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2010年4月17日 (土)

NHK・世界遺産への招待状「親愛なるジュリエット様~ベローナ市街」 

イタリアのヴェローナで有名なもの、といえば、
ロミオとジュリエット」の舞台となったことと、
夏のアレーナ(古代ローマの円形闘技場)でのオペラです。
(NHKの番組では、「ベローナ」と表記されていますが、
ふつうは、「ヴェローナ」と表記されますので、
ヴェローナ」で統一します。
ただし、番組HPからの引用を除きます。)

土曜の朝、ふとテレビのチャンネルをまわしていると、
NHKの「世界遺産への招待状」(土曜朝9:25~9:55)が放送されていました。
以前、違う時間帯で放送されていた時、たまに観ていた番組の一つです。

今回の内容は、イタリアのヴェローナ市街についてでした。
残念ながら、アレーナのことはまったく出てきませんでしたが、
それを補って余りある内容でした。

ヴェローナと言えば、「ロミオとジュリエット」というのは、
冒頭でふれましたね。
そのジュリエットあてに、世界中から年間5千通もの手紙が届くそうです。
番組HPから引用します。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/invitation/archives/archive100417.html
このベローナでは不思議な現象が起きています。物語上の人物ジュリエットあてに世界中から年間5千通もの手紙が届くのです。ファンレターではありません。ほとんどすべてが自分の恋愛の悩みを相談するもの。いったいどういう悩みなのでしょうか、なぜジュリエットに相談するのでしょうか。

ジュリエットへの手紙は、ヨーロッパ各国のみならず、
日本や韓国などからも来ているそうです。
番組中でそのいくつかが紹介されていました。

フィンランドのサンタクロースあての手紙は聴いたことがありましたが、
ジュリエット宛ての手紙というのは、初耳でした。
しかも、ジュリエットへの手紙は、
市のボランティア「ジュリエットの秘書」から、
きちんと返信が送られる、というのには、
驚きとともに、感動を覚えました。

ヴェローナには、ジュリエットにちなむ観光名所がいくつかありますが、
そのうちの一つ、「ジュリエットの墓」とされるところに、
1930年代、切々と恋の悩みをつづった手紙を置いた人に対して、
教会の管理人が、返信をしたのが、
「ジュリエットへの手紙」とその返信のはじまりだそうです。
以来、市のボランティア事業として、ずっと続いているそうです。

番組の中では、
現代の「ロミオとジュリエット」たちの手紙がいくつか紹介されていました。
シリア人男性(イスラム教)とポーランド人女性(カトリック)の恋や、
人種、身分の違いに悩む人、愛する人との死別をつづった手紙など、
今も悲恋に苦しむ人が、世界中にたくさんいるのだなぁ・・・
と思わされました。

あと、番組では、イタリア人男性流のとてもロマンティックなプロポーズや、
2月のバレンタインデーのイベントの様子などが放映されていました。
番組HPでも、番組スタッフによる、イタリア流の恋愛について書かれていますので、
ぜひご覧ください(番組HPを再掲します。)。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/invitation/archives/archive100417.html

ジュリエットへの手紙」については、公式HPがあります。
英語のHPです。
http://www.julietclub.com/index_en.asp

イタリア・ヴェローナ市の公式観光HPは、以下です。
http://www.veronissima.com/

ロミオとジュリエット」といえば、シェイクスピアの原作と、
往年の名画がありますね。
ロミオとジュリエット」には、いろいろな訳が出ていますが、
私は、岩波文庫版で読みました。
みずみずしい訳だと思います。

ロミオとジューリエット (岩波文庫)


映画は2種類紹介しますね。

原作をきちんと映像化した、
往年の名画「ロミオとジュリエット」です。
テーマ曲が美しいですよね。

シェイクスピアのセリフと、現代のギャップの違和感が激しい、
ディカプリオ主演のも、結構おすすめです。
(ただし、ヴェローナには全然関係がありません。)

今回は、おまけとして、
シェイクスピアの詩を掲載します。
ソネット集」からの詩で、
岩波文庫の『イギリス名詩選』中、
最も好きな詩の一つです。
本の中では、原詩も掲載されていますが、
日本語訳のみを記載します。
ソネット集」は、
ロミオとジュリエット」と同時期の作品といわれています。


真心と真心との交わりに

        ウィリアム・シェイクスピア

真心と真心との交わりに、よけいな異議を
挟むのは慎んでもらいたい。相手の心が変わるにつれて
変わるような、相手の心が離れてゆくに従って
離れてゆくような、----そんな愛は愛ではない。

言語道断な話だ! 愛は、嵐にあってもびくともしない
まさに盤石不動の航路標なのだ。
愛は、大海をさすらう小舟にとってはまさに北極星、
高さは測りえても真価は測りしれないものなのだ。

愛は、「時間」に弄ばれる道化ではない----たとえ、
その曲がった鎌で薔薇色の唇や頬が台なしにされてもだ。
慌ただしく月日がたっても聊かも変わらず、世界の終焉の
間際まで毅然として堪えてゆくもの、それが愛なのだ。

もしこれが誤りで、私の考えが嘘だとしたら、----私は詩を
書かなかったも同然、この世に愛した者がいなかったも同然だ。
(平井正穂編・訳『イギリス名詩選』P.41~43より引用)


(追記)
ジュリエットからの手紙」という映画が公開され、既にDVD化されています。

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