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2011年12月 1日 (木)

ポジティブ・ディシプリン(Positive Disipline)って何?~日本の家庭教育・学校教育でも有効かも?

以前、新聞で「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(以下SCJ)の衝撃的な広告(日本の貧困)を見て以来、
私はSCJの会員となりました。
(以前、ブログ記事を書いています。⇒「衝撃的な広告~日本の貧困」)

SCJ会員になってから、定期的にニュースレターが郵送で送られてきています。
たいていは、さっと目を通してすぐ古紙回収用の箱行きになるのですが、
2011年11月末に送られてきたニュースレター60号は、
「おっ!」と目を見張る内容でした。
セーブ・ザ・チルドレン(以下SC)」の
モンゴルでの教育における取組が紹介されていました。
ポジティブ・ディシプリン」という教育原理で、
教室が見事に変わった例が取り上げられていました。

ポジティブ・ディシプリン(以下PD)」を直訳すると、
「肯定的な規律」となります。
私にとっては初耳の単語でした。
PDとは何か?SCJのHPから引用します。

(引用)
ポジティブ・ディシプリンとは、セーブ・ザ・チルドレンが、カナダ・マニトバ大学家族社会学科ジョン・デュラント教授(臨床心理学博士)とともに考案した、しつけ・子育ての効果的な手法です。
ポジティブ・ディシプリンを自分のものとすることで、子育てにあるストレスや不安を軽減させることが可能になります。

ポジティブ・ディシプリンの特徴は、非暴力に根差し、長期的な目的を設定した上で、子どもの主体性を育んでいくことにあります。子どもの気持ちに寄り添うため、子どもの一般的発達理解も進めます。

<ポジティブ・ディシプリンのフレームワーク>
長期的なゴールを定める。
愛情(優しさと安心)を注ぎ、論理的に情報とガイドを提供する。
発育段階に応じた子どもの気持ちを理解する。
課題解決型の手法をとる。

(引用終)
(※引用元HP⇒コチラ

PDは、短期的なHow Toを与えるものではないようですが、
長期的なヴィジョンで、子どもの主体性を伸ばすということを目的としています。

SCJのニュースレターで取り上げられていたモンゴルでの教育実践例を、
要約して紹介します。

以前は体罰や怒声で子どもたちを支配していた教師たち。
PDを学んでから、教師が右手を上げるだけで子どもたちが注目するようになった。
また、どんな小さな事でも、クラス全員でほめ合うようになった。
1年の最初に、子どもたちとルール作りをし、毎朝目標を確認し合っている。

PDの考え方は、教育界で言われる「黄金の三日間」とか、
特別支援教育の考え方にも似ています。
簡単な事項は、学校現場でもすぐに実践できそうですね。
怒号が支配する教室よりも、
知性と気づきが支配する教室の方が望ましいですよね。

PDが一番実践しやすそうなのは、やはり家庭教育(しつけ)です。
長期的なヴィジョンで、どういう人になってほしいかという見通しをつけて、
神様から大切な子どもを預かっているのだ、という気持ちで、
子どものしつけができればいいですね。

PDについては、SCJのHPでも紹介している他に、
英語のサイトがありますので、興味ある方は御覧ください。

Positive Discipline
Creating Respectful Relationships in Homes and Schools

http://www.positivediscipline.com/

PDについて幼児教育の現場から書かれたブログを見つけましたので紹介します。
私立さくら幼稚舎~英語、知育、音楽、早期教育~」の
カテゴリ「ポジティブ・ディシプリン
http://sakura2008.jugem.jp/?cid=11

PDについては、
SCJ監修による『ポジティブ・ディシプリンのすすめ』(明石書店)という本が
発売されています。

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