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2011年1月14日 (金)

NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「<シリーズ グローバル化する食>続・食いしん坊がゆく! 汗と涙と養殖エビ」(2011年1月13日深夜放送)

エピを通して、世界が見えてきました・・・
NHKBS1の「BS世界のドキュメンタリー」で、
<シリーズ グローバル化する食>続・食いしん坊がゆく! 汗と涙と養殖エビ
という番組を放送していました。
寝る前に、なんとなく適当にチャンネルを選局していたら、
たまたま放送しており、思わず見入ってしまいました・・・
(おかげで、寝る時間が遅くなったのは、言うまでもありませんね・・・)

番組HPから、放送内容を転載します。


「安くて便利な」食品に慣れ親しんだイギリスの若者6人が、アジアの生産現場を体験するシリーズの続編。
今回 彼らが連れて行かれたのは海ではなく、インドネシアのジャングル。現地の作業員たちと同様、水道もベッドもないバラック小屋で寝泊まりし、エビの養殖池に腰まで浸かってひたすら泥をかき出す重労働を命じられる。慣れない作業にメンバーは四苦八苦しながらも頑張るが、監督は彼らの仕事ぶりが遅いと不満の様子。若者たちは養殖池の維持にどれほどの労力がかかっているかを実感する。
次に6人はエビの水揚げと出荷作業で充実感を味わうが、それも束の間、次の日の早朝にはエビを工場へと運ぶ。そして自分たちの重労働に対して支払われる金額が、いかに少ないかを知る。さらに彼らは工場でエビの皮をむく仕事を8時間続けることに。3秒に1尾むき、エビが少しでも傷んではいけない。それがイギリスの消費者の要求だからだ。あまりの厳しい指導に彼らは人間らしい扱いを受けていないと激怒するが、それこそが消費国が彼らに要求していることだと痛感する。


実は、この番組には「前編」があるのですが、私は観ていません。
食いしん坊がゆく! ~汗と涙とツナ缶と~」という題です。
こちらも番組HPから転載します。
今回観た番組の出演者の背景がうまくまとめられています。


ファスト・フードやレトルト食品が大好きなイギリスの若者6人が、おなじみの食品であるツナ缶が生産されているインドネシアの現場を訪れ、作業を体験しながら「安くて便利」な食品がどのように作られているのか、その実態を目の当たりにする。
旅に出るのは20代前半の男女。家庭の味よりもハンバーガーやフィッシュアンドチップスなどのファスト・フードが大好きなマノス、本当は料理人になりたかったという料理好きな銀行員ジョシュ、できるだけ原型を止めない加工食品しか食べないというジェスなど。みんな、自分たちが日々食べているものがどこで、どのように生産されているかということに何の関心もない。
インドネシアではツナ缶工場の従業員の自宅や寮に住み込み、工場で魚をさばく作業を行う。作業場は高温多湿で魚の臭いが立ちこめ、仲間の一人は気を失ってしまうほど過酷。メンバーの一部は漁も体験。狭い船内に12時間もすし詰めにされて漁場に着き、長時間の重労働をこなしても、漁師たちの賃金はわずか7ポンド(約950円)と聞いたマノスは、自らの食べ物についての考え方を恥じる。同じ頃、ツナ缶工場で働いた賃金を受け取ったジェスたちもその少なさに驚き、「安い食べ物」の実態について考え始める。


さて、今回観た「続・食いしん坊がゆく! 汗と涙と養殖エビ」の方に話を戻しましょう。

番組は、イギリスで快適な生活を送る20代の男女各3人ずつが、
インドネシアでエビの養殖・加工を現地の人と一緒に働きながら体験する、というものです。
エビの養殖池で、高潮の被害を防ぐために、池の中の泥を使って堤防を作ることを命じられたり、
エビの加工工場で、朝から晩までエビの殻向きをしたり・・・
かなり過酷な労働体験を強いられます。
しかも、賃金は現地の人とまったく同じ。

堤防作りのところは、何日も、朝から晩まで泥まみれになって働いて、
得たのはたったの数百円(日本円換算)・・・
許可を得て、マックで昼食を買うと、あっという間に汗と涙の賃金は、消えてしまいました。
実際に体験した若者達はもちろんのこと、視聴者も、
賃金格差の問題を考えずにはいられません。

エビの殻むき工場では、ついにあるメンバーが反抗的な態度を取る始末。
機械のような速さと正確さを求められる工場で、人間らしく扱ってほしいと要求しますが・・・

番組では1週間の期間限定の体験だから、地獄のような日々が終れば、
また快適なイギリスに戻ることができます。
しかし、現地の人は、おそらくその仕事をずっと続けるのでしょう。
スーパーで1パック何百円で売られるエビ。
そのエビが、食卓にあがるまでに、たくさんの人の苦労があるのです。
番組では環境破壊の問題についてはあまり触れられていませんでしたが、
そこまで扱うと、かえって若者たちの苦労が観念化してしまうので、
さんざんな目にあった、というところでとどめてよかったと思います。

我が家では、冷凍のエビ(ブラックタイガー等)を買う機会はあまりありません。
それでも、今後スーパーで冷凍エビを見かけたら、
今までとは違った目で見るかもしれませんね・・・

エビの養殖の実態については、新書の中で「古典的」な位置を占めるようになった、
村井 吉敬氏の『エビと日本人』、『エビと日本人2』(岩波新書)があります。
こちらは環境破壊とかの問題も詳しく論じています。
興味のある方はぜひお読みください。

エビと日本人

【送料無料】エビと日本人(2)


番組とは直接関係ないですが・・・

TPPに参加することを日本政府は目指していますね。
マスゴミも自動車メーカーなどの産業界の後押しで、
歓迎ムードです。
しかし一方、農業は壊滅的な打撃を受けます。
自動車やテレビは食べることはできませんし、なくても生活できますが、
食がなければ、生きていくことはできません。
食料自給率を軽視して、貿易だけを優遇するあり方は正しいのでしょうか?
(私は専門家ではないので、あまり詳しく論じられませんが・・・)
万が一、周辺有事があった場合、兵糧攻めにあうかもしれません。
他国に食糧供給を依存しすぎるのは、独立国家とは言いがたいですね。

日本の食文化と食のあり方を見直し、支えるために、
小学生か中学生の授業として、
全員に農業体験を年に1、2週間ずつ、
教育の一環として行ってはいかがでしょうか?
「教育」という形で、日本の農業を保護するわけです。
農村の活性化にもつながりますし、
新規雇用も創出できるのではないでしょうか?
子供達の農業体験が、「もったいない精神」を喚起し、
ムダに捨てられる食料品や食べ残しも大幅に減るでしょう。
農業を愛する人がもっと増えるかもしれません。
行事としてつぶれるか、息抜き程度で終る
「総合的な学習の時間」を有効活用できるチャンスかもしれません・・・

参考までに・・・
タイムリーでおもしろうそうな本です。まだ読んでいませんが・・・
『TPP反対の大義』(農文協)です。
詳細は、以下で。
http://an.ruralnet.or.jp/?p=516

【送料無料】TPP反対の大義

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