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2012年5月16日 (水)

NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「インサイド フクシマ」(原題:Inside Japan's Nuclear Meltdown)(2012年5月15日放送)~福島原発事故を適切にまとめた教科書的番組

どうして日本では、このような番組を作れないのでしょうか?・・・
観終わった後、思わずそうつぶやきたくなります。

アメリカのPBSで今年放送された、
東日本大震災発生直後から10日間の福島原発事故を追ったドキュメンタリー番組、
インサイド フクシマ」(原題:Inside Japan's Nuclear Meltdown)が、
2012年5月14日深夜(5月15日午前)にNHKBS1で放送されていましたので、
録画して観ました。
福島原発事故を記録してコンパクトにまとめた、
教科書的な放送といえます。

菅元首相への直接インタビューや、原発作業員、
原発に放水作業を行った自衛隊員、消防職員、
原発周辺住民、アメリカの原子力関係者へのインタビューが、
適切に構成されて、わかりやすいものとなっていました。
現場での作業の生々しい様子や、ベントが遅れた理由、
枝野官房長官(当時)の欺瞞報道、
東電の動揺などがコンパクトにまとめられていました。
原発問題に関心のある人なら必見の映像資料といえます。
広く日本国民に観てもらいたい、観る価値のある番組でした。

既に動画(ただし英語版)は無料公開されています。
英語版の番組を観た人が3月に記事を書いています。
番組の詳しい内容も書かれていますので、ぜひご一読を!
福島第一原発事故直後の緊迫の10日間の真実を追った、
迫真のドキュメンタリーを観て

(※英語版の動画も観ることができます。)

日本ではどうしても扇情的な内容に陥るか、
感傷的な内容になってしまい、事実を客観視できない場合が多いです。
一方、このドキュメンタリー番組は外国で作られたので、
事実を客観視して伝えることができているのはさすがでした。
(SPEEDIを活用しなかったり、
放射能汚染物質拡散状況はドイツやノルウェーのものに頼ったり・・・)

メディアの役割は、政治家や東電を断罪することではなく、
まず事実を伝えることです。
日本のメディアがその基本的なことさえきちんとできていないのは、
非常に残念な限りですね・・・

番組ではどちらかというと菅元首相に同情的でしたが、
情報隠蔽による住民の被曝その他諸々の「罪」は逃れられません。
どんなに客観的に見ようとも・・・

福島原発事故についてまとめた本を集めてみました。

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書


検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか


FUKUSHIMAレポート~原発事故の本質~


メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故


レベル7 福島原発事故、隠された真実

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