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2011年1月 6日 (木)

NHK・海外ドラマ「ソフィア・ローレン 母の愛 後編」(2011年1月5日放送)

NHKBShiで、1月5日に放送された、
「ソフィア・ローレン 母の愛(後編)」を観ました。
(前編の記事については、以下を御覧ください。)
http://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/nhk201114-547a.html

NHK番組表HPから、後編のあらすじを引用します。
(番組HPは、「ソフィア・ローレン 母の愛」で検索してみてください。)


ロミルダは、借金で困窮したリッカルドに、お金を出す条件として娘マリーアの認知を求めた。マリーアと一緒に役場でリッカルドを待つが、約束の時間はもう過ぎていた…。一方、イタリア映画で次々と成功を収めたソフィアは、その人気でハリウッドへ進出。異国アメリカで撮影をするソフィアは、マリーアに一緒に来てほしいと頼む。ロミルダはマリーアの同行を認めるが、独りでイタリアに残されることを不満に感じていた。


後編には、ソフィア・ローレン役の人(マルガレット・マデさん)はほとんど出てきません。
背景に退いてしまった、といえましょう。
後編は、原作者であるマリーアの結婚を中心に、
母親ロミルダの深まる孤独と、母娘で繰り返される男運のなさが描かれます。

それにしても・・・
イタリア男性は、妻と愛人がいないと気がすまないのか、と思わされるほど、
(実際は、そういう人ばかりではないはずですが・・・)
母娘2代に渡って、女性関係にだらしのない男とつきあうことになるとは・・・
フジテレビ系の昼ドラも真っ青のドロドロ関係なのですが、
イタリア的にカラッとしているのは、せめてもの救いでした。
イタリアに憧れる私ですが、こういうところは、見習ってはイケマセンね・・・

マリーアの結婚相手は、ロマーノ・ムッソリーリ(既に故人)で、
あのムッソリーニの息子でした(史実)。
これまた、小説並の話ですね。
その娘は、アレッサンドラ・ムッソリーニさんで、現在、欧州議会議員とのこと。

今回印象に残ったのは・・・
マリーアが、実の父のところに行き、「母から離れなさい」と言われ、
別れ際に、父と握手するところでした。
ダメ男そのものといった実父ですが、最後には、娘のためになることを言ったわけです。

前編・後編とも、ドラマとしてはとても見ごたえがありました。
ソフィア・ローレンさんの演技は「すごい!」の一言です。

原題の「私の家は鏡でいっぱい」の意味、後編を見てようやく分かりましたよ。
マリーアの家は、鏡がいっぱいある、ということと、
「鏡は真実をうつすもの」というセリフ、そして、母と娘との関係を表すものなのでしょうね・・・
邦題の「・・・母の愛」も、考えてみるとなかなか本質を突いています。
「母の愛」は豊かなものですが、あまりに支配的なため、
人を窒息させてしまう・・・
「愛」という名の支配欲、というものを考えさせられました。

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