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2010年4月12日 (月)

マンガでもいいから~読書のすすめ

先日紹介した、釧路市の学習塾、
明光義塾釧路愛国教室のブログで、
興味深い記事が掲載されています。
マンガすら読めない中学生
http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51537772.html

昔は、主に母親から、
「マンガばっかり読んでいないで、勉強しなさい!」
などと叱られることが多かったと思いますが
(私は残念ながら、経験がありませんが・・・)、
今や、マンガ「でも」読んでいるなら、マシといえましょう。
既に、子供「だから」、マンガが好きだろう、と思うのは、
間違いのようです。

子供たちに、いきなり夏目漱石とかを読ませるのは、
読書好きにするには逆効果ですね。
きちんと文章を読む習慣をつけるには、
マンガでもいいから、「自分の好きな本を読みなさい。」
と勧めるしかないでしょう。
それと、新聞を購読している家庭なら、
新聞を読ませることも大切です。

TOSS代表の向山洋一氏の著作の中で、
手塚治虫の『火の鳥』を子供たちに読むのを勧めた、
というのがあります。
(向山洋一著
教え方のプロ・向山洋一全集77 向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首
(明治図書)P.184~189)
確かに、『火の鳥』には、日本の歴史がたくさん出てきますね。
実に壮大な物語です。
向山洋一氏の同書から、当時担任していた児童の一人が書いた、
『火の鳥』の「効用」について抜粋して引用します。


「□中学で習う歴史は、「火の鳥」のおかげでとても楽しいものになった。
歴史上の人物はみな、「火の鳥」で登場したイメージでわたしの頭に浮かんできた。
卑弥呼について教わると、「黎明編」の気性の激しい老いた卑弥呼を思い出し、石舞台古墳の写真を見れば、「大和編」のオグナが生き埋めにされながらも最期までみなで歌い続けたことを考えた。壬申の乱に関して読めば、「太陽編」の頭の切れる大海人皇子や若さに苦しむ大友皇子が思い浮かんだ。
東大寺の大仏について習ったときには、仏師の茜丸や腕を切られた我王、権力を争う橘諸兄や吉備真備を思った。源氏と平家の戦いでは、「乱世編」のなかで少年牛若が残酷な源義経へと変わっていったことを考えた。
「火の鳥」はわたしに歴史の学習へのとっかかりを与えてくれたのだ。そのお蔭でわたしはどんどん歴史が好きになっていった。歴史上の人物は紙の上の存在としてではなく、精一杯に生きた人々としてとらえることができたし、歴史上の事件は様々な出来事が重なった末に起きたものだと認識することができた。そういうことは全て、「火の鳥」が教えてくれたことだった。」(同書P.187~188から引用)


私自身、中学校教師だった叔母が、歴史マンガや理科の学習マンガなどを、
大量にプレゼントしてくれたおかげで、
小学生、中学生ではほとんど歴史の勉強をしませんでした。
勉強しなくても、90点以上は楽勝でした。
ある人にとっては、暗記すべき無味乾燥な歴史が、
私にとっては、躍動感あるドラマとして展開されていたからです。

百人一首を通して、日本の古典文学に目を向けるなら、
2度にわたって紹介した、『ちはやふる』が絶対オススメです。
http://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-c190.html
http://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-53e4.html

その他、マンガとはいえ、教育効果が高いものはたくさんあると思います。
いずれにせよ、書店にいけば本があふれるほどあるのに、
まるで文盲のような生活をしている子がいる、というのは問題ですね。
きっかけが何であれ、読書習慣をつけさせるのは、教育上大切なことです。


向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首 (教え方のプロ・向山洋一全集 77)



向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首 (教え方のプロ・向山洋一全集 77)


著者:向山 洋一




向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首 (教え方のプロ・向山洋一全集 77)

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