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2012年3月 3日 (土)

キラキラネームと交ぜ書き~小学校での漢字指導と命名の法規制

希星」、「来桜」、「絆星」、「」・・・
さて、何と読むでしょうか?

正解は、
「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」でした・・・
読めなくて当たり前ですね。
こういうのを「キラキラネーム」というそうです。
以前は、「DQNネーム」とも言われていましたが、
最近では、社会的にも「キラキラネーム」で認知されるようになっているようです。
(「キラキラネーム」を率直に言えば、「おかしな名前」ですが、
そこは日本語。できるだけ婉曲な言い方をするわけですね・・・)

キラキラネームの弊害はさておき、
キラキラネーム(や普通の名前)に使っている漢字の、
小学校での指導についての記事を読みました。

キラキラネームの増加で「名前の3分の1も読めない」と教師(2012.3.2)
「習ってない漢字使うな」指導で自分の名前を書けない子供も(2012.3.1)
(いずれも「NEWSポストセブン」⇒※女性セブン2012年3月15日号

小学校では、学習指導要領により、各学年で覚える漢字が決められています。
だからといって、たとえば小1の子が小4や中学生で習う漢字を使ってはいけない、
というのはおかしいですね。
特に、自分の姓名に使う漢字ならなおさらです。
しかし、上記記事によると、そういう指導をしている教師がいるとのこと。

(引用)
 <最近、自分の名前であっても学校で習ってない漢字を使ってはならないと先生が指導するという。おかしい。だって名前の漢字はすべて学校で習うとは限らない。ならばいつまでも自分の名前は漢字で書けない。名前は親が指導し、学校では友達の名前を読めるように指導すべきと思う>
 立命館小学校副校長で大阪府教育委員も務める陰山英男さんがツイッターに書き込んだつぶやきが、大きな議論に発展している。あまりの反響の大きさに、陰山さん自身驚いているようだ。
「ツイッターでは、大阪府の教育基本条例の問題なども取り上げているのですが、漢字と名前の問題の反響はそれよりはるかに大きいものでした。あまりにも多数の声が次々に届くので、何かの間違いではないかと思ったくらいです」
 反響の理由を、陰山さんはこう分析した。
「保護者の声で最も多かったのは、書ける漢字を書かせないという“ブレーキをかけること”への反発でした。この問題に保護者がここまで熱くなっている背景には、学校への不信があります。これまで教師がよかれと思って指導してきたことが、保護者目線で見るとズレていることがあるんです」
「漢字と名前」問題が浮き彫りにした、いまの学校教育の問題とは──
 例えば「陰山英男」さんが新入生として小学校に入学したとしよう。最初は漢字を習っていないので、すべて平仮名で「かげやまひでお」。1年生のうちに「山」と「男」を習うので「かげ山ひで男」と書くよう指導される。4年生になると「英」の字を習い「かげ山英男」と書くが、「陰」の字は小学校卒業まで書かないことになる。これが名前の「交ぜ書き」だ。
 ツイッターで指摘しているとおり、子供が漢字で自分の名前を書けるにもかかわらず、「平仮名に直せ」と指導されるケースが少なくないことがわかった。つまり、子供は「陰山英男」と書けるにもかかわらず、「かげ山」と書きなさいと教えられていたのだ。東京都在住のAさん(44才・主婦)がいう。
「子供には“小学校に上がる前に漢字で名前が書けるように”と漢字を覚えさせ、子供も名前を漢字で書けるようになったことで自信がついたのか、学校に行くのを楽しみにしていました。ところがある日、『習ってない漢字は平仮名で書かなきゃダメなんだって』とションボリして帰ってきたんです。思わず“ダメってどういうこと? 自分の名前なのになんで漢字で書いちゃいけないの?”と声を荒らげてしまいました」

(引用終)

(引用)
 ある小学校の教師は、こういい切った。
「フリガナをふればいいだけの話で、漢字を書かせない理由にはならないはずです」
 交ぜ書き問題に警鐘を鳴らす立命館小学校副校長の陰山英男さんは「書いてもいい」からさらに一歩進んで、「書かせるべき」という立場を取る。
「たしかに、いまは当て字が多いので、初めて目にするとどう読むのかわからない名前もあります。でも、読めないならその場で教えればいいし、子供同士で教え合ってもいい。当て字であろうが、漢字でつけられたものであれば、漢字で書かれたのが本当の名前。相手を尊重するという意味でも、その漢字を読めるようにすべきです」(陰山さん)
 そのうえで、こう続ける。
「1年生のうちは漢字で書くことが難しいこともあります。しかし、2年生になったら漢字で書かせるべきです。あまり知られていないかもしれませんが、低学年の『生活科』の授業では、自分の名前の由来を学習する時間があります。親がどんな思いで子供の名前をつけたのか。それを知ることで、自分の名前を大切にしようというのが狙いです。教師が名前を漢字で書かせないのは、こうした名前の指導をしていないということにほかなりません」

(引用終)

大阪府教育委員であり、
立命館小学校副校長の陰山英男さん(百ます計算で有名)の主張はもっともです。
確かに読めない、わけわからない当て字にしかすぎない名前であっても、
親は特別な思いを込めて名づけたわけです。
漢字があるなら、それを尊重するのが、相手を尊重することになりますね。
学習指導要領を機械的に適用すべきものではないですし、
振り仮名さえつければ、難しい漢字だってどんどん読ますといいのです。
交ぜ書きのような見苦しいものは教育現場でやめてほしいものです。

キラキラネームの弊害に戻ります。
あまりにもひどい、日本語の漢字の読み方を無視する命名は、
親の無知・無教養・非常識をさらけ出すようなものであり、
子供にとっても後々負担になる場合が多いと思われます。
(親が「キラキラ」しているから、子供も「キラキラ」している場合が、
残念ながら多いようです・・・)
正しい日本語を守るため、
命名で使う漢字の読み方にそろそろ法規制をすべきでは、
と考えています。
どなたか政治家の方々、立ち上がっていただけませんか?・・・
常用漢字の読み方にないものは受理しないとか・・・
他の人が読めない、勝手な当て字をするぐらいなら、
全部ひらがなかカタカナで表記してほしいものです。

以前、子供の命名について記事を2つ書いています。
よろしければお読みください。

ビューティフル・ネーム?(2009年7月17日記事)
DQNネーム検定(2010年3月23日記事)

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