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2013年2月 4日 (月)

発達障がい者と大学教育〜NHKEテレ・ハートネットTV カキコミ!深層リサーチ「大学生の発達障害」(1)(2013年2月4日放送)

発達障がい者の大学教育について、
製作者の意図とは違った形で、
色々と疑問を投げかけた番組でした。

NHKEテレの「ハートネットTV」で、
2013年2月4日に、大学生の発達障がいについての番組を放映していました。
放送内容を番組HPから転載します。
(引用)
従来の取材では伝えて来なかった「知られざる社会の側面」を、ネット上で当事者と細い糸でつながることで明らかにするシリーズ『カキコミ!深層リサーチ』。2月のテーマは「大学生の発達障害」。
今、全国の大学・短大・高等専門学校の中で障害のある学生は1万236人。そのうち発達障害は1453人で、「発達障害」というカテゴリを設けて調査が始まった2006年・127人と比べると10倍以上に増えています。医師の診断はないものの支援を必要とする学生はさらに多くいると見込まれていて、彼らが学びやすい環境をどう作っていくか、大きな課題となっています。
また、何の支援も受けられず、学習や学校生活、また就職活動がうまくいかない状態が続くと、うつや不安障害などを引き起こし、留年や休学、また不登校やひきこもりの状態が長期化するなどという深刻なケースもあるといいます。
当事者たちにはどんな“生きづらさ”があるのか、また彼らが大学生活で自分の力を発揮し、将来の目標に向かって進んでいくためにはどうしたらよいのか、学生たちや学校関係者、また社会に出た大人たちなど幅広い人たちの声から考えていきます。

(引用終)

2005年4月に発達障害者支援法が制定され、
大学など高等教育機関においても、
発達障害学生に対して適切な教育上の配慮を
行うことが求められるようになりました。

とはいえ、番組を観た一般人の感想としては・・・
そもそも、「レポートが書けない」、
「人とコミュニケーションがとれない」、
「履修計画が作れない」、
「授業は理解できてもレポートの提出期限が守れない」、
「教室や席が毎回変わると混乱する」
「単位が取れない」等の問題は、
学ぶ以前の問題ではないかと思いました。
(発達障がいと診断されていない一般人ならアウトですよね?)
義務教育段階の小中学生なら、学ぶ権利が保障されていますが、
大学教育は、任意のものです。
大学で学ぶという義務はないわけです。
大変言い難くて申し訳ないですが、
大学生活に適応できなくて「不登校」や鬱・引きこもりになるぐらいなら、
退学するしかないと思います。
(通信制の大学に切り替えて、スクーリング時だけ通学する、といった方法でも、
大卒の資格は得られますし、必要な学びはできるはずです。)
大学に行くだけが人生の道ではないからです。
学ぶ保障はされるべきなのでしょうが、
身体のハンディキャップへの配慮と異なるものなので、
一般学生との公平感を損ねるように思いました。
(あえてそれでも受け入れるべき、なのかもしれませんが・・・)

番組では、発達障がい者の受け入れで先進的な富山大学の取り組みも紹介していました。
学び方の多様性をとるのか、
それとも、大学教育の質を上げるべきなのか・・・
大学の価値のインフレ化を改めて考えさせられました。

以前、この問題(発達障がいの大学生、大学の質の低下)
について記事を書いています。
よろしければお読みください。
「五十音順」という語がわからない大学生

大学における発達障がい者の問題については、いくつか本が出ていますので、
参考までに紹介しておきます。

キャンパスの中のアスペルガー症候群 (こころライブラリー)


大学生の発達障害 (こころライブラリー イラスト版)

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コメント

ZAPPER さん、コメントありがとうございます。
発達障がいも、他の身体的な障がいも、
学ぶ権利は保証されるべきなのでしょうけど、
不適応というものは無視されてしまうのは、
いかがなのでしょうか?
ご意見に同感です。

一方では自己責任論の啓蒙。
しかし一方ではインクルーシブのそれ。
権利義務の権利ばかりが強調されて前面に出される風潮に、危機感を覚えます。
日本ではなくよその国に思えてしまいます。

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