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2011年9月16日 (金)

イベントのための教育か、教育のためのイベントか?~イベント中心主義は学力低下の温床?

今朝(9月16日)のNHKニュース「おはよう日本」を観ていると、
「運動会の熱中症対策」について特集していました。
全国的には、今年は明日(9月17日)、運動会を開催する小学校が多い、とのこと。
(北海道では、まだ肌寒い5月下旬に行われることが多いです。)
率直な感想としては、残暑対策にあれこれ労するよりも、
もっと涼しい10月に行った方がいいのでは、と思いました。
そもそも、運動会って、必ずやらなければならない行事なのでしょうか?
教師の自己満足だけで、教育効果は実際のところどれほどのものなのでしょうか?

運動会と並ぶ学校の行事といえば、学習発表会。
(昔は「学芸会」と言いましたね。)
だいたい10月下旬頃に実施する学校が多いようです。
まるまる1ヶ月(あるいは9月、10月の2ヶ月間)、
たくさんの授業時間を使って、練習がなされるわけです。

ところで、小学校学習指導要領において、
運動会などのイベント(「特別活動」)はどれぐらいの時間が割り当てられているかというと、
実はたったの35時間しかありません。
(学級行事や入学式、卒業式、遠足などの学校行事、クラブ活動等も含む)
しかし実際のところ、何でもアリの「総合的な学習の時間」や、
各教科の時間(体育、音楽ならともかく、時には国語や算数まで潰されて・・・)も使って、
ようやく練習時間を確保しているのが実際です。

運動会には、20~30時間(※この場合の「時間」は小学校なら45分)も費やされるそうです。
学習発表会も似たりよったりでしょう。
当然、通常の学習の妨げになります。

本来、「学習発表会」というのだから、普段学習して調べたことを発表したり、
授業で習った曲を演奏する程度でいいはずなのに、
教師は張り切って、子どもたちの演技や合奏を見せるわけです。
一種のアリバイ工作のようにも思えます。
本来やるべき教科教育を後回しにして、
「子どもたちの生き生きと輝く瞳!」などの美辞麗句をもてあそんでいるだけなのですから・・・

以前紹介した、「小学校教育が危ない!」(ふくしま国語塾
というメルマガを集めたサイトでは、
『イベント』が多すぎる!」というテーマで3回にわたって記事で取り上げています。
No.27 「イベント」が多すぎる!(その1)
~小学校には、いったいどれだけの行事(イベント)があるのか?~

No.28 「イベント」が多すぎる!(その2)
~運動会の準備には、いったいどれだけの授業時間をかけているのか?~

No.29 「イベント」が多すぎる!(その3)
~「たてわり活動」を廃止せよ!~
《9割の子が嫌う「たてわり活動」が強行され、授業時間が奪われる現状》

⇒以前の紹介記事
おすすめサイト~【小学校教育が危ない】
(ふくしま国語塾 主宰 福嶋隆史のホームページ)


確かに、子どもの立場としては、国語や算数の授業よりは、
いろいろなイベント(またはイベントのための準備活動)があった方が、
楽しいことは間違いないです。
しかし、ただでさえ基礎学力が低下している児童にとっては、
ますます教育格差を広げるだけではないのでしょうか?
5年生になってもかけ算ができないとか、
2年生程度の漢字も書けないという子が多いような小学校ならば、
児童はイベント至上主義の犠牲者となっているわけです。

イベントのための教育か、教育のためのイベントなのか?
そろそろ学校行事のイベント過剰にメスをいれる時期なのではないでしょうか?
学力低下の温床になっていないでしょうか?

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