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2011年3月30日 (水)

気象庁はなぜ放射能拡散予想を発表しない?~ドイツ気象庁が日本の放射能拡散予想を発表中

(4月9日追記)
下記記事は3月30日時点での話です。
4月7日以降は、「一応」気象庁HPでも放射能拡散予測を公開しています。
詳しくは、気象庁のHPをご覧ください。
なお、4月7日に、
NHKの屋外放射線量報道と、気象庁の放射性物質の拡散予測~
情報公開としては進歩したものの・・・

という記事を書きましたので、よろしければお読みください。
http://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-6def.html

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

原発事故ニュースで、誰もが知りたいはずなのに、
情報統制で発表されないニュースの一つが、
放射能拡散予想」です。
最近、テレビ各局で、原発周辺の風向きについて、
天気予報コーナーで紹介するところも出てきましたね。
しかしそれだけではまったく不十分です。
気象庁は、やろうと思えばできるはずの、
放射能拡散予想」を、公表するつもりはまったくないのでしょうか?

そういう中で、先日、フランスの原子力機関が発表した、
3月23日までの放射線拡散のシュミレーションを紹介しました。
しかし、3月23日以後のデータは今のところ(3月30日現在)更新されていないし、
既に「過去」のことです。
知りたいのは、これからのことです。

ドイツ気象庁が、日本全体の「放射能拡散予想」を紹介しています。
私は、「書に触れ、街に出よう nico's blog」という政治的なブログで、
ドイツ気象庁による「放射能拡散予想」を知りました。
(そのブログについては、「ブログ名」で検索してみてください。)

さっそくアクセスし、ドイツ語のホームページを見たのですが、
なにぶん、ドイツ語なので、よくわかりません。
トップページに、「放射能拡散予想」が出ています。
遠い国の出来事なのに、トップページとは、破格の扱いですね。
残念ながら、日本語版はありませんでした。

しかし、いろいろ検索してみると、
ドイツ気象庁のデータの記事を、日本語訳している方がいました。
山本堪さんの、「with eyes closed. by Kan Yamamoto」です。
記事名は、「ドイツ気象庁(DWD)の粒子飛散シュミレーションの日本語訳」。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329
3月30日~4月2日までの放射性粒子の飛散シュミレーションが掲載されています。

なお、これは実際の被曝量を表すものではありません。
わかりやすくいえば、
「原発から出る極めて高い放射性粒子の値をとりあえず「100」とした場合の、
風による拡散(色が薄くなるごとに、100→90→70→・・・1・・・)を表した、
相対的なもの」のようです。
詳しくはブログ本文をお読みください。
シュミレーション図について、ブログ本文から引用します。


この図は「福島から放出される放射性粒子の相対的な飛散図」と題されており、下部の小文字部分には「重要なお知らせ:放出源の濃度が明らかでないため、この予想図には空気中にある放射性粒子の実際の密度が反映されているとは限りません。発電所からの仮想上の放射が天候条件によってどのように拡散し薄くなっていくかのみが表現されます。」との注意書きがあります。放射能濃度の測定数値がこのシュミレーションには直接反映されていない為に「相対的」と前置きしている訳です。


この図で、「UTC」の時刻が出てきます。
これは「協定世界時」で、実際の日本時間は、UTCの時間に9時間を足したものです。

それぞれお住まいの地域の「放射能拡散予想」を見て、対策を考えてみてください。
ちなみに、北海道では、4月1日~2日が要注意のようです。
特に、道東地方がマズイです・・・
ここ札幌も、もしかすると、飛散があるかもしれません。

一応、文部科学省や各都道府県でも、放射線の測定値を公表していますが、
既に起きてしまったことの公表であって、危険値であっても、
結果を後で知るだけ、というのは、なんともコワイものです。

パニックを避けるためとはいえ、国民から自衛手段を奪うような、
本当に知らせるべき情報の隠蔽は、いい加減にやめてほしいものです。
気象庁は、国民にきちんと事実を公表すべきです!

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コメント

中島様、コメントありがとうございます。
放射性粒子の飛散=即、放射能汚染につながる、というわけではないと思います。
原発からの距離と、
提供されている濃度予測も考慮してみてください。
データを各方面から入手しつつ、
こういうときこそあわてず落ち着いて対処した方がいいと思います。
北海道で羊を飼う、というすばらしい働きをあきらめず、
最悪の事態を少しは想定しつつも、常に前向きに生きていこうではありませんか。
同じ北海道民として応援します。

役に立つ情報ありがとうございます、北海道でひつじを飼っています。移転先を考えなくてはいけないのか? 輸入99.6%の羊肉を国産で挑戦しています。なんてことだ・・・

この記事へのコメントは終了しました。

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