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2011年9月28日 (水)

映画「キリング・フィールド」~人生観を変えるような傑作

2011年9月26日昼間に、NHKBSプレミアムで、
映画「キリング・フィールド」が放映されていましたので、
録画して妻と一緒に観ました。
私は観るのは2回目です。
ただし、長い映画ですし、観るのがつらい映画でもあるので、
9月26日月曜日の夜から本日(9月28日)まで3回に分けて観ました。

この映画を初めて観たのは、確か中学生か高校生の時でした。
民放での放映でした。
衝撃的な内容だったので、心に深く残る作品でした。
人間はどこまで残酷になれるのか・・・
しかも、そんなに前の話ではない・・・

それから何年か経ち、社会に出てから、
共産党の人たちと付き合う機会がありました。
私は、「共産党のことはやはり原典に立ち戻って調べてみよう」と思い、
かの有名な『共産党宣言』を岩波文庫で読んでみました。

(『共産党宣言』(岩波文庫))
マルクス・エンゲルス 共産党宣言 (岩波文庫)


(最近では「まんが版」も出ていますね・・・)
共産党宣言 (まんがで読破)


読んでみて、
「この本をそのまま実行に移したのが、
カンボジアのポルポト派だったのだ・・・」と気づきました。
いや、カンボジアだけでなく、ロシア革命や中国の文化大革命、
その他の共産主義革命の源泉が、『共産党宣言』だ、ということがはっきりわかりました。
以来、共産主義は嫌悪すべき存在となりました。
映画「キリング・フィールド」というこの世の地獄絵を観ていたからこそ、
本だけではわからなかった、共産主義の恐ろしさを実感できました。
また、カンボジア難民救援活動の存在から、
カトリック作家の犬養道子氏の著作に出会い、
キリスト教入信への道も開きました。
社会活動への関心・国際情勢理解・そして信仰への道・・・
ある意味、映画「キリング・フィールド」は、
人生観を変えるような作品だった、ともいえます。

それから約十数年か、二十数年ぶりに、
改めて「キリング・フィールド」を観てみました。
民放版では時間の関係でおそらくカットされていたところも、
NHKなのでノーカットで放映されていたようです。
すばらしい映画ですが、やはり観るのがつらい場面が多かったです。
正直に言えば、残酷シーン等、途中結構飛ばして観ました・・・
映画「シンドラーのリスト」などと並んで、
つらくとも一度は観ておくべき作品、といえます。
(ちなみに、最後のシーンでのセリフは、
どちらかというと否定的な評価をされることが多いです。
私もどちらかというと、アメリカ人記者とプランが、
歓喜の抱擁をするだけで余計なセリフを言わせなかった方がいいのでは、
と思っています。)

キリング・フィールド HDニューマスター版 [DVD]

映画の中でカンボジア人記者、ディス・プランを演じていた、
ハイン・S・ニョールは、実際にカンボジア難民だったそうです。
映画出演当時は素人にすぎないような人でしたが、
事実の重みを知る素晴らしい演技が圧巻でした。
残念ながら、1996年にアメリカで強盗に遭い、射殺されてしまったとのこと・・・
ウィキペディアから、「ハイン・S・ニョール」の項を転載します。

(引用)
ニョールはカンボジアで産婦人科医、また軍医として働いていた。しかし1975年にクメール・ルージュに捕らえられ、4年余りの間、強制労働と拷問に耐える生活を強いられた。処刑を逃れるため、医者であることと教育を受けたことを隠さなければならなかった。またその間に、妻と子供を早産で亡くしている(処刑された可能性もあり)。
1979年にクメール・ルージュの元からタイに脱出、1980年に難民としてアメリカ合衆国に移住する。
その後、カンボジア内戦に関する映画を制作中のキャスティング・ディレクターに見出され、1984年に『キリング・フィールド』に出演。カンボジア人の通訳兼ガイドのディス・プランを演じ、それまで演技経験がなかったにもかかわらずアカデミー助演男優賞及びゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞した。回想記に『キリング・フィールドからの生還 わがカンボジア〈殺戮の地〉』(ロジャー・ワーナー共著、吉岡晶子訳、光文社 1990年)がある。
その後も映画に出演したり、人権活動などに携わっていたが、1996年にロサンゼルスの自宅近くで強盗により射殺され、55年11ヶ月あまりの生涯を閉じた。

(引用終)

思想による殺人(戦争・内戦)こそ、世界最悪のものです。
我々はこのような悲劇を二度と起こしてはいけないのです。

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