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2011年1月27日 (木)

NHK・クローズアップ現代「秋葉原の一番長い日  ~ホコ天再開の波紋~」(2011年1月27放送)

「安全・安心」を重視すべきか、「マチの活気」をとるべきか・・・
1月27日放送のNHK・クローズアップ現代では、
「秋葉原の一番長い日  ~ホコ天再開の波紋~」という題で、
凶悪事件発生から約3年経って、
ようやく日曜日の「ホコ天(歩行者天国)」を試験的に再開した秋葉原の様子を報じていました。
番組HPから、放送内容を転載します。


連続殺傷事件から2年7ヶ月。秋葉原の歩行者天国が1月23日に試験的に再開された。長らく議論を続けてきた地域の関係者たちが選んだのは、地域住民が自らルールを定め、自らの手で、歩行者天国の安心・安全を守ることだった。公共空間での無差別殺人が頻発するなか、地元住民が参加する総勢100名をこえるパトロールは、全国的にも大きな注目を集めた。しかし、電気街、クールジャパンを代表する観光地、IT企業の集積群としてのオフィス街など、多様な顔を持つ秋葉原には、警察や行政、商店主、地元住民など、様々な人たちが考える、それぞれの“理想の街”が交錯する。惨劇を繰り返さないために求められる完璧な秩序と安全。その一方で失われる開放感と活気。再開の日に臨む、街の人々の目線のドキュメントを通して、安全で自由な街のあり方を考える。


私は近年の秋葉原に行ったことはありませんが、
(14、5年前に一度行ったような記憶がありますが・・・)
テレビなどで、混沌とした雰囲気のアキバは知っています。
よくも悪くも、日本のサブカルチャーを代表するマチなので、
3年前のあの事件には大変衝撃を受けました。

番組では、「安全・安心」を目指す商店街の取組と成果について功罪どちらも取り上げていました。
ただ、「安全・安心」を目指すあまり、なんとなく窮屈な感じがしました。
すべてのパフォーマンスは禁止、ビラ配りも一切禁止・・・
日本の他の地域でわかりやすく言えば、
お祭りなのに騒いではいけない、というような状態でしょうか・・・

規制がなかった以前は、エアガンで撃ち合ったり、
下着を見せるような過剰・過激な路上パフォーマンスがよくあったようです。
当然、そういうものは排斥すべきものです。
しかし、観光協会のような所でさえ、一律にチラシを配ってはいけない、とか、
自分の店の前でも、チラシ配りさえできないとか・・・
明らかにやりすぎでは、とさえ思える光景もありました。
道行く人たちも、あまり「アキバ」らしくない、と感じていた人が多いようです。
「ホコ天」が終ってから、「やれやれ・・・」といつもの「アキバ」に戻っていました。

ある意味、これは「アキバ」だからではなく、
日本特有の、「縮み志向」の表れ、ともいえます。
過剰に安心・安全を求めるあまり、全体的に萎縮してしまい、
かえって、目的(地域活性化など)を妨げるものになりかねません。
ゲストコメンテーターの森達也氏は、含蓄に富むコメントをしていました。

少し脱線しますが・・・
アメリカで、凶悪な銃犯罪が起きても、
いっこうに、銃を規制せよ、という声が一定以上に大きくなることはありませんね。
さまざまな要因がありますが・・・
規制して自由を妨げるよりも、多少危険でも自由を選ぶ、という事なのでしょう。

日本では、「安全・安心」を求めるあまり、公園で子供を遊ばせないとか、
過剰反応しすぎる面が強いのではないでしょうか。
「良識」というものと、
「公共の福祉」に反しない範囲での「自由」をもっと大切にする社会になってほしいものですね。
そのためにも、「自由」の濫用とは何か、というものを、
家庭や学校などでもっと論じるべきでしょう。

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