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2010年11月23日 (火)

イエス様の洗礼(教会学校説教案)

先日、教会学校で「イエス様の洗礼」(マタイ3章他)についてお話しました。
いつもの通り、『聖書のおはなし』を使い、
そこに書かれている「イエスさまの洗礼」という話を読み、
その後、子供達に3つの質問をしました。
今回、用意した問いは以下の3つです。
1.洗礼とは何ですか?
2.イエス様は洗礼を受ける必要がありましたか?
3.あなたは洗礼を受けていますか?洗礼を受けたいですか?

このうち、1と3については、そんなに重要ではありません。
ただ、残念ながら、「洗礼とは何ですか」という問いに対しては、
あまりいい回答が出てきませんでした。
ひととおり、子供達の回答を引き出した後、
洗礼とはこういうものだ、ということをきちんと教えました。
(全浸礼と滴礼の話、そこから「キリストと共に罪に死に、キリストと共に生きる」
というような話などをしました。)
わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、
その死にあずかるものとなりました。
それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、
わたしたちも新しい命に生きるためなのです。

(新約聖書 ローマ6:4新共同訳)
洗礼によって、キリストと共に葬られ、
また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、
キリストと共に復活させられたのです。

(新約聖書 コロサイ2:12新共同訳)
この水で前もって表された洗礼は、
今やイエス・キリストの復活によってあなたがたをも救うのです。
洗礼は、肉の汚れを取り除くことではなくて、神に正しい良心を願い求めることです。

(新約聖書 Ⅰペトロ3:21新共同訳)

今回特に取り上げたいのは、2についてです。
「イエス様は洗礼を受ける必要がありましたか?」
この問いについては、まず「洗礼とは何か」を理解させた後、
補助的な質問として、「どんな人が洗礼を受ける必要がありますか?」と問います。
答えは「すべての人」です。すべての人は罪をもっています。
だからこそ、罪を洗い清める洗礼を受け、神の子とされる必要があるのです。
今、何をためらっているのです。
立ち上がりなさい。その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。

(新約聖書 使徒22:16新共同訳)
(洗礼の意味はいろいろありますし、多面的にとらえるべきでしょうが、
子ども向けの説教の場合、あまりあれこれ詰め込みすぎても、
かえって理解が難しくなります。)

イエス様は神の子であり、地上で唯一、罪のないお方でした。
それなら、なぜ「罪人」と同じ、洗礼をお受けになられたのでしょうか?
ここを説明するのには、「連帯責任」という概念を用いると一番わかりやすいです。
(子どもに「連帯責任」といってもわかりませんので、
もっと具体的なたとえでわかりやすく説明する必要があります。)
私が用いたのはこんな話です。
「みなさんは、スーパーとかデパートで、間違って物を壊したりしたことありませんか?」
(ある!との声→具体的な話を聞く)
「それでは、この場合、その後壊したものをどうしたの?誰が悪いことになる?」
(親が弁償した、との声)
「物を壊したのは子どもですが、この場合は、親が責任をとって弁償します。
親は愛ゆえに、子どもの罪を引き受けます。」
「それと同じように、神様は、私たちを愛し、
その愛のために、私たちと同じものになってくださいました。」
「罪のないお方が、私たちと同じ、罪を引き受けた者となってくださったのです。」
「イエス様が洗礼をお受けになられたのも、私たちの愛ゆえでしたが、
それは十字架という形で完全にあらわされました。」
そのような話の後、洗礼を受けているか、受けたいかの話にもっていきます。

今回は都合上触れませんでしたが、
イエス様の洗礼、という主題はいろいろなアプローチができます。
たとえば・・・
・三位一体について(父、子、聖霊が出てくるので)
・イエス様でさえ、聖霊の力を必要とされた。
・洗礼と結婚の比喩
(愛するゆえに、同じものになりたいと願う。
結婚の目に見えるしるしが婚姻届や結婚式、結婚指輪、夫婦の共同生活であるように、
キリストに結ばれている、という目に見えるしるしが洗礼である。)

聖書のおはなし

なお、「罪人との連帯責任」説というのは、
北森嘉蔵の『聖書の読み方』(講談社学術文庫)に出ています。

聖書の読み方

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