« 社会全体が弱い者いじめをしているようなものなのに、道徳を教育できるのか?〜「いじめ対策で道徳の教科化提言へ」に思う | トップページ | NNNドキュメント’13「口は悪いが腕はいい…自閉症の子を救う男わが子に起きた奇跡」(2013年2月18日放送) »

2013年2月16日 (土)

学校の週6日制復活に賛成?反対?

私の小中高時代は、土曜日も授業がありました。
(つまり週6日制でした。)
とはいえ、土曜日は午前中の3時間授業でしたが・・・
2002年度からの完全学校週5日制になって10年以上経ち、
下村博文文部科学相のもと、学校の週6日制が復活しようとしています。
みなさんは賛成でしょうか、反対でしょうか?

週6日制復活賛成の意見(下村博文文部科学相の見解)としては、
・学力低下に歯止めをかけるため。
・学習指導要領の増加分などをこなし、現場に余裕をもたせるため。
(特別活動の時間ができる等)
・保護者の中には週6日制を望む意見も多い。
というのがあります。

一方、反対意見としては、次のようなものがあげられるでしょう。
・週5日を週6日(しかも半日)にしただけで、学力向上の効果があるのか?
・社会全体が週休2日制をとろうとしているのに、
教育の世界だけ逆行することになる。
・家庭の負担が大きい。
etc・・・

私の意見としては、週6日制の復活には反対です。
教師と家庭の負担が大きいからです。
(労働者の権利として週休2日を勝ち取っているのに、
あえて後退するのは時代への逆行です。
また、週休2日制の会社に勤める一般家庭にとっても、
せっかくの休日なのに、子供を学校に送るために早起きするなど、
負担が考えられます。
家族で共に過ごす時間、というのは、どんな道徳教育よりもすばらしいのでは?)
一方、現在の学力低下状況をなんとかしたいとも考えています。

ゆとり教育だから学力が下がった、これは確かにそのとおりです。
教員の資質が下がり、家庭の教育力が下がった。これもその通りです。
では、授業時間を増やせば学力が上がる、という単純な結論になるのでしょうか?
私は否と考えます。

たとえば運動会や学習発表会(学芸会)などの学校行事は、
練習のためにかなりの授業時間を潰しています。
ふくしま国語塾」主宰の福嶋隆史氏の
》》》 小学校教育が危ない! 《《《No.28 2006/10/11
によると、運動会にかける授業時間はのべ40時間(校時)にもなるそうです。
(学校によってはたぶんプラスマイナス10時間程度あるでしょうが・・・)
ちなみに道徳の年間授業時間は35時間です。
運動会すべてが無駄だとは言いませんが、
あまりにも時間をかけすぎているのではないでしょうか?
学習発表会もあわせれば年80時間程度、
たいして「教育効果」のない学校行事のために費やされてしまいます。
私なら、運動会は単純に走ったり、綱引きや玉入れをその場でやって終わりとし、
(準備期間・練習期間は合わせて1週間以内)
学習発表会は廃止か、
本当の意味での「学習」したことを発表する場とすることを提案します。
(掛け算九九や詩文の暗唱大会、音楽の時間で習った範囲での器楽合奏等・・・)
運動会・学習発表会の廃止又は縮小だけでも、たぶん年60時間は浮くはずです。
その他に無駄な学校行事や、総合的な学習の時間をさらに削減して、
国語や算数・数学などの主要教科の時間を増やせば、
週6日制の復活をしなくても十分対応できるはずです。
(土曜日分3時間×年40週と考えれば、
授業時間の増加分は年120時間です。)
学校行事は削りたくないけど、
どうしても土曜日分の120時間を増加させるべき、というなら、
平日の授業時間を増やすことにより対応した方がいいのではないでしょうか?
あるいは、都道府県単位の住民投票の上で、
週5日制か週6日制を選択できるようにしては?

それでもやはり週6日制を復活させるのであれば、
教員の休暇はどうなるのでしょうか?
休暇の削減、ということについては労働者の権利の侵害です。
給料はそのまま、残業手当や休日出勤の手当もなしで、
「教員は聖職者だからつべこべ言わず働け!」というはひどすぎます。
(他の職業と違って、休日を平日に振り替えることができないのです・・・)
教員だって人間なのですから、土日ゆっくり休むことによって、
月曜日から充実して働くことができるのではないでしょうか?

どうしても週6日制を復活させたい場合の教職員対応としては・・・
・土曜日出勤分は通常の給与とは別に、その都度休日出勤扱いとし、
別途休日出勤手当を設ける。
・夏休み・冬休みの長期休業(連続各2週間程度)を、
有給休暇とは別に与える。
(教員は夏季休業(お盆休み)3日間と、
冬季休業(年末年始)6日間が与えられているとはいえ、
長期休暇を取るには有給を使っています。)

学校の週6日制復活に賛成か、反対か?
参考になるWEB記事を2つ紹介します。
「学校週6日制」なぜ復活!? - 渡辺敦司 2013年02月14日 15:00
尾木ママ「それで学力上がるのか」 今井氏「特別活動の時間が」 学校週6日制に賛否- 産経新聞(2013年2月12日08時00分)
さて、みなさんはどう考えますか?

« 社会全体が弱い者いじめをしているようなものなのに、道徳を教育できるのか?〜「いじめ対策で道徳の教科化提言へ」に思う | トップページ | NNNドキュメント’13「口は悪いが腕はいい…自閉症の子を救う男わが子に起きた奇跡」(2013年2月18日放送) »

おすすめサイト」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のコメント

にほんブログ村

  • にほんブログ村
無料ブログはココログ