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2010年8月28日 (土)

書評:和田秀樹著『テレビの大罪』(新潮新書)

『テレビの大罪』・・・ずいぶん刺激的なタイトルですね。
和田秀樹氏の『テレビの大罪』は、勇気ある告発の書です。
裸の王様に、裸だと告げた少年のような存在といえましょう。

氏が指摘する『テレビの大罪』とは、7つじゃなくて8つ(の章が)あります。
(カトリックでいう「七つの大罪」はあとで触れます。)

1.「ウエスト58cm幻想」の大罪
→過度なダイエットによる拒食症での死亡や、不妊症などの増加。
2.「正義」とは被害者と一緒に騒ぐことではない
「被害者が神様」が新たな被害を生む
3.「命を大切に」報道が医療を潰す
→医療事故を過度に報道すること
4.元ヤンキーに教育を語らせる愚
→「ごくせん」などにみられる不良礼賛、まじめに勉強する価値観の否定
5.画面の中に「地方」は存在しない
→テレビの報道は東京目線ばかり
6.自殺報道が自殺をつくる
→興味本位の自殺報道が新たな自殺者を生み出す
7.高齢者は日本に存在しないという姿勢
→若者向けの低レベルな内容の番組が多すぎる
8.テレビを精神分析する
→白か黒か、善か悪かといった単純化の構図
(いずれも、同書P.6~8目次から引用)

極論もありますが、いかに「テレビ教」、「マスコミ教」に洗脳されているか、
よくわかります。
聖書の言葉を借りれば、テレビは、
ものの見えない案内人、あなたたちはぶよ一匹さえも漉して除くが、
らくだは飲み込んでいる。
(新約聖書 マタイによる福音書23:24新共同訳)といった偽善者といえましょう。

テレビ抜きの生活は考えにくいですが、
テレビで伝えられている情報を鵜呑みにしてはいけない、
たとえNHKであっても・・・
改めて、それを実感しました。
情報リテラシーを考える好著です。
ぜひご一読を!

ところで、カトリックでは、「7つの大罪」というのがあります。
怠惰、嫉妬、大食、貪欲、色欲、激怒、傲慢です。
2008年には、ヴァチカンが、「新たな7つの大罪」なるものを発表していました。
すなわち、
・遺伝子改造
・人体実験
・環境汚染
・社会的不公正
・人を貧乏にさせる事
・鼻持ちならない程金持ちになる事
・麻薬中毒
とのことです。
日本人なら誰しも知らず知らず、このうちの3つぐらいは該当しますね・・・

テレビの大罪 (新潮新書)

テレビの大罪 (新潮新書)

著者:和田 秀樹

テレビの大罪 (新潮新書)

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