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2011年5月22日 (日)

荒茶の検査拒否にみる日本人の心の「汚染」・・・

福島原発による放射能汚染は、
日本人(特に政治家)の心までも「汚染」してしまったのでしょうか・・・
テレビ等でさんざん、政府や東電(&マスコミ)が白々しいウソとゴマカシを流し続けた結果、
いつの間にか「正直」や「誠実さ」という美徳が、日本から消えつつあるのでしょうか?
神奈川県西部の茶葉から国の暫定基準値を超えるセシウムが検出された問題で、
静岡県の川勝平太知事は、荒茶の放射能検査をしない事を表明しました。
(神奈川、埼玉、栃木の3県も検査拒否とのことです。)
(参考:以下の3つのニュース記事※どれも産経新聞

「荒茶」検査、実施せず 県方針 厚労省の依頼に困惑 静岡

なぜ? 基準値超えも出荷停止措置が出ない「お茶」

基準値超のお茶、出荷停止できず 農水「飲用は薄い」VS厚労「検査必要」

飲む人の健康よりも、
「売れなくなる」、「風評被害が出てはマズイ」ということの方が大事だというなら、
当分の間、静岡県産(神奈川、埼玉、栃木の3県のも)の茶葉を買うのはやめます。
怖くて飲めませんので・・・


3つの記事の中から、一部引用します。


「足柄茶」で知られる神奈川県南足柄市。今月初旬、「安全をPRする」として行った検査で、生茶葉から1キロあたり550~570ベクレルの放射性セシウムを検出した。乾燥加工した荒茶の数値はさらに高濃度の約3千ベクレル。県は「高い数値に驚いた」と声を落とす。

 荒茶は乾燥で重さが約5分の1になり、その分放射性物質が濃縮される。そのため厚労省は16日、茶の産地14都県に、生茶葉に加え荒茶の検査も要求した。

 ここで反発したのが茶の生産地だ。静岡県の川勝平太知事が「生茶葉と飲用茶で十分」と、荒茶の検査要請に応じない姿勢を示すと、ほとんどの自治体が同調した。

 生産過程を所管する農水省も生産者を後押しする。茶葉を飲用茶にすると、放射性セシウムは荒茶の状態の30分の1~45分の1程度になるとして「生茶葉、荒茶とも1キロあたり500ベクレルという基準値では整合性がない」と主張する。

 一方、暫定基準値を設ける厚労省は、食品衛生法で有害物質を含む食品の販売や加工が禁止されていることを盾に「荒茶の検査は必要」とゆずらない。1キロあたり200ベクレルという飲料水の基準値の放射性セシウムが検出された飲用茶は、荒茶の状態で6千ベクレルになると説明。「数千ベクレルの煎茶がスーパーに並んでいるのを消費者は納得するのか」(同省幹部)と指摘する。
(「なぜ? 基準値超えも出荷停止措置が出ない「お茶」」から引用)


中部大学の武田邦彦教授が、この件について痛烈な記事を書いています。
科学者の日記110520  哀しい茶葉の検査拒否

記事から一部引用します。
(引用)
お茶の生産者の考え方がわからないではありませんが、お茶を安心して飲みたいという多くの人たちの願いや、安全なお茶を子供に飲ませたいというお母さんの思いは全く考慮に入っていないからです。
お茶が売れなくなったら困る、放射性物質が検出されたらお茶が売れなくなるというような考えだけで、お茶を生産されたらわたくしはそんな食材は買いません。
その放射性物質の量がどのくらいということには関係ありません。
人間は「信頼性、誠実さ」です。だから、飲む人の心が判らないで生産する人の食材は口に入れたくないのです.
むしろ、お茶の業界は1度でもセシウムが検出されたならば、より積極的に「自主的にセシウムを検査する」という動きにでて、お茶の愛好者に安心して飲んでもらうのが筋です.
このような動きが続いたら多くの人は完全に日本のお茶から離れてしまうでしょう。お茶は美味しいものですが、私はそれより魂を大切にして、水を飲みます.
それはお茶の生産者にとっても長い間大きな打撃になります。

(引用終)

「風評被害」という言葉を盾に、「健康被害」を拡げかねない今回の騒動、
それこそ「茶番」とでも言うべきでしょうか・・・
消費者の安心・安全こそ、まず第一に考えてほしいものです。
食中毒では厳しく企業を追及するのに、
放射能汚染ではなぜ国や自治体を追及しようとしないのでしょうか?
日本人の誇りである正直さ、誠実さはどこへ行ったのでしょう?
放射能で、心まで「汚染」されないでほしい・・・
そう願わずにはいられません。

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コメント

福島第一原発の状態はゆゆしき状況にあります。
また、周辺でも汚泥に高い濃度の放射線を観測?検出したとの報道があります。
大気中に放出され続けているであろう放射性核種の拡散状況も気になるところです。
健康に対する危機感からいろいろな憶測も交えた情報が交わされていることも事実であり、農業分野に限らず、心配なことです。
観測されるデータが「0(ゼロ)」になるなら誰もが喜ぶでしょう。でも・・・事故以前でも無かったことですし、今後も「0」にはならないでしょう。
汚染した土壌を原発周辺に持ち込めばいいと10チャンネルのコメンテーターが言っていましたが、自分さえよければ良いのでしょうか?
このコメントは視聴者の立場にさえ立っていないもののように聞こえました。


日本国民はもう少し冷静なものの考え方をできるものと震災直後は感じていたのですが、非常に残念な心持です。

法律等に基づく仕事をしていらっしゃる官庁の方々も冷静な判断をお願いします。国民が混乱することがないように、サラリーマンも農業者も漁業者も林業者もその他職種に就いていらっしゃるみんなが国民です。

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