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2010年4月28日 (水)

大林宣彦監督の映画~尾道三部作(特に「さびしんぼう」)と「ふたり」、「あした」

1980年代、年に1度はテレビで「転校生」が放映されていました。
小・中学生のとき、大好きな映画の一つだったので、
必ずといっていいほど、楽しみに観ていました。
大林宣彦監督の「転校生」、
時をかける少女」、「さびしんぼう」は、
尾道三部作」として有名ですね。
ただ、再放送の回数で言えば、「転校生」に比べると、
他の2作は地味な取り上げられ方だったと思います。
時代は変わって、今や「転校生」が地上波で放映されることはなくなりましたね。
時をかける少女」は、アニメ版がすごく人気ですし(私も好きです。)、
最近もまた映画化されるなどの関係で(?)、
NHKBS2でたしか去年、放映されていました。
私は少しだけ観て、「なつかしいなぁ・・・でも古過ぎ・・・」で、終りでした。

転校生

時をかける少女

さびしんぼう

時をかける少女(アニメ版)

今回、ちょっと気が向いて、尾道三部作の最後である、
さびしんぼう」をDVDで改めて観ました。
映像の古さは否めないものの、
特に後半の抒情性、台詞の秀逸さには感動しました。
前半の下ネタ過剰、悪ふざけは感心しないものの、
後半の、特に富田靖子さんの清純さは観る価値があります。
(余談ですが、「清純な女子高生」というのは、死語に近い気がします。)
いつもお経ばかり唱えて、普通の会話がなかった父(小林稔侍さんの役)が、
ここぞ、という時に、心に響くセリフを語るところや、
脇役たちの演技がすばらしかったです。
(主役よりも、脇役たちの方が、やはり演技に味がありました。)
あの黒澤明監督も激賞した、というだけの価値があります。

この映画の隠れた主役は、
なんといっても、ショパンの「別れの曲」でしょう。
いろいろと変形されたり、変な歌詞をつけられたりもされていますが、
主人公の愛のライトモチーフとして、見事に機能していました。
そこが、映画全体を甘美なものとしています。

映画を観ながら、自分の過ぎ去った青春の日々を思い出し、
映画の感銘とは別に、涙がこぼれそうになりました。

テレビで観たときは、エンディングで富田靖子さんが、
別れの曲」に歌詞をつけたものを歌っていましたが、
DVD版では、歌なしの版と、従来のエンディングどちらも選ぶことができます。
私は、監督が望む、歌なしの版で今回は観ました。

大林宣彦監督の作品では、
ふたり」と「あした」も好きです。
特に「ふたり」は、映画を観てから、原作を買って読んだほどです。
幽霊の話、というのは、仕掛けに過ぎず、
少女の成長、がメインテーマですね。
家族の不幸(姉の死、母の病気、父の単身赴任と浮気)などを乗り越えて、
少しずつ、主人公が大人へと成長していく姿が感動的です。
久石譲さんによる映画主題歌「草の想い」が、
映画をさらに豊かに彩っています。
大林宣彦監督の作品では、一番好きです。
ただ、Amazonで調べると、今はDVDが販売中止なのですね・・・

ふたり

あした


ふたり」は原作もオススメです。
赤川次郎さんの作品を読んだのは、
この「ふたり」が最初で最後かもしれません。
私は基本的に、推理小説を読みませんので・・・
30代になってから読みましたが、とても感動しました。

映画を観て、いつか尾道市に行ってみたい、と思っていますが、
まだ残念ながら、機会がありません。
映画に出てきた、坂の風景や海の景色を、
ぜひこの目で見、肌で感じたいものです。
尾道観光協会のHPは、以下です。
http://www.ononavi.jp/index.html

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