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2009年10月14日 (水)

『サウンド・オブ・ミュージック』②~原作

『サウンド・オブ・ミュージック』シリーズ第2回目です。

前回は、原作に基づくアニメ「トラップ一家物語」を紹介しました。
今回は、原作そのものを紹介します。

アニメ「トラップ一家物語」の第10話に、
ヴァイオリンのエピソードが出てきます。
(結構感動しました。)
このエピソードは、原作(オーストリア編)にあるのかどうか、
念のため、原作を読んで調べてみました。
すると、確かにありました(アニメ版は、若干脚色が加えられていますが)。
調べるだけ、と思っていたら、ついつい、
結局オーストリア編を全部読んでしまいました。
これで読むのは3度目ですが、また新たな感動を覚えました。


サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection)



サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection)


著者:マリア・フォン・トラップ




サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection)

サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

著者:マリア・フォン・トラップ

サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

『サウンド・オブ・ミュージック』に原作があるらしい、というのは、
以前から知っていましたが、つい5、6年前までは、
読んだことがなかったです。
以前、たまたま図書館の児童書コーナーをぶらぶら見ていたときに、
この本を発見しました。
なんと、映画の続き(映画は、一家がオーストリアを脱出する場面で終っています)、
すなわち、一家がオーストリアを脱出した後、どうなったか、
というのが書かれていました。
さっそく、大きな書店で、この2冊を入手して、
一気に読みふけりました。

「事実は小説よりも奇なり。」という名言がありますが、
まさにトラップ一家の物語においても、あてはまります。

原作は、日本では2冊に分かれています。
映画の原作になった、オーストリア編と、
映画のその後を描くアメリカ編です。
どちらかというと、第2部のアメリカ編の方が、興味深かったです。
ヨーロッパでは有名人となっていたトラップ一家が、
亡命先のアメリカでは、まったく0から生活を築きあげ、
ついに、アメリカ市民権を手に入れ、
バーモント州のストウに、
「トラップ・ファミリー・ロッジ」の基礎を築くまで
(と、トラップ男爵の死)を描いています。
オーストリア編においても、銀行の破産や亡命など、
幾多の困難がありますが、
アメリカ編ではそれ以上の様々な困難があります。
しかし、一家の愛と信仰、そして音楽が、
困難を乗り越える力になりました。

「信仰とは?」といった抽象的な内容の本よりも、
本書のような、
生き生きとした具体的な信仰の姿を示すほうが、
信仰入門としておすすめできるのでは、と思います。
著者の深い信仰に基づく楽天的な生き方は、まさに絶賛に値します。

今回、改めてオーストリア編を読み返し、
とても感動した言葉がありました。
神の御心に『なぜ』はない。
ちょうど、5章のタイトルにもなっています。
映画の中で、
有名な「♪すべての山に登れ」が歌われるシーンがありますね。
主人公マリアが、神様の御心が何であるか、迷い、
修道院長に助言を求める場面です。
原作においては、マリアは、もう少しで修道院に戻る日が近づく中、
突然、トラップ男爵からプロポーズを受け、とまどい、
「神様の御心を求めるため」、修道院に戻ります。
そして、修道院長から示された神様の御心とは、
トラップ男爵と結婚することでした。
そのところに、先にあげた「神の御心に『なぜ』はない。」が出てきます。
この言葉、実は、修道院長のはめていた指輪に刻まれていたものでした。
原作でも、この場面は、とても感動的なところです。

祈るとき、「神様、なぜ(Why)?」と祈っても、
まず、答えはありません。
(参考「人よ、神に口答えするとは、あなたは何者か。
造られた物が造った者に、
『どうしてわたしをこのように造ったのか』と言えるでしょうか。
(新約聖書 ローマの信徒への手紙9:20新共同訳))
起きたことは、神様のご意思と受け止め、
その上で、これからどうすべきか(「いかに(How)?」)、ということであるならば、
きっと、神様は何らかの形で、応えてくださり、新たな道を示されるはずです。

数年前、NHKBSで、実際のトラップ一家で、
現在存命の方々を取材した番組が放送されていました。
これは実に興味深いものでした。
トラップ一家は、アメリカに移住後、ヴァーモント州ストウに、
「トラップ・ファミリー・ロッジ」を開きました。
いつか機会があったら、ぜひ行ってみたいところの一つです。
(トラップ・ファミリー・ロッジの公式ホームページは以下です。)
http://www.trappfamily.com/

実際の、トラップ・ファミリーシンガーズの歌声は、以下で少し聴くことができます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1479298

http://www.youtube.com/watch?v=mLLtRTQ9QEk
(有名なコラール「血潮したたる」を歌っています。
トラップ・ファミリー・シンガーズの実際の姿は、
今日の、古楽演奏の先駆者的存在だったのでは、と思います。)

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