、
子ども時代を振り返りつつ(一人はNHKで記録していました)、
現在の落ち着いた姿を紹介していました。

番組で紹介されていた二人のケースは成功例ですね。
現在26歳で、社会に出て働いている男性の例では、
中学時代に不登校になったものの、
高校生活を北海道の北星学園余市高校で送ることを選ぶことにより、
大きな転機があったそうです。
(北星学園はプロテスタント系の学校ですね。
ヤンキー先生こと自民党の義家弘介議員の出身校でもあります。)
入学早々周りの生徒たちとトラブルになった際、
教師が適切で迅速な対応をとって、トラブルを収束させ、
「君のことは学校全体で守る」(だったかな?正確な引用でなくてゴメンナサイ)
とその人に言ってくれた、というところには感動しました。

もう一人の発達障がい当事者の村上由美さん(言語聴覚士)は、
母親による粘り強い関わりが紹介されていました。
番組では特に触れられていませんでしたが、
ゲスト出演していた藤井隆さんの番組ブログ記事によると、
(引用)
上野さんは理解のある先生、村上さんは教会の方たち、
それぞれに良いタイミングで素晴らしい人との出会いがありましたよね。

(引用終)
とあるように、何らかの形で、いずれかの教会と関わりがあったようです。
教育という形であれ、教会という直接的な形であれ、
キリスト教が光と希望を与えた、という事には素直に感動しました。

もちろん、今回の2人の事例は成功例であり、
発達障がいを抱えた子どもが皆このようになる、
という保証などどこにもありません。
(成功例はもしかするとごく一部なのかもしれません・・・)
しかし、適切な関わり方をすることで、
生きる力を与える事ができるのも事実なのではないでしょうか?
教育の力というのを深く考えさせられた30分でした。

2013年4月 2日 (火)

「算数の問題解決型」で研究授業、という教育「いじめ」〜効果がないものを「研究」する意義はあるのか?

先日、札幌市内のある公立小学校の研究紀要を読む機会がありました。
その小学校の研究授業科目は算数でした。
紀要をめくると、やっぱりか、という感じでした・・・
例の、1時間で1問を「練り上げる」というお決まりのパターンのオンパレードでした。
その小学校ばかりではなく、
札幌市内、どこも似たり寄ったりの感じなのでしょうね・・・
「算数の問題解決型」をいったいどれだけ「研究」すれば気が済むのか?
まさか、「効果がない」ということを検証しているのでしょうか?
(本人たちは「算数の問題解決型授業」への「信仰」を疑うことすらしませんが・・・)
そういう研究授業の「研究成果」とは何でしょう?
教師の自己満足と、
「児童の輝く瞳」とかいう感傷的かつ主観的なものを「研究成果」にするのでしょうか?
教育大学等で信奉されている「問題解決『教』(『狂』)」の「祭典」で、
発達障がいを抱える児童や、理解力が低い児童の「わかった!」を「生贄」にして、
「研究授業を成し遂げた!」というエゴイズムは実に醜いものですが、
当の教員たちは気づいていないという悲劇(茶番劇?)・・・
教師による「いじめ・(知的な)虐待」といえます。
しつけのつもりでやった」ならぬ、
教育のつもりでやった」と弁解しますか?

科学や医学など、およそ「学」がつくものなら、
仮設を検証して、その仮説が間違っているなら、
仮設を修正して「現象」を正しく捉えようとします。
しかし教育に限っては(教育も「教育学」ですね)、
仮設(算数の問題解決型授業をすれば、児童生徒の理解力が増す)を検証しようともせず、
相変わらず、算数嫌いを増産している始末です。

今、北海道教育委員会では、ようやく北教組の呪縛を振り払って、
学力向上を目指そうとしている中、
札幌市では相変わらずのんきなものです。
いや、それどころか、札幌市教育委員会は、
「札幌市学力向上推進委員会」なる組織をもとに、
「算数の問題解決型授業」を全面的に推し進めようとしているようです。

あるツテによって、
「札幌市学力向上推進委員会」が2013年3月に作成し、
札幌市内の公立小学校に配布した、
算数をつくる子ども2」という冊子を見ることができました。
中身を読むと、1問で1時間、という最低の教え方を称賛していました。
まだHP上で公開されていないようですが(2013年4月上旬現在)、
そのうち公開されるかもしれませんね・・・

「札幌市学力向上推進委員会」が作成し、HP上で公開している、
算数をつくる子ども」(1番目)の一部を紹介します。
授業例です。
算数をつくる子ども
札幌市学校改善支援プラン

教員の自主的な研究会ならいざ知らず、
札幌市の税金を使って、学力低下につながるような指導法を称賛し、
全市的に推進しようとするのは税金の浪費です!

そのうち、高い水準の公教育を受けるなら、
札幌市外で、という時代になってしまうのでしょうか?
公教育の破綻は、単に教育の問題のみならず、
生活保護の増加や治安の悪化など、
社会不安の要因を作り出します。
たかが小学校の算数、で済まされる問題ではないのです!
社会的な「問題」を作り出す、「算数の問題解決型授業」・・・
もうやめてほしいものです。

2013年4月 1日 (月)

2013年3月のアクセス数ベスト10記事一覧

2013年3月のアクセス数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ウコンは肝臓に悪い?~NHK・ためしてガッテン「肝臓の健康を守れSP」
(2011年6月29日放送)

二位.圧巻!キム・ヨナの女王復活〜
フィギュアスケート:世界選手権・女子シングル・フリー
(2013年3月17日放送)

三位. 2013年2月の「朝まで生テレビ」
〜「激論!体罰・いじめ 戦後教育を問う!」(2013年2月22日深夜放送)

四位.退職すると訴訟?!社畜から奴隷へ?ブラック企業の恐怖・・・
~NHK・クローズアップ現代「やめさせてくれない~急増する退職トラブル~」
(2012年4月26日放送)

五位.聖女マザー・テレサも、見方を変えてみると・・・
六位.萩原麻未のはじけるラヴェル!
〜テレビ朝日系(BS朝日)・題名のない音楽会
「前代未聞!ネット実況風ピアノ協奏曲」
(2013年2月24日、3月2・3日放送)

七位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落~
NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」
(2012年2月5日放送)

八位.新ローマ教皇フランシスコへの期待と、
ヨハネ黙示録におけるカトリックへの預言

九位. どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
十位. NNNドキュメント’13
「口は悪いが腕はいい…自閉症の子を救う男わが子に起きた奇跡」
(2013年2月18日放送)

ベスト1は相変わらずでしたが(またもやアクセス数1000件超・・・)、
2013年3月のトップ10は本ブログのコンセプトである、
「キリスト教、教育、芸術、政治、テレビ番組など」が、
バランスよく含まれていたのがよかったと思いました。
今月もご愛読よろしくお願いします。

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