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2011年6月23日 (木)

衣食足り過ぎて礼節を失う?~公立小中学校の授業開始・終了のあいさつの不可解

先日、公立小中学校の授業開始・終了について、
興味深いブログ記事を読みました。
様変わりした小中学校」(情熱空間)
北海道釧路市で学習塾を経営しているZAPPERさんのブログ記事です。
(私がほぼ毎日読んでいるブログの一つです。教育への熱い思いが伝わります。)

記事では、最近の小中学校では、
1.チャイムが鳴らない。
2.教壇がない。
3.2学期制(2期制)が主流。

となっており、これらが学力低下を助長しているのでは?と指摘しています。

このうち、今回は、「1.チャイムが鳴らない。」について、
私が見聞きしたことから考察してみたいと思います。

私が児童・生徒だったころ(20~30年ほど前)は、当然ですが、
小学校から高校までチャイムが鳴っていました。
チャイムが鳴ることによって、「授業が終わった」というケジメともなり、
ある意味「ほっとする」、「気を引き締める」といったオン・オフのスイッチが、
心の中でついたり消えたりする効果があったと思います。

しかし、最近では、中休み時間・昼休み時間の終了しか
チャイムが鳴らなかったりするところが多いみたいです。
チャイムを鳴らさないことが、「管理教育を防止する」ことになるのでしょうか?
小さな親切、大きなお世話と言いたいところです。
特に、小学校では、チャイムをきちんと鳴らす方が、
ケジメのある規律正しい生活習慣をつけることができると思いますし、
教師のダラダラとした授業を防止するのに役立つと思います。
(実は、教師の力量不足で、時間通りに終わらないのをゴマカスために、
チャイムを鳴らさないようにしているのではないでしょうか?)

チャイムを鳴らすか鳴らさないか以上に問題なのが、
授業開始の号令です。
ZAPPERさんの記事にも少し出ていますが、
今では、「起立、礼、着席」さえないようです。
実際に知っている例(小学校)では、
「気をつけ。これから○時間目の△△(教科名)を始めます。(全員で「始めます!」」というのが、
授業開始のあいさつ。
(終りの挨拶は、「これで~を終わります。」)
教師に対する尊敬と感謝はどこにもありません。
「教師が生徒に対等な姿勢で接するため」???)
そもそも、そんな挨拶なら、しない方がマシではないでしょうか?
参考:【1412062】授業前後の挨拶について

教育問題の根本は、ゆとり教育とか教員組合の問題もありますが、
それ以上に、社会全体から教師への敬意が失われたことではないでしょうか?
(教師への敬意を失わせた張本人こそ、教員組合の紅い洗脳教育と言えましょうが・・・)

「論語」の有名な言葉に、「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるのはご存じですね。
今や、満ち足りた世の中(被災地は別ですが・・・)となって、
衣食足り過ぎて礼節を失う」となっていないでしょうか?
感謝の心や尊敬の心がなければ、「人」として失格でしょう。
(本来は家庭でしつけるべきことなのですが、家庭にはあまり期待できませんね・・・)
教育現場で、目上の人を敬うとか、感謝と尊敬の心を持つように仕向けなければ、
社会に出て、誰にでもタメ口を使ったり、敬語を正しく使えなかったり、
礼儀知らずな人になってしまいます。
社会で「使えない」人材になってしまうかもしれません。
教員の世間知らずな理想論で、子どもたちの将来をつぶさないでほしいと思います。

内田樹氏の『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)という本を以前読んだことがあります。
著者の「ひとこと」には次のような文があります。
(引用)
私の「先生はえらい」論は、「えらい先生とはこれこれこういうものである」というような認知的なものではありません(そんなことを言っても何も始まりません)。
あるいは「いいから黙って先生の言うことを聞きなさい」というような政治的なものでもありません(そんなことを言っても誰も聞いちゃくれません)。
そうではなくて、「先生」というのは定義上「えらい」ものである。あなたが「えらい」と思う人、それが「先生」であるという必勝不敗の同語反復を断固主張するところの書物なのであります。

(引用終)

尊敬とあこがれのベクトルが、生徒の向上心に火をつける・・・
それが、あるべき教師と生徒の関係なのでしょうね・・・

先生はえらい (ちくまプリマー新書)

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コメント

ZAPPERさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、社会の基本的なマナー・ルールを守らせることは、
国語や算数・数学を学ぶのと同じく、立派な「教育」ですね。

公立小中学校は閉鎖的でワガママな「王国」が多いです。
(ガン細胞のようにはびこる教員組合のヘンな主張・・・)
教育界の「常識」は実は「非常識」なものがあると、
世論に訴えていくしかないのでしょうね・・・

ご紹介ありがとうございます。
記事のような事例を最初に導入しているこちらの教育大附属中学校などは、ひどいことになっています。

時間厳守。
けじめを持つ。
挨拶をする。
目上の人をたてる。

ごくあたり前のことすら、お座なりに。
ひどいですね、本当に。

 小学校から英語が必修になったという話を耳にしました。私の頃はアルファベットの読み書きまででしたが、今の学校で教える英語は実用に耐えうるものなんでしょうか。この国の教育に蔓延る暗記体質では到底無理な気がします。暗記ではなく、物の道理を学んだほうが定着するし、応用も利くのに、指導する側も暗記が受験に有効だからという理由で時間をかけようとしないようです。グローバル社会に順応するため英語を勉強するにしても、やり方が間違っているように思えてなりません。

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