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2010年10月14日 (木)

NHK・クローズアップ現代「介護を担う家族を救え」(10月14日放送)

10月14日放送のNHK・クローズアップ現代では、
介護を担う家族を救え」という題で、
介護疲れによる介護殺人の背景と、
イギリスでの先進的な取り組みについて放送していました。
番組HPから、放送内容を転載します。

社会全体で介護を支えようと介護保険制度が始まって10年。しかし、介護する側の家族の負担感は軽くなっておらず、国の調査によれば4人に1人がうつ状態に陥っている。家族の形が小さくなったため、独身の子どもが高齢の親を支える“シングル介護”や、夫婦二人だけの“老老介護”が増加。一人一人の負担が重くなっているにもかかわらず、救う手立てがないのが現状だ。介護のために仕事を辞める“介護離職”や、介護に追い詰められた人が、親や配偶者の命を奪う“介護殺人”も増えている。一方、海外では“介護する側”を支える法律を制定した国もある。介護のストレスや経済状況などを聞き取り、休む機会を提供したり、手当を支給するなど、積極的な支援を始めている。日本で介護する側の家族を支えるにはどうすればいいのか。地域で始まった取り組みとその課題から、介護する側の支援のあり方を考える。

介護疲れからの介護殺人の背景を知ると、
殺人を犯した人は、極悪非道だからではなく、
もしかしたら、誰でも陥るものかもしれない、と思わされました。
統計によると、こういう悲劇は月に3、4件は起きているようです。
実際には、氷山の一角なのでしょう。

介護殺人と児童虐待は、意外にも根が同じなのかもしれません。
地域・社会からの孤立と絶望感が、
行き場のない憤り・怒りとなり、ついには凶行に至る・・・
人との関わりというものがいかに大切であるかを思います。
同時に、社会的サポートも重要ですね。

番組後半では、イギリスの先進的な取り組みを紹介していました。
番組でも紹介していましたが、
より詳しく紹介しているブログ記事を見つけましたので引用・紹介します。
(愛知県東郷町の町会議員、山下りつ子氏のブログ、
町会議員、山下りつ子の議会報告」)
要点を引用すると・・・
イギリスの介護者法の特徴は、
①介護者がどの程度、介護をすることができるのかをアセスメントする
 (自治体はアセスメント請求権が介護者にあることを知らせる義務がある)
②要介護者から離れて、自分の生活を楽しむための「介護休業制度」がある
③介護者手当、税制上の措置、公的年金制度上の取り扱いなど、介護を行うことで経済的に不利にならないよう、所得保障がある
(NHKによると、毎月3万円程度とのこと)
④介護者が仕事に戻れるよう支援する
詳しくは、下記をごらんください。
http://togo-gikai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-1fd0.html
資料が豊富なので、介護問題を考えるには一読の価値があります。

介護の問題は保育園に入れない待機児童の問題などよりもはるかに深刻です。
(保育は数年待てばなんとかなりますが、介護はいつまで続くのかわかりません。
それどころか、よくなる事はあまりなく、だんだん悪化する一方の場合がほとんどです。)
しかし、待機児童の問題ほど注目されていないように思えます。
安心して老後を迎えられない、高齢者が大切にされない、という世の中は、
果たして幸福なのでしょうか。
また、介護する人が疲れ果て、介護殺人や老人虐待に追い込まれてしまうような、
現在の介護制度は、改善が必要です。
西欧並みの福祉政策の充実が望まれます。
一人一人の負担が増えても、できるだけ多くの人が幸福になれるような社会こそ、
望ましいと私は考えます。

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