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2011年7月 4日 (月)

映画「天空の草原のナンサ」

果てしなく広がるモンゴルの大草原と、子どもたちの天真爛漫さ、
そしてかわいらしい犬が魅力的でした。
映画「天空の草原のナンサ」は、先日(6月30日)の日中に、
NHKBSプレミアムで放送されていました。
妻がこの映画をテレビで観て、
「子どもたちがとっ~てもかわいかったo(*^▽^*)o」と絶賛しており、
私にも観るよう勧めていました。。
DVDレンタルがあるかどうか、TSUTAYAで調べたら、早速見つけました。

天空の草原のナンサ」は、
モンゴルが舞台で、会話もすべてモンゴル語ですが、なぜかドイツ映画です。
邦題と原題は全然違います。
原題を直訳するなら、「洞窟の黄色い犬」となります。
映画の途中で、老婆が主人公の少女・ナンサに語る伝説に出てきます。
しかし、日本人にとってモンゴルはただでさえあまりなじみがない国ですので
(朝青龍で注目されたとはいえ・・・)、
まったくの意訳である邦題の方が、作品のイメージをきちんと伝えていると思います。

映画、というよりは、ドキュメント番組みたいな感じがします。
実際、出演している家族はホンモノの家族です。
ちょっとした筋立てはありますが、筋を追うよりも、
日頃目にすることがない雄大な景色や遊牧民の生活、
そして愛らしい3人の子どもたちの無邪気さを黙って眺めているだけで、
心が癒されるような気がします。
モンゴル版「ハイジ」といったところでしょうか?
(ハイジがフランクフルトへ連れていかれる、に相当するシーンはありませんでしたが・・・)

映画の中で、印象的なエピソードの一つが、
老婆がナンサに語った「人として生まれることの難しさ」の実物教訓です。
「米を手のひらから落として、その米が針の上に立つ」のがきわめて難しいように、
「人として生まれることは難しい」・・・
これは、モンゴルの死生観(輪廻転生)を如実に表しているものです。
仏教説話の「盲亀浮木の譬喩」を思い出しました。
(「盲亀浮木の譬喩」については、以下のサイトを参考に・・・)
親鸞聖人は、なぜ人間に生まれたことを有り難いと言われたのか(浄土真宗親鸞会HP)
※簡単に説明すると、
仏教では人間として生まれる、ということを盲亀浮木の話に喩えています。大海の底に盲目の亀がいて、百年にたった一度、海面に浮かび上がります。この大海に一本の浮木が漂流して、その浮木に到達することができるチャンスは人間としてうまれると喩えています。
(「人身得ること難し」~「雲水喫茶・波蘭だより」から引用)
それぐらい、人間としてうまれるチャンスはものすごい「奇蹟」ともいえるのに、
命を粗末にするのは大変不幸なことですね。

モンゴルも近代化が進み、遊牧民の生活をする人は年々減っているそうです。
ラストシーンでは、遊牧民の一家がゲル(居住用テント)をたたんで、
家畜ごと移住する道中で、
モンゴルの総選挙を呼びかける自動車と遭遇するところで終わります。
古来からの暮らしと、現代の暮らしを鮮やかに対照させていました。

モンゴルと遊牧民の暮らしを知る入門となるような、さわやかな作品です。
いつか、機会があれば、モンゴルの大草原をぜひこの目で見たいものです。

天空の草原のナンサ デラックス版

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