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2012年1月16日 (月)

グリモーは好きだけど、曲がねぇ・・・~NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部 -エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル-(2012年1月16日放送)

エレーヌ・グリモーは私の好きなピアニストの一人です。
2012年1月16日早朝に、NHKBSプレミアムで、
昨年のサントリーホールでのリサイタルを放映していました。
本来は、CD「レゾナンス」と同じ曲目の演奏なのですが、
番組の都合上、モーツァルトのピアノソナタ第8番はカット。
(以前、この曲だけで昨年放送されていました。)

(プログラムは、

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
Mozart: Piano Sonata in A minor, K. 310

ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
Berg: Piano Sonata, op. 1

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
Liszt: Piano Sonata in B minor

バルトーク:ルーマニア民族舞曲
Bartōk: Rumanian Folk Dances

※コンサート主催のJAPAN ARTSのサイトから転載)

番組では、ベルクのピアノ・ソナタ以降の曲が放映されていました。

さて、演奏へのコメントに移りましょう。
ベルクのピアノ・ソナタについてはノーコメントとします。
よくわからない・・・
さすがのグリモーも、楽譜を見て演奏していました。

リストのピアノ・ソナタロ短調は、アルゲリッチ他の演奏で聴きましたが、
どうも好きになれない曲です。
グリモーも、瞬間瞬間だけとれば、熱演といえるのですが、
彼女の演奏でも、この曲を「すばらしいなぁ・・・」と思うことはできませんでした。

一番よかったのは、バルトークのルーマニア民族舞曲でした。
バターと油たっぷりのフルコースを食べてからの、
口直しのデザートのような・・・

今回のプログラムはCD化されています。
(サントリーホールでの演奏を録音したものではありません。)
Resonances


エレーヌ・グリモーのCDは、アシュケナージの指揮で録音した
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番がもっともすばらしいと思います。
このCDを何度聴いたことか・・・
(ツィメルマン/小澤 ボストン響のCDを聴くまで、愛聴盤でした。)
ジャケットの可憐さに惑わされてはなりませぬ・・・

エラートへの録音時代での名盤は、
ザンデルリンクの指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番です。
この曲のすばらしさにはじめて開眼させられた名演奏です。

現在の、ドイツ・グラモフォンへの録音では、
3つあげておきます。
最新のCDであるモーツァルトのピアノ協奏曲第19番、第23番他。

バッハの曲集Helene Grimaud Plays Bach

バルトーク ピアノ協奏曲全集(※グリモーの演奏は第3番のみ)

マルタ・アルゲリッチがピアノ協奏曲の「女王」だとすれば、
エレーヌ・グリモーは「王女」ではないかと私は思っています。
彼女のピアノ協奏曲のCDはどれを買っても損はないと思います。

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