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2009年12月 1日 (火)

『のだめカンタービレ』最終巻

ついに、というか、ようやく、というのか・・・
とても大好きなマンガのひとつである、
『のだめカンタービレ』の最終巻(23巻)が出てしまいました。

さっそく読んだところ、いい意味で、期待を裏切ってくれました。
たぶん、多くの読者は、
のだめちゃんと真一君が協奏曲で共演して終わる、
と予想していたのではないでしょうか。少なくともわたしはそうでした。
それこそ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の最終楽章みたいな、
「感動のフィナーレ」という終わり方になるのかな、と予想していました。

ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、
音楽で言えば、ディミヌエンド(だんだん弱く)で終わるような感じでした。
具体的な曲でたとえれば、
ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」の終楽章とか、
あるいはホルストの組曲「惑星」の最後、「海王星」の最後、
みたいなものでしょうか・・・
5年後ぐらいに、なんとなく続編が作られるような展開のようにも思えます。
1巻と最終巻が、ロンドのような構造になっているのでしょうか・・・

『のだめカンタービレ』は、いろいろな意味で、すばらしい作品でした。
この作品が有名になり、人気が出てから、
かつてはマイナー・高級・高尚・退屈みたいなイメージで見られる事が多かった、
クラシック音楽というジャンルが注目されました。
(正直に言って、以前はクラシック音楽を聴くのが趣味だ、というと、
それだけで敬遠されることが多かったです。特に職場ではそうでした。)
クラシック音楽は、ついに、一般的な人でも楽しめる存在となりました。

作品の中で紹介された曲は、
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」とか、
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」や、
ベートーヴェンの「交響曲第7番」といった比較的有名な曲から、
バルトークの「舞踏組曲」や武満徹の曲まで、
クラシック音楽初心者からマニアまで満足できるような選曲だったと思います。

また、知られざる名曲も多かったと思います。
私は、エルガーのヴァイオリン・ソナタを、「のだめ」を読んで初めて知りました。
一時期その曲にすごくハマっていたこともあります。
また、リストのピアノ曲「波を渡るパオラの聖フランシス」も、
作品の中で紹介されたので、初めて聴いて、感動した曲です。
作品中に出てくる曲の中には、タワーレコードに行っても、
CDがない(存在しない・出ていない?)、という曲さえありました。
楽しみながら、いろいろと勉強になりました。

1~5巻ぐらいまでが、コメディとして、とても面白いですが、
それ以降は、特にウケをねらわなくても、
「演奏する」という行為そのものが、作品の面白さを引き立てていました。

ドラマとアニメもすばらしかったと思います。
(まだ公開されていないものもありますが・・・とりあえず、今までの部分では。)
マンガでも、十分に、音が響いてきましたが、
それを映像化すると、より具体的になります。
特にアニメは、絶賛に値すると思いました。

マンガが終わるのは名残惜しいですが、
「アンコール」を期待して・・・
ブラボー!!!二ノ宮先生!


のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)



のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)


著者:二ノ宮 知子




のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)

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