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2011年3月18日 (金)

大災害と旧約聖書の「哀歌」~心の平安はどこに・・・

おとめエルサレムよ
あなたを何にたとえ、何の証しとしよう。
おとめシオンよ
あなたを何になぞらえて慰めよう。
海のように深い痛手を負ったあなたを
誰が癒せよう。

(旧約聖書 哀歌2:13新共同訳)


東日本大震災の三重苦の被害(地震・津波・放射能漏れ)を連日テレビで目にします。
自然の猛威と政府の無策・迷走ぶりをまざまざと見て、
私の心は憤りと叫びに満たされています。
愛する日本の荒廃を見て、胸が痛まずにおられましょうか!
おとめエルサレム」、「おとめシオン」の代わりに、
「東北」や具体的な県名・市町村名(仙台市など)を入れてみてください。

ここ数日、旧約聖書の「哀歌」の御言葉が心に響いています。
「哀歌」は外国の軍隊によるエルサレムの破壊と虐殺・略奪・飢餓などの、
まさにこの世の地獄を描いている、旧約聖書の中でも最も暗いところといえます。
3章を除く各章(全5章)は22節で構成されています。
ヘブライ語のアルファベットによる詩(日本でいえば、「いろは歌」のようなもの)です。
軍隊による横暴を極めた行為を、今回の津波の被害に置き換えて読むと、
何千年も昔の話が、今の出来事として、切実に響いてきます・・・

エルサレムの悲惨な様子は、罪の結果だとされています。
相手が人間ならば、そうかもしれません。
しかし、相手が大自然なら、どうなのでしょうか?


主はまことに敵となられた。
イスラエルを圧倒し
その城郭をすべて圧倒し、
砦をすべて滅ぼし
おとめユダの呻きと嘆きをいよいよ深くされた。

(旧約聖書 哀歌2:5新共同訳)


主はまことに敵となられた。」と言わざろうえないほど、
神様に「どうしてですか~!!!」と叫びをぶつけたくなります。
けれども、答えはこないのです・・・
「哀歌」の3章には、ふだんならすばらしい慰めになる御言葉が書かれています。
主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは決して尽きない。」(哀歌3:22新共同訳)
とか、
主は、決して
あなたをいつまでも捨て置かれはしない。
主の慈しみは深く
懲らしめても、また憐れんでくださる。
人の子らを苦しめ悩ますことがあっても
それが御心なのではない。
」(哀歌3:31~33新共同訳)など・・・
しかし、今はここでさえ、慰めを感じないほどです・・・

むしろ、
わたしの目は休むことなく涙を流し続ける。
主が天から見下ろし
目を留めてくださるときまで。
」(哀歌3:49~50新共同訳)や、

水はわたしの頭を越え
もう最期だとわたしは思った。
深い穴の底から
主よ、わたしは御名を呼びます。
耳を閉ざさず、この声を聞き
わたしを助け、救い出してください。
呼び求めるわたしに近づき
恐れるなと言ってください。
」(哀歌3:54~57新共同訳)といった言葉が、
私の今の心境を代弁しています。

この「哀歌」や、詩編の嘆きの言葉をもって、
心の痛みを、神に打ち明けてみましょう・・・
神の御心はしばしばわからないことがありますが、
「あえて」今このあるがままを、讃美します・・・

主に望みをおき尋ね求める魂に
主は幸いをお与えになる。

(哀歌3:25新共同訳)

以前、「哀歌」への作曲を紹介した記事を書いていますので、
よろしければお読みください。
「主の慈しみは決して絶えない」(哀歌3:22)【自作曲】
http://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-1632.html

(参考)
「小さないのちを守る会」代表の水谷潔牧師が、
他者の「災害」を「天罰」と断言する程の「偉い人」には、
ルカ13章を読んで欲しい!
」(3月16日の記事)と題して、
大災害を「天罰」と断定することの愚かしさを聖書的に指摘しています。
ぜひお読みください。
http://blog.chiisana.org/?day=20110316

※今回で800本目の記事です。
神様に感謝・・・

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