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2009年10月25日 (日)

『フルーツバスケット』と「慰めの子」

先日、暇つぶしに、nifty動画で、
アニメ『フルーツバスケット』第1話を見ました。
(第1話が無料だったので。)

このアニメは2001年の放送でしたが、
放送当時は全然知りませんでした。
その後、何年かたってから、
ある人から、原作のマンガをすすめられ、
確か、1巻は買って読んだのですが、
全然物語に共感できませんでした。
絵があまり好きではなかったし、
何よりも、設定(※後述)があまりに荒唐無稽だと思ったからでした。
その後、手放してしまいました。
当然、アニメを見るつもりもありませんでした。

それから月日が経ち、
再びこの作品に、マンガからではなく、
アニメから、なんとなく挑戦してみたわけです。

どうも、オープニングとエンディングは、あまり好きになれません。
(なんとなく、薄気味悪い感じがします。
異空間から漂ってくる音楽、という印象です。
ファンの方には、誠に申し訳ないですが・・・)
キャラのデザイン(特に、主人公の透)も、あまり好きではありません。
(原作の方が、かわいいと思います。アニメ版は、ちょっと昆虫的な感じです。)
声優さんも、一部疑問がありました。
(ただし、1話目のみ。)
しかし、それにもかかわらず、今回はなぜか、2話以降も見てみたい、
と思いました。

それで、さっそく、レンタルビデオ店で
(有料の動画配信よりも、安かったからです。)、
DVD2巻(第3~5話)を借りて見ました。
第3~5話を見ながら、何回か、涙が出ました。
荒唐無稽な設定(十二支の呪いにより、異性に抱きつかれると、
動物に変身してしまうこと)も、今回は、違和感なく受け入れることができました。
というのも、動物への変身、という設定を、「過去の触れられたくない経験」とか、
「心の傷」などのメタファーとしてとらえてみることができたからです。

主人公・透は、
とてもつらい経験(母の事故死、ホームレス経験等)があるのにもかかわらず、
動物への変身という重い秘密を抱える草摩家の人たちを、奇異の目で見ることなく、
そのありのままを受け入れます。
また、どんなつらいことがあっても、天真爛漫に、
明るく前向きに生きていく主人公の姿に、
草摩家の面々も、少しずつ、心を開いていきます。

考えてみると、私たちの中にも、「触れたくない過去」や「心の傷」というのは、
いろいろとあるはずです。
表向きは、どんなに取り繕っても、
消しがたい、癒しがたいものが心に一つ二つは必ずあるものです。
それを暴かれたりしたら、私たちの心は、ネガティブに「変身」します。
そういうときに、あるがままの自分を、
そのまま受け入れてくれる人がいれば、
「傷」そのものは消えないものの、
「傷」の見方は変わるかもしれません。
いや、確かに、生きる力が新たに与えられます。
聖書の中のこの言葉を思い出します:
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。
(新約聖書 ローマの信徒への手紙12:15新共同訳)

聖書の中で、すばらしいあだ名をつけられた人がいます。
新約聖書 使徒言行録(使徒行伝)4章から登場する、
使徒バルナバです。
「バルナバ」とは、「慰めの子」という意味です(使徒4:36に説明あり)。
彼は、使徒4:36で本名の「ヨセフ」が1回出てくる以外は、
すべて「バルナバ」が使われています。
あだ名が、いつの間にか、本当の名になってしまったわけです。

『フルーツバスケット』の主人公も、まさに「慰めの子」として描かれています。
(アニメ版は、原作よりも、重みがあると思います。)
私たちも、誰かにとって、そういう存在として神様に用いられたら、幸いです。

「バルナバ、すなわち『慰めの子』という名は(使徒行伝4:26)、
すべてのキリスト者がかならず持っていなければならない美しい名である。
キリスト者のもとでは、つねに慰めがえられなければならない。
しかし、たいていの信者に接しても、
彼らが慰めの力をゆたかに持っているとは感じられないし、
またたえずあらゆる手立てをつくしてその力を求めて、
完全に満足すべき域に到達しようと努力しているとも感じられない。
これこそ、世間の人たちが彼らを非難する点であり、
それは全く当然である。
とりわけすぐれた人びとにも、
亡くなった時にあまり惜まれない点がかなり多いのにくらべて、
かえってごく単純な人で非常に残念がられることがある。
その理由は、後者が慰めの子であって、
彼らに接するときつねに心の『平和』が得られたのに反して、
前者はそうではなかったからである。」
(ヒルティ著『眠られぬ夜のために』第一部P.73~74岩波文庫版より引用)
(※下線部は原著では傍点)

ところで、原作のマンガは、全23巻で、アニメ版は、全26話です。
かなりの長丁場ですね。
マンガ・アニメとも全部読む・見るかは、まだまだこれからです。
(既にマンガは、1~3巻まで読破しましたが・・・)
結構少女マンガ好きなこの私のありのままも、
そのまま受け入れてくださるなら幸いです。


フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)



フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)


著者:高屋 奈月




フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)

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