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2009年10月 5日 (月)

干しいちじく

味わい、見よ、主の恵み深さを。
(旧約聖書 詩編34:9新共同訳)

先日、イスラエルの風土などを紹介した映画の上映会に、
妻と一緒に行きました。
映画が終わって、帰ろうとすると、
「お茶飲んでいきませんか?」と声をかけられました。
飲み物と共に、そこには、聖書に出てくる、
さまざまな果物(ただし、ドライフルーツが多かったです。)や、
ナッツ類・オリーブなどが並べられていました。
私と妻は、何種類か試食しました。
その中で、特においしかったのが、干しいちじくでした。

いちじく、というと、小さい頃は、
「イチジク浣腸」というイメージしかなかったです。
(ゴメンナサイ・・・)
スーパーで生のものをたまに見かけますが、
買いたい、と思ったことはありませんでした。
いちじくのジャムは、食べたことがありましたけど。
(手に入れやすいのは、アヲハタのジャムです。)

干しいちじくを食べるのは、その時が初めてでした。
(実のところ、生のいちじくも、その時には、
食べたことがありませんでした。
今日、妻とケーキ店に行った際、初めて、
生のいちじくも食べることができました。
珍しい、いちじくとみかんが上にのっているケーキでした。)
そのあまりのおいしさ、甘さに、大変感動しました。
思わず、ついつい、もう1個いただいてしまいました。

その映画の中では、冒頭に掲げた、
味わい、見よ、主の恵み深さを。」の、
元のヘブライ語が紹介されていました。
目だけでなく、舌までもが、
イスラエルと聖書の世界に引き込まれてしまいました。
(抽象的に、
聖書の中に出てくる「いちじく」とか「ぶどう」を考えるよりも、
実際に、味わってみると、理解が早い場合も多いですよ。)

強烈な印象を残した味だったので、忘れがたく、
先日、輸入食材店で、干しいちじくを探してみました。
イラン産やトルコ産のがありました。
トルコ産は、「無添加」と書いてあったので、それを迷わず買いました。
400円程度でした。結構おいしいですよ。
もし、機会があれば、
ぜひ一度食べてみることをおすすめします。
(ただ、味は、といえば、最初に食べたものの方が、
断然おいしかったです。)

干しいちじくを食べて、活性化した(?)私の頭は、
聖書の中で、「いちじく」という語が登場する、
様々な場面を思いめぐらせました。

今回、この文章を書くにあたり、改めて聖書をいろいろと調べてみました。
すぐ、創世記やヨハネ福音書、
雅歌、ヨハネ黙示録のところなどを思い浮かべました。
また、インターネットでも検索してみました。
ある人によると、聖書の中で「いちじく」は、67回出てくるそうです。
(植物の名前で一番多いのは、「ぶどう」だそうです。
なんと391回!
次が、「杉」で、70回。
「いちじく」は第3位です。)
さすがに、「いちじく」が出てくるすべての箇所を読み返すことはしませんでしたが、
記憶に残るところ何箇所かを読んでみました。

新共同訳聖書で、植物の具体名が初めて出てくるのが、
いちじくです。
(※「いのちの木」等は含まれません。)
二人(注:アダムとエバ)の目は開け、自分たちが裸であることを知り、
二人はいちじくの葉をつづり合わせ、
腰を覆うものとした。」(旧約聖書 創世記3:7新共同訳)
なんと、いちじくは、聖書最終巻の「ヨハネの黙示録」にも登場します。
(引用はしませんが、ヨハネの黙示録6:13にあります。下記参照。)
また、癒しのために、干しいちじくが用いられたこともあります。
(→イザヤ書38:21、列王記Ⅱ20:7)

そのほか、重要な箇所としては、
・列王記Ⅰ4:25(繁栄と平和)
〈※新改訳、口語訳、文語訳、現代訳では4:25ですが、
新共同訳、バルバロ訳では、5:5です。〉
・エレミヤ書24章(義人と悪人)
・ホセア書9:10(イスラエルの先祖)
・マタイ21:19(不毛な宗教)
・マタイ24:32~33(キリストの再臨)
・ルカ13:6~9(ユダヤ国民)
・黙示録6:13(最後のさばき)
※( )内は、チェーン式新改訳の付録、巻末索引によります。
チェーン式新改訳では、上記7箇所だけが索引で取り上げられていました。

いちじくは、「幸福、平和、豊かさ」の象徴だったようです。
参考になるサイトを紹介しますね。
「聖書の中のいちじく
(いちじく栽培とソフトドライイチジク日記~いちじく農家の日々)」
http://itijikusanshu.blog26.fc2.com/blog-entry-58.html
※「いちじく」が出てくる主な聖書箇所が載っています。

「聖書植物園 イチジク(西南学院大学のHP内)」
http://www.seinan-gu.ac.jp/shokubutsu/shokubutsu/43.html
※日本のスーパー等で売られているいちじくの形と、少し違いますね。

聖書の中の「いちじく」が出てくる箇所で、
私が好きなのは、次のところです。
恋人よ、美しいひとよ
さあ、立って、出ておいで。
ごらん、冬は去り、雨の季節は終った。
花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。
この里にも山鳩の声が聞こえる。
いちじくの実は熟し、ぶどうの花は香る。
恋人よ、美しいひとよ
さあ、立って出ておいで。
(旧約聖書 雅歌2:10~13新共同訳)

いつも、主の御前に実を結んでいる、
良いいちじくのような歩みをしたいものですね。
いちじくの木から教えを学びなさい。
枝が柔らかくなり、葉が伸びると、
夏の近づいたことが分かる。
(新約聖書 マタイによる福音書24:32新共同訳)

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