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2011年3月 6日 (日)

テレビ東京系・美の巨人たち「シャガール『イスラエル12部族のステンドグラス』」(2011年3月5日放送)

テレビ東京系(北海道では「テレビ北海道」)の「美の巨人たち」はたまに観る番組です。
たまたまテレビをつけていたら、「美の巨人たち」が始まり、
すぐに、画面に釘付けになりました。
今回紹介されたのは、シャガール作「イスラエル12部族のステンドグラス」。
シャガールの名はもちろん知っていますが、
彼がこういう作品を作っていた、というのは、今回初めて知りました。
何が描かれているのかよく見ないとはっきりしないのですが、
光の洪水、観るパイプオルガンの音色、といった感じでした・・・
現代アートで、久々に感動しました。
いつかエルサレムに行く機会があったなら、ぜひこの目で見てみたいものです・・・

イスラエル12部族のステンドグラス」は、
エルサレムのヘブライ大学付属ハダッサ医療センターの、
病院関係者と患者の為の祈りの場として建てられたユダヤ教の会堂シナゴーグの中にあります。
場所が場所だけに、地元の人にもあまり知られていないようです。
シャガールは、2年半もの歳月をかけ、無償でこの作品に取り組んだそうです。
(ちなみに、「ハダッサ」(ハダサ)は、ヘブライ語で「天人花(てんにんか)という植物を意味する」名で、
旧約聖書の「エステル記」の主人公、エステルと同一人物の名でもあります。
「エステル」はペルシャ語で「星」。→エステル記2:7)

この作品は、イスラエルの十二部族の祖となった、
ヤコブ(イスラエル)の子ら十二人を、シンボルなどを用いて、
一人=一枚のステンドグラスとして表し、
シナゴーグの東西南北四方を、それぞれ3枚ずつの極めて美しいステンドグラスで彩っています。
ユダヤ教のシナゴーグにふさわしく、人物・偶像崇拝につながるような、
人物像を一切描かない、シンボリックな作品です。

作品は1962年に完成しましたが、
不幸にも、1967年の第3次中東戦争で、12枚のうちの4枚が破損してしまいました。
シャガールは1年近くかけて修復しました。
そのうちの1枚に、あえて、欠けているところを残しています。
平和への願いをこめて・・・

文字だけで、その美しさを伝えるのは不可能です。
ぜひ、番組HPを御覧になってみてください。
(「美の巨人たち」で検索)

美の巨人たち」では、いつもはストーリーテラー(狂言まわし的人物)が登場するのですが、
今回は、あえてそれを登場させない演出にしたそうです。
そのおかげで、作品をじっくりと堪能することができました。
どのステンドグラスが一番好きか・・・
どれが好き、というのではなく、ただただ圧倒的な光の饗宴に見惚れるばかり・・・

英文ですが、この作品について書かれたブログ記事を見つけました。
写真掲載多数です。
"Erin in Israel"~"Chagall's Stained Glass Windows"
http://erinamsili.blogspot.com/2010/12/chagalls-stained-glass-windows.html

見よ、兄弟が共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。

(旧約聖書 詩編133:1新共同訳)

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