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2012年6月 4日 (月)

ベートーヴェンの「英雄」聴き比べ~ノリントン&N響(2012) VS パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(2009・DVD)

2012年6月3日早朝に、
NHKBSプレミアムの「特選 オーケストラ・ライブ」で、
N響コンサート - 第1724回定期公演 -」が放映されていました。
指揮はロジャー・ノリントン
先日(2012年5月27日)に「ららら♪クラシック」で一部放映された、
ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を中心としたプログラムでした。
(過去記事⇒「N響アワー」的要素を少し取り戻した「ららら♪クラシック」~「N響スペシャル 鬼才ノリントンの音楽」(2012年5月27日放送)

曲目は
「歌劇“フィデリオ”序曲」、「三重協奏曲 ハ長調 作品56」、
そして「交響曲 第3番 変ホ長調 作品55“英雄”」でした。

率直な感想を言えば、昨年NHKBSで放送された、
ベートーヴェンの交響曲第1番、第2番ほどはワクワクしない演奏でした。

三重協奏曲は曲の凡庸さ(もともとその程度の曲なのでしょうが・・・)を再認識させるものでした。
(⇒名盤は過去記事「ようやく気づいた魅力~ベートーヴェン・三重協奏曲」でどうぞ)
メインの「英雄」は、アンサンブルこそ見事でしたが、安全運転といった感じでしょうか・・・
ノリントンが要求する古楽器奏法をやるだけで精一杯?
部分的には面白いところもありましたが・・・

一方、同じ6月3日、注文していたDVDが我が家に届きました。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンによる、
ボン・ベートーヴェン音楽祭2009でのベートーヴェン交響曲全曲演奏会から、
交響曲第1番~第4番の演奏が収められた1枚組のDVDです。
先日のNHKBSでの放送で衝撃を受け、さっそく買ってしまいました・・・
(⇒過去記事「パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団によるロックなベートーヴェン・交響曲第7番~NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ボン・ベートーベン音楽祭2009 パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会」(2012年5月28日放送)」)

ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ [DVD]

※私が買ったのは分売のものです。

まだ第3番「英雄」と第4番しか聴いていませんが、
安全運転なんて微塵もないような凄演です!

特に「英雄」は、たった今この曲が出来上がったばかりのような新鮮さを覚えるほどの、
鮮烈な演奏です。スポーツカーでアウトバーンを爆走するような感覚?
ベートーヴェンの心の嵐が直接伝わってくるかのような、熱い演奏です!!!
ベートーヴェンの交響曲の魔力がリフレッシュされています。

実は近年、ベートーヴェンの交響曲を聴く機会はめっきり減りました。
いつの間にか、「第9」を除けば、それほど聴きたいと思わなくなっていました。
青春の日々には「音のバイブル」のように聴いていたのに・・・
しかしこの演奏を聴いて、
改めて、ベートーヴェンの交響曲ってスゴイなぁ~、と思わされました。
19世紀のロックミュージックだったのでしょうね・・・
しばらくベートヴェン中毒(それともパーヴォ・ヤルヴィ中毒?)になるかもしれません?

ロジャー・ノリントンパーヴォ・ヤルヴィ
どちらもモダンオケで古楽器奏法を取り入れた演奏を聴かせてくれましたが、
軍配はパーヴォ・ヤルヴィにあげたいです。

ロジャー・ノリントンの指揮に余裕の表情で臨むN響と、
パーヴォ・ヤルヴィの指揮に食らいつき、
まさに手足のようになって、
指揮者の音楽を体現しようと必死なドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン・・・
オーケストラの温度差なのでしょうね・・・

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