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2011年10月19日 (水)

おすすめブログ記事~ブログ『社会科学者の時評』の「大学教育の現場問題」

先日10月13日に、
「五十音順」という語がわからない大学生」という記事を書きました。
その記事が、以下に紹介しますブログで取り上げられました。
教育偏差値55の意味(ブログ『社会科学者の時評』)
著者は、「日本経営学界を解脱した社会科学の研究家」さんです。

上記の記事では、高校の中退率、大学の退学率を分析した後、
私のブログでも紹介した、
週刊ポストに掲載された記事
本当にあった!? 『バカ田大学』 “偏差値測定不能” とまでコケにされて」と、
私の記事の一部を引用して、「世の中の反応」として取り上げていました。
ブログの著者は結論として、
(引用)
本ブログの筆者は,非一流大学の教育現場で長く「教鞭をとってきた」が,最後の10年間くらいは,まさに以上に描写された大学生群に遭遇し,たいそう苦労させられた。すべての学生がそうではないにせよ,とりわけ偏差値55以下〔40台前半〕の大学に勤務し,そこでの大学生を相手に教育をし,なおかつ研究もしなければならないといったような,異次元空間のアクロバット的な統合をする究極の超人・達人的な大学教員「技」を要求された,

 バカ田大学と指称される非一流大学は,最新の偏差値事情でいえば,実際には40〔以下〕にも達しない実情にある(偏差値測定不能)。はたして,大学として名実両面において値する教育ができているのかといえば,絶望的に〈否〉である。大学で,中学校で教える授業内容を充てて『教授する』するなどという光景は,ブラック・ユーモアどころか,奇想天外でなければ予想すらつかないものではないか。この水準の大学での退学率は,年に7%をはるかに超えている。卒業率はたとえば,こうなる。

   1年次 0.93 × 2年次 0.93 × 3年次 0.93 × 4年次 0.93 = 74.81%

 したがって「退学率は約25%」,4人に1人は卒業できていない。かといって,この中途退学率は,欧米の大学のようにきびしい勉学の条件・競争に着いていけずに大学を止めた学生たちではなく,そもそも勉学する学力・資質に欠けたような者たちを「なだめ・すかし」ながら,なんとか卒業〔始末〕させての数値である。あとは「推してしるべし」。大学とはいえない大学が多い。まともな大学教育をほどこしたいのであれば,偏差値55未満の大学・大学生は,とくべつの必要性あるもの以外,すべて淘汰・廃止したほうが,日本の社会のためにも賢明な高等教育政策である。
(引用終)と結んでいます。

日本経営学界を解脱した社会科学の研究家」さんの
ブログのカテゴリー・記事数は多々あるので、
さすがに全部はまだ読んでいませんが、
大学教育の現場問題 」というカテゴリーは、
実に興味深い考察にあふれています。
たとえば、「就職氷河期は社会的詐欺か?」(2011年2月16日記事)では、
日本の大学「3分の2不要・無用」論」という主張をされています。

(引用)「筆者は,非一流大学における教員の経験をもとに,
日本の大学「3分の2不要・無用」論を主張してきた。
」(引用終)
その結論に至る前に、大学の惨状をこう分析しています。
(引用)
ここで問題となるのは前述のように,日本の大学のうちその「3分の1」を残したあと,それ以外の「3分の2」の「いまある大学」を,どうとりつぶしていき,そして「大学」以外の「高等(?)」教育機関にどう組織替えさせるかである。これは国家的な政策を立てて対処すべき重大な教育問題である。

 大学に進学したら基本的に大企業に就職できる〔可能性が高い〕という「高等教育と経済・社会」の関連事情は,今日ではあまり成立しえない。とりわけ,日本の大学の「3分の2」のほうに属する大学生の現状・実績,これを忌憚なくいえば非一流大学のそれは,高等教育に値するといえるような水準での教育,換言すれば「大学生が受けるというのにふさわしい中身:成果」が期待できるのかと問われれば,即座に否と答えられる。

 それこそ千差万別でもあるが〔2010年度で大学は778校ある〕,「非一流大学」といってもその学力水準は個々にバラバラである。なんとか大学としての講義やゼミがなりたつところもある。だが,大学に入学した若者に対して,中学校レベルや,ときには小学校レベルの再学習をさせたり,大学で一から礼儀・作法の初歩を学ばせたりしなければならない。この実情こそ,まさしく日本には「似非大学」がたくさん存在する証左である。

 しかも,いまもなおその種の大学がいまだに倒産もせず数多く存在する。これは驚異的と形容すべき社会現象である。それでも若者が大学に来る。若者が,青春時代が精神的にモラトリアム状態におちこんでいる事実をごまかし,しばし人生の暦を先送りしやり過ごすために大学にいっている。いまや,非一流大学においては「入試という関門」の制度はなきものにひとしい。
(引用終)

大学がリベラル・アーツや工学などの高度な専門教育を受ける場から、
単に就職斡旋所に成り下がっている現状はひどいものです。
それならいっそ、学問を究めたいと思わないけど、
就職に有利になるようなスキル・資格等を身に付けたいという人には、
ビジネス専門学校をたくさん作って、
偏差値が一定以下の大学はどんどん潰した方が、
「大学」というブランドを守ることができるし、
若者にとってもマシなのでは、とも考えます。
日本経営学界を解脱した社会科学の研究家」さんの意見に共感します。

参考までに・・・
札幌市とほぼ同じ面積で、人口約700万人の、
中国の香港には、14の大学があります。
人口550万人の北海道には、全体で44の大学があります。
日本全国だと、700校以上になります。
本当に、こんなに大学が必要なのでしょうか?
大学で、中学校の復習をするようなところが出てくる有様でいいのでしょうか?

その他、非一流大学の側から見た大学のあり方・教育問題の提起は、
実に興味深いものばかりといえます。
ぜひご一読を!

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