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2012年1月30日 (月)

リサ・バティアシュヴィリによるブラームス&ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲~N響アワー-端正にして情熱的~バティアシュヴィリのブラームス~-(2012年1月29日放送)

2012年1月29日のN響アワーでは、
グルジア出身の美人ヴァイオリニスト、
リサ・バティアシュヴィリ(Lisa Batiashvili)とデュトワ指揮N響による
ブラームスのヴァイオリン協奏曲全曲を放送していました。
(番組HPはコチラ
それに先立ち、2009年にN響と共演した、
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番の第4楽章
(指揮:ジンマン)も放送していました。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、
最近よく聴きます。
ヒラリー・ハーンのCDを買ってから、
特に騒々しい第4楽章だけをつまみ聴き・・・

ヒラリー・ハーンのCD)

ただこのCD、少しもの足りない気がしたので、
(特にオーケストラ)リサ・バティアシュヴィリのCDも買って聴いてみました。
時の谺(こだま)」というタイトルと、美しいジャケットが印象的です。
こちらはサロネン指揮バイエルン放送交響楽団がバックです。
最近よく聴いているCDです。
騒々しい第4楽章だけではなく、第2~3楽章の魅力も存分に引き出した名演です。

(国内盤)

(同 輸入盤 Echoes of Time

なお、このCD、2011年度のレコード・アカデミー賞「協奏曲部門」を受賞しています。
CDについてのHPはコチラ⇒

さて、放送での演奏に戻りましょう。
N響と共演したショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番第4楽章は、
ヒラリー・ハーンのCD、リサのCDどちらも上回るのでは、と思える熱演でした。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、録音の優秀さが光りました。
第1楽章と第2楽章は「名演」、第3楽章はちょっと軽いかな、と思いました。
ウェットなブラームス像を提示していました。
デュトワとブラームス、というのはあまりイメージにあいませんが、
さすが名指揮者、というサポートを示していました。
リサのヴァイオリンは情熱的というよりも、まさに「端正な」響きですが、
ここぞ、という時には艶っぽい響きも出していました。

我が家には、ブラームスのヴァイオリン協奏曲のCDは2枚あります。
ヒラリー・ハーンのCDと、ムター/カラヤン&ベルリン・フィルの演奏です。

ヒラリー・ハーンのCD(ブラームス)

ムター/カラヤン&ベルリン・フィルのCD(ブラームス)

ヒラリー・ハーンのCDは、オケが貧相なイメージで、
これはもっぱらカップリングされている
ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴くためのCDと割り切った方がいいです。

ムター/カラヤン&ベルリン・フィルのは、オーケストラが迫力満点で、
「これぞブラームス!」という演奏といえます。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲の「名盤」ですね。

ところで、その日のN響アワーの終わりに、ショックなニュースが・・・
「N響アワー」はついに今年3月で打ち切りになるのですね・・・
時代の流れでしょうか・・・
ただ、BSプレミアムで
いっそうクラシック音楽の番組を増やすなどの「手当」をしてくれれば、
1時間番組のN響アワーが打ち切られても「まぁ、いいか・・・」と喜んで言えます。
NHKさん、頼みますよ~
(ついでに、「名曲探偵アマデウス」の新シリーズを出してくださいませ~)

N響アワー打ち切りに怒り心頭の方を見つけました・・・
N響アワーの終了 ってこれは暴挙だ 許せん!!!!!
ミニ音楽評2012年1月30日記事)
記事に共感しました。

(おまけ)
リサのCDでジャケ買いするなら、
シベリウスのヴァイオリン協奏曲もオススメです。

(同 輸入盤)

※2012年2月14日追記
2012年2月12日の
特選オーケストラ・ライブ N響コンサート-第1716回定期公演-」で
リサの演奏が放送されました。
バルトークのオペラ「青ひげ公の城」(演奏会形式)と一緒のコンサートだったのですね。
(バルトークの作品はそれほど好きではないので、こちらは録画していません。)

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コメント

「題なし」の及川様、再度のコメントありがとうございます。当ブログのリンク集への掲載許可と、貴ブログのリンク集に掲載していただきましたこと、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

てんしな?日々さん

「題なし」の及川です。
トラックバックの件、ご対応ありがとうございました。2月1日付けの記事に本件の「続々」を書いてしまいましので、そこに早速付けさせて頂きました。

「らららクラシック」昨年のクリスマスにやっていたとは知りませんでした。薄っぺらな内容だったとのことで、私の心配、残念ながら当たってしまうようですね。

昨年からよくご覧頂いている由、ありがとうございます。

--NHKのクラシックネタで被ることがあっても、お互い路線が違いますので、「平和共存」でいかがでしょうか?
それで異議ありません。

---差し支えなければ貴ブログを当ブログの「リンク集」に加えさせてください。
是非ともよろしくお願いします。
私のブログのリンクにも加えさせて頂きました。今までこうしたリンク集を作っていなかったのですが、今回初めて設定しました。

---今後ともよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。

「題なし」の及川様、コメントありがとうございます。
トラックバックの件につきましては、ご指摘の通り、今までは全て受け付けていませんでしたが(変なのが多いので・・・)、今後は記事公開後1カ月程度だけ受け付けることにしましたので、ご活用いただけたら幸いです。

N響アワーの後番組は、去年のクリスマスにやっていた「らららクラシック」なのですか・・・
薄っぺらな内容で、期待できませんね。

「題なし」の及川様のブログ、昨年からよく閲覧しております。楽曲分析があるところ、辛口な批評が魅力ですね。NHKのクラシックネタで被ることがあっても、お互い路線が違いますので、「平和共存」でいかがでしょうか?

差し支えなければ貴ブログを当ブログの「リンク集」に加えさせてください。
今後ともよろしくお願いします。

てんしな?日々さん
「題なし」の及川です。トラックバックありがとうございました。

実は貴ブログは、以前から時折気になっていたページで、機会があれば、当方からトラックバツクさせて頂きたいと思っていたのです。確かそのときにも確認したのですが、貴ブログの、トラックバック用URLが見あたりません。トラックバックを許可されているのなら、その方法なりURLをご教示頂けると嬉しいです。

さて、トラックバック頂いた記事ですが、私としては余りのショックでして、怒りも一向に収まらず、ついついい続編を書いてしまい、それでようやく収まるかと思って本日PCに向かったら、まだまだ次々に書いておきたいことが出てきて、続々編を書くことになりました(このあと、書きます)。

本当は最初の「許せん」記事を書いた日は、N響アワーの1月29日の放送分の記事を書くつもりだったのです。先を越されてしまいましたね。

お書きになっているように、ショスタコーヴィチの1番の協奏曲、中々のものだったと思います。
そしてブラームス・・・実はかなり苦手な作曲家なんですが、このV協あたりは、漸く何となくいい曲かも、と思い始めてきた処です。この日の演奏も良かった。そして私のリファレンスはムター盤でして、貴ページでの御推薦盤とカブります。この日の放送のことを扱った記事も近日中に書きますが、同じ盤を私のページでも紹介するはずです。カブってしまいますがご寛容ください。

ただでさえ許せないのですが、私の中では、大阪市の橋本市長が、大フィルへの助成金を廃止する意向という話しがあり、それに関連した怒りが根底にあって気持の上で通じていて怒りが増幅されたためでもあります(橋本市長の「文化音痴」についての記事も書きました)。
もちろん、恐らく食いっぱぐれのないN響と、助成金カットでたちまち苦境になる懸念がある大フィルでは、話のモト自体が違います。
違いますが、クラシック音楽をないがしろにする、分かってない、ということに対する怒りという点では同じだと、私は考えます。

そんなことに関係する記事を「続々」として書くつもりですので、またお立ち寄り頂けると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします。

この記事へのコメントは終了しました。

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