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2011年4月 4日 (月)

上杉隆氏、年内でジャーナリズム活動を休止・・・

自由報道協会暫定代表の上杉隆氏の発言は、
大震災後の日本の画一的なマスコミ報道の中で、異質な輝きを放っており、
最近すごく注目していたのですが、
昨日(4月3日)、上杉氏のHPを見て、落胆するようなお知らせがありました。
無期限活動休止のお知らせ」・・・???
(以下「お知らせ」と略記)
http://uesugitakashi.com/?p=658
4月1日付の発表なので、エイプリル・フールなのかと疑ってしまったほどでした。
よほどの思いがあっての、苦渋の決断なのでしょう・・・

要旨となる部分をいくつか引用します。
ぜひ全文を上記リンク先でお読みください。

しかし、残念ながら、少しばかり手遅れのようでありました。今回の東京電力福島第一原発事故の例が示すように、自らの既得権益にのみ汲々とした日本の大手メディア(記者クラブ)は、結果として、政府と東電の「合成の誤謬」に加担し、憐れにも、先人たちの築いてきた日本という国の信頼を地に堕とす「共犯者」の役割を演じています。

かつて在籍したニューヨークタイムズ紙などの世界の論調を眺めていると、私はひとりの日本人ジャーナリストとして、いま強烈な無力感に襲われています。それは、あたかも日本政府は原子力エネルギーをコントロールできない無謀な「核犯罪国家」であり、また日本全体が先進国の地位から脱落して、今後数十年間にわたって「情報最貧国」に留まることが決定付けられているような書きぶりだからです。

これ以上、国際的にフェアな仕事のできない日本のメディアに関わることは、畢竟、自分自身も犯罪に加担していると疑われる可能性もあります。私はジャーナリストとして、国家的犯罪に加担したくないのです。

ということで、なみなみならぬみなみなさまにご報告があります。日本にとって、また私自身にとっても大きな節目となる2011年、その本年12月31日をもって、ジャーナリズム活動を休止することを決めました。


私はジャーナリストとして、国家的犯罪に加担したくないのです。
この「お知らせ」の中で、最も痛烈に、日本のジャーナリズムを糾弾した一文です。
大震災後の原発報道を見ていると、
確かに、メディアが、情報隠蔽を「喜んで」行っている、とさえ感じられます。
被災地に物資が届かないのも、宙ぶらりんな「自宅退避」のままの状態にも、
政府や東電批判は皆無に等しいような状況です。
いや、非難されるべきは、マスコミそのものでしょう。
上杉氏は「お知らせ」の中で、
政府・東電・マスコミで作られた「官報複合体」の隠蔽しようとする情報」と、
情報統制状態になった原因の三角形の頂点の一つとして、
マスコミを糾弾しています。
それだからこそ、自らもマスコミの一員ならば、「片棒担ぎ」になると自問自答したのでしょうか。
それとも、強力な「力」の干渉があったのでしょうか・・・
事情はわかりませんが、日本のジャーナリズムにとって、
大きな希望の灯を失うような今回の「お知らせ」・・・
大変残念に思います。
残された年内の活動期間のうちに、ぜひとも、
大きな仕事である「官報複合体」の実態を暴く、という偉業を成し遂げていただければ・・・
と期待しております。


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記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書)

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